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第9章 決戦
4 天網恢恢疎にして漏らさず
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ローカス卿は静かに話し始める。
「まず、ギリアム公爵閣下とオルフィリア嬢がテラスへと入り、
ギリアム公爵閣下だけが出てきたすぐ後…私だけでなくベンズ卿も
ですが、我が目を疑いました」
「レティア王女殿下とそこの二人のご令嬢が何の断りもなく、
テラスの扉を開け、すぐに中へ入ってしまわれた。
こんな社交界の基礎中の基礎のマナーをまさか無視なさるとは…」
「そ…それは声をかけても返事がなかったから…」
「声をかけて返事を待つなら、扉の前で絶対に止まらないわけには
いかない!
レティア王女殿下も二人のご令嬢も、一切立ち止まらず入って行か
れました」
そしてそのあとも、フィリーの話と何一つ変わらない話が、
ローカス卿の口から出た。
するとギリアムが
「おかしいですねぇ、ローカス卿、ベンズ卿」
わざとらしく言った。
「何がですか?」
「いえ…2人は真実を噓偽りなくお話しされていると思うのですが
…そこに控える令嬢二人は、レティア王女殿下が全面的に正しいと
言っているのですよ。
これは私と婚約者だけでなく、2人のことも噓つきだと言っている
ということですが…お二人はどう思われますか?」
もちろん二人の令嬢は真っ青だ。
ガタガタ震えている。
そしてこの令嬢二人は……脆かった。
「も…申し訳ございません、レティア王女殿下のおっしゃることは
真っ赤な嘘でございます!
私はレティア王女殿下に脅されて仕方なく…何卒お許しください」
「な…何を言っているの、あなたたちは!!」
まあ…あとは三流悪党にお決まりの罵詈雑言が飛ぶのみなので、
割愛させていただきます。
そしてレティア王女は真っ赤な顔をし、肩を震わせ、何も言わずに
テラスから出て行ってしまった。
令嬢二人もそのあとに続く。
ベンズ卿がそっと後を追う。
改めてケイルクス王太子が、
「妹が大変な失礼を致しました。
このケイルクス王太子がオルフィリア嬢に謝罪いたします」
(ふーん……)
通常16歳の…それも社交経験がほぼない令嬢であれば、だいたい
この先の行動は二パターンだろう。
①謝罪を黙って受け入れる。
②王太子殿下に謝罪していただくことではない、自分は気にして
いないと、気にしていてもそれを隠してにこやかに接する。
だがフィリーは…
(甘いんだよ!!…若造が!!!)
人間関係というものの、酸いも甘いも経験しつくした、精神年齢還暦
越えの女…。
こういうときにどう言ったら、失礼にならず、相手を貶められるかを
ちゃーんと知っている。
「わああ!!ギリアム様!!私などに王太子殿下が謝罪してくださり
ました~。
すごいです~」
フィリーはギリアムの袖を三度引っ張る。
これは最後まで自分の好きにさせろと、口を出すなという合図だ。
「よかったですね」
ギリアムはフィリーに笑顔を向ける。
「私…王女殿下に下賤だとか、誰が見ているかわからないテラスで
服を脱げとか言われて、本当に悲しかったし、傷つきました」
「当然です!!」
「つまり王太子殿下は…」
ここからが一番言いたい部分。
「そういったことを誰かから言われたとして…言った本人に反省の色が
無かったとしても…周りが謝罪すればお許しになるのですね!!
とっても心の広いお方で、私本当に感動しましたわ~」
ケイルクス王太子の顔から一切の余裕と笑みが消えた。
そしてフィリーはそれを見逃さない。
(なるほど。
妹に比べて頭はずっとまともで、それなりに回転も速いんだ)
「そうですねぇ、私も感動しました!!
早速この話は、明日の朝にでも騎士団の者たちに話そうと思います」
そしてギリアムという男は、こういった頭脳戦ももちろん得意だ。
フィリーの意図を即座に理解し、追撃をかけた。
「それでは王太子殿下、謹んでその謝罪を…」
「失礼ながら申し上げます!!ケイルクス王太子殿下!!」
フィリーの言葉を遮ったのは、ローカス卿だ。
「自分はずっとテラスの外で聞いておりましたが、レティア王女殿下の
お言葉はあまりにもオルフィリア嬢に対し、失礼すぎるものでした!!
やはりレティア王女殿下に直接謝罪していただくのが、よいかと存じ
ます!!」
冷や汗をかいていたであろう、ケイルクス王太子はハッとして、
「そ、そうだな、ローカス卿。
言いずらいことを言わせてしまい、申し訳ない!!
私が浅はかだった!!」
そして襟を正し、
「も…申し訳ないのだが、オルフィリア嬢…。
しばらくこのテラスに、いてもらうことはできないか?」
(…ま、こんなとこか…。
これ以上追い詰めても、こっちに利はねーな…)
「どうしますか?ギリアム様」
「ん?私はフィリーの好きにしていいと思うが?」
ケイルクス王太子とローカス卿が一瞬あっけにとられる。
「わかりました。
どのみち初めての社交界でダンスを踊り、思いのほか疲れました。
ここは静かでよいですし、もう少しここにおります」
「ああ、ありがとう。
ところでフィリーというのは…その…」
「フィリーは私の愛称です。
ごく親しい人間しか呼びませんが」
「な…なるほど…はは…」
ケイルクス王太子だけではなく、ローカス卿もひきつっている。
というのも、ギリアムはかなりお堅く杓子定規で、子供のころから
女性を愛称で呼ぶことなど、まずなかったからだ。
そしてひきつりつつ出て行ったケイルクス王太子とローカス卿を
見送ってから、ギリアムが
「素晴らしいです、フィリー。
あなたはなんて機転が利いて、優秀なのでしょう」
改めて見直したようだ。
「ギリアム様こそ…何の合図もなしに、私の意図を即座に読み取って
フォローしていただいて…感服いたしました」
どちらからともなく、抱きしめ合ってキスをした。
テラスで幸せいっぱいの二人とは対照的に、ケイルクス王太子と
ローカス卿は会場外の長い廊下を、ぐったりしながら歩いていた。
「ローカス卿…助かった…本当に…」
「いえ…、ギリアムがだいぶ怒っていたのは、わかりましたから…。
ケイルクス王太子殿下お一人ではと思い、残ったのですが…まさか…。
婚約者殿がどでかい爆弾を落とすとは…私も予想外でした」
そう…あれは一見、ケイルクス王太子を褒めたたえているように
聞こえるが、フィリーの言葉を認めると、王家を侮辱した人間を
張本人を取り締まることができなくなる。
そしてそれが平民にまでいきわたれば…。
まさに真綿で首を締めるがごとし。
王家をよく思わない者が横行してしまうだろう。
「で?どう思う?」
ケイルクス王太子はローカス卿に問う。
「あれは天然か?それとも意図してやっているのか?」
「まだ何とも…ステンロイド男爵が様々な所を、偽名も使いつつ移動
したせいで、足取りを追い切れておりません。
深くかかわった人間がすごく少なくて、人物像が読めないのです。
同じような状態に、何度かなればわかるでしょうが…」
「あんな状態、二度とごめんだ!!
全身の毛穴という毛穴から、冷や汗が噴出したぞ!!」
「まあ…でしょうね…。
それよりも、レティア王女殿下はどうしますか?」
「あ?父上を使って引きずり出す!!
今回は本当に容赦せん!!」
二人はそのまま廊下の闇に、消えていくのだった。
「まず、ギリアム公爵閣下とオルフィリア嬢がテラスへと入り、
ギリアム公爵閣下だけが出てきたすぐ後…私だけでなくベンズ卿も
ですが、我が目を疑いました」
「レティア王女殿下とそこの二人のご令嬢が何の断りもなく、
テラスの扉を開け、すぐに中へ入ってしまわれた。
こんな社交界の基礎中の基礎のマナーをまさか無視なさるとは…」
「そ…それは声をかけても返事がなかったから…」
「声をかけて返事を待つなら、扉の前で絶対に止まらないわけには
いかない!
レティア王女殿下も二人のご令嬢も、一切立ち止まらず入って行か
れました」
そしてそのあとも、フィリーの話と何一つ変わらない話が、
ローカス卿の口から出た。
するとギリアムが
「おかしいですねぇ、ローカス卿、ベンズ卿」
わざとらしく言った。
「何がですか?」
「いえ…2人は真実を噓偽りなくお話しされていると思うのですが
…そこに控える令嬢二人は、レティア王女殿下が全面的に正しいと
言っているのですよ。
これは私と婚約者だけでなく、2人のことも噓つきだと言っている
ということですが…お二人はどう思われますか?」
もちろん二人の令嬢は真っ青だ。
ガタガタ震えている。
そしてこの令嬢二人は……脆かった。
「も…申し訳ございません、レティア王女殿下のおっしゃることは
真っ赤な嘘でございます!
私はレティア王女殿下に脅されて仕方なく…何卒お許しください」
「な…何を言っているの、あなたたちは!!」
まあ…あとは三流悪党にお決まりの罵詈雑言が飛ぶのみなので、
割愛させていただきます。
そしてレティア王女は真っ赤な顔をし、肩を震わせ、何も言わずに
テラスから出て行ってしまった。
令嬢二人もそのあとに続く。
ベンズ卿がそっと後を追う。
改めてケイルクス王太子が、
「妹が大変な失礼を致しました。
このケイルクス王太子がオルフィリア嬢に謝罪いたします」
(ふーん……)
通常16歳の…それも社交経験がほぼない令嬢であれば、だいたい
この先の行動は二パターンだろう。
①謝罪を黙って受け入れる。
②王太子殿下に謝罪していただくことではない、自分は気にして
いないと、気にしていてもそれを隠してにこやかに接する。
だがフィリーは…
(甘いんだよ!!…若造が!!!)
人間関係というものの、酸いも甘いも経験しつくした、精神年齢還暦
越えの女…。
こういうときにどう言ったら、失礼にならず、相手を貶められるかを
ちゃーんと知っている。
「わああ!!ギリアム様!!私などに王太子殿下が謝罪してくださり
ました~。
すごいです~」
フィリーはギリアムの袖を三度引っ張る。
これは最後まで自分の好きにさせろと、口を出すなという合図だ。
「よかったですね」
ギリアムはフィリーに笑顔を向ける。
「私…王女殿下に下賤だとか、誰が見ているかわからないテラスで
服を脱げとか言われて、本当に悲しかったし、傷つきました」
「当然です!!」
「つまり王太子殿下は…」
ここからが一番言いたい部分。
「そういったことを誰かから言われたとして…言った本人に反省の色が
無かったとしても…周りが謝罪すればお許しになるのですね!!
とっても心の広いお方で、私本当に感動しましたわ~」
ケイルクス王太子の顔から一切の余裕と笑みが消えた。
そしてフィリーはそれを見逃さない。
(なるほど。
妹に比べて頭はずっとまともで、それなりに回転も速いんだ)
「そうですねぇ、私も感動しました!!
早速この話は、明日の朝にでも騎士団の者たちに話そうと思います」
そしてギリアムという男は、こういった頭脳戦ももちろん得意だ。
フィリーの意図を即座に理解し、追撃をかけた。
「それでは王太子殿下、謹んでその謝罪を…」
「失礼ながら申し上げます!!ケイルクス王太子殿下!!」
フィリーの言葉を遮ったのは、ローカス卿だ。
「自分はずっとテラスの外で聞いておりましたが、レティア王女殿下の
お言葉はあまりにもオルフィリア嬢に対し、失礼すぎるものでした!!
やはりレティア王女殿下に直接謝罪していただくのが、よいかと存じ
ます!!」
冷や汗をかいていたであろう、ケイルクス王太子はハッとして、
「そ、そうだな、ローカス卿。
言いずらいことを言わせてしまい、申し訳ない!!
私が浅はかだった!!」
そして襟を正し、
「も…申し訳ないのだが、オルフィリア嬢…。
しばらくこのテラスに、いてもらうことはできないか?」
(…ま、こんなとこか…。
これ以上追い詰めても、こっちに利はねーな…)
「どうしますか?ギリアム様」
「ん?私はフィリーの好きにしていいと思うが?」
ケイルクス王太子とローカス卿が一瞬あっけにとられる。
「わかりました。
どのみち初めての社交界でダンスを踊り、思いのほか疲れました。
ここは静かでよいですし、もう少しここにおります」
「ああ、ありがとう。
ところでフィリーというのは…その…」
「フィリーは私の愛称です。
ごく親しい人間しか呼びませんが」
「な…なるほど…はは…」
ケイルクス王太子だけではなく、ローカス卿もひきつっている。
というのも、ギリアムはかなりお堅く杓子定規で、子供のころから
女性を愛称で呼ぶことなど、まずなかったからだ。
そしてひきつりつつ出て行ったケイルクス王太子とローカス卿を
見送ってから、ギリアムが
「素晴らしいです、フィリー。
あなたはなんて機転が利いて、優秀なのでしょう」
改めて見直したようだ。
「ギリアム様こそ…何の合図もなしに、私の意図を即座に読み取って
フォローしていただいて…感服いたしました」
どちらからともなく、抱きしめ合ってキスをした。
テラスで幸せいっぱいの二人とは対照的に、ケイルクス王太子と
ローカス卿は会場外の長い廊下を、ぐったりしながら歩いていた。
「ローカス卿…助かった…本当に…」
「いえ…、ギリアムがだいぶ怒っていたのは、わかりましたから…。
ケイルクス王太子殿下お一人ではと思い、残ったのですが…まさか…。
婚約者殿がどでかい爆弾を落とすとは…私も予想外でした」
そう…あれは一見、ケイルクス王太子を褒めたたえているように
聞こえるが、フィリーの言葉を認めると、王家を侮辱した人間を
張本人を取り締まることができなくなる。
そしてそれが平民にまでいきわたれば…。
まさに真綿で首を締めるがごとし。
王家をよく思わない者が横行してしまうだろう。
「で?どう思う?」
ケイルクス王太子はローカス卿に問う。
「あれは天然か?それとも意図してやっているのか?」
「まだ何とも…ステンロイド男爵が様々な所を、偽名も使いつつ移動
したせいで、足取りを追い切れておりません。
深くかかわった人間がすごく少なくて、人物像が読めないのです。
同じような状態に、何度かなればわかるでしょうが…」
「あんな状態、二度とごめんだ!!
全身の毛穴という毛穴から、冷や汗が噴出したぞ!!」
「まあ…でしょうね…。
それよりも、レティア王女殿下はどうしますか?」
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二人はそのまま廊下の闇に、消えていくのだった。
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