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第10章 信念
1 建国記念パーティー後の処理、処理、処理…
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さて…建国記念パーティーから早いもので一週間…ただ今私の
目の前には…山積みの手紙が!!
手紙ってこんなに存在感あったんですねぇ……って、しみじみ
してる場合か!!
「え~っと、これ…全部私あて?
ギリアム様じゃなくて…」
「ええ、そうです」
フォルトが答えた。
ちなみにパパンとママンもいて、パパンは目を丸くするだけだが
ママンは、
「そりゃーアンタ、この国一番のファーストレディになったんだ
から、このぐらい当然でしょ?」
「え~、王女殿下いるじゃん」
気だるげに私が答えれば、
「王女殿下は美人だし第一位の身分持ちだけど、痛い行動が多い
から、人気ないのよ」
しんらつぅぅ~。
「まあ、あとは…」
エマが口を出す。
「ギリアム様がこの手のお誘いには、まず乗らない方なので…。
建国記念パーティーでの仲睦まじい姿を御覧になった方々は、
フィリー様と一緒なら、ギリアム様もお会いしてくださったり、
お話聞いてくださるかも…という期待もあるかと…」
ありゃりゃ…となると。
「私一人でやると終わらないから、ひとまず仕分け手伝って!!
お父様、お母様、あと…フォルトとエマもお願いできる?」
「はい、フィリー様」
二人はとても喜んでいる。
実は、建国記念パーティーの後、改めて説明したの。
建国記念パーティーで、今後ファルメニウス公爵家の女主人と
して表に出ると宣言した以上、二人をさん付けはおかしい。
というわけで、今後は呼び捨てにしようと思っていますが、もし
嫌なら、やめます。
と言ったところ、ぜひ呼び捨てでと言われた。
もともと二人は、建国記念パーティー(私のお披露目)がすんだら
呼び捨てにしてくれるよう、お願いするつもりだったとのこと。
びっくりー。
話を戻すが、手紙は三分の一が私単体宛て、三分の二がギリアムと
一緒にということだった…。
どんだけ招待断って来たんだぃ?
とりあえず、ギリアムと一緒に来てほしそーなのは、ギリアムに
丸投げ!
量、多すぎ!!
私のみへの招待状は、お茶会へのお誘いが大半だった。
まあそうやろね、婦女子の交流ったら、舞踏会もそうだけど、
やっぱお茶会(井戸端会議)だからね。
舞踏会はどっちかってーと、婚活パーティーみたいな役割を
含むから。
そこではたと気づく。
「そーいえば、王室からのお誘いはないの?」
「今のところ、ないですね」
「絶対何か企画してくると思ったんだけど…」
「まあ、建国記念パーティーでだいぶ失態を演じたようですから…
作戦会議中なのでは?」
なるほど、あり得る…。
んじゃ、とりあえず出方を待つか。
「んじゃー、お茶会のお誘いを詳しく…あ、お母様ー!!
これお母様の実家じゃな~い?」
手紙の一つを差し出す。
「あらホント、嫌だわ、こんなゴミが紛れちゃって…」
封も開けずに、ゴミ箱にポン…。
うん、ママンのそのハッキリした性格、好きだよ。
「えっと…じゃあ改めて、お茶会のお誘いを二つに分けて下さい」
①個人宅やそれに準ずる個人の敷地でやるもの
②基本誰でも入れる場所で行われるもの
結果、①が90%、②が10%となった。
お貴族様のお茶会ゆえ、当たり前っちゃ当たり前だ。
私の最終選考に残ったのはたった3通。
①クレア・オペロント侯爵令嬢主催(3週間後)
②アリノア・ヴェンロック公爵令嬢主催(3週間後)
③エリーラ・ポネピトア公爵令嬢主催(2週間後)
①はわかる。
②と③は確か…どっちも何代か前に、当時の王女が嫁いだ家系
だって、フォルトから聞いた。
「フォルト、エマ、聞きたいんだけど…。
こういう場合、相手の身分の序列を考える必要はあるの?」
「いいえ…フィリー様はギリアム様の婚約者です。
王家を除けば、好きに選り好みしてよろしいかと…お付き合いが
以前からあれば、考慮は必要かと思いますが…」
「なら、この3つの会場について、詳しく説明してください。
出来れば見取り図があると、なおいいんだけど…」
「すぐに」
と言ったフォルトは、本当にすぐに用意してくれた。
というのも3つの会場は、場所こそ違えど、性質は一緒なのだと。
「今から5代前の国王陛下が、大変庭園というものが好きな方で…
国のあちこちに作ったのです。
この3つはどれもその時の物で、今は貴族のいい遊び場になって
おります」
「それじゃ、平民は入れないの?」
「はい、基本は。
王家が使用することもありますので」
なるほどね~、ん~、見えてきたな~。
「お茶会する場所は、決まっているの?」
「はい。
そもそも庭園を眺めながら、お茶会ができる構造に作られており、
3つともすべてお茶会は屋外です」
「会場の周りに木とか茂みが多い場所は?」
「それでしたら…①クレア嬢か②アリノア嬢ですね」
「王宮から近い?」
「どちらも目と鼻の先です」
ふむ…なら、
「これって…出席の返事したら、流れはどうなるのかしら」
「まずは詳しい時間、ドレスコード、催し物があればその詳しい
プログラムなどが届きます」
「出席名簿みたいなのは回る?
どれだけの人数で、誰が出席するかなど…」
「基本、お茶会で誰が出席するかを公にはしません。
ですが…」
エマが一呼吸置き、
「主催者と親しい者たちには、口伝で回ることはあり得ます」
なるほど…、ならば!
「クレア嬢とアリノア嬢、交友関係が広いのはどっち?」
「それはクレア嬢でしょう。
アリノア嬢はあまりお茶会や舞踏会には、積極的に参加しない方
と聞いています」
…っと、大切なこと確認し忘れた。
「会場には貴族しか入れないってことだけれど…、誰が入って
来たか、中の人はわかる?」
「そういったことはほとんどないですね…。
庭園自体がとても広いですし、いちいち皆さん気にしません」
「ギリアムの場合は?」
「それは…人だかりができる可能性が…」
やっぱりか!となると…。
「ギリアムがあんまり騒がれずに、入る方法はない?
もちろん私とは別で構わない」
「そうですね…」
フォルトはしばし考えたのち、
「他の人間がまだ来ていない…早朝に入ってずっとどこかに
隠れていれば…入り口の係り員には、お金を渡せばよいで
しょう…ね」
なるほど、よっしゃ!
舞台はだいぶ整えやすいね。
「わかったわ。
クレア嬢の方に出席します。
ギリアム様には今夜報告するから、明日返事を書くわ」
するとエマとフォルトが途端に心配そうに、
「あの…フィリー様…、差し出がましいようですが、クレア嬢は
おやめになった方が…」
「あら?どうして?」
わかりきっているが、一応聞く。
「クレア嬢は一時ギリアム様にかなりしつこくアプローチして
来ており…3年前の一件があったにも関わらず、未だに諦める
気配がないのです」
「失礼ですが、何かフィリー様にしてくる可能性も…」
「ん~、そんなの…ほかのお茶会でもあんまり変わらないと
思うんだよね~」
もちろん全員が全員、敵意を持っているとは思っていない。
むしろ敵意を持っている者と、甘い汁を吸おうとしている者…
今誘ってきている人間たちは、その二者択一になっていると
思っている。
どっちにしろ、付き合って良いこたねぇっつの。
「えっええっ、どうして!!
みんなフィリーと仲良くなりたいから誘うんじゃ…」
パパンの脳ミソは、どこまでお花畑なんだろ…。
例の能力がなければ、とっくに死んでただろーな。
「まったくアナタは…、フィリーがギリアム様の求婚を受けた
時点で、ギリアム様を狙う女を敵に回すのは、決定事項なん
です!!」
さすがママン、わかってらっしゃる。
パパンはさらに青くなって涙目でわたわたする。
「失礼いたしました、フィリー様…。
すべてわかっていらしたのですね」
「あはは、いーの。
二人が心配してくれて嬉しいですよ。
それに…」
広げられた地図と手紙を見ながら、
「アリノア嬢よりクレア嬢の方が、私ができれば…で満たした
かった条件を、満たせると思うのよね…」
「それはどんな?」
フォルトとエマの不思議そうな顔。
「ん~、おいおい話す」
「承知いたしました」
「あ、でもフォルトにはできるだけ早く、調べてほしいことが
ある」
「なんでしょう?」
「………………………っていう、情報が欲しい」
「それでしたら、明日にでもお話しできるかと…」
うわあぉ、相変わらず優秀ですなぁ。
そんな感じで話し合いは終わった。
目の前には…山積みの手紙が!!
手紙ってこんなに存在感あったんですねぇ……って、しみじみ
してる場合か!!
「え~っと、これ…全部私あて?
ギリアム様じゃなくて…」
「ええ、そうです」
フォルトが答えた。
ちなみにパパンとママンもいて、パパンは目を丸くするだけだが
ママンは、
「そりゃーアンタ、この国一番のファーストレディになったんだ
から、このぐらい当然でしょ?」
「え~、王女殿下いるじゃん」
気だるげに私が答えれば、
「王女殿下は美人だし第一位の身分持ちだけど、痛い行動が多い
から、人気ないのよ」
しんらつぅぅ~。
「まあ、あとは…」
エマが口を出す。
「ギリアム様がこの手のお誘いには、まず乗らない方なので…。
建国記念パーティーでの仲睦まじい姿を御覧になった方々は、
フィリー様と一緒なら、ギリアム様もお会いしてくださったり、
お話聞いてくださるかも…という期待もあるかと…」
ありゃりゃ…となると。
「私一人でやると終わらないから、ひとまず仕分け手伝って!!
お父様、お母様、あと…フォルトとエマもお願いできる?」
「はい、フィリー様」
二人はとても喜んでいる。
実は、建国記念パーティーの後、改めて説明したの。
建国記念パーティーで、今後ファルメニウス公爵家の女主人と
して表に出ると宣言した以上、二人をさん付けはおかしい。
というわけで、今後は呼び捨てにしようと思っていますが、もし
嫌なら、やめます。
と言ったところ、ぜひ呼び捨てでと言われた。
もともと二人は、建国記念パーティー(私のお披露目)がすんだら
呼び捨てにしてくれるよう、お願いするつもりだったとのこと。
びっくりー。
話を戻すが、手紙は三分の一が私単体宛て、三分の二がギリアムと
一緒にということだった…。
どんだけ招待断って来たんだぃ?
とりあえず、ギリアムと一緒に来てほしそーなのは、ギリアムに
丸投げ!
量、多すぎ!!
私のみへの招待状は、お茶会へのお誘いが大半だった。
まあそうやろね、婦女子の交流ったら、舞踏会もそうだけど、
やっぱお茶会(井戸端会議)だからね。
舞踏会はどっちかってーと、婚活パーティーみたいな役割を
含むから。
そこではたと気づく。
「そーいえば、王室からのお誘いはないの?」
「今のところ、ないですね」
「絶対何か企画してくると思ったんだけど…」
「まあ、建国記念パーティーでだいぶ失態を演じたようですから…
作戦会議中なのでは?」
なるほど、あり得る…。
んじゃ、とりあえず出方を待つか。
「んじゃー、お茶会のお誘いを詳しく…あ、お母様ー!!
これお母様の実家じゃな~い?」
手紙の一つを差し出す。
「あらホント、嫌だわ、こんなゴミが紛れちゃって…」
封も開けずに、ゴミ箱にポン…。
うん、ママンのそのハッキリした性格、好きだよ。
「えっと…じゃあ改めて、お茶会のお誘いを二つに分けて下さい」
①個人宅やそれに準ずる個人の敷地でやるもの
②基本誰でも入れる場所で行われるもの
結果、①が90%、②が10%となった。
お貴族様のお茶会ゆえ、当たり前っちゃ当たり前だ。
私の最終選考に残ったのはたった3通。
①クレア・オペロント侯爵令嬢主催(3週間後)
②アリノア・ヴェンロック公爵令嬢主催(3週間後)
③エリーラ・ポネピトア公爵令嬢主催(2週間後)
①はわかる。
②と③は確か…どっちも何代か前に、当時の王女が嫁いだ家系
だって、フォルトから聞いた。
「フォルト、エマ、聞きたいんだけど…。
こういう場合、相手の身分の序列を考える必要はあるの?」
「いいえ…フィリー様はギリアム様の婚約者です。
王家を除けば、好きに選り好みしてよろしいかと…お付き合いが
以前からあれば、考慮は必要かと思いますが…」
「なら、この3つの会場について、詳しく説明してください。
出来れば見取り図があると、なおいいんだけど…」
「すぐに」
と言ったフォルトは、本当にすぐに用意してくれた。
というのも3つの会場は、場所こそ違えど、性質は一緒なのだと。
「今から5代前の国王陛下が、大変庭園というものが好きな方で…
国のあちこちに作ったのです。
この3つはどれもその時の物で、今は貴族のいい遊び場になって
おります」
「それじゃ、平民は入れないの?」
「はい、基本は。
王家が使用することもありますので」
なるほどね~、ん~、見えてきたな~。
「お茶会する場所は、決まっているの?」
「はい。
そもそも庭園を眺めながら、お茶会ができる構造に作られており、
3つともすべてお茶会は屋外です」
「会場の周りに木とか茂みが多い場所は?」
「それでしたら…①クレア嬢か②アリノア嬢ですね」
「王宮から近い?」
「どちらも目と鼻の先です」
ふむ…なら、
「これって…出席の返事したら、流れはどうなるのかしら」
「まずは詳しい時間、ドレスコード、催し物があればその詳しい
プログラムなどが届きます」
「出席名簿みたいなのは回る?
どれだけの人数で、誰が出席するかなど…」
「基本、お茶会で誰が出席するかを公にはしません。
ですが…」
エマが一呼吸置き、
「主催者と親しい者たちには、口伝で回ることはあり得ます」
なるほど…、ならば!
「クレア嬢とアリノア嬢、交友関係が広いのはどっち?」
「それはクレア嬢でしょう。
アリノア嬢はあまりお茶会や舞踏会には、積極的に参加しない方
と聞いています」
…っと、大切なこと確認し忘れた。
「会場には貴族しか入れないってことだけれど…、誰が入って
来たか、中の人はわかる?」
「そういったことはほとんどないですね…。
庭園自体がとても広いですし、いちいち皆さん気にしません」
「ギリアムの場合は?」
「それは…人だかりができる可能性が…」
やっぱりか!となると…。
「ギリアムがあんまり騒がれずに、入る方法はない?
もちろん私とは別で構わない」
「そうですね…」
フォルトはしばし考えたのち、
「他の人間がまだ来ていない…早朝に入ってずっとどこかに
隠れていれば…入り口の係り員には、お金を渡せばよいで
しょう…ね」
なるほど、よっしゃ!
舞台はだいぶ整えやすいね。
「わかったわ。
クレア嬢の方に出席します。
ギリアム様には今夜報告するから、明日返事を書くわ」
するとエマとフォルトが途端に心配そうに、
「あの…フィリー様…、差し出がましいようですが、クレア嬢は
おやめになった方が…」
「あら?どうして?」
わかりきっているが、一応聞く。
「クレア嬢は一時ギリアム様にかなりしつこくアプローチして
来ており…3年前の一件があったにも関わらず、未だに諦める
気配がないのです」
「失礼ですが、何かフィリー様にしてくる可能性も…」
「ん~、そんなの…ほかのお茶会でもあんまり変わらないと
思うんだよね~」
もちろん全員が全員、敵意を持っているとは思っていない。
むしろ敵意を持っている者と、甘い汁を吸おうとしている者…
今誘ってきている人間たちは、その二者択一になっていると
思っている。
どっちにしろ、付き合って良いこたねぇっつの。
「えっええっ、どうして!!
みんなフィリーと仲良くなりたいから誘うんじゃ…」
パパンの脳ミソは、どこまでお花畑なんだろ…。
例の能力がなければ、とっくに死んでただろーな。
「まったくアナタは…、フィリーがギリアム様の求婚を受けた
時点で、ギリアム様を狙う女を敵に回すのは、決定事項なん
です!!」
さすがママン、わかってらっしゃる。
パパンはさらに青くなって涙目でわたわたする。
「失礼いたしました、フィリー様…。
すべてわかっていらしたのですね」
「あはは、いーの。
二人が心配してくれて嬉しいですよ。
それに…」
広げられた地図と手紙を見ながら、
「アリノア嬢よりクレア嬢の方が、私ができれば…で満たした
かった条件を、満たせると思うのよね…」
「それはどんな?」
フォルトとエマの不思議そうな顔。
「ん~、おいおい話す」
「承知いたしました」
「あ、でもフォルトにはできるだけ早く、調べてほしいことが
ある」
「なんでしょう?」
「………………………っていう、情報が欲しい」
「それでしたら、明日にでもお話しできるかと…」
うわあぉ、相変わらず優秀ですなぁ。
そんな感じで話し合いは終わった。
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