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第1章
ボス戦
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「おい、今の赤い点見たか?」
「見えたか?」
セイヤは見ていないようだ。
ギギギギギギ‥ドオン‥
ドアが閉まると同時に部屋全体がほんの少しだが明るくなる。
そして奥にいる大型モンスター、竜の姿が鮮明に見えるようになる。
地底世界への入口を守る主であるかのように2人を一直線に見下ろしている。
目は炎のように赤くひかり、ダイヤモンドのような輝きを放つかぎ爪が
明らかにこの2人を狙っている。体長は10mちょっとといったところだろうか。
「あ‥あの竜皮膚めちゃくちゃ硬そうじゃん。あとめっちゃごついし」
「まあボスというものはこうでなくちゃ」
なぜか興奮している。初めてのダンジョン、しかも初めてのボス。
恐怖と言うよりもこいつを倒したい、という思いの方が強く湧いてくる。
試しに“モンスター解析機”をあててみる。
「ボスは測れません」
その冷たい機械の一言で戦闘はスタートする。
「「グアアアア!!!」」
2人目がけて一直線に鋭いかぎ爪が飛んでくる。
「く‥避けろ!!」
‥何とか最初の1発はかわすことはできた。しかし‥
この1発でひいひい言ってたら到底倒すことなどできない。
「セイヤ!聞こえるか!今から同時にダブルアタックやってみる。
俺が1,2,3の合図を出すからそれに合わせて腹部に飛び込む。
一か八かだけど‥とりあえずやってみる!」
「り‥了解!」
続いて今度は同時に両腕からかぎ爪が飛んでくる。
ガギインン!!
後ろの岩と爪がぶつかる音がもうすぐ鼓膜が破れるぐらいの大音量で
右耳の真横で響く。
「セイヤ!今だ!今!行くぞ!」
「分かった!」
「1、2、3!!」
「「ダブルアタック!」」
2本の剣が光り出し、その残光は一直線に今ガラ空きの竜の腹に向かっていく。
「オリャアアアアアアア!」
グシュ!
血が勢いよく腹部から噴き出す。
「すぐに‥10mは離れろ!」
とりあえず最初の1発はもう1歩でクリティカルヒットになるくらいの
感触。レベルが変わるとこんなにもゲームがさらに楽しくなるものだな‥。
しかしこれからが問題だ。どうやってこのかぎ爪を避けていくのか、
セイヤとの連携をどうやって図っていくのかなどいろいろと不安な点がある。
「セイヤ!今度は後ろに回り込んでみる」
「わ、分かった」
竜は少し戸惑うような顔つきで、刺された腹を見た後またこちらを振り返る。
どうやら予想通り相当のダメージを与えたみたいだ。相変わらず顔つきは
怖いものの、その表情の奥には何か隠されているような気がする。
炎のを一瞬1回消したかと思うと、
「「グオオオオオオオオオオオ!!!!」」
「まずいな」
「今ので相当怒ったのか?とりあえずどんな攻撃が来るかわからないから
カウンター重視ってとこで」
「分かった」
今2m横にセイヤがいる。そして2人の前方12m離れたところに
でかい竜。そしてその竜の口が大きく開く。
「あれ‥火じゃね?」
「に‥逃げろ!」
瞬発スキルが40もあるせいか、なぜか体が浮いているように軽く
動き、悠々と攻撃をかわすことができた。同じくセイヤも。
「あ‥意外とこの竜いけるんじゃね?」
セイヤが意外、という目つきで向こうから話しかける。
「ああ、多分!そろそろ俺たちも次の攻撃態勢に入るぞ。
背中のできるだけ上の方を目がけてソード・ピアスを2発ずつ
叩きこむ。次の竜の攻撃が来たらすぐに行くから」
「了解」
1つ心配なのは、この竜の表面が硬すぎて剣が通らないこと。しかしそれは
やってみなければ分からない。だからとりあえず貫通技、ソード・ピアス
をやってみる。
そして2回目の竜の炎ブレス。一瞬で避けると同時に
「今だ!」
竜の腹のすぐ横を通り、背中の方に回り込む。そしてなるべく上を目指す。
「―できれば首辺りまで!」
「分かった」
「「ソード・ピアス!!」」
「は!」「うりゃ!」
とりあえず首辺りに刺さった。
この技は決して連続技ではないのだが、とりあえずダメージを
たくさん与えたいという理由であと1回―
「く!竜が動き始めた。落ちないように剣につかまれ!」
直後―
「わ!落ちるって!」
横を見るとセイヤが両手で剣を握り、すでに両足とも空中に浮いている。
「早!」
「何が??」
「いやいい。とりあえず我慢しろ!いや‥待てよ、このレベルなら
この高さから落ちてもHPはまだ4割は残るはず。落ちたら迷わず
に竜から離れろ。いいな?」
「イエッサー」
するとするりと剣から手を離し、落ちて行った。
「早!!」
「何が~!」
下の方からかすかにセイヤの声が聞こえてくる。
「全部だよ!」
「見えたか?」
セイヤは見ていないようだ。
ギギギギギギ‥ドオン‥
ドアが閉まると同時に部屋全体がほんの少しだが明るくなる。
そして奥にいる大型モンスター、竜の姿が鮮明に見えるようになる。
地底世界への入口を守る主であるかのように2人を一直線に見下ろしている。
目は炎のように赤くひかり、ダイヤモンドのような輝きを放つかぎ爪が
明らかにこの2人を狙っている。体長は10mちょっとといったところだろうか。
「あ‥あの竜皮膚めちゃくちゃ硬そうじゃん。あとめっちゃごついし」
「まあボスというものはこうでなくちゃ」
なぜか興奮している。初めてのダンジョン、しかも初めてのボス。
恐怖と言うよりもこいつを倒したい、という思いの方が強く湧いてくる。
試しに“モンスター解析機”をあててみる。
「ボスは測れません」
その冷たい機械の一言で戦闘はスタートする。
「「グアアアア!!!」」
2人目がけて一直線に鋭いかぎ爪が飛んでくる。
「く‥避けろ!!」
‥何とか最初の1発はかわすことはできた。しかし‥
この1発でひいひい言ってたら到底倒すことなどできない。
「セイヤ!聞こえるか!今から同時にダブルアタックやってみる。
俺が1,2,3の合図を出すからそれに合わせて腹部に飛び込む。
一か八かだけど‥とりあえずやってみる!」
「り‥了解!」
続いて今度は同時に両腕からかぎ爪が飛んでくる。
ガギインン!!
後ろの岩と爪がぶつかる音がもうすぐ鼓膜が破れるぐらいの大音量で
右耳の真横で響く。
「セイヤ!今だ!今!行くぞ!」
「分かった!」
「1、2、3!!」
「「ダブルアタック!」」
2本の剣が光り出し、その残光は一直線に今ガラ空きの竜の腹に向かっていく。
「オリャアアアアアアア!」
グシュ!
血が勢いよく腹部から噴き出す。
「すぐに‥10mは離れろ!」
とりあえず最初の1発はもう1歩でクリティカルヒットになるくらいの
感触。レベルが変わるとこんなにもゲームがさらに楽しくなるものだな‥。
しかしこれからが問題だ。どうやってこのかぎ爪を避けていくのか、
セイヤとの連携をどうやって図っていくのかなどいろいろと不安な点がある。
「セイヤ!今度は後ろに回り込んでみる」
「わ、分かった」
竜は少し戸惑うような顔つきで、刺された腹を見た後またこちらを振り返る。
どうやら予想通り相当のダメージを与えたみたいだ。相変わらず顔つきは
怖いものの、その表情の奥には何か隠されているような気がする。
炎のを一瞬1回消したかと思うと、
「「グオオオオオオオオオオオ!!!!」」
「まずいな」
「今ので相当怒ったのか?とりあえずどんな攻撃が来るかわからないから
カウンター重視ってとこで」
「分かった」
今2m横にセイヤがいる。そして2人の前方12m離れたところに
でかい竜。そしてその竜の口が大きく開く。
「あれ‥火じゃね?」
「に‥逃げろ!」
瞬発スキルが40もあるせいか、なぜか体が浮いているように軽く
動き、悠々と攻撃をかわすことができた。同じくセイヤも。
「あ‥意外とこの竜いけるんじゃね?」
セイヤが意外、という目つきで向こうから話しかける。
「ああ、多分!そろそろ俺たちも次の攻撃態勢に入るぞ。
背中のできるだけ上の方を目がけてソード・ピアスを2発ずつ
叩きこむ。次の竜の攻撃が来たらすぐに行くから」
「了解」
1つ心配なのは、この竜の表面が硬すぎて剣が通らないこと。しかしそれは
やってみなければ分からない。だからとりあえず貫通技、ソード・ピアス
をやってみる。
そして2回目の竜の炎ブレス。一瞬で避けると同時に
「今だ!」
竜の腹のすぐ横を通り、背中の方に回り込む。そしてなるべく上を目指す。
「―できれば首辺りまで!」
「分かった」
「「ソード・ピアス!!」」
「は!」「うりゃ!」
とりあえず首辺りに刺さった。
この技は決して連続技ではないのだが、とりあえずダメージを
たくさん与えたいという理由であと1回―
「く!竜が動き始めた。落ちないように剣につかまれ!」
直後―
「わ!落ちるって!」
横を見るとセイヤが両手で剣を握り、すでに両足とも空中に浮いている。
「早!」
「何が??」
「いやいい。とりあえず我慢しろ!いや‥待てよ、このレベルなら
この高さから落ちてもHPはまだ4割は残るはず。落ちたら迷わず
に竜から離れろ。いいな?」
「イエッサー」
するとするりと剣から手を離し、落ちて行った。
「早!!」
「何が~!」
下の方からかすかにセイヤの声が聞こえてくる。
「全部だよ!」
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