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第二部 高校生編
割と誇張抜きの表現だったり
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ここにちょっとした法則がある。
『てこの原理』と呼ばれる法則だ。
一応説明しておくと、棒で物を動かす際に支点となる部分が動かしたい部分、作用点に近く、力を籠める部分、力点から遠い程に必要なエネルギーは減るという法則だ。
古代の天才的数学者、アルキメデスが発見したもので、応用すれば一人で船を持ち上げられる偉大な発見であると同時に、義務教育を受けていれば知ることになる一般教養である。
さてこの法則、もはや一般教養・・・常識の話であるが、少し待って欲しい。
『そんなものは常識だ』と上記の説明をしたり顔で読み飛ばしたそこのあなたに問う。
『では必要なエネルギーが減る理屈を説明してみて欲しい』と。
必要なエネルギーが減るのは分かった、ではどういう理屈で減るのだろうか。
どうだろう、絶対の常識と思えた『てこの原理』がなんだかあやふやなものに思えてこないだろうか。
人間がこの世界相手に構築した諸々の理屈理論は人間が思っている以上に儚いものだ。
そのくせ科学を確固たるものであると信奉する人間のなんと多い事か。
勿論てこの原理については真に驚くべき証明方法を見つけてはいるが、この余白はそれを書くには狭すぎる。
ともかく、自らが信じる世界など想定をはるかに超えて容易く崩れ去るものであり、その時にはきっと新たな世界が見えてくるだろうという話をしたいわけである。
「いやはや・・・まさかなじみに『そっち』の趣味があったとは流石の俺も気づかなんだ」
「待ってケーくん」
「まあ確かに? MはSを兼ねるみたいな話はよく聞くし、物事は大抵表裏一体であることも重々理解している」
「安心院君今物凄い勢いで勘違いが・・・」
「しかし百合は流石に予想できなんだ。それも微となんて」
「この状況で尚なじみちゃんが基準なのが本当に安心院君らしいわ」
「まあ予想外は予想外だが、なじみにそういう趣味があるのなら俺は喜んで受け入れよう。それが彼氏としての度量というもんだ」
「ケーくーん・・・ダメ、混乱の余り声が聞こえていない」
「勿論世の中には限度というものがあるから俺にとって度し難いのであれば流石にノーサンキューだが百合趣味ぐらいならまあまだ許容範囲内だ」
「男が彼女の百合趣味許容するって原理的に無理では?」
「しかし俺が男である以上その嗜好を満たすことは出来ないのだから第三者に委託するのも致し方ない。気心知れた微が相手とくれば俺としてもまあ安心して委託できる」
「それでいいのかしら・・・」
「さ、続けたまえ」
「ケーくんさては混乱しすぎて自分でもわけわかんなくなってるでしょ?」
御明察だ名探偵。
こちとらお前らの関係だけでも仲いいのか悪いのかいまいちピンと来ないのにここにきてSMレズプレイ(事前)の現場に遭遇したんだぞ。
混乱もするわ。
*
たっぷり10分かけて、俺の混乱が落ち着いたころ。
二人が共同で事情を説明してくれた。
まず事の発端は微らしい。
本日に限っての事だが、俺は部長を家まで送ったために帰宅が遅れた。
ドアの開閉音とおおよその時間帯から俺の帰宅を感知しようとした微だったが、俺が遅れている事実を知らずになじみの帰宅音を俺のものと誤認。適当にタイミングを見計らって訪問してきたらしい。
若干のストーカー気質についてはこの際気にしないとして、訪問してきた微をドアの向こう側から迎えたのは当然なじみである。
アテが完全に外れた形の微が混乱している内になじみが室内へ快く・・・実際のところは不明だが、そう証言しているのだからそういう事でよろしい・・・迎え入れた。
そうして雑談にかこつけてなじみは言葉巧みに微の母乳体質を聞き出し、『ミルク』という言葉の裏の意味を把握。
なじみは一種の知的好奇心を発揮して微から絞ってみようと考えるが、微がこれを拒否。
禁断の、って程じゃないにせよ、母乳体質を隠していた微としては恥じらいの心が強かったらしい。
しかし微の拒否をさらになじみが拒否。
結果知的好奇心の元に母乳の検分をしようとするなじみと羞恥心の元に検分を拒否する微との間で抗争が勃発。
彼女らはどちらもインドア派の人間だが、どちらかと言えばなじみの方が体を動かすことに慣れていたため抗争はなじみの勝利に終わり、捕虜を拘束している現場に俺が乗り込んできた。
というのが大まかな流れらしい。
抗争自体はお互いを傷つけないように最大限の注意を払ったうえで行われた危険性の少ないものであるため安心して欲しいとはなじみの談。
『殺していいなら私が勝ってた』とは微の談。
微の言動が少々以上に怖いが、それはさておき。
「話は分かった・・・で、弁明は?」
「反省はしているが後悔はしていません」
「私については正当防衛だと思うんだけど」
「うん、まあ微は正座やめて良い」
今は微かの拘束を解き、二人を正座させて若干の説教をしている最中である。
微の方は早々に正座を終えたが、なじみはまだ反省をしてもらう。
「好奇心を持つのは結構。それを原動力に動くのも結構。行動的なのも大変結構。しかし他人の心情を慮らないのは言語道断。反省しなさい」
「はい・・・」
俺はなじみの事が大好きだが、だからと言って筋の通らない事を許容する程非人道的でないつもりだ。
勿論反撃や自己防衛なら『よくやった』と諸手を挙げて賞賛するところではあるが、今回はなじみから危害を加えたに等しい。
「今回一番の反省はどこだと思う?」
「えと・・・仁科さんの意志を無視したところ?」
「半分正解。一番の反省点は微に一回イエスと言わせなかったところだな」
「安心院君?」
「たとえ一回でもイエスと言っているならそれを翻す方が悪いんだから大義名分を身に着けられる」
「安心院君?」
「それに聞き出した腕があるならそこで手を止めるべきじゃなかった」
「安心院君」
「あの手この手で言質を取ってから行動すべきだった」
「安心院君」
「お前の一番の反省点はそこだ!」
「なるほど!」
「なじみちゃん!?」
要するに意志を無視していないと言い張れるだけの根拠を揃えていないのが悪い点である。
「大体微だってなんでミルク云々とかその辺りのこと言っちゃうの」
「だって一応来た理由の一端だったし・・・」
「そういえば微が来た理由って?」
「あら、好きな男に会うのに理由がいるの?」
そう言われると何も言い返せないが・・・。
「なんてね。本当は夕食でも一緒にどうかしらと思ったのだけれど・・・」
「がるるるる」
「これじゃあね」
正座したままなのに微を威嚇するような声を出すなじみ。
「一応二人分は作ってしまったから、出来れば来て欲しいのだけれど」
「ちなみに何作ったんだ?」
「カルボナーラ」
「へー・・・」
なんというか、少し疑る様な目で見てしまうのは俺だけだろうか。
「ちょっ、何よその目。言っとくけど安心安全無添加無着色無香料無害無用だからね?」
「最後『無用』って言ったよな?」
「安全だから大丈夫よ」
安全だとしても今俺が疑っていることに対する反証にはならないのだが。
しかし、と部屋を見渡す。
自分の部屋というだけあって見慣れたものだが、やはり微の来訪がそれなりに時間を食ったのか、まだ夕飯の支度は出来ていない様だった。下拵えくらいは最初から終わっているだろうが・・・これでは食事にありつくタイミングはそこそこ遅くなりそうだ。
そのことを考えると、微の提案は存外に渡りに船やもしれない。
「・・・ふむ、なあ微よ。夕飯のお誘いには乗ってもいいが、少し条件がある」
「条件?」
「ああ、なじみの分も・・・つまりは3人分用意してくれ」
「え?」
「あっ」
微がなぜか固まり、なじみが何かを察する。
まさか材料がないってことは無いだろうから、作れないとは言うまい。
「材料が無いと言うならこっちから提供してもいいし、まだスーパーも開いてる時間だ。足りないならひとっ走りしてくるが、どうだ?」
「えーと・・・」
「ああ、勿論3人分は全部同じ製法で頼むぞ? もしかしたら一人だけアルデンテが好きみたいなブレはあるかもしれないが、出来る限り平等で行こうじゃないか」
「そうだねケーくん、前に仁科さんが私に匹敵すると言った料理の腕前を私も知りたい」
なじみから援護射撃。
頭蓋の標高、海抜を正座によって低く置くなじみの方が優勢である。
「あー・・・」
微はたっぷり10秒考えてから。
「わかったわ・・・」
折れてくれた。
『てこの原理』と呼ばれる法則だ。
一応説明しておくと、棒で物を動かす際に支点となる部分が動かしたい部分、作用点に近く、力を籠める部分、力点から遠い程に必要なエネルギーは減るという法則だ。
古代の天才的数学者、アルキメデスが発見したもので、応用すれば一人で船を持ち上げられる偉大な発見であると同時に、義務教育を受けていれば知ることになる一般教養である。
さてこの法則、もはや一般教養・・・常識の話であるが、少し待って欲しい。
『そんなものは常識だ』と上記の説明をしたり顔で読み飛ばしたそこのあなたに問う。
『では必要なエネルギーが減る理屈を説明してみて欲しい』と。
必要なエネルギーが減るのは分かった、ではどういう理屈で減るのだろうか。
どうだろう、絶対の常識と思えた『てこの原理』がなんだかあやふやなものに思えてこないだろうか。
人間がこの世界相手に構築した諸々の理屈理論は人間が思っている以上に儚いものだ。
そのくせ科学を確固たるものであると信奉する人間のなんと多い事か。
勿論てこの原理については真に驚くべき証明方法を見つけてはいるが、この余白はそれを書くには狭すぎる。
ともかく、自らが信じる世界など想定をはるかに超えて容易く崩れ去るものであり、その時にはきっと新たな世界が見えてくるだろうという話をしたいわけである。
「いやはや・・・まさかなじみに『そっち』の趣味があったとは流石の俺も気づかなんだ」
「待ってケーくん」
「まあ確かに? MはSを兼ねるみたいな話はよく聞くし、物事は大抵表裏一体であることも重々理解している」
「安心院君今物凄い勢いで勘違いが・・・」
「しかし百合は流石に予想できなんだ。それも微となんて」
「この状況で尚なじみちゃんが基準なのが本当に安心院君らしいわ」
「まあ予想外は予想外だが、なじみにそういう趣味があるのなら俺は喜んで受け入れよう。それが彼氏としての度量というもんだ」
「ケーくーん・・・ダメ、混乱の余り声が聞こえていない」
「勿論世の中には限度というものがあるから俺にとって度し難いのであれば流石にノーサンキューだが百合趣味ぐらいならまあまだ許容範囲内だ」
「男が彼女の百合趣味許容するって原理的に無理では?」
「しかし俺が男である以上その嗜好を満たすことは出来ないのだから第三者に委託するのも致し方ない。気心知れた微が相手とくれば俺としてもまあ安心して委託できる」
「それでいいのかしら・・・」
「さ、続けたまえ」
「ケーくんさては混乱しすぎて自分でもわけわかんなくなってるでしょ?」
御明察だ名探偵。
こちとらお前らの関係だけでも仲いいのか悪いのかいまいちピンと来ないのにここにきてSMレズプレイ(事前)の現場に遭遇したんだぞ。
混乱もするわ。
*
たっぷり10分かけて、俺の混乱が落ち着いたころ。
二人が共同で事情を説明してくれた。
まず事の発端は微らしい。
本日に限っての事だが、俺は部長を家まで送ったために帰宅が遅れた。
ドアの開閉音とおおよその時間帯から俺の帰宅を感知しようとした微だったが、俺が遅れている事実を知らずになじみの帰宅音を俺のものと誤認。適当にタイミングを見計らって訪問してきたらしい。
若干のストーカー気質についてはこの際気にしないとして、訪問してきた微をドアの向こう側から迎えたのは当然なじみである。
アテが完全に外れた形の微が混乱している内になじみが室内へ快く・・・実際のところは不明だが、そう証言しているのだからそういう事でよろしい・・・迎え入れた。
そうして雑談にかこつけてなじみは言葉巧みに微の母乳体質を聞き出し、『ミルク』という言葉の裏の意味を把握。
なじみは一種の知的好奇心を発揮して微から絞ってみようと考えるが、微がこれを拒否。
禁断の、って程じゃないにせよ、母乳体質を隠していた微としては恥じらいの心が強かったらしい。
しかし微の拒否をさらになじみが拒否。
結果知的好奇心の元に母乳の検分をしようとするなじみと羞恥心の元に検分を拒否する微との間で抗争が勃発。
彼女らはどちらもインドア派の人間だが、どちらかと言えばなじみの方が体を動かすことに慣れていたため抗争はなじみの勝利に終わり、捕虜を拘束している現場に俺が乗り込んできた。
というのが大まかな流れらしい。
抗争自体はお互いを傷つけないように最大限の注意を払ったうえで行われた危険性の少ないものであるため安心して欲しいとはなじみの談。
『殺していいなら私が勝ってた』とは微の談。
微の言動が少々以上に怖いが、それはさておき。
「話は分かった・・・で、弁明は?」
「反省はしているが後悔はしていません」
「私については正当防衛だと思うんだけど」
「うん、まあ微は正座やめて良い」
今は微かの拘束を解き、二人を正座させて若干の説教をしている最中である。
微の方は早々に正座を終えたが、なじみはまだ反省をしてもらう。
「好奇心を持つのは結構。それを原動力に動くのも結構。行動的なのも大変結構。しかし他人の心情を慮らないのは言語道断。反省しなさい」
「はい・・・」
俺はなじみの事が大好きだが、だからと言って筋の通らない事を許容する程非人道的でないつもりだ。
勿論反撃や自己防衛なら『よくやった』と諸手を挙げて賞賛するところではあるが、今回はなじみから危害を加えたに等しい。
「今回一番の反省はどこだと思う?」
「えと・・・仁科さんの意志を無視したところ?」
「半分正解。一番の反省点は微に一回イエスと言わせなかったところだな」
「安心院君?」
「たとえ一回でもイエスと言っているならそれを翻す方が悪いんだから大義名分を身に着けられる」
「安心院君?」
「それに聞き出した腕があるならそこで手を止めるべきじゃなかった」
「安心院君」
「あの手この手で言質を取ってから行動すべきだった」
「安心院君」
「お前の一番の反省点はそこだ!」
「なるほど!」
「なじみちゃん!?」
要するに意志を無視していないと言い張れるだけの根拠を揃えていないのが悪い点である。
「大体微だってなんでミルク云々とかその辺りのこと言っちゃうの」
「だって一応来た理由の一端だったし・・・」
「そういえば微が来た理由って?」
「あら、好きな男に会うのに理由がいるの?」
そう言われると何も言い返せないが・・・。
「なんてね。本当は夕食でも一緒にどうかしらと思ったのだけれど・・・」
「がるるるる」
「これじゃあね」
正座したままなのに微を威嚇するような声を出すなじみ。
「一応二人分は作ってしまったから、出来れば来て欲しいのだけれど」
「ちなみに何作ったんだ?」
「カルボナーラ」
「へー・・・」
なんというか、少し疑る様な目で見てしまうのは俺だけだろうか。
「ちょっ、何よその目。言っとくけど安心安全無添加無着色無香料無害無用だからね?」
「最後『無用』って言ったよな?」
「安全だから大丈夫よ」
安全だとしても今俺が疑っていることに対する反証にはならないのだが。
しかし、と部屋を見渡す。
自分の部屋というだけあって見慣れたものだが、やはり微の来訪がそれなりに時間を食ったのか、まだ夕飯の支度は出来ていない様だった。下拵えくらいは最初から終わっているだろうが・・・これでは食事にありつくタイミングはそこそこ遅くなりそうだ。
そのことを考えると、微の提案は存外に渡りに船やもしれない。
「・・・ふむ、なあ微よ。夕飯のお誘いには乗ってもいいが、少し条件がある」
「条件?」
「ああ、なじみの分も・・・つまりは3人分用意してくれ」
「え?」
「あっ」
微がなぜか固まり、なじみが何かを察する。
まさか材料がないってことは無いだろうから、作れないとは言うまい。
「材料が無いと言うならこっちから提供してもいいし、まだスーパーも開いてる時間だ。足りないならひとっ走りしてくるが、どうだ?」
「えーと・・・」
「ああ、勿論3人分は全部同じ製法で頼むぞ? もしかしたら一人だけアルデンテが好きみたいなブレはあるかもしれないが、出来る限り平等で行こうじゃないか」
「そうだねケーくん、前に仁科さんが私に匹敵すると言った料理の腕前を私も知りたい」
なじみから援護射撃。
頭蓋の標高、海抜を正座によって低く置くなじみの方が優勢である。
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