思想学部

ケーキ

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一年生

今までそして未来

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僕の名前は間。

高校生になって、今まで色々なことがあった。

4月からもう2~3ヶ月経つ。

入学当初は、普通で居たいなと思っていたが、いつの間にか、普通じゃなさそうな今をとても楽しんでいる。

面白そうな絵本にも出会えた。

それも、これもすすむくんや、思想学部に感謝。

家にかえって読むのが楽しみだ。

しかし、問題はまだいくつか残っている。

賞状のことなど、他にも沢山。

どうしたものかな。

そう思いながら、心の中では嬉しさがあった。

ところで、最近、生徒会選挙があった。

僕には関係ないだろうと思いつつも、言っていることなど考慮に入れて投票する。

2年生の人とは殆ど関わらないからな…。

部活でも、3年生1人に1年生5人で構成されていた。

「みんなおはよう。」

そう言って、部活に向かうと、みんなは揃っていた。

相変わらず、みんなめちゃはやい。

「間くん、おはよう。」

すすむくんが歩み寄ってくる。

「賞状貰うんだよね!おめでとう。」

「ありがとう。そんな凄いことは何もしてないんだけどね」

そうして、色々話したりしてる内に部活が終わった。

そして、また放課後、みんなは部室に集まった。

「授業終わった!」

そう言って伸びをするおとねさん。

「これから部活!」

よしと言いながら、すすむくんは皆の前にたった。

「そういえば、色々行事とかあったけど、最近は何も無いから、部活も特にしてないね」

僕がそう言うと「そうかな…」とすすむくんは考えている。

思想学部と言う、何をするか曖昧な部活動。仕方ないところもあるのかもしれない。

そう思いつつも、部活動としてどうなの?と思う心もあった。

「じゃあ!久しぶりに、みんなの考えた思想を叶えたり深めたりしよう!」

すすむくんは意気揚々と言う。

そうして、しずくさんの方へ行った。

「しずくさんの思想は?」

そういえばまだ聞いてなかった。

僕は興味深く、2人の様子をみる。

「思想って何?」

根本的なことを教えてなかったらしい。

「目標でもいいんだ。自由な考えこそ思想…!」

彼は目をキラキラさせながら言った。

「じゃあね…」

「仲のいい人が作りたいとかどうかな?」

しずくは笑顔ですすむくんを見た。

すすむくんは少し顔が赤くなって小さな声で、しずくさんに何か話す。

彼女は「どうして…?」と首を傾げていた。

ところで、みちかさんは顧問の先生と一緒に居る。

理由は分からないが、前から何か話していた。

「私も昔、表彰されたことがある。」

「そうだったんですね。」

「あぁ。そういちって男と走って勝ったんだ。それが表彰に繋がった。」

「そういちさん…?」

「あぁ、俺がライバル意識を持っていた男だ。」

みちかさんはそれにそっと微笑む。

「しかし、後で表彰が嬉しくなくなったよ。」

「どうしてですか?」

「あいつは怪我してたんだ。だから、早く走れなかった。」

「怪我をされてたんですね…」

「あぁ、普通に走っても私が勝っていただろうが、今回のは勝ちでないと思ってな。」

「討論部で何度も挑戦したが、結局、勝てなかった。」

顧問の先生は自虐するように言った。

「この敗来って名前のようだな。敗北がやってくる。

その通りじゃないか。」

ふっとわらう。

みちかさんはそっと「大丈夫だと思います」と言った。

「ところで、すすむ。あいつ、そういちに似てるな。

思想学部も、あの時の討論部みたいだ。」

「そうなんですか?」

「あぁ。あいつも行動力があって、面白いやつだったよ。」

顧問は時間を見た。

「沢山話して悪いな。もう部活動終わりの時間だ。」

「大丈夫です。教えてくださってありがとうございます。」

彼女はそう言って微笑んだ

おとねさんとしずくさんが仲良く話している。

同じクラスというのもあってか、親交が増えてきたらしい。

「おとねちゃんが居てくれて良かった!優しくてとってもいい人だし!」

「しずくちゃんありがとう!嬉しい!」

「こちらこそ、守ってくれてありがとう!」

2人はふわふわした笑顔で見つめ合います。

「ところで、休み時間とか元気なかったね」

おとねのそれに、「なんでもないよ!」と言いました。

しずくの笑顔に何も聞けなくなったのです。

───────

そして、午後の部活が終わりました。

人の少ない体育館の裏で、しずくは誰かを待っていました。

そして、「しずくさんありがとう」と誰かがやってきます。

「すすむくん!」

しずくさんは彼の方を向きました。

「私になんの用…?」

困った表情で、すすむくんを見つめます。

「実はね、ずっと前から君のことが好きだったんだ!

だから、僕と付き合って欲しい!」
    
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