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第4章 交渉
3 条件のすべては出そろって…
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私の言葉は、身分の差から考えても、手打ちになっておかしく
ないものだった。
しかし公爵様は黙って立ち上がり、
「申し訳ありませんでした」
私に深々と頭を下げた。
これには大変驚いた。
この世界で女性はどうしても道具として見られやすい。
男尊女卑の世界。
だから、女性にしっかり頭を下げられる男性は実は意外と
少ないのだ。
「お話を続けましょう」
「わかりました」
公爵様はとてもスッキリして…嬉しそうな表情を浮かべている。
「次は…婚約の大々的な発表は暫く控えて欲しい…ですか?」
「はい。
私はほとんど平民と違わない生活をしてきました。
それ自体は楽しかったからいいのですが、その分上流階級のマナーを
一から学びなおす必要があります。
あと公爵家のしきたりにもなれる時間が必要ですので」
「わかりました…それが貴方の希望であるならば」
ちょっと不満そうやな。
顔に出さんのはさすがさすが。
「あとはご両親もこちらで暮らしたい…」
「はい…あ、隅っこの一室を借りるだけで良いので…」
「今すぐ一番日当たりのよい、離宮を準備いたします。
あなたのご両親は私の両親ですから」
太っ腹やな~。
一枚目はここまで。
続いて二枚目…閨についてだ。
ちょっと目を通した公爵様が赤くなる。
「フィ、フィリー…これは…」
「大切な事でしょう?」
「あ、えーと…これは…あなたさえよければ
私に異論はありません…」
まあ一言でいえば、夫婦生活は強要さえしなければ、いつでも
オッケーという内容。
これにも書いていない、私だけの裏事情がある。
私は娼婦になる前、二度の結婚歴がある。
離婚原因はズバリ私。
誤解のないよう言っておくが浮気はしてない。
私は自他ともに認める売女ビッチだが、貞操観念は変にしっかり
している。
めちゃくちゃ性に奔放だが、既婚は勿論彼女持ちとも絶対に
関係を持たなかったし、ウソついた奴はすぐにたたき出した。
これだけは私が誇れる唯一のモノ。
つーわけで、結婚した以上、旦那一筋だ。
…それがいけなかった。
最初の旦那は1か月…二度目の旦那は1年半…で、そりゃあ見事に
抱き潰した。
どちらの旦那も最後は精を絞りつくされ、体重は十キロ以上落ち、
これ以上は死ぬ、ごめん、と言われ離婚した。
ダンナたちの名誉のため言うが、いいダンナだったよ。
真面目に働くし、ギャンブルしないし、浮気も…まあこれは私が
浮気する精力など残しておかなかったが…。
まあ、話を戻すが私は公爵様がこの国一番の優良物件であると
同時に、妻になると一番めんどくさい物件でもあるとわかって
いるのだ。
公爵様を狙っている女など星の数ほどいるだろうから、そいつらの
相手をせにゃならん。
婚約者がいようが妻がいようが狙ってくるやつぁ狙ってくる。
ハッキリ言ってめんどくさい。
だから公爵様が精魂尽き果てて、私から離れてくれるなら、それも
良いと思っている。
公爵様の体躯だったら、その間十分楽しめるし~。
というかなり自分勝手な事情を孕んでますが、なにか?
さて最後、三枚目。
これ実はかなり重要。
「これ…は…」
「とても大事なことだと思いますが、公爵様はどう思われますか?」
ズバリ子供についてだ…。
そもそも私が昔から薬草学を熱心に勉強したのは、この世界の避妊法
について出来るだけ詳しく知っておきたかったからだ。
さっきも言ったが私は変な所で、律儀なのだ。
娼婦になって遊ぶようになってから、避妊は完璧すぎるぐらい完璧に
行った。
ピルは絶対欠かさず飲んだし、ゴムやその他も大いに活用した。
私みたいなのがまともな母親やれると思わんかったから。
結論から言うと、この世界に有効な避妊法は存在しなかった。
つまりヤれば出来る可能性を常にはらむ。
そして私と公爵様はもうすでにそう言う行為をした後だ。
これは、仮面舞踏会での私の精神状態が薬によって鈍っていたとはいえ
あとでめちゃくちゃ後悔した。
公爵様への手紙の内容はこう。
子供ができたら、できるだけ早く結婚しましょう。
もしどうしても結婚できないなら、子供にせめて寂しい思いをさせないよう
仲の良いパートナーとして子供に接しましょう。
私は別に構わないから、子供への支援だけは惜しまないでほしい。
こういった最低限度の内容だったのだが…何と公爵様が泣き出した。
声を出してではないが、涙が頬をつたっていた。
「フィリー…あなたは…本当に素晴らしい…」
「…?そうですか?当たり前の事しか書いていませんが?」
まあ、公爵様の親があんまりいい人たちじゃなかったみたいだからナ~。
「子供は授かり物とはよく言ったもので、何年も出来ないこともあれば
一夜の行為で出来ることもあります」
「そして私と公爵様はすでにそう言う行為をいたしました」
「子供ができているとわかったらその時に行動することも考えたのです
が…先ほども申した通り醜聞をわざと広げたがる輩は何処にでもいます」
「私が急に公爵様の子供がお腹にいるといって現れたら、公爵様が認めた
としても、必ずすごい数の横やりが入るでしょう」
「私は公爵様との行為をすると自分で決めました。だから私のみが醜聞に
晒されるのは構いません。
しかし…」
「子供がその犠牲になっては絶対にいけません」
「故に私の希望をきいていただけるなら、公爵様の元に入り出来る限り
頑張ろうと思いました」
すると公爵様はぐいっと袖で涙をぬぐい、私の前に跪く。
私の手を取り
「あなたの希望はすべて聞きます。
ですから私の元に来てください。
私のすべてをかけて、一生あなたを幸せにします」
私は少し笑みを浮かべ
「これからよろしくお願いします、公爵様…」
と答えれば、公爵様は花が咲いたようにぱぁっと笑い、私を抱きしめた。
そんな公爵様の背中に手を置き、私も公爵様を抱きしめた。
ああそうだ。
もう一つ。
この世界は避妊法もそうだが、性病についてもほとんど無法地帯だ。
有効な治療法もほとんどない。
だから私の凄まじい性欲で公爵様が参ったをすればそれはそれで
めでたいと思ったのも事実だが…。
それと同じくらい性欲を満たしてくれるなら…私は公爵様のために
かなり頑張れるよ。
昔も今もエッチ好きは変わらないからね。
「…リー、フィリー?」
「え、ああ。すみません。ぼっとしてました」
「構いません。
今からあなたのご両親にご挨拶に行きたいのですが…」
「あ、はい。
公爵様の所に来ることは両親にも伝えているので、大丈夫です。
今日は家にいるので…」
あ、ちなみに公爵様のご両親は公爵様が13歳になる少し前に、
相次いで亡くなっている。
つまり義両親なし!!
これも優良物件の条件の一つだよな~。
「ではすぐに馬車を手配しましょう」
「わ~、送っていただけるんですね。
良かった~、乗合馬車賃浮いた~」
喜ぶ私とは裏腹に、公爵様の顔が青ざめていく…。
「乗合馬車…?
フィリー…あなたまさか…」
公爵様の大きな手が私の肩をがしっと掴む。
「ここまで乗合馬車で来たのですか!!」
「へ?はい。
正確には乗合馬車で近くの町まで来て…。
そこから歩いて正門に向かったら、ちっともたどり着かなくて…。
戻ろうかどうしようか考えていたら、ちょうどフォルトさんが
通りかかってくれたので、乗せてもらいました」
笑顔で報告する私を見ながら、公爵様は青い金魚になっている。
あ~、そう言えば、乗合馬車ってハッキリ言って治安あんま
良くないんだよね…忘れてた…。
公爵様は青い金魚になったまま、フォルトさんの方を向く。
フォルトさんはため息一つつき、
「ギリアム様…まさかとは思いますが、お部屋にお持ちした
資料に目を通していらっしゃらないのですか?」
呆れを隠す気にもならないと言わんばかりだ。
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公爵様、青い金魚化…するほどの事なのかなぁ
ないものだった。
しかし公爵様は黙って立ち上がり、
「申し訳ありませんでした」
私に深々と頭を下げた。
これには大変驚いた。
この世界で女性はどうしても道具として見られやすい。
男尊女卑の世界。
だから、女性にしっかり頭を下げられる男性は実は意外と
少ないのだ。
「お話を続けましょう」
「わかりました」
公爵様はとてもスッキリして…嬉しそうな表情を浮かべている。
「次は…婚約の大々的な発表は暫く控えて欲しい…ですか?」
「はい。
私はほとんど平民と違わない生活をしてきました。
それ自体は楽しかったからいいのですが、その分上流階級のマナーを
一から学びなおす必要があります。
あと公爵家のしきたりにもなれる時間が必要ですので」
「わかりました…それが貴方の希望であるならば」
ちょっと不満そうやな。
顔に出さんのはさすがさすが。
「あとはご両親もこちらで暮らしたい…」
「はい…あ、隅っこの一室を借りるだけで良いので…」
「今すぐ一番日当たりのよい、離宮を準備いたします。
あなたのご両親は私の両親ですから」
太っ腹やな~。
一枚目はここまで。
続いて二枚目…閨についてだ。
ちょっと目を通した公爵様が赤くなる。
「フィ、フィリー…これは…」
「大切な事でしょう?」
「あ、えーと…これは…あなたさえよければ
私に異論はありません…」
まあ一言でいえば、夫婦生活は強要さえしなければ、いつでも
オッケーという内容。
これにも書いていない、私だけの裏事情がある。
私は娼婦になる前、二度の結婚歴がある。
離婚原因はズバリ私。
誤解のないよう言っておくが浮気はしてない。
私は自他ともに認める売女ビッチだが、貞操観念は変にしっかり
している。
めちゃくちゃ性に奔放だが、既婚は勿論彼女持ちとも絶対に
関係を持たなかったし、ウソついた奴はすぐにたたき出した。
これだけは私が誇れる唯一のモノ。
つーわけで、結婚した以上、旦那一筋だ。
…それがいけなかった。
最初の旦那は1か月…二度目の旦那は1年半…で、そりゃあ見事に
抱き潰した。
どちらの旦那も最後は精を絞りつくされ、体重は十キロ以上落ち、
これ以上は死ぬ、ごめん、と言われ離婚した。
ダンナたちの名誉のため言うが、いいダンナだったよ。
真面目に働くし、ギャンブルしないし、浮気も…まあこれは私が
浮気する精力など残しておかなかったが…。
まあ、話を戻すが私は公爵様がこの国一番の優良物件であると
同時に、妻になると一番めんどくさい物件でもあるとわかって
いるのだ。
公爵様を狙っている女など星の数ほどいるだろうから、そいつらの
相手をせにゃならん。
婚約者がいようが妻がいようが狙ってくるやつぁ狙ってくる。
ハッキリ言ってめんどくさい。
だから公爵様が精魂尽き果てて、私から離れてくれるなら、それも
良いと思っている。
公爵様の体躯だったら、その間十分楽しめるし~。
というかなり自分勝手な事情を孕んでますが、なにか?
さて最後、三枚目。
これ実はかなり重要。
「これ…は…」
「とても大事なことだと思いますが、公爵様はどう思われますか?」
ズバリ子供についてだ…。
そもそも私が昔から薬草学を熱心に勉強したのは、この世界の避妊法
について出来るだけ詳しく知っておきたかったからだ。
さっきも言ったが私は変な所で、律儀なのだ。
娼婦になって遊ぶようになってから、避妊は完璧すぎるぐらい完璧に
行った。
ピルは絶対欠かさず飲んだし、ゴムやその他も大いに活用した。
私みたいなのがまともな母親やれると思わんかったから。
結論から言うと、この世界に有効な避妊法は存在しなかった。
つまりヤれば出来る可能性を常にはらむ。
そして私と公爵様はもうすでにそう言う行為をした後だ。
これは、仮面舞踏会での私の精神状態が薬によって鈍っていたとはいえ
あとでめちゃくちゃ後悔した。
公爵様への手紙の内容はこう。
子供ができたら、できるだけ早く結婚しましょう。
もしどうしても結婚できないなら、子供にせめて寂しい思いをさせないよう
仲の良いパートナーとして子供に接しましょう。
私は別に構わないから、子供への支援だけは惜しまないでほしい。
こういった最低限度の内容だったのだが…何と公爵様が泣き出した。
声を出してではないが、涙が頬をつたっていた。
「フィリー…あなたは…本当に素晴らしい…」
「…?そうですか?当たり前の事しか書いていませんが?」
まあ、公爵様の親があんまりいい人たちじゃなかったみたいだからナ~。
「子供は授かり物とはよく言ったもので、何年も出来ないこともあれば
一夜の行為で出来ることもあります」
「そして私と公爵様はすでにそう言う行為をいたしました」
「子供ができているとわかったらその時に行動することも考えたのです
が…先ほども申した通り醜聞をわざと広げたがる輩は何処にでもいます」
「私が急に公爵様の子供がお腹にいるといって現れたら、公爵様が認めた
としても、必ずすごい数の横やりが入るでしょう」
「私は公爵様との行為をすると自分で決めました。だから私のみが醜聞に
晒されるのは構いません。
しかし…」
「子供がその犠牲になっては絶対にいけません」
「故に私の希望をきいていただけるなら、公爵様の元に入り出来る限り
頑張ろうと思いました」
すると公爵様はぐいっと袖で涙をぬぐい、私の前に跪く。
私の手を取り
「あなたの希望はすべて聞きます。
ですから私の元に来てください。
私のすべてをかけて、一生あなたを幸せにします」
私は少し笑みを浮かべ
「これからよろしくお願いします、公爵様…」
と答えれば、公爵様は花が咲いたようにぱぁっと笑い、私を抱きしめた。
そんな公爵様の背中に手を置き、私も公爵様を抱きしめた。
ああそうだ。
もう一つ。
この世界は避妊法もそうだが、性病についてもほとんど無法地帯だ。
有効な治療法もほとんどない。
だから私の凄まじい性欲で公爵様が参ったをすればそれはそれで
めでたいと思ったのも事実だが…。
それと同じくらい性欲を満たしてくれるなら…私は公爵様のために
かなり頑張れるよ。
昔も今もエッチ好きは変わらないからね。
「…リー、フィリー?」
「え、ああ。すみません。ぼっとしてました」
「構いません。
今からあなたのご両親にご挨拶に行きたいのですが…」
「あ、はい。
公爵様の所に来ることは両親にも伝えているので、大丈夫です。
今日は家にいるので…」
あ、ちなみに公爵様のご両親は公爵様が13歳になる少し前に、
相次いで亡くなっている。
つまり義両親なし!!
これも優良物件の条件の一つだよな~。
「ではすぐに馬車を手配しましょう」
「わ~、送っていただけるんですね。
良かった~、乗合馬車賃浮いた~」
喜ぶ私とは裏腹に、公爵様の顔が青ざめていく…。
「乗合馬車…?
フィリー…あなたまさか…」
公爵様の大きな手が私の肩をがしっと掴む。
「ここまで乗合馬車で来たのですか!!」
「へ?はい。
正確には乗合馬車で近くの町まで来て…。
そこから歩いて正門に向かったら、ちっともたどり着かなくて…。
戻ろうかどうしようか考えていたら、ちょうどフォルトさんが
通りかかってくれたので、乗せてもらいました」
笑顔で報告する私を見ながら、公爵様は青い金魚になっている。
あ~、そう言えば、乗合馬車ってハッキリ言って治安あんま
良くないんだよね…忘れてた…。
公爵様は青い金魚になったまま、フォルトさんの方を向く。
フォルトさんはため息一つつき、
「ギリアム様…まさかとは思いますが、お部屋にお持ちした
資料に目を通していらっしゃらないのですか?」
呆れを隠す気にもならないと言わんばかりだ。
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公爵様、青い金魚化…するほどの事なのかなぁ
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