思想学部

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ニ年生

過去物語❸

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あなたの名前は美しいものに目を向けて、それを愛する。

美愛(みお)。

これは私の物語。

子供の頃、おじいちゃんが沢山のぬいぐるみをくれました。

とっても嬉しくて、素敵な空間。

ある日、お父さんやお母さんがぬいぐるみを、他の人にあげるって言いました。

私は「どうしてなの?」とお母さんを見つめます

「可愛い人形さんや、ぬいぐるみさんをあげたら、みんな幸せになるからよ」

それを聞いて、私は思わず立ち上がりました。

「嬉しい…!みんな幸せだと、私もとっても嬉しい」


春の日、お花沢山咲いて綺麗。

夏の日、あたたかくて、海が綺麗。緑で一杯。

秋の日は、紅葉して美しい。

冬の日は、雪がつもって綺麗。

毎日が幸せだったのです。この世界にうまれてきたこと…。

良かったって思うのでした。

それから、毎日幸せに過ごしながら、時が経っていきます。  

中学校に入った時、出会いがありました。

部活何にしようかな?

私は歩いていると、ある部屋にたどり着きます。

その中には、1人の女の子が座っていました。

とても集中して、本を読んでいます。

私はその様子に笑顔で見つめていました。

読み終わった時、私に気付いて、「わ!どうしたの?」と言いました。

「可愛いって思って!見てました」

私が近くに目を移すと、ポスターが貼ってあります。

「いろいろ部?」

「うん!そうだよ!ここは元々、いろいろ部の活動場所だったんだ。」

「もう私しか居ないけどね…」

下を向きます。

「良ければ私が入ろうか?」

彼女は顔を上げる。

「大丈夫!1人でここに居たいから」

「そうなんだ!分かった」

その時はそう言ったけど、気になってもう1回、この場所にやってきた。

あの子はいつもここで、1人で本を読んでる。

静かで、集中できる環境。

今日も、彼女を見つめていた。

「今日も来たんだね!」

「うん、来たっ!」

「なんの用かな?」

「あなたのことや、いろいろ部のこと、知りたいなって!」

「いいよー!なんでも聞いて」

「じゃあ、まずは…あなたの名前を教えて欲しい!」

「内緒!学年は2年生だよ!」

「わぁ!年上さんだったんだ。」

「年下さんだったんだ!」

「先輩!」

「後輩さん!」

「先輩というのに、後輩とはあんまり言わないですよね」

「確かに!どうしてなんだろう…」

それからそのまま少し話した。

「いろいろ部って何をするのですか?」

「なんでもしていい部活だよ!自由なんだ…!」

「そうなんですね。楽しそう!興味あります!」

私は目をキラキラさせて、先輩の顔を見る。

「良かった!」

「先輩はどんなことをしてたんですか?」

「本を読むことも多かったけど、他にもあるんだ!」

実際に見せて教えてくれた。

「わぁ!すごい!」

私はとても嬉しかった。

「そんなに喜んで貰えるなんて!」

「先輩の大切なもの!私にはそれがとってもお花のように綺麗なものだと思ったから…!」

「ありがとう…」

少しして、先輩が言う

「後輩さんは何かあるの?」

「私!もちろんあります!」

「なになに?」

「この世のもの全部美しい!美しいものしか勝たん!」

「そうなんだ…!いいと思う」

先輩は笑顔で私の顔を見た。

ところで、いつからか、気を許して私ととっても仲良くしてくれるようになった。

私はそれが嬉しくて仕方なかったのです。

夏休みには、私の家に招待しました。

「この人が私のお父さん、お母さん!そして、この人が優しい私のおじいちゃん!」

お姉ちゃんは、どんな時でも笑顔だったのです。

私はお姉ちゃんと一緒に居る時間がとっても幸せでした…。

それから、お姉ちゃんは中学3年生になります。

勉強のため、部活を辞めることになったのです。

だけど、辞めたあとも、一緒に集合して勉強しました。

「みおちゃんと一緒に居ると、勉強がとっても捗る!」

帰る時に、お姉ちゃんは、いつもそう言って感謝します。

私もそれにいつもありがとうと笑顔で返します。

ある日、たずねてみました。

「高校どこに行くの?」

すると、お姉ちゃんは「決まってない…。」と言います

「決めなくちゃいけないんだけど…」

私は思い切って言いました

「全宝高校とかどうかなっ!」

「いい学校って聞いた事あるよ!」

私はとても嬉しくて「ありがとう」と笑います。

「ここに入ろうと思ってるの!お姉ちゃんも入ったら、更に楽しい時間が過ごせるなって!」

「うん!過ごせる!」

私は続けて言いました。

「実はこの学校には秘密があるの!」

「わ!なんだろう?」

「今は秘密!」

「名前内緒にしてたお返しされちゃった」

「お姉ちゃんの可愛い名前!私はとっても好き!」

「ありがとう!みおちゃん」

───────
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