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第3章 追憶
1 11年前の遭遇
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今から11年前のことだ。
その時私は、この国のものすごーく辺境にある、ド田舎…という
言葉をまさに具現化するような、過疎の村にいた。
なぜかと言うと…パパンが人に騙されて借金背負わされ、逃げ
回っていたのだ。
その村は大自然に囲まれたいい所…といえば聞こえはいいが、
つまるところ、周りには何もない…ともいえる。
まあ、この世界自体が21世紀日本のような娯楽など皆無だから
何とも言えんが。
我が家がそんな状況のため、パパンとママンは朝から晩まで
働きずめ。
この村のすぐ近く(と言っても馬車で行く必要あり)に鉱山が
あり、この村の人たちも働きに行っているから、その人たちと
一緒に出かけている。
鉱山の中にも居住区域があるのだが、治安が悪いため私の為にと
この村を選んでくれた。
ありがてぇなぁ。
私が起きている時に帰ってくることは無く、もうほとんど会話も
していない。
私はこの当時5歳のため、村のお年寄りが面倒を見てくれた。
私が当時、よく言われたこと。
「おとーさんもおかーさんもそばにいられないのに、いい子に
してて、えらいね~」
「わがままも言わなくて…」
「本当にこの子は、聞き分けが良くて…」
……あのね。
私この時、精神年齢50越え…。
親がいなくて泣く年でも、静かにしていられない年でもない。
逆にあまりにも、年齢不相応なことをしないように、気を付けて
いたもんさ。
実際冷や汗かいたことなんざ、山とある。
んで、私のこの村での日課は…山での薬草採取だ。
主に私の面倒を見てくれたのは、この村で医者を営む老夫婦。
ガフェルおっちゃんとマーサおばちゃん。
もう共に60越えだというが、元気いっぱいなのでジジババと
呼ぶのは気が引ける。
私の両親は、朝寝ている私を二人に預け、夜寝ている私を引き
取りに来ていた。
余談だがこの世界の医学は、21世紀日本と比べものにならない
ぐらい遅れている。
細菌という概念なし、清潔に対する考えは少しあるし、風呂・
トイレがあるのはありがたいが、抗生物質に代表される、特効薬
なんてものも、ほとんどなし。
私はこの世界の医学及び薬草学を学びたかった。
…なんでかって?
単刀直入に言うと、私の快適なエッチライフのためだ!!
…………………………………。
いたっ、痛い痛い、石投げないで、石!!
私は今も昔も、自分の快楽を第一に考える人間なんだよ!!
5歳じゃさすがにエッチはできんが、逆にその時間を使って
この世界の避妊法や性病の状況を知りたかったのだ!!
理由はそれだけじゃい、悪いか!!
…………………………………。
まあ、脱線したので戻すが…私が最初弟子入りを申し出た時、
やっぱり実年齢もあって、まず本気にされなかった。
おばちゃんは優しく接してくれたが、おっちゃんは、
「子供の遊び場じゃねぇ!!」
と、一蹴された。
フツーの子供なら、それで来なくなるのだろうが…。
あいにくと私は子供じゃねぇ。
それから毎朝、おっちゃん、おばちゃんの薬草採取を手伝った。
最初は邪険にしていたおっちゃんだが、私が真剣に学びたい意欲
を見せると、徐々に色々教えてくれるようになったのだ。
さて、その日も私は薬草採取を手伝って、もうすぐ昼になると
いうころ…。
「ありゃ…」
夢中になって、おっちゃん、おばちゃんと離れてしまったようだ。
しかしそこは大人。
泣いたりせずに……って、なんか泣き声聞こえるんだけど?
ものすごく、か細く…しかし確かに子供の声だ。
鳥や獣の物ではない。
私は声のする方に、ずんずんと近づいていく。
そして見つけた。
体育座りで顔を伏せ、泣いている。
年のころは…10歳いったかいってないか…と思うぐらい…
けど…。
私がその子を一目見た時の、正直な感想は…
「なんじゃあれ?」
だった。
何でかというとですね。
まず全身が包帯でぐるぐる巻き。
さらにその包帯も、もう何日も変えていないようで、膿と血で
ドロドロ、臭いもヒドイ。
着ているものもボロボロで、山で遭難?というより、着の身着の
ままで、どこかから逃げてきたようなカッコだった。
本当に、化け物と呼ばれてしまってもおかしくないだろう。
私が普通の子供だったら、泣き出してただろうなぁ…確実に。
しかし私は体は子供でも、精神は立派な大人。
こんないつ危険が迫ってくるかわからない山の中に、小さい子
一人置き去りにするなど、できようはずもない。
それに包帯っ子の、あの体の状態…。
私はあの状態に見覚えがあった。
どこで見たかというと、おっちゃん手書きの医学書の中だ。
実はおっちゃん、今でこそこんな過疎の村で隠遁生活を送って
いるが、長年大陸中を練り歩き、様々な病気の記録を残してきた
生粋の医者であり、医学博士だ。
ただまあ…残念ながら権力者というものとは、本当に反りが
合わず、ここで隠遁生活を送る道を選んだようだ。
しかし本人は、自分の生きたいように生きてきたから、後悔は
ないと話している…。
好きだぞー、おっちゃん。
さて私は、弟子としてまあまあ認めてもらったからこそ、
おっちゃんのまとめた手作り医学書を、読ませてもらえる
ようになった。
その中に、包帯っ子の体ととってもよく似た絵があったのを
覚えている。
そこで私は…。
「ねぇ!!」
包帯っ子はびくっと体を震わせ、顔を上げた。
……うん。
顔も包帯がまかれ、酷いありさまだ。
「あなた、どこの子?」
この村は、自然豊か=仕事がないため、過疎化が進んでいる。
子供は私を含め、数えるほどしかいない。
そもそも村自体が、住人約100人ほどの小さいものだ。
つまりこんな子供がいたら、話題に上らないわけがない
必然的に、村の外から来た子だろう。
だが、鉱山の方からでもなさそうだ。
なぜなら、鉱山で働いている人たちの、持ち帰ってくる話題は
この村の人たちにとっての、ラジオ番組化しているから、
やっぱりこの子のことが話題に上らないのはおかしい。
でもこの村の周辺に…ほかに人が暮らしているところって、
あったっけなぁ…。
おっちゃんとおばちゃんに聞けばわかるかな。
だがひとまずは、この包帯っ子をどうにかせねば。
「ねえ、どこの子?迷子?おうちわかる?」
聞いても一切答えないどころか、段々と私から後ずさってるよ。
「あのさ!!私あなたの敵じゃないよ?
だいたいあなたより小さいんだから!!」
しかしやっぱり後ずさる。
「あなた病気なんでしょ?
治療しよ!!ね」
治療…という言葉に、明らかにびくつき始めた。
まあ、子供に治療って言ったら怖いよね…。
でも、しゃーねぇ。
「ほら、こっち来て」
私が近づくと、余計後ずさる。
どうも立たないなぁと思っていたら、どうやら足が血豆だらけ。
あ~、歩けなくなってうずくまってたのかぁ…。
「ちっ近づくな!!」
お、やっとしゃべった。
「近づかないと、治療できないよ。
足もいたいんでしょ?
大丈夫だから、こっちおいで」
「ち、近づいたら病気がうつるぞ!!」
「へ?
うつらないから大丈夫よ」
そしたらだいぶん驚いた顔をする。
「な、何でそんなことわかるんだ!!」
「私はあなたの病気が何なのか、知っているから」
「え…」
驚いてるねぇ~。
ということは、病気の正体を知らないんだな。
この病気を引き起こしているのは、ズバリ寄生虫だ。
それもこの国ではまずお目にかからない、珍しい種類。
この国から別の国に行き、そこからさらに野を越え山を越えした
ド辺境に位置する地域だけに生息する、寄生虫だ。
体の中に入り込むと、宿主の内臓に寄生するのだが、同時に
皮膚に炎症を起こさせるらしい。
それを長期間(と言っても云か月単位)放置すると、次第に膿が
出始める。
ただおっちゃん曰く、体の一部分だけに出るものだそう。
ってことは、包帯っ子の症状はかなり重いのではないか…。
一刻の猶予もならん!!
何で包帯っ子が、そんな珍しい寄生虫に寄生されたのかは
わからないが、とにかく治療を受けさせねば。
「さ、お医者さんの所に、一緒に行こ…。
あ、そか。
歩けないなら連れて来るよ」
「う…あ…」
私はずんずんと包帯っ子の方に、近づいて行った。
-------------------------------------------------------------------------
う~ん、包帯の…お化け?
その時私は、この国のものすごーく辺境にある、ド田舎…という
言葉をまさに具現化するような、過疎の村にいた。
なぜかと言うと…パパンが人に騙されて借金背負わされ、逃げ
回っていたのだ。
その村は大自然に囲まれたいい所…といえば聞こえはいいが、
つまるところ、周りには何もない…ともいえる。
まあ、この世界自体が21世紀日本のような娯楽など皆無だから
何とも言えんが。
我が家がそんな状況のため、パパンとママンは朝から晩まで
働きずめ。
この村のすぐ近く(と言っても馬車で行く必要あり)に鉱山が
あり、この村の人たちも働きに行っているから、その人たちと
一緒に出かけている。
鉱山の中にも居住区域があるのだが、治安が悪いため私の為にと
この村を選んでくれた。
ありがてぇなぁ。
私が起きている時に帰ってくることは無く、もうほとんど会話も
していない。
私はこの当時5歳のため、村のお年寄りが面倒を見てくれた。
私が当時、よく言われたこと。
「おとーさんもおかーさんもそばにいられないのに、いい子に
してて、えらいね~」
「わがままも言わなくて…」
「本当にこの子は、聞き分けが良くて…」
……あのね。
私この時、精神年齢50越え…。
親がいなくて泣く年でも、静かにしていられない年でもない。
逆にあまりにも、年齢不相応なことをしないように、気を付けて
いたもんさ。
実際冷や汗かいたことなんざ、山とある。
んで、私のこの村での日課は…山での薬草採取だ。
主に私の面倒を見てくれたのは、この村で医者を営む老夫婦。
ガフェルおっちゃんとマーサおばちゃん。
もう共に60越えだというが、元気いっぱいなのでジジババと
呼ぶのは気が引ける。
私の両親は、朝寝ている私を二人に預け、夜寝ている私を引き
取りに来ていた。
余談だがこの世界の医学は、21世紀日本と比べものにならない
ぐらい遅れている。
細菌という概念なし、清潔に対する考えは少しあるし、風呂・
トイレがあるのはありがたいが、抗生物質に代表される、特効薬
なんてものも、ほとんどなし。
私はこの世界の医学及び薬草学を学びたかった。
…なんでかって?
単刀直入に言うと、私の快適なエッチライフのためだ!!
…………………………………。
いたっ、痛い痛い、石投げないで、石!!
私は今も昔も、自分の快楽を第一に考える人間なんだよ!!
5歳じゃさすがにエッチはできんが、逆にその時間を使って
この世界の避妊法や性病の状況を知りたかったのだ!!
理由はそれだけじゃい、悪いか!!
…………………………………。
まあ、脱線したので戻すが…私が最初弟子入りを申し出た時、
やっぱり実年齢もあって、まず本気にされなかった。
おばちゃんは優しく接してくれたが、おっちゃんは、
「子供の遊び場じゃねぇ!!」
と、一蹴された。
フツーの子供なら、それで来なくなるのだろうが…。
あいにくと私は子供じゃねぇ。
それから毎朝、おっちゃん、おばちゃんの薬草採取を手伝った。
最初は邪険にしていたおっちゃんだが、私が真剣に学びたい意欲
を見せると、徐々に色々教えてくれるようになったのだ。
さて、その日も私は薬草採取を手伝って、もうすぐ昼になると
いうころ…。
「ありゃ…」
夢中になって、おっちゃん、おばちゃんと離れてしまったようだ。
しかしそこは大人。
泣いたりせずに……って、なんか泣き声聞こえるんだけど?
ものすごく、か細く…しかし確かに子供の声だ。
鳥や獣の物ではない。
私は声のする方に、ずんずんと近づいていく。
そして見つけた。
体育座りで顔を伏せ、泣いている。
年のころは…10歳いったかいってないか…と思うぐらい…
けど…。
私がその子を一目見た時の、正直な感想は…
「なんじゃあれ?」
だった。
何でかというとですね。
まず全身が包帯でぐるぐる巻き。
さらにその包帯も、もう何日も変えていないようで、膿と血で
ドロドロ、臭いもヒドイ。
着ているものもボロボロで、山で遭難?というより、着の身着の
ままで、どこかから逃げてきたようなカッコだった。
本当に、化け物と呼ばれてしまってもおかしくないだろう。
私が普通の子供だったら、泣き出してただろうなぁ…確実に。
しかし私は体は子供でも、精神は立派な大人。
こんないつ危険が迫ってくるかわからない山の中に、小さい子
一人置き去りにするなど、できようはずもない。
それに包帯っ子の、あの体の状態…。
私はあの状態に見覚えがあった。
どこで見たかというと、おっちゃん手書きの医学書の中だ。
実はおっちゃん、今でこそこんな過疎の村で隠遁生活を送って
いるが、長年大陸中を練り歩き、様々な病気の記録を残してきた
生粋の医者であり、医学博士だ。
ただまあ…残念ながら権力者というものとは、本当に反りが
合わず、ここで隠遁生活を送る道を選んだようだ。
しかし本人は、自分の生きたいように生きてきたから、後悔は
ないと話している…。
好きだぞー、おっちゃん。
さて私は、弟子としてまあまあ認めてもらったからこそ、
おっちゃんのまとめた手作り医学書を、読ませてもらえる
ようになった。
その中に、包帯っ子の体ととってもよく似た絵があったのを
覚えている。
そこで私は…。
「ねぇ!!」
包帯っ子はびくっと体を震わせ、顔を上げた。
……うん。
顔も包帯がまかれ、酷いありさまだ。
「あなた、どこの子?」
この村は、自然豊か=仕事がないため、過疎化が進んでいる。
子供は私を含め、数えるほどしかいない。
そもそも村自体が、住人約100人ほどの小さいものだ。
つまりこんな子供がいたら、話題に上らないわけがない
必然的に、村の外から来た子だろう。
だが、鉱山の方からでもなさそうだ。
なぜなら、鉱山で働いている人たちの、持ち帰ってくる話題は
この村の人たちにとっての、ラジオ番組化しているから、
やっぱりこの子のことが話題に上らないのはおかしい。
でもこの村の周辺に…ほかに人が暮らしているところって、
あったっけなぁ…。
おっちゃんとおばちゃんに聞けばわかるかな。
だがひとまずは、この包帯っ子をどうにかせねば。
「ねえ、どこの子?迷子?おうちわかる?」
聞いても一切答えないどころか、段々と私から後ずさってるよ。
「あのさ!!私あなたの敵じゃないよ?
だいたいあなたより小さいんだから!!」
しかしやっぱり後ずさる。
「あなた病気なんでしょ?
治療しよ!!ね」
治療…という言葉に、明らかにびくつき始めた。
まあ、子供に治療って言ったら怖いよね…。
でも、しゃーねぇ。
「ほら、こっち来て」
私が近づくと、余計後ずさる。
どうも立たないなぁと思っていたら、どうやら足が血豆だらけ。
あ~、歩けなくなってうずくまってたのかぁ…。
「ちっ近づくな!!」
お、やっとしゃべった。
「近づかないと、治療できないよ。
足もいたいんでしょ?
大丈夫だから、こっちおいで」
「ち、近づいたら病気がうつるぞ!!」
「へ?
うつらないから大丈夫よ」
そしたらだいぶん驚いた顔をする。
「な、何でそんなことわかるんだ!!」
「私はあなたの病気が何なのか、知っているから」
「え…」
驚いてるねぇ~。
ということは、病気の正体を知らないんだな。
この病気を引き起こしているのは、ズバリ寄生虫だ。
それもこの国ではまずお目にかからない、珍しい種類。
この国から別の国に行き、そこからさらに野を越え山を越えした
ド辺境に位置する地域だけに生息する、寄生虫だ。
体の中に入り込むと、宿主の内臓に寄生するのだが、同時に
皮膚に炎症を起こさせるらしい。
それを長期間(と言っても云か月単位)放置すると、次第に膿が
出始める。
ただおっちゃん曰く、体の一部分だけに出るものだそう。
ってことは、包帯っ子の症状はかなり重いのではないか…。
一刻の猶予もならん!!
何で包帯っ子が、そんな珍しい寄生虫に寄生されたのかは
わからないが、とにかく治療を受けさせねば。
「さ、お医者さんの所に、一緒に行こ…。
あ、そか。
歩けないなら連れて来るよ」
「う…あ…」
私はずんずんと包帯っ子の方に、近づいて行った。
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う~ん、包帯の…お化け?
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