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第六章 黒幕
3 いきなり真打ちご登場かよ!!
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さて…時は少し戻り、ギリアムたちと別れて、会場に入ったフィリーを待っていたのは…。
ヒソヒソと遠巻きに噂する人々の声…。
しかし、近づいては来ない。
さすがに身分が公爵夫人だと、粉かけるには度胸がいるようだ。
まあ…周りから聞こえてくるのは、
ティタノ陛下の歓待パーティーで、あろうことか裸になったしょーもない女。
女性を裸で見世物にするのが、平気な悪女。
などなど…。
言葉を変え、品を変え…でも、言っている内容はほぼ一緒だ。
ま、想定の範囲内よ。私にとっちゃ、スズメの囀り、負け犬の遠吠え、気になら~ん。
だが、そんな中…、
「ごきげんよう、ギリアム公爵閣下、オルフィリア公爵夫人…」
私はその声で…背筋に電撃が走る。
振り向けばそこには…。
レファイラと…うげっ!!ゾフィーナくそばばぁ、やっぱ湧いて出やがった!!
しかもレベッカまでいるじゃんよぉ~。おまけにダリアと…ダリナ、グレリオまで!!
めんどくさくなる予感しかしね~。
まあそんな嘆きは置いといて!!ひとまず気を引き締めるしかない!!
なんて思っていたら、ダリアが…
「オルフィリア公爵夫人…。今日は吉報があります。
裁判後に…傍系とはしっかりと話をして…皆、ダイヤ卿を迎え入れる事、了承したの
ですよ」
ある意味、爆弾発言しおった。
なにぃぃ~?
「……確認させていただいても?」
「あら、そんな必要はありませんわ」
ダリアが手を叩くと…かなりの人数がずらりと並び、こちらに向かって跪く。
「ここに…傍系の人間達を集めました。
これが…何よりの証拠ですよ。皆…ダイヤに忠誠を誓うと言っていますよ…」
私はここで確信した。
傍系との諍い…その中心がまさにダリアだと感じていたが、本当なんだと。
そして…裁判でのギリアムの言葉を、全く分かっていないのだと…。
「……グレダル卿のお姿がありませんが?」
「グレダルは…歳のせいか体調を崩しまして、今日は欠席しております」
冷えた私の頭はよく回転してくれた。
そのおかげでわかった。
……なるほどね。
恐らく…レファイラの名を使って、ゾフィーナくそばばぁが傍系に圧力をかけたんだ。
そもそもゾフィーナくそばばぁ自身が公爵夫人だから、2人に言われたら、身分の低い奴は
はいとしか言えんだろうが。
賢い人間は、何とか病欠したって所か…。
でも…だからこそ、本人から答えを聞けない状況だ。
しかし…。私はここで、別の事が頭ににょきっと出てきた。
なんでそこまでして、ダリアに協力する?
何か…弱み…いや、違うな。
レファイラはもちろん、ゾフィーナくそばばぁは絶対に、ダリアごときに弱みなんか握らせない。
騎士の世界ならいざ知らず、社交界に置いて、ゾフィーナくそばばぁの方がずっと力がある。
できるだけ考えたいが…ギリアムも戻ってこないし、それは後だ!!
深堀するのは…ひとまず目の前の難題をどうにかしてから。
大体…。
傍系で肖像画がある人間は、できるだけ覚えたんだが…。
如何せん数が多すぎたことと、中には…肖像画が無い人間もいたんだよね。
ギリアムが超正確な似顔絵を描いてくれたけど…でも、わたしゃギリアム脳は持っていないから、
アソコにいる傍系が本当に全部か、それとも…。
だいたい、シルスのレベルには遠くとも、変装させて替え玉にすることぐらい、できるだろうし…。
「オルフィリア公爵夫人……」
私が思考の波に漂っていると、満を持したかのように、ダリアが歩み出てきた。
「これで…ダイヤを返して頂けますね」
……ピキッと来たぞ、コラ!!
アンタはホンット、注意しても注意しても、注意書き見ずに地雷踏みたがるよねぇ~。
友達いなくなっちまったの、よくわかるよ!!
「いかにもこちらが、不当に返さないような言い方は、やめていただけませんか?
裁判の時も言いましたが、ダイヤの意思を最大限尊重しただけですので」
「それは失礼いたしました。
ですが…裁判時のお約束はしっかりと果たしました。
そちらも約束を守っていただきたいです」
ダリアも今回は勝てると思っているのか、静かに言を吐いているが…。
砂糖より甘し!!
私が…どう畳み掛けてやろう…と、沸々と闘志をみなぎらせていると、
「あのですね、ダリア夫人…」
横から今度は…ダイヤが出てきた。
「傍系と話をしたから何なのですか?
ご当主様も奥様も、傍系と話をすれば、私を返すなど一言も言っていませんよ。
裁判記録をしっかり読み直してはいかがですか?
ちなみに私は、アナタが傍系と話をしようがしまいが、私の相続権放棄者の手続きが完了するまで
そちらへの態度を緩める気はございませんので、あしからず。
あと…私をいい加減、物扱いするの、やめてくださいませんか?
それとも…未だに、私の意志ではなく、ご当主様と奥様が、私を離さないとでも思っているのですか?
私は自ら望んで、ファルメニウス公爵家にいるのです。
私の紛れもない意志を無視する方と、私は仲良くなど一切したくございません」
……これも散々、言ってきたことなのにね。
「なら…聞かせてください」
今までのダリアだったら、声を荒げるか、食って掛かるかしたろうにな…。
ちょっとは成長したのか…?
それとも、単純に台本通りにやらないと、協力はできないと言われたのか…。
………………………………。
後者だな、うん。
「一体何が、不満なのですか?
こちらは…アナタを迎え入れるために、最大限の準備をしました。
利権も全て…アナタに差し出すと皆が言っている」
…何だかなぁ。
私は心の中に覆っていた棘のようなものが、またチクチクとし出した。
前世の親の…考え方…行動…よく似てやがるよ、本当に…。
ダイヤも…やっぱりため息ついてら。
「不満も何も…私はラスタフォルス侯爵家に関わりたくない…と、言っているのです。
その希望を聞いてもらえない時点で、あなた方と懇意にしたいとは思いません」
かなりキッパリとしてるんだけどね、最初から…。
ダリアは…心なしか震えているね。
ポーカーフェイスを剥がさないのは、ちょっとばかり成長したようだ。
遅すぎるがな!!
「王后陛下…。僭越ながら、この場で…相続権放棄者の手続きをしてはいかがでしょうか?」
おりょ…。ゾフィーナくそばばぁがしゃしゃり出たが…なんでこっちの味方をする?
「そうすれば、あちらは態度を改めると言っているのですから、その旨の書状ももらえば
よろしいかと…。こちらの寛容さを、見せるべきことかと…」
「ふむ…。確かに一理ありますねぇ…」
……芝居じみてるな。やっぱり台本があると思ったほうがいい。
だが…そうなると、相続権放棄者の手続きをすることに、向こうに何の得があるんだぁ?
「なら…王宮所属の弁護士を今すぐ呼びましょう。だれか!!」
ここで…私は金槌で頭を殴られたような衝撃が走る。
ああ、そういう事かよ!!否応にも唇を噛む歯に…力が入った。
「失礼ながら王后陛下!!」
私は…できるだけ静かにしようと試みたが、
「この場には…ギリアムもグレンフォ卿もおりません!!
そのような状態で…家長の立場に深くかかわる決定を書面にするなど、よろしくございません!!
なにとぞ…改めて場を作らせてくださいませ」
どうしたって声が荒くなっちまう。
すると…予想通りっちゃ予想通りなんだが、あきらかに…レファイラの顔が険しくなった。
「それはどういう意味ですか、オルフィリア公爵夫人…」
「……単純に一般論を述べているだけでございます、王后陛下…」
本当だよ。こんな重要な事…家長抜きでやっていい事じゃ無いだろうが!!
しばし…張りつめた空気が流れるも、
「うっ……」
いきなりダリアが片手で口を押え…その場にうずくまってしまった事で、皆の視線が集中する。
ヒソヒソと遠巻きに噂する人々の声…。
しかし、近づいては来ない。
さすがに身分が公爵夫人だと、粉かけるには度胸がいるようだ。
まあ…周りから聞こえてくるのは、
ティタノ陛下の歓待パーティーで、あろうことか裸になったしょーもない女。
女性を裸で見世物にするのが、平気な悪女。
などなど…。
言葉を変え、品を変え…でも、言っている内容はほぼ一緒だ。
ま、想定の範囲内よ。私にとっちゃ、スズメの囀り、負け犬の遠吠え、気になら~ん。
だが、そんな中…、
「ごきげんよう、ギリアム公爵閣下、オルフィリア公爵夫人…」
私はその声で…背筋に電撃が走る。
振り向けばそこには…。
レファイラと…うげっ!!ゾフィーナくそばばぁ、やっぱ湧いて出やがった!!
しかもレベッカまでいるじゃんよぉ~。おまけにダリアと…ダリナ、グレリオまで!!
めんどくさくなる予感しかしね~。
まあそんな嘆きは置いといて!!ひとまず気を引き締めるしかない!!
なんて思っていたら、ダリアが…
「オルフィリア公爵夫人…。今日は吉報があります。
裁判後に…傍系とはしっかりと話をして…皆、ダイヤ卿を迎え入れる事、了承したの
ですよ」
ある意味、爆弾発言しおった。
なにぃぃ~?
「……確認させていただいても?」
「あら、そんな必要はありませんわ」
ダリアが手を叩くと…かなりの人数がずらりと並び、こちらに向かって跪く。
「ここに…傍系の人間達を集めました。
これが…何よりの証拠ですよ。皆…ダイヤに忠誠を誓うと言っていますよ…」
私はここで確信した。
傍系との諍い…その中心がまさにダリアだと感じていたが、本当なんだと。
そして…裁判でのギリアムの言葉を、全く分かっていないのだと…。
「……グレダル卿のお姿がありませんが?」
「グレダルは…歳のせいか体調を崩しまして、今日は欠席しております」
冷えた私の頭はよく回転してくれた。
そのおかげでわかった。
……なるほどね。
恐らく…レファイラの名を使って、ゾフィーナくそばばぁが傍系に圧力をかけたんだ。
そもそもゾフィーナくそばばぁ自身が公爵夫人だから、2人に言われたら、身分の低い奴は
はいとしか言えんだろうが。
賢い人間は、何とか病欠したって所か…。
でも…だからこそ、本人から答えを聞けない状況だ。
しかし…。私はここで、別の事が頭ににょきっと出てきた。
なんでそこまでして、ダリアに協力する?
何か…弱み…いや、違うな。
レファイラはもちろん、ゾフィーナくそばばぁは絶対に、ダリアごときに弱みなんか握らせない。
騎士の世界ならいざ知らず、社交界に置いて、ゾフィーナくそばばぁの方がずっと力がある。
できるだけ考えたいが…ギリアムも戻ってこないし、それは後だ!!
深堀するのは…ひとまず目の前の難題をどうにかしてから。
大体…。
傍系で肖像画がある人間は、できるだけ覚えたんだが…。
如何せん数が多すぎたことと、中には…肖像画が無い人間もいたんだよね。
ギリアムが超正確な似顔絵を描いてくれたけど…でも、わたしゃギリアム脳は持っていないから、
アソコにいる傍系が本当に全部か、それとも…。
だいたい、シルスのレベルには遠くとも、変装させて替え玉にすることぐらい、できるだろうし…。
「オルフィリア公爵夫人……」
私が思考の波に漂っていると、満を持したかのように、ダリアが歩み出てきた。
「これで…ダイヤを返して頂けますね」
……ピキッと来たぞ、コラ!!
アンタはホンット、注意しても注意しても、注意書き見ずに地雷踏みたがるよねぇ~。
友達いなくなっちまったの、よくわかるよ!!
「いかにもこちらが、不当に返さないような言い方は、やめていただけませんか?
裁判の時も言いましたが、ダイヤの意思を最大限尊重しただけですので」
「それは失礼いたしました。
ですが…裁判時のお約束はしっかりと果たしました。
そちらも約束を守っていただきたいです」
ダリアも今回は勝てると思っているのか、静かに言を吐いているが…。
砂糖より甘し!!
私が…どう畳み掛けてやろう…と、沸々と闘志をみなぎらせていると、
「あのですね、ダリア夫人…」
横から今度は…ダイヤが出てきた。
「傍系と話をしたから何なのですか?
ご当主様も奥様も、傍系と話をすれば、私を返すなど一言も言っていませんよ。
裁判記録をしっかり読み直してはいかがですか?
ちなみに私は、アナタが傍系と話をしようがしまいが、私の相続権放棄者の手続きが完了するまで
そちらへの態度を緩める気はございませんので、あしからず。
あと…私をいい加減、物扱いするの、やめてくださいませんか?
それとも…未だに、私の意志ではなく、ご当主様と奥様が、私を離さないとでも思っているのですか?
私は自ら望んで、ファルメニウス公爵家にいるのです。
私の紛れもない意志を無視する方と、私は仲良くなど一切したくございません」
……これも散々、言ってきたことなのにね。
「なら…聞かせてください」
今までのダリアだったら、声を荒げるか、食って掛かるかしたろうにな…。
ちょっとは成長したのか…?
それとも、単純に台本通りにやらないと、協力はできないと言われたのか…。
………………………………。
後者だな、うん。
「一体何が、不満なのですか?
こちらは…アナタを迎え入れるために、最大限の準備をしました。
利権も全て…アナタに差し出すと皆が言っている」
…何だかなぁ。
私は心の中に覆っていた棘のようなものが、またチクチクとし出した。
前世の親の…考え方…行動…よく似てやがるよ、本当に…。
ダイヤも…やっぱりため息ついてら。
「不満も何も…私はラスタフォルス侯爵家に関わりたくない…と、言っているのです。
その希望を聞いてもらえない時点で、あなた方と懇意にしたいとは思いません」
かなりキッパリとしてるんだけどね、最初から…。
ダリアは…心なしか震えているね。
ポーカーフェイスを剥がさないのは、ちょっとばかり成長したようだ。
遅すぎるがな!!
「王后陛下…。僭越ながら、この場で…相続権放棄者の手続きをしてはいかがでしょうか?」
おりょ…。ゾフィーナくそばばぁがしゃしゃり出たが…なんでこっちの味方をする?
「そうすれば、あちらは態度を改めると言っているのですから、その旨の書状ももらえば
よろしいかと…。こちらの寛容さを、見せるべきことかと…」
「ふむ…。確かに一理ありますねぇ…」
……芝居じみてるな。やっぱり台本があると思ったほうがいい。
だが…そうなると、相続権放棄者の手続きをすることに、向こうに何の得があるんだぁ?
「なら…王宮所属の弁護士を今すぐ呼びましょう。だれか!!」
ここで…私は金槌で頭を殴られたような衝撃が走る。
ああ、そういう事かよ!!否応にも唇を噛む歯に…力が入った。
「失礼ながら王后陛下!!」
私は…できるだけ静かにしようと試みたが、
「この場には…ギリアムもグレンフォ卿もおりません!!
そのような状態で…家長の立場に深くかかわる決定を書面にするなど、よろしくございません!!
なにとぞ…改めて場を作らせてくださいませ」
どうしたって声が荒くなっちまう。
すると…予想通りっちゃ予想通りなんだが、あきらかに…レファイラの顔が険しくなった。
「それはどういう意味ですか、オルフィリア公爵夫人…」
「……単純に一般論を述べているだけでございます、王后陛下…」
本当だよ。こんな重要な事…家長抜きでやっていい事じゃ無いだろうが!!
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