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第6章 暗雲
1 王立騎士団にて
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「はあ…」
ギリアム・アウススト・ファルメニウスは王立騎士団の
団長室の中、執務机に座って感嘆のため息をついていた。
理由はカンタン。
愛するフィリーとの生活(特に性生活)が充実しすぎる
くらい充実しているから。
フィリーの前に女性経験はないが、自分の精力が強いで
あろうことは、容易に想像がついていた。
だからフィリーに会えた時、まず真っ先にフィリーの
ペースに合わせようと思った。
何せ11年も間が空いてしまった。
徐々に仲を深めて、フィリーの準備が整ったのち…などと
先の事を考えていたら…何とフィリーの方からイキナリ関係を
持ってくれないか…と言われてしまった。
仰天した。
仰天したが、同時にとても嬉しかった。
フィリーも私の事を、想ってくれていたのだと…。
しかし私にはその時…本当にその手の知識が最小限しか
無かった…。
だからすぐには踏み切れなかった。
しかしフィリーが私の気が進まないなら、他の人と…などと
言い出したから、即!!覚悟を決めた。
例えどんな醜態をさらしたとしても、愛するフィリーに他の男が
触れるなど、とうてい我慢できるものではなかったから…。
結果…随分な醜態を晒してしまったと思うのだが…そんな私に
フィリーは昔と変わらず優しくて…ますます好きになった。
だから最速で準備を整え求婚したら…断られた…。
その3日後、私の所にフィリーが来てくれるまで、どう過ごし
たか、あまり記憶にない…。
私の所に来て、条件付きならばと私の求婚を受けてくれた
時は、本当に天にのぼる気持ちだった。
そしてその条件も、とても洗練され理にかなっており、
フィリーの聡明さを改めて知って、胸が熱くなった。
だから誓った…。
この人を絶対に傷つけない…もう二度と失わない様にすると…。
そもそも閨ごとの関係の不一致は、一番不仲になり易いから
注意するようにと、フォルトとエマに言われていた。
だから自分の希望など一切言わず、全面的にフィリーの希望に
合わせようと思った。
そもそも有り余る欲情など、右手で自己処理すればいいわけ
だし…などと思いつつ、2週間が過ぎたのだが…。
今のところ、右手の出番は全くない。
フィリーを気遣って自分の欲望を抑えようとすると、決まって
フィリーに見透かされたように、怒られる。
「私はもっと触って欲しいのに…」
…と、カワイイふくれっ面で抱きつかれれば、我慢などできよう
ハズもなく…。
ただあまりに頻度が多いのでは?と思い、二度ほど公爵家の
主治医にフィリーを診せたが、
「婚約者様は健康すぎるぐらい健康です!!」
…とのこと。
その時、それとなく閨ごとの回数について聞いたのだが、それは
本当に夫婦によって千差万別ゆえ、お二人で相談されて、
納得されて、健康被害が出ていないなら何回であろうと問題ない
と言われてしまった。
ちなみに自分はと言えば…欲情が満たされるようになってからと
いうもの、気力・体力共に上昇し、団員から
「団長、最近どんな鍛え方してるんですか~。
それ以上強くなられたら、ついてけませんよ~、
カンベンして~」
などと言われるしまつ。
実際最近、肌艶も血色も…健康状態も大変いい。
――――色ボケ―――――
この言葉に何度も苦しめられたハズなのに…。
フィリーとの色事は、回数を重ねれば重ねるほど、嫌悪感や
罪悪感、恐怖心などの負の感情をどんどん浄化してくれる。
そして安心感、多幸感といった感情がどんどん溢れてくる。
フィリーの肌に触れ、フィリーと繋がれば繋がるほど、
それはどんどん大きくなる。
「はあ…」
またため息が出てしまう。
「本当に……幸せ過ぎておかしくなりそうだ……」
婚約者であることは伏せてくれとフィリーに言われているから
今の所黙っているが…。
正直自慢したくてたまらない。
私の愛する人は…こんなにも素晴らしいのだと。
出勤してから一時間ほどしかたっていないのに、もう家に帰って
フィリーの顔が見たくなっているのだから、いよいよ重症だなぁ
と、改めて思っていると…扉からノック音が。
「……誰だ?」
「テオルド・ルイザークです、ギリアム公爵閣下。
今、少々よろしいでしょうか?」
「入ってくれ」
静かに開いた扉から入ってきたのは、50前後の男性。
一目で鍛えているのがわかる。
筋骨隆々とした肉体を持ち、まだまだ若い者には負けないと
言いたげな気迫を全身にまとっている。
黒髪・黒目のオールバックが渋みを深め、気迫を余計強めて
いる。
眼の光はとても鋭い。
「テオルド卿が来るなんて、珍しいな…」
テオルド・ルイザーク伯爵は私の修練所時代の恩師である。
武骨で曲がったことが大嫌いな性格が、私とよく合い、家族
ぐるみの付き合いをしている。
先の戦争では、私の右腕として、私を良く助け、期待を遥かに
上回る働きをしてくれた。
戦争後は第一線を退き、後輩の育成に尽力してくれており、
騎士団の相談役として影でサポートしてくれている。
ゆえに直接的な任務に関わることは少ないので、必然的に言葉を
かわすことも多くはない。
テオルド卿は部屋へ入り、ギリアムを一瞥すると、
「……閣下は最近、大変良いことがあったようですね」
などと言う。
「ん?
何故そう思う?」
「最近お顔が随分と緩んでいることが、多くなりました。
以前では滅多にそんなことは、無かったのに…」
…顔に出てしまっていたとは…。
「それにほとんど、残業をしなくなりましたし…。
以前は皆に働きすぎだと、口をそろえて言われるぐらい団長室に
籠って、お仕事をされるか、演習場で団員たちの指導をしていた
のに…」
確かに…。
そもそも以前は家に帰っても、特にすることは無いから、急ぎでなくても
やるべき仕事をかたずけていただけだ。
団員たちへの指導だって、やり出したらキリがないし。
しかし今は違う!!
愛するフィリーが家で待っているのに、残業などしていられるか!!
「まあ…確かにとても良い事はあったが…、今は色々あって話せん
のだ」
物凄く喋ってしまいたいが、フィリーとの約束があるので、そこは
我慢だ。
「いずれ話せるようになったら、皆にも話したいと思う」
「そうですか…。
何はともあれ、良い事です」
テオルド卿はこういう時、興味本位で聞いてこないから助かる。
私は改めて顔を整え、
「ところでテオルド卿は、私に何か言いに来たのではないのか?」
するとテオルド卿の顔がかなり曇り、
「…本日の…フェイラの卒業祝いのパーティーについてなの
ですが…」
テオルド卿には息子一人と娘二人がいる。
フェイラ嬢は末娘、16歳になったはずだ。
アカデミー4年の就学工程を無事終え、今年デビュタントを控えて
いる。
「ああ、もちろん出席させてもらうよ。
…だが、何か問題が発生したようだな」
するとテオルド卿は
「流石です、閣下…。
実は…王太子殿下と王女殿下が出席されます」
「!?今日のパーティーは内輪だけのハズだろう?」
「私もそうご説明したのですが…どうしてもと譲らず…」
そもそも今日のパーティーは親しい人間達のみが集まる
ホームパーティーの様なものだ。
そしてルイザーク伯爵家と王家が現在特別な親交をしている
訳ではない。
「……私のせいか」
先ほどとは打って変わって、暗いため息が漏れる。
「そのようなことは決して…」
言葉とは裏腹に、テオルド卿は歯切れが悪い。
ただ不満を含んだその感情が、私ではなく両殿下の行動に
向いているだろうことが、容易にわかる。
だから私はテオルド卿に全幅の信頼を寄せているのだ。
「…感謝する、テオルド卿。
両殿下からは私には黙っておくよう、言われていたのだろう?
どうせ…。
あとは私が対処するし、この話は聞かなかったことにしておく」
するとテオルド卿は
「…一応、両殿下の言い分としては、王女殿下はルイーズとの
友人関係を主張して、王太子殿下はリグルドとの…」
呆れて言葉が続かないようだ。
まあそうだろう。
リグルドはテオルド卿の長男で、王太子殿下とアカデミーでの学年こそ
同じだが、あいさつ程度しかかわしたことが無いと本人から
聞いている。
長女のルイーズに至っては、王女殿下とは学年も違うから挨拶だって
数える程だろう。
実際、たまに見かけたぐらいしか聞いていない。
「とにかく私の事は気にしなくていい。
そちらには時間通り行くから心配しないでくれ」
「…ありがとうございます、閣下…」
ため息をつきつつ、安堵した表情で、テオルド卿は部屋を出て行った。
一人になった部屋で私は静かに拳を握った…。
「全く…散々拒否しているのに、諦めの悪い…。
本当に迷惑極まりない」
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王立騎士団団長室でのギリアムとテオルド卿
ギリアム・アウススト・ファルメニウスは王立騎士団の
団長室の中、執務机に座って感嘆のため息をついていた。
理由はカンタン。
愛するフィリーとの生活(特に性生活)が充実しすぎる
くらい充実しているから。
フィリーの前に女性経験はないが、自分の精力が強いで
あろうことは、容易に想像がついていた。
だからフィリーに会えた時、まず真っ先にフィリーの
ペースに合わせようと思った。
何せ11年も間が空いてしまった。
徐々に仲を深めて、フィリーの準備が整ったのち…などと
先の事を考えていたら…何とフィリーの方からイキナリ関係を
持ってくれないか…と言われてしまった。
仰天した。
仰天したが、同時にとても嬉しかった。
フィリーも私の事を、想ってくれていたのだと…。
しかし私にはその時…本当にその手の知識が最小限しか
無かった…。
だからすぐには踏み切れなかった。
しかしフィリーが私の気が進まないなら、他の人と…などと
言い出したから、即!!覚悟を決めた。
例えどんな醜態をさらしたとしても、愛するフィリーに他の男が
触れるなど、とうてい我慢できるものではなかったから…。
結果…随分な醜態を晒してしまったと思うのだが…そんな私に
フィリーは昔と変わらず優しくて…ますます好きになった。
だから最速で準備を整え求婚したら…断られた…。
その3日後、私の所にフィリーが来てくれるまで、どう過ごし
たか、あまり記憶にない…。
私の所に来て、条件付きならばと私の求婚を受けてくれた
時は、本当に天にのぼる気持ちだった。
そしてその条件も、とても洗練され理にかなっており、
フィリーの聡明さを改めて知って、胸が熱くなった。
だから誓った…。
この人を絶対に傷つけない…もう二度と失わない様にすると…。
そもそも閨ごとの関係の不一致は、一番不仲になり易いから
注意するようにと、フォルトとエマに言われていた。
だから自分の希望など一切言わず、全面的にフィリーの希望に
合わせようと思った。
そもそも有り余る欲情など、右手で自己処理すればいいわけ
だし…などと思いつつ、2週間が過ぎたのだが…。
今のところ、右手の出番は全くない。
フィリーを気遣って自分の欲望を抑えようとすると、決まって
フィリーに見透かされたように、怒られる。
「私はもっと触って欲しいのに…」
…と、カワイイふくれっ面で抱きつかれれば、我慢などできよう
ハズもなく…。
ただあまりに頻度が多いのでは?と思い、二度ほど公爵家の
主治医にフィリーを診せたが、
「婚約者様は健康すぎるぐらい健康です!!」
…とのこと。
その時、それとなく閨ごとの回数について聞いたのだが、それは
本当に夫婦によって千差万別ゆえ、お二人で相談されて、
納得されて、健康被害が出ていないなら何回であろうと問題ない
と言われてしまった。
ちなみに自分はと言えば…欲情が満たされるようになってからと
いうもの、気力・体力共に上昇し、団員から
「団長、最近どんな鍛え方してるんですか~。
それ以上強くなられたら、ついてけませんよ~、
カンベンして~」
などと言われるしまつ。
実際最近、肌艶も血色も…健康状態も大変いい。
――――色ボケ―――――
この言葉に何度も苦しめられたハズなのに…。
フィリーとの色事は、回数を重ねれば重ねるほど、嫌悪感や
罪悪感、恐怖心などの負の感情をどんどん浄化してくれる。
そして安心感、多幸感といった感情がどんどん溢れてくる。
フィリーの肌に触れ、フィリーと繋がれば繋がるほど、
それはどんどん大きくなる。
「はあ…」
またため息が出てしまう。
「本当に……幸せ過ぎておかしくなりそうだ……」
婚約者であることは伏せてくれとフィリーに言われているから
今の所黙っているが…。
正直自慢したくてたまらない。
私の愛する人は…こんなにも素晴らしいのだと。
出勤してから一時間ほどしかたっていないのに、もう家に帰って
フィリーの顔が見たくなっているのだから、いよいよ重症だなぁ
と、改めて思っていると…扉からノック音が。
「……誰だ?」
「テオルド・ルイザークです、ギリアム公爵閣下。
今、少々よろしいでしょうか?」
「入ってくれ」
静かに開いた扉から入ってきたのは、50前後の男性。
一目で鍛えているのがわかる。
筋骨隆々とした肉体を持ち、まだまだ若い者には負けないと
言いたげな気迫を全身にまとっている。
黒髪・黒目のオールバックが渋みを深め、気迫を余計強めて
いる。
眼の光はとても鋭い。
「テオルド卿が来るなんて、珍しいな…」
テオルド・ルイザーク伯爵は私の修練所時代の恩師である。
武骨で曲がったことが大嫌いな性格が、私とよく合い、家族
ぐるみの付き合いをしている。
先の戦争では、私の右腕として、私を良く助け、期待を遥かに
上回る働きをしてくれた。
戦争後は第一線を退き、後輩の育成に尽力してくれており、
騎士団の相談役として影でサポートしてくれている。
ゆえに直接的な任務に関わることは少ないので、必然的に言葉を
かわすことも多くはない。
テオルド卿は部屋へ入り、ギリアムを一瞥すると、
「……閣下は最近、大変良いことがあったようですね」
などと言う。
「ん?
何故そう思う?」
「最近お顔が随分と緩んでいることが、多くなりました。
以前では滅多にそんなことは、無かったのに…」
…顔に出てしまっていたとは…。
「それにほとんど、残業をしなくなりましたし…。
以前は皆に働きすぎだと、口をそろえて言われるぐらい団長室に
籠って、お仕事をされるか、演習場で団員たちの指導をしていた
のに…」
確かに…。
そもそも以前は家に帰っても、特にすることは無いから、急ぎでなくても
やるべき仕事をかたずけていただけだ。
団員たちへの指導だって、やり出したらキリがないし。
しかし今は違う!!
愛するフィリーが家で待っているのに、残業などしていられるか!!
「まあ…確かにとても良い事はあったが…、今は色々あって話せん
のだ」
物凄く喋ってしまいたいが、フィリーとの約束があるので、そこは
我慢だ。
「いずれ話せるようになったら、皆にも話したいと思う」
「そうですか…。
何はともあれ、良い事です」
テオルド卿はこういう時、興味本位で聞いてこないから助かる。
私は改めて顔を整え、
「ところでテオルド卿は、私に何か言いに来たのではないのか?」
するとテオルド卿の顔がかなり曇り、
「…本日の…フェイラの卒業祝いのパーティーについてなの
ですが…」
テオルド卿には息子一人と娘二人がいる。
フェイラ嬢は末娘、16歳になったはずだ。
アカデミー4年の就学工程を無事終え、今年デビュタントを控えて
いる。
「ああ、もちろん出席させてもらうよ。
…だが、何か問題が発生したようだな」
するとテオルド卿は
「流石です、閣下…。
実は…王太子殿下と王女殿下が出席されます」
「!?今日のパーティーは内輪だけのハズだろう?」
「私もそうご説明したのですが…どうしてもと譲らず…」
そもそも今日のパーティーは親しい人間達のみが集まる
ホームパーティーの様なものだ。
そしてルイザーク伯爵家と王家が現在特別な親交をしている
訳ではない。
「……私のせいか」
先ほどとは打って変わって、暗いため息が漏れる。
「そのようなことは決して…」
言葉とは裏腹に、テオルド卿は歯切れが悪い。
ただ不満を含んだその感情が、私ではなく両殿下の行動に
向いているだろうことが、容易にわかる。
だから私はテオルド卿に全幅の信頼を寄せているのだ。
「…感謝する、テオルド卿。
両殿下からは私には黙っておくよう、言われていたのだろう?
どうせ…。
あとは私が対処するし、この話は聞かなかったことにしておく」
するとテオルド卿は
「…一応、両殿下の言い分としては、王女殿下はルイーズとの
友人関係を主張して、王太子殿下はリグルドとの…」
呆れて言葉が続かないようだ。
まあそうだろう。
リグルドはテオルド卿の長男で、王太子殿下とアカデミーでの学年こそ
同じだが、あいさつ程度しかかわしたことが無いと本人から
聞いている。
長女のルイーズに至っては、王女殿下とは学年も違うから挨拶だって
数える程だろう。
実際、たまに見かけたぐらいしか聞いていない。
「とにかく私の事は気にしなくていい。
そちらには時間通り行くから心配しないでくれ」
「…ありがとうございます、閣下…」
ため息をつきつつ、安堵した表情で、テオルド卿は部屋を出て行った。
一人になった部屋で私は静かに拳を握った…。
「全く…散々拒否しているのに、諦めの悪い…。
本当に迷惑極まりない」
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王立騎士団団長室でのギリアムとテオルド卿
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