思想学部

ケーキ

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ニ年生

それぞれの物語

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いつも通り朝練をしていると、みちかさんの姿が目に入ってきた。

ずっと元気そう。優しさは健在で、そっと影から支えてくれる。

最近はきせきさんのこと、今は、しずくさんを助けてる。

心の中でいい人だな~と思った。


それから時間が経って、昼休みに。

偶然、ふらさんとすれ違った。

彼女は特に思想はないみたいだけど、どうして入ってくれたんだろう?

そのまま歩いていると、隠れてこちらを見ている人が居た。

近付いていくと、そこには、ねおくんが居た。

「何をしてるの?」

「先輩ですか。特に何も無いですよ。」

振り返ってみると、ふらさんの後ろ姿が。

「もしかして…?」

ねおくんは「そうですよ」と言った。

「彼女のことが気になるんです」

「何かあったの?」

「はい。きせき先輩の時…。帰ろうと思ってたら話しかけてきたんです」

ねおくんはそのまま語った。

───────

「ねおくん帰ってしまうの…?」

ねおは振り返った

「ふらさん。うん、帰る」

「こういうの頑張る人だと思ってたから…」

「前の自分だったら、頑張ってたろうな。」

「だけど、今、僕には問題がある。そんな俺が人を助けることなんてできない」

「そうなんだ…」

「うん。今は人助けよりも、自分を何とかする時だ。」

ふらはそっと話を聞いている。

「なんだか、ふらには、話せる気がする。」

「なんでも言って!」

「中学校の頃、団体競技に出てたんだ。とても頑張ってた。だけど…」

「だけど…?」  

「俺以外は全然頑張らないんだ。根性が大事なのに」

「うん」

「いつも根性が大事だって言ってたら、誰も一緒にやってくれなくなった。大会にも出れなくなった」

「そうなんだ…」

「うん。俺のやってたことが間違ってたのか?それとも、あいつらが間違ってたのか?」

「私には分からないよ…。だけど、ねおくんがいいと思う方向に進んだらいいと思うんだ。」

「分かった。」

ねおはその時思った。

すすむ先輩が言ってたこと。

僕は君を肯定する。

特に印象に残った言葉。

ただ、僕が間違っていたら、その時はどうする…?

そうならないって僕を信じてるってことか…?

その時は考えても分からなかった

──────

「そんなことがあったんだ」

「はい。」

僕はねおくんにかける言葉がなかった。

ねおくんは「でも、関係ないのかもしれませんね。こうして先輩に話してますし」と言ってその場を去っていく。


放課後、1人の男の子が廊下を歩いていた。

そこに、女の子がやってくる。

「ふらさん、どうしたの?ここで告白とかかい。

カッコよすぎる罪な男…。」

「ううん。最近、部活来ないなって思って!」

「思想学部のこと?

朝は自分の顔にみとれてていけないんだ。午後もはやく帰らなくちゃいけない」

「そうなんだ…」

「うん。そもそも、所属だけしようと思ってただけだから」

そう言って男の子はその場を後にしようとする。

「待って!しゅごくん!」

「凄くカッコイイ?」

「うん、凄くかっこいいよ!」

「本当のことを言わないでくれよ。そんなに真正面に言われたら流石にてれる。」

「思想学部のみんな待ってると思うよ!」

しゅごはそれを聞いて落ち着いた。

「そうなんだ。まぁ、気が向いたら行くよ」

そう言って、その場を去った。

その最中、男の子の頭の中に声が浮かんでくる。

「どうして…僕はなんでこんなに無力なんだ…」

それらを振り払って進む。

────────

「先生!勉強教えてくれてありがとうございます!」

「いえいえ。また困った時、いつでも言ってくださいね。」

トモさんは元気に言う。

「ところで…いつも2人は一緒に居るね。」

目線の先には、シソウさんの姿があった。

「はい。一緒に居ないと、困ることが多くて。」

「そうなんですね。顔見知りが居ると安心しますよね」

「はい!」

「ところで…。」

「何でしょう?」

「思想学部は今、どうしてるのかしら?」

シソウが答えた。

「普通ですよ。部活を真面目にやってます。」

「そう、それなら良かった。」

──────

シソウとトモは部活に向かう間、話をしていた。

「最近、何してるの?」

トモの顔を見る。

「特に…。

あー!私、ハマってることがあって。」

「何?」

「この国のこと調べたり、創作を見たりだよ!」

「創作?」

「うん!シソウがとてもハマってるみたいだったから。私も見てみたくなって」

「そうなんだ。面白いのあった?」

「うん、一杯!」

「それは良かった。だけど、帰ったら見れなくなるから。」

「分かってる!」

「ところでシソウ、あなたは最近何してるの?」

「そうそう、僕は最近考えてることがあって」

「なになに?」

────────
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