24 / 190
一年生
遺書
しおりを挟む
あなたは、考えたこと、あるだろうか?
自分が死んだ時のこと。
この創作の題名は…そう、遺書としよう。
エンディングノートでもなんでも良かった。
しかし、言葉としては、それが1番相応しいのかもしれない。
人は死んだ後、どうなるのか?
想像しただけでも怖い。意識はそこに残り続けるのか、消えてなくなってしまうのか。
そうして、先の世界とされる天国と地獄という場所。
それは存在しているのか?
けれども、僕は、この考えることのできる頭さえあれば、どんな世界でも必ず天国にできると信じている。
それは創作という力。人から共有したもの、新しく作り出した自分だけのそれを考え続ければ、その恐怖から逃れることが出来る。
創作とは、何か外部の特別なものが必要とはならず、自分の頭と少しの経験さえあれば、無限の創作をつくりだすことができる。
現実逃避とも言えるが、人はいつも目を逸らそうとする。
仕事、勉強、どんなことにおいても、避けては通れない、死という現実を。
だからこそ、僕は肯定する。現実逃避を。
地獄に居るのならば、今までの楽しいことを振り返って、今のことを忘れてしまう程のめり込む。
そして、意識があり続けても、創作をする限り、苦しみは永遠には続かない。
創作とは、多くの人を救い、多くの人を望んだ世界へと誘う。
何か特別な道具が必要ではなく、想像さえできれば、この楽しい時間を永遠に創り出すことができる。
僕はどんな時でも、創作し続けよう。
そして、僕が居なくなった後の世界。
どう考えているだろう?
悲しんでいて欲しい、覚えていて欲しいなど色々あるだろう。
しかし、僕は覚えている必要はないと考える。
誰かで自分の人生を埋めつくしてしまうのは、外の世界が苦しいものに変わってしまう。
相手がどうであろうと、囚われすぎず、自分の心躍る何かに頑張って欲しい。
しかし、囚われてしまうこともあるだろう。
僕はそんな時も、創作をする。
創作をしている間は、誰でも、自分のそばに居てくれる。
誰かがかける事はなく、本当に居たい人、本当に楽しい時を永遠に感じていられるもの…それが創作。
これによって、自分はいつも救われていた。
そして、悲しむ人は居るかどうか、僕はそれは要らないと思う。
本当に相手のことを思うのなら、悲しんでいる姿は見たくはないはずだ。
悲しい気持ちになれば、自分も悲しくなる。
それなら、楽しんでいる姿を望むことこそ、本当に思いやることではないだろうか?
多くのことで、人は、自分のことを考えすぎている。
そんなことよりも、残った人。それは、頑張って生きていかなければいけない。
なら、その先の未来が幸せであること、それを望んで居なくなるとしようじゃないか。
これが僕の遺書。
また人生を歩んでいく最中、変えるかもしれない。
創作とは、時を重ねるにつれ、とても強くなっていくのがそれであるから。
僕は変えていく。
そう思った時、近くにあったノートがパラパラとめくれていった。
───────
もうそろそろ僕はこの世を去らなければいけない。
男には、それが分かった。
いつになるかは分からない。
けれども、自分の心がそれを告げていること。
それだけは分かった。
この世に未練なく、最後まで何かをするには、どうしたらいいか。
昔は、プロのスポーツ選手になる、有名人になるなどとても分をわきまえない夢を抱いたものだ。
しかし、達成した後のこと、それを考えると本当にそれがいいものなのか…。
分からなくなってくる。
最後の時でさえ、その答えは分からなかった。
けれども、今まで続けていたもの。
それは変わらずあった。
ノートをつけること。
昔書いたこと、それを振り返ってみると、こんな事を考えていたのかと懐かしく思って、あの日のことが浮かんでくる。
今では、ものは違えど、変わらないものがあった。
今日もそれを書く。
誰かの葬式、それを悲しむ人は数少ない人。
皮肉なことに、その最中、笑顔だったり、楽しく生きている人も多い。
全く関係ない誰か、その不幸を何も思わないかのように、人は楽しく生きようとする。
けれども、それでいい。
苦しみは広がる。
けれども、それと同時に、楽しいこと、幸せも広がる。
僕はそれを知っていた。
だから、悲しむことはない。
精一杯、今を楽しく生きることこそ、みんな、そして、誰かを幸せにすること。
僕はそっとそれを書くと目を閉じた。
明日は目を覚ますかどうか分からない。
けれども、今日はゆっくりと眠れる気がした
────────
自分が死んだ時のこと。
この創作の題名は…そう、遺書としよう。
エンディングノートでもなんでも良かった。
しかし、言葉としては、それが1番相応しいのかもしれない。
人は死んだ後、どうなるのか?
想像しただけでも怖い。意識はそこに残り続けるのか、消えてなくなってしまうのか。
そうして、先の世界とされる天国と地獄という場所。
それは存在しているのか?
けれども、僕は、この考えることのできる頭さえあれば、どんな世界でも必ず天国にできると信じている。
それは創作という力。人から共有したもの、新しく作り出した自分だけのそれを考え続ければ、その恐怖から逃れることが出来る。
創作とは、何か外部の特別なものが必要とはならず、自分の頭と少しの経験さえあれば、無限の創作をつくりだすことができる。
現実逃避とも言えるが、人はいつも目を逸らそうとする。
仕事、勉強、どんなことにおいても、避けては通れない、死という現実を。
だからこそ、僕は肯定する。現実逃避を。
地獄に居るのならば、今までの楽しいことを振り返って、今のことを忘れてしまう程のめり込む。
そして、意識があり続けても、創作をする限り、苦しみは永遠には続かない。
創作とは、多くの人を救い、多くの人を望んだ世界へと誘う。
何か特別な道具が必要ではなく、想像さえできれば、この楽しい時間を永遠に創り出すことができる。
僕はどんな時でも、創作し続けよう。
そして、僕が居なくなった後の世界。
どう考えているだろう?
悲しんでいて欲しい、覚えていて欲しいなど色々あるだろう。
しかし、僕は覚えている必要はないと考える。
誰かで自分の人生を埋めつくしてしまうのは、外の世界が苦しいものに変わってしまう。
相手がどうであろうと、囚われすぎず、自分の心躍る何かに頑張って欲しい。
しかし、囚われてしまうこともあるだろう。
僕はそんな時も、創作をする。
創作をしている間は、誰でも、自分のそばに居てくれる。
誰かがかける事はなく、本当に居たい人、本当に楽しい時を永遠に感じていられるもの…それが創作。
これによって、自分はいつも救われていた。
そして、悲しむ人は居るかどうか、僕はそれは要らないと思う。
本当に相手のことを思うのなら、悲しんでいる姿は見たくはないはずだ。
悲しい気持ちになれば、自分も悲しくなる。
それなら、楽しんでいる姿を望むことこそ、本当に思いやることではないだろうか?
多くのことで、人は、自分のことを考えすぎている。
そんなことよりも、残った人。それは、頑張って生きていかなければいけない。
なら、その先の未来が幸せであること、それを望んで居なくなるとしようじゃないか。
これが僕の遺書。
また人生を歩んでいく最中、変えるかもしれない。
創作とは、時を重ねるにつれ、とても強くなっていくのがそれであるから。
僕は変えていく。
そう思った時、近くにあったノートがパラパラとめくれていった。
───────
もうそろそろ僕はこの世を去らなければいけない。
男には、それが分かった。
いつになるかは分からない。
けれども、自分の心がそれを告げていること。
それだけは分かった。
この世に未練なく、最後まで何かをするには、どうしたらいいか。
昔は、プロのスポーツ選手になる、有名人になるなどとても分をわきまえない夢を抱いたものだ。
しかし、達成した後のこと、それを考えると本当にそれがいいものなのか…。
分からなくなってくる。
最後の時でさえ、その答えは分からなかった。
けれども、今まで続けていたもの。
それは変わらずあった。
ノートをつけること。
昔書いたこと、それを振り返ってみると、こんな事を考えていたのかと懐かしく思って、あの日のことが浮かんでくる。
今では、ものは違えど、変わらないものがあった。
今日もそれを書く。
誰かの葬式、それを悲しむ人は数少ない人。
皮肉なことに、その最中、笑顔だったり、楽しく生きている人も多い。
全く関係ない誰か、その不幸を何も思わないかのように、人は楽しく生きようとする。
けれども、それでいい。
苦しみは広がる。
けれども、それと同時に、楽しいこと、幸せも広がる。
僕はそれを知っていた。
だから、悲しむことはない。
精一杯、今を楽しく生きることこそ、みんな、そして、誰かを幸せにすること。
僕はそっとそれを書くと目を閉じた。
明日は目を覚ますかどうか分からない。
けれども、今日はゆっくりと眠れる気がした
────────
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
慈愛と復讐の間
レクフル
ファンタジー
とある国に二人の赤子が生まれた。
一人は慈愛の女神の生まれ変わりとされ、一人は復讐の女神の生まれ変わりとされた。
慈愛の女神の生まれ変わりがこの世に生を得た時、必ず復讐の女神の生まれ変わりは生を得る。この二人は対となっているが、決して相容れるものではない。
これは古より語り継がれている伝承であり、慈愛の女神の加護を得た者は絶大なる力を手にするのだと言う。
だが慈愛の女神の生まれ変わりとして生を亨けた娘が、別の赤子と取り換えられてしまった。
大切に育てられる筈の慈愛の女神の生まれ変わりの娘は、母親から虐げられながらも懸命に生きようとしていた。
そんな中、森で出会った迷い人の王子と娘は、互いにそれと知らずに想い合い、数奇な運命を歩んで行くこととなる。
そして、変わりに育てられた赤子は大切に育てられていたが、その暴虐ぶりは日をまして酷くなっていく。
慈愛に満ちた娘と復讐に駆られた娘に翻弄されながら、王子はあの日出会った想い人を探し続ける。
想い合う二人の運命は絡み合うことができるのか。その存在に気づくことができるのか……
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる