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第8章 暗躍
1 公爵邸に王女殿下現る
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いくら予約がないとはいえ、さすがに相手が王家では門前払い
などできない。
ギリアムはフォルトを連れ立って、門前へと出る。
「おはようございます、レティア王女殿下…。
ギリアム・アウススト・ファルメニウスがご挨拶申し上げます」
胸に手を当て、頭を垂れる。
「いやだわ、ギリアム…。
本当にいつも堅苦しいんだから…。
いつものように、レティアとお呼びになって」
「ですから…何度も申し上げておりますが、王女殿下を名前で
お呼びしたことは今まで一度もありませんし、今後も名前で
お呼びすることはございません」
実はギリアムは兵の統率をするために、いくつかの質の声を
使い分けられるように、鍛えている。
王族相手に声を荒げても、いいことは一つもない。
ゆえに今回はとても静かだが、遠くまでよく聞こえる声を
使った。
つまり、周りを囲む野次馬平民の後ろのほうにまで、ギリアムの
声はハッキリと聞こえる。
「…と、とにかく、お部屋に案内してくださる?
いろいろとお話がしたいの…」
「まずご用件を伺いたい」
「そ…それは部屋で…」
「王族をお迎えするのであれば、それ相応の準備が必要です。
そしてそれはご用件によって変わることもある。
ご用件も言わず、緊急時でもなく、ただ部屋に通せというのなら、
一度お帰りになって、再度予約を取っていただきたい」
これはむしろ失礼ではなく、当然のこと。
王族の接待ともなれば、調度品1つ、お茶の種類1つ、使用人に
いたるまで、特別待遇をするのが礼儀。
ゆえに本当にどうしようもない緊急時以外、王族こそしっかり
予約を取ってから来訪するのが、当たり前だ。
つまりこの場合、明らかに失礼なのは王女殿下のほうである。
すると王女殿下はしばらく下を向いていたが、
「ギリアム…あなたが…」
話し始めた。
「婚約したなどというデマが…巷に広がってしまったようだから
……あなたが心配で…」
「デマ?
私が婚約したのは、紛れもない事実ですが?」
今回はひときわよく通る声だ。
ショックを隠せず、体を震わせているレティア王女に構わず、
ギリアムは続ける。
「私…ギリアム・アウススト・ファルメニウスはこのたび
オルフィリア・ステンロイド男爵令嬢と婚約いたしました。
ゆえに今度の建国記念パーティーには、オルフィリア嬢を
パートナーとして伴い出席いたします。
もうそのむね、変更願を王家には提出済みのはずですが?」
当然野次馬に聞かせるつもりだったので、急がずはっきりした
声でしゃべる。
「ご用件がそれだけでしたら…」
「お部屋に通してください」
「……」
「用件を言えば、お部屋に通してくださるのでしょう?」
レティア王女の目はこれだけは譲れないと言っている。
ギリアムはフォルトに目で合図する。
「ではこちらにいらしてください」
……これがAM10時頃の話である。
さてさて…ここからの一連の流れをかいつまんでお話ししよう。
レティア王女は侍女はもちろん、護衛として近衛騎士を20名ほど
連れてきていた。
近衛騎士について少し触れるが、王立騎士団が警察と類似した
業務を担っているのに対し、近衛騎士団はいわゆるSPの性質が
強い。
王族に代表される要人の警護及び、王宮における治安維持が
主な仕事だ。
平民は原則近衛騎士団には入れず、貴族のみで構成される。
まずこれが前提。
そしてレティア王女殿下が連れてきた近衛騎士は、安全確認の
名目で、公爵邸と庭園に対し、かなり家探し的なことをした。
そしてそれは、公爵邸の外にたむろしていた野次馬平民たちに
かなりはっきりと目撃されていた。
ギリアムはレティア王女の相手をするため、客間にずっといた。
部屋にはもちろん、フォルトとエマ、そして王女側の侍女と
近衛騎士1名を必ず常駐させた。
王女は人払いさせたかったようだが、なら自分も客間に足を
踏み入れない、ということを譲らないギリアムを見て、諦めた
ようだ。
ギリアムは当然、世間話には応じたが、フィリーの話になると
途端に口をつぐみ、話すことはないの一点張り。
そしてあっという間に夕刻となった。
そろそろお帰りになったほうが…と促したが、一向に動こうと
しないレティア王女。
ギリアムはフォルトに何やら指示する。
「…泊っていかれるおつもりですか?」
ギリアムのその言葉に、レティア王女は瞳を輝かせた。
今までギリアムは、絶対に自分の家へレティア王女を泊めようと
しなかったからだ。
「はい…お願いします」
レティア王女は本当に嬉しそうに笑った。
ギリアムはここで準備があるからと、レティア王女のいる客間を
出た。
そしてエマがレティア王女に、
「お風呂にお入りになりますか?」
と、尋ねると、待ってましたと言わんばかりに、ウキウキと
風呂場に侍女を伴い、入っていった。
そして…レティア王女が風呂に入った隙を狙い、ギリアムは男の
使用人を全員引き連れ、屋敷をさっさと出ましたとさ。
フォルト以外の使用人たちに、本日の宿を斡旋し終えると、
ギリアムは王立騎士団の詰所に向かった。
王立騎士団には夜勤がある。
そして、夜の行軍の訓練なども当然行っているため、夜でも
昼と変わらない人数が詰所にはいる。
あくびしながらやってたら、突然ギリアムが来たものだから、
団員は大慌て。
「だ…団長!!どうしたのですか?
フォルト卿まで…」
ちなみに今日の夜勤担当はレオニール団が主だ。
レオニールを見つけたギリアムは、
「いや…うちに今日突然、レティア王女殿下が訪ねてきてな…」
「あ~、もうすっかり噂になってます…」
レオニールは平民かつ、顔が大変広いため、市勢の噂を嗅ぎつける
能力は全団員の中で一、二を争う。
「夜だから帰るよう促したのだが…聞き入れてもらえなくてな。
相手は王族ゆえ、少しの間違いも疑われてはかなわん!!
というわけで、私が邸宅を出た」
ちなみに同じことを邸宅を出るとき、門番に話しているように
見せかけ、野次馬平民にも聞かせた。
「な…なるほど…、賢明なご判断です。
これからどこのホテルに行かれるのですか?」
「いや…むしゃくしゃするから体を動かしたくてな。
夜勤組に付き合って、朝まで体を動かそうと思う」
ギリアムの言葉に、団員が青くなった。
実は夜勤は古参や上司がいないことが多いため、結構手が抜ける
のだ。
だがギリアムがいるとなると、そうはいかない。
明日動けなくなるのは、もはや必須事項といったほうが良い。
「あ、そうそう」
「な、なんでしょうか?」
「私はレティア王女殿下が帰るまで、この詰所に居続けるつもり
だから、よろしくな。
それでは着替えてくる」
さらに青くなるレオニールだったが、はっと気を取り直し、
「おい!!」
手で合図すると、5人ほどが前に出た。
「今からすぐ外に行って、オレが言ったことをそれとなく飲み屋や
商店街にばら撒け!!
今回緊急だから、空いている奴らにも片っ端から声かけろ!」
「はい!!」
そうして団を抜けたもの以外は…。
次の日見事に動けなくなるのだった。
さて…レティア王女殿下はといえば…ギリアムが帰ってくるまで
公爵邸に居座るつもりだったようだが、翌日の午前中に血相変えて
きたケイルクス王太子殿下に、引きずられるように馬車に乗せられ
王宮へと帰っていったそうな。
……………ホンットしょーもな!!
などできない。
ギリアムはフォルトを連れ立って、門前へと出る。
「おはようございます、レティア王女殿下…。
ギリアム・アウススト・ファルメニウスがご挨拶申し上げます」
胸に手を当て、頭を垂れる。
「いやだわ、ギリアム…。
本当にいつも堅苦しいんだから…。
いつものように、レティアとお呼びになって」
「ですから…何度も申し上げておりますが、王女殿下を名前で
お呼びしたことは今まで一度もありませんし、今後も名前で
お呼びすることはございません」
実はギリアムは兵の統率をするために、いくつかの質の声を
使い分けられるように、鍛えている。
王族相手に声を荒げても、いいことは一つもない。
ゆえに今回はとても静かだが、遠くまでよく聞こえる声を
使った。
つまり、周りを囲む野次馬平民の後ろのほうにまで、ギリアムの
声はハッキリと聞こえる。
「…と、とにかく、お部屋に案内してくださる?
いろいろとお話がしたいの…」
「まずご用件を伺いたい」
「そ…それは部屋で…」
「王族をお迎えするのであれば、それ相応の準備が必要です。
そしてそれはご用件によって変わることもある。
ご用件も言わず、緊急時でもなく、ただ部屋に通せというのなら、
一度お帰りになって、再度予約を取っていただきたい」
これはむしろ失礼ではなく、当然のこと。
王族の接待ともなれば、調度品1つ、お茶の種類1つ、使用人に
いたるまで、特別待遇をするのが礼儀。
ゆえに本当にどうしようもない緊急時以外、王族こそしっかり
予約を取ってから来訪するのが、当たり前だ。
つまりこの場合、明らかに失礼なのは王女殿下のほうである。
すると王女殿下はしばらく下を向いていたが、
「ギリアム…あなたが…」
話し始めた。
「婚約したなどというデマが…巷に広がってしまったようだから
……あなたが心配で…」
「デマ?
私が婚約したのは、紛れもない事実ですが?」
今回はひときわよく通る声だ。
ショックを隠せず、体を震わせているレティア王女に構わず、
ギリアムは続ける。
「私…ギリアム・アウススト・ファルメニウスはこのたび
オルフィリア・ステンロイド男爵令嬢と婚約いたしました。
ゆえに今度の建国記念パーティーには、オルフィリア嬢を
パートナーとして伴い出席いたします。
もうそのむね、変更願を王家には提出済みのはずですが?」
当然野次馬に聞かせるつもりだったので、急がずはっきりした
声でしゃべる。
「ご用件がそれだけでしたら…」
「お部屋に通してください」
「……」
「用件を言えば、お部屋に通してくださるのでしょう?」
レティア王女の目はこれだけは譲れないと言っている。
ギリアムはフォルトに目で合図する。
「ではこちらにいらしてください」
……これがAM10時頃の話である。
さてさて…ここからの一連の流れをかいつまんでお話ししよう。
レティア王女は侍女はもちろん、護衛として近衛騎士を20名ほど
連れてきていた。
近衛騎士について少し触れるが、王立騎士団が警察と類似した
業務を担っているのに対し、近衛騎士団はいわゆるSPの性質が
強い。
王族に代表される要人の警護及び、王宮における治安維持が
主な仕事だ。
平民は原則近衛騎士団には入れず、貴族のみで構成される。
まずこれが前提。
そしてレティア王女殿下が連れてきた近衛騎士は、安全確認の
名目で、公爵邸と庭園に対し、かなり家探し的なことをした。
そしてそれは、公爵邸の外にたむろしていた野次馬平民たちに
かなりはっきりと目撃されていた。
ギリアムはレティア王女の相手をするため、客間にずっといた。
部屋にはもちろん、フォルトとエマ、そして王女側の侍女と
近衛騎士1名を必ず常駐させた。
王女は人払いさせたかったようだが、なら自分も客間に足を
踏み入れない、ということを譲らないギリアムを見て、諦めた
ようだ。
ギリアムは当然、世間話には応じたが、フィリーの話になると
途端に口をつぐみ、話すことはないの一点張り。
そしてあっという間に夕刻となった。
そろそろお帰りになったほうが…と促したが、一向に動こうと
しないレティア王女。
ギリアムはフォルトに何やら指示する。
「…泊っていかれるおつもりですか?」
ギリアムのその言葉に、レティア王女は瞳を輝かせた。
今までギリアムは、絶対に自分の家へレティア王女を泊めようと
しなかったからだ。
「はい…お願いします」
レティア王女は本当に嬉しそうに笑った。
ギリアムはここで準備があるからと、レティア王女のいる客間を
出た。
そしてエマがレティア王女に、
「お風呂にお入りになりますか?」
と、尋ねると、待ってましたと言わんばかりに、ウキウキと
風呂場に侍女を伴い、入っていった。
そして…レティア王女が風呂に入った隙を狙い、ギリアムは男の
使用人を全員引き連れ、屋敷をさっさと出ましたとさ。
フォルト以外の使用人たちに、本日の宿を斡旋し終えると、
ギリアムは王立騎士団の詰所に向かった。
王立騎士団には夜勤がある。
そして、夜の行軍の訓練なども当然行っているため、夜でも
昼と変わらない人数が詰所にはいる。
あくびしながらやってたら、突然ギリアムが来たものだから、
団員は大慌て。
「だ…団長!!どうしたのですか?
フォルト卿まで…」
ちなみに今日の夜勤担当はレオニール団が主だ。
レオニールを見つけたギリアムは、
「いや…うちに今日突然、レティア王女殿下が訪ねてきてな…」
「あ~、もうすっかり噂になってます…」
レオニールは平民かつ、顔が大変広いため、市勢の噂を嗅ぎつける
能力は全団員の中で一、二を争う。
「夜だから帰るよう促したのだが…聞き入れてもらえなくてな。
相手は王族ゆえ、少しの間違いも疑われてはかなわん!!
というわけで、私が邸宅を出た」
ちなみに同じことを邸宅を出るとき、門番に話しているように
見せかけ、野次馬平民にも聞かせた。
「な…なるほど…、賢明なご判断です。
これからどこのホテルに行かれるのですか?」
「いや…むしゃくしゃするから体を動かしたくてな。
夜勤組に付き合って、朝まで体を動かそうと思う」
ギリアムの言葉に、団員が青くなった。
実は夜勤は古参や上司がいないことが多いため、結構手が抜ける
のだ。
だがギリアムがいるとなると、そうはいかない。
明日動けなくなるのは、もはや必須事項といったほうが良い。
「あ、そうそう」
「な、なんでしょうか?」
「私はレティア王女殿下が帰るまで、この詰所に居続けるつもり
だから、よろしくな。
それでは着替えてくる」
さらに青くなるレオニールだったが、はっと気を取り直し、
「おい!!」
手で合図すると、5人ほどが前に出た。
「今からすぐ外に行って、オレが言ったことをそれとなく飲み屋や
商店街にばら撒け!!
今回緊急だから、空いている奴らにも片っ端から声かけろ!」
「はい!!」
そうして団を抜けたもの以外は…。
次の日見事に動けなくなるのだった。
さて…レティア王女殿下はといえば…ギリアムが帰ってくるまで
公爵邸に居座るつもりだったようだが、翌日の午前中に血相変えて
きたケイルクス王太子殿下に、引きずられるように馬車に乗せられ
王宮へと帰っていったそうな。
……………ホンットしょーもな!!
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