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風邪
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「ゴホッ、ゴホッ...はぁ...」
今朝から咳が止まらない。何だか身体も熱い気がする...。
多分風邪だ。
昨日、掛けられたお茶らしきものをそのままにして身体が冷えたのだろうか。
とりあえず朝ご飯が食べたい。早めに朝ご飯を食べて今日はじっとしていようと思い、怠い身体を持ち上げ起き上がる。よろよろと歩き、部屋のドアを開けた。
「おはよ、ゴホッ、ゴホッ」
挨拶しようとして咳が出る。ランスロットさん...いやもうランスさんで良いか。ランスさんはあからさまに嫌な顔をして、本を閉じた。
「風邪か、忌人」
「は、はい...ゴホッ」
「くれぐれも訓練騎士達にうつすな。彼等は常時健康でいる必要がある。勿論俺もだ。」
そう言い残してランスさんはさっさと部屋を出た。
うん、鋭い目で睨み付けられて、朝から幸せだ。
少し上機嫌になりながら、食堂へと降りた。
「忌人!?」
あ、そう言えば。
「あの噂、本当だったのか!忌人を保護してるって」
いつもはもう少し遅く来ているから、彼らとは鉢合わせにならなかったけれど、今日は早めに来たんだった。風邪うつしたらいけないのに、これはタイミング悪かったかな?
「気持ち悪っ、話通りの黒さだな」
「何でここに居るんだ!失せろよ!」
「処刑はまだなのか?」
少し反省しかけていた僕だけど、やっぱり美形達に罵られ興奮してしまう。
来て良かった。
っ、ああああ、その目!ゴミを見るような侮蔑の視線!堪らない...もっと、もっと見下して罵ってください...!
興奮する僕と、僕に暴言を吐いてくれる騎士さん達。暫くこれを堪能していたかったものの、体調が悪くてふらついてきた。
うーん、名残惜しいけど、とりあえずご飯を食べよう。
「ありがと」
いつも通りリアさんから朝食を受け取り、端の席で食べる。騎士の為に用意された朝食はかなり多くて重かったけど、何とか全て食べ切った。
「ご馳走様でした。」
リアさんに食器を渡す。リアさんは笑顔で受け取ってくれたが、ふと表情を曇らせた。
「ユウ...?体調が悪いのですか?」
えっ、と驚いて声が出る。どうして気付かれちゃったんだろう。
「指先が驚くほど熱いです。顔も上気してますし...」
リアさんは僕の額に手を当てる。そして熱っ、と短く言って手を離した。
「熱すぎます!医務室に行って下さいっ!」
「うーん、ただの風邪だと思うし大丈夫だよ。」
「駄目です!」
「平気、平気」
「で、でも...」
僕は苦笑いして遠慮する。忌人が行ったところで、診察はしてもらえないだろう。嫌な顔をされるだろうし、それは嬉しいけど。
「...せめて自室でじっとしていて下さいね。何ならご飯持って行きますか、ら....」
そう言ってくれたリアさんだが、途端に表情が凍り付く。
不思議に思って彼の視線を辿ると、そこには恰幅のいい強面の男が立っていた。
今朝から咳が止まらない。何だか身体も熱い気がする...。
多分風邪だ。
昨日、掛けられたお茶らしきものをそのままにして身体が冷えたのだろうか。
とりあえず朝ご飯が食べたい。早めに朝ご飯を食べて今日はじっとしていようと思い、怠い身体を持ち上げ起き上がる。よろよろと歩き、部屋のドアを開けた。
「おはよ、ゴホッ、ゴホッ」
挨拶しようとして咳が出る。ランスロットさん...いやもうランスさんで良いか。ランスさんはあからさまに嫌な顔をして、本を閉じた。
「風邪か、忌人」
「は、はい...ゴホッ」
「くれぐれも訓練騎士達にうつすな。彼等は常時健康でいる必要がある。勿論俺もだ。」
そう言い残してランスさんはさっさと部屋を出た。
うん、鋭い目で睨み付けられて、朝から幸せだ。
少し上機嫌になりながら、食堂へと降りた。
「忌人!?」
あ、そう言えば。
「あの噂、本当だったのか!忌人を保護してるって」
いつもはもう少し遅く来ているから、彼らとは鉢合わせにならなかったけれど、今日は早めに来たんだった。風邪うつしたらいけないのに、これはタイミング悪かったかな?
「気持ち悪っ、話通りの黒さだな」
「何でここに居るんだ!失せろよ!」
「処刑はまだなのか?」
少し反省しかけていた僕だけど、やっぱり美形達に罵られ興奮してしまう。
来て良かった。
っ、ああああ、その目!ゴミを見るような侮蔑の視線!堪らない...もっと、もっと見下して罵ってください...!
興奮する僕と、僕に暴言を吐いてくれる騎士さん達。暫くこれを堪能していたかったものの、体調が悪くてふらついてきた。
うーん、名残惜しいけど、とりあえずご飯を食べよう。
「ありがと」
いつも通りリアさんから朝食を受け取り、端の席で食べる。騎士の為に用意された朝食はかなり多くて重かったけど、何とか全て食べ切った。
「ご馳走様でした。」
リアさんに食器を渡す。リアさんは笑顔で受け取ってくれたが、ふと表情を曇らせた。
「ユウ...?体調が悪いのですか?」
えっ、と驚いて声が出る。どうして気付かれちゃったんだろう。
「指先が驚くほど熱いです。顔も上気してますし...」
リアさんは僕の額に手を当てる。そして熱っ、と短く言って手を離した。
「熱すぎます!医務室に行って下さいっ!」
「うーん、ただの風邪だと思うし大丈夫だよ。」
「駄目です!」
「平気、平気」
「で、でも...」
僕は苦笑いして遠慮する。忌人が行ったところで、診察はしてもらえないだろう。嫌な顔をされるだろうし、それは嬉しいけど。
「...せめて自室でじっとしていて下さいね。何ならご飯持って行きますか、ら....」
そう言ってくれたリアさんだが、途端に表情が凍り付く。
不思議に思って彼の視線を辿ると、そこには恰幅のいい強面の男が立っていた。
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