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第10章 信念
11 どうすればよかったの?
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「まずクレア嬢とオペロント侯爵家…そしてその周囲の人々に
対しては、怒り心頭です。
この心情は、ギリアム様と違いはありません」
「それは当たり前でしょう」
ギリアム少し、機嫌治った。
わかりやすいね。
「ただそれを…絶対外には出しません。
出さずにその場で……大笑いします」
「へ?」
ギリアム、?がいっぱい浮いとるね。
「もちろん目は笑いません、でも声高らかに外まで聞こえる勢いで
笑います」
「で、ひとしきり笑ったら…クレア嬢と周りの言ったことを
笑いながら全否定します。
あくまで笑いながら、相手を怖がらせないように笑いながら…ね」
「そ…それでは、相手に嫌がっていることが伝わらないかも…」
「あの~、そもそもこのパーティーの前に、散々拒絶してます
よね。
それでもパーティーで、あんなことしでかしたんですよね?
話を聞いてないし、そもそも聞く気がない人間に、私だったら
これ以上エネルギー使いたくないです」
「……」
「ただ同時に、拒絶していることは必ず伝えます。
そもそも人の話を聞かない人間とは、恋人はもちろん、友人にすら
私はなりたくないので」
「そして、ひとしきりクレア嬢たちの前で否定したら、お客の
方に移って、やっぱり否定します。
今しがたこんなことがあったのですが、私は全くその気がござい
ません、困ったもんです~って。
あ、終始笑顔は忘れません」
「それで、できればパーティー終了時までいますね。
すぐにでも帰りたいけど、そこは我慢です。
クレア嬢たちに、また事実と違うこと言われたら、たまった
もんじゃないので」
「…フィリーのやり方は、生ぬるいです」
「ええ、生ぬるいですよ。
わざと生ぬるくしてますので」
「!!それはどうして…」
「ん?オペロント侯爵家の面々が、弱い者いじめを平気でする
人種だと判断したからです」
「…それは……」
否定できないよね、うん。
「ギリアム様に何も言えないから、騎士団員への誹謗中傷に
切り替えた…。
つまり自分たちが攻撃できる人間に、さっさと方向転換した
のです。
強者に逆らうことはできないけれど、弱者に対しては威張り
散らす人間のいい例ですね」
「だったら…あなたが言ったように、私が行動すれば…
騎士団員達への攻撃は無かったと…」
「それはわかりません」
「自分は…」
お、レオニール卿。
「攻撃される可能性は、ずっと少なくなったと思います…」
「何で、そう思うの~(ヴァッヘン)」
「だって…オルフィリア嬢のやり方なら…招待客には余興の一つ
として映ったと思う…。
それなら…オペロント侯爵家が恥をかいたとは、思わないだろう
から…」
ふーん。
レオニール卿って…すごいねぇ。
二十代前半で、人間の本質…性(サガ)ってものを理解してる…。
ギリアムの周りには、いい人間がそろってるなぁ。
逃さないようにしないとね…。
「どうですかね…クレア嬢は恥をかいたと思うのでは?
(デイビス)」
「で…でも、周りの見方は、全く違ったと思います。
少なくとも周りからバカにされることは、なかったと…」
レオニール卿の横から、
「確かになぁ…あの頃、近所で遊んでる小さな子ですら、
オペロント侯爵家のカンチガイ娘って言ってたもんなぁ…」
ガイツ卿がポツリと言う。
「そーだよねー、僕も母から何度も詳細教えろって、しつこく言わ
れたな~、お茶会じゃその話題で持ちきりだったらしい。
かなりバカにされたんじゃない?(ヴァッヘン)」
「だからと言って、同情は出来ん。
そもそも閣下を怒らせた段階で、すぐに詫びを入れるべきだった
のに…閣下に言いずらければ、私に言えばよかったのだ。
それなのに詫びるどころか騎士団に来て、嘘をつけと言うなど!!
おまけにあの、怪文書!!
その上、閣下が制裁を加えてから、初めて連絡を取ってきおった…」
すっげー、怒ってら。
ギリアム2号君はぶれないねぇ…。
わたしゃアンタみたいな男は好きなんだけど、ちょっと黙っとって
くれんかい?
話が進まんから。
っつーわけで。
「リグルド卿!」
「へ?あ、はい」
何だかびくっとしたな。
この人、団員からも慕われているし、敵に対しては勇猛果敢に戦う
って聞いてるんだけど…。
私、あんたよりずっと弱いよ。
「リグルド卿はご意見ありませんか?
さっきからずっと、黙ったままですので…」
するとリグルド卿は、少し考えこんでいたが、
「私の意見…というわけでは、ないのですが…。
オルフィリア嬢にお聞きしたいことがあります」
ほうほう。
「いいですよ、そういうのも受け付けます」
「私たちは…どうすればよかったのでしょうか…」
「というと?」
「先ほどの…ギリアム公爵閣下がどうすればよかったのか…に
ついては、私はオルフィリア嬢のやり方は…とても良いと思い
ました…」
「ありがとうございます」
素直に嬉しい。
「だから…お聞きしたくなったのです…。
私たちは…オペロント侯爵家とは親戚関係でしたから…
どうすればよかったのかな…と…」
「出来ることなど何もなかったわ!!
そもそもお前やフレイアが送った手紙だって、返事は来なかった
だろうが」
なるほど、なるほど。
「オペロント侯爵家を訪ねることは、しなかったのですか?
騎士団へのタニア侯爵夫人の来訪はしょうがないとして、
怪文書が出るまでに、時間が少しあったと思うのですが…」
「そ…それは…、タニア侯爵夫人が訪ねてきた話を聞いて、
父上が怒ってしまって…、こちらから尋ねることは禁止され
ました…」
ありゃりゃ。
「当たり前だろう!!恥知らずもいい所だ!!
手紙だって、フレイアがどうしてもというから、許可してやった
んだ!!
こっちから様子を見に行ってやる必要が、どこにある!!」
何となーく見えてきたナー。
「リグルド卿、テオルド卿、質問には真摯にお答えしたいので…
今から私がお聞きすることを、教えてください」
「は…はい」
「まずパーティー当日ですが…フレイア伯爵夫人は、オペロント
侯爵家に残らせてくれと、大分強く言ったのではないですか?
そして、帰ってきてからも戻らせてくれと、しきりに言いません
でしたか?」
すると、テオルド卿が驚いた表情で
「オルフィリア嬢は…見てきたように当てますな。
フレイアは普段聞き分けが良くて、逆らうことなどほぼないの
ですが、その日ばかりは侯爵邸に残ると言ってきかなくて…。
最後は埒が明かないので、私が担ぎ上げて馬車に乗せました。
しかし、その途中でもずっと侯爵邸に戻してくれ、迷惑はかけ
ない、とね。
しかし理由を言えといっても、口を噤んでしまって…。
結局朝もそんな状態だったので、使用人にはフレイアを出かけ
させないように言って、私は仕事に行きました」
あ~あ~あ~。
「母は私にも、連れ出してくれと言ってきたのですが…私も
その日は大事な仕事が入っていたので、お願いは聞けません
でした」
「なに…それは初耳だぞ!!」
「父上に話したら、母上が叱られるのはわかりきってたから、
言わなかったんです!!」
あ、親子喧嘩勃発しそうだ。
いかん、いかん。
「質問はまだあります!!
タニア侯爵夫人はオペロント侯爵家の商会を手伝ってはいないと
思いますが、どうでしょうか?
あ、クレア嬢も」
「え…あ…はい、そうです。
二人とも、一切関与していません(リグルド)」
ふーん、やっぱりね…。
「ありがとうございます…だいたいわかりました。
リグルド卿」
「は、はい…」
いや、だから…そんなにビクつかんでいいって。
わたしゃあなたの上司じゃないよ。
とりあえず、質問に答えようか。
対しては、怒り心頭です。
この心情は、ギリアム様と違いはありません」
「それは当たり前でしょう」
ギリアム少し、機嫌治った。
わかりやすいね。
「ただそれを…絶対外には出しません。
出さずにその場で……大笑いします」
「へ?」
ギリアム、?がいっぱい浮いとるね。
「もちろん目は笑いません、でも声高らかに外まで聞こえる勢いで
笑います」
「で、ひとしきり笑ったら…クレア嬢と周りの言ったことを
笑いながら全否定します。
あくまで笑いながら、相手を怖がらせないように笑いながら…ね」
「そ…それでは、相手に嫌がっていることが伝わらないかも…」
「あの~、そもそもこのパーティーの前に、散々拒絶してます
よね。
それでもパーティーで、あんなことしでかしたんですよね?
話を聞いてないし、そもそも聞く気がない人間に、私だったら
これ以上エネルギー使いたくないです」
「……」
「ただ同時に、拒絶していることは必ず伝えます。
そもそも人の話を聞かない人間とは、恋人はもちろん、友人にすら
私はなりたくないので」
「そして、ひとしきりクレア嬢たちの前で否定したら、お客の
方に移って、やっぱり否定します。
今しがたこんなことがあったのですが、私は全くその気がござい
ません、困ったもんです~って。
あ、終始笑顔は忘れません」
「それで、できればパーティー終了時までいますね。
すぐにでも帰りたいけど、そこは我慢です。
クレア嬢たちに、また事実と違うこと言われたら、たまった
もんじゃないので」
「…フィリーのやり方は、生ぬるいです」
「ええ、生ぬるいですよ。
わざと生ぬるくしてますので」
「!!それはどうして…」
「ん?オペロント侯爵家の面々が、弱い者いじめを平気でする
人種だと判断したからです」
「…それは……」
否定できないよね、うん。
「ギリアム様に何も言えないから、騎士団員への誹謗中傷に
切り替えた…。
つまり自分たちが攻撃できる人間に、さっさと方向転換した
のです。
強者に逆らうことはできないけれど、弱者に対しては威張り
散らす人間のいい例ですね」
「だったら…あなたが言ったように、私が行動すれば…
騎士団員達への攻撃は無かったと…」
「それはわかりません」
「自分は…」
お、レオニール卿。
「攻撃される可能性は、ずっと少なくなったと思います…」
「何で、そう思うの~(ヴァッヘン)」
「だって…オルフィリア嬢のやり方なら…招待客には余興の一つ
として映ったと思う…。
それなら…オペロント侯爵家が恥をかいたとは、思わないだろう
から…」
ふーん。
レオニール卿って…すごいねぇ。
二十代前半で、人間の本質…性(サガ)ってものを理解してる…。
ギリアムの周りには、いい人間がそろってるなぁ。
逃さないようにしないとね…。
「どうですかね…クレア嬢は恥をかいたと思うのでは?
(デイビス)」
「で…でも、周りの見方は、全く違ったと思います。
少なくとも周りからバカにされることは、なかったと…」
レオニール卿の横から、
「確かになぁ…あの頃、近所で遊んでる小さな子ですら、
オペロント侯爵家のカンチガイ娘って言ってたもんなぁ…」
ガイツ卿がポツリと言う。
「そーだよねー、僕も母から何度も詳細教えろって、しつこく言わ
れたな~、お茶会じゃその話題で持ちきりだったらしい。
かなりバカにされたんじゃない?(ヴァッヘン)」
「だからと言って、同情は出来ん。
そもそも閣下を怒らせた段階で、すぐに詫びを入れるべきだった
のに…閣下に言いずらければ、私に言えばよかったのだ。
それなのに詫びるどころか騎士団に来て、嘘をつけと言うなど!!
おまけにあの、怪文書!!
その上、閣下が制裁を加えてから、初めて連絡を取ってきおった…」
すっげー、怒ってら。
ギリアム2号君はぶれないねぇ…。
わたしゃアンタみたいな男は好きなんだけど、ちょっと黙っとって
くれんかい?
話が進まんから。
っつーわけで。
「リグルド卿!」
「へ?あ、はい」
何だかびくっとしたな。
この人、団員からも慕われているし、敵に対しては勇猛果敢に戦う
って聞いてるんだけど…。
私、あんたよりずっと弱いよ。
「リグルド卿はご意見ありませんか?
さっきからずっと、黙ったままですので…」
するとリグルド卿は、少し考えこんでいたが、
「私の意見…というわけでは、ないのですが…。
オルフィリア嬢にお聞きしたいことがあります」
ほうほう。
「いいですよ、そういうのも受け付けます」
「私たちは…どうすればよかったのでしょうか…」
「というと?」
「先ほどの…ギリアム公爵閣下がどうすればよかったのか…に
ついては、私はオルフィリア嬢のやり方は…とても良いと思い
ました…」
「ありがとうございます」
素直に嬉しい。
「だから…お聞きしたくなったのです…。
私たちは…オペロント侯爵家とは親戚関係でしたから…
どうすればよかったのかな…と…」
「出来ることなど何もなかったわ!!
そもそもお前やフレイアが送った手紙だって、返事は来なかった
だろうが」
なるほど、なるほど。
「オペロント侯爵家を訪ねることは、しなかったのですか?
騎士団へのタニア侯爵夫人の来訪はしょうがないとして、
怪文書が出るまでに、時間が少しあったと思うのですが…」
「そ…それは…、タニア侯爵夫人が訪ねてきた話を聞いて、
父上が怒ってしまって…、こちらから尋ねることは禁止され
ました…」
ありゃりゃ。
「当たり前だろう!!恥知らずもいい所だ!!
手紙だって、フレイアがどうしてもというから、許可してやった
んだ!!
こっちから様子を見に行ってやる必要が、どこにある!!」
何となーく見えてきたナー。
「リグルド卿、テオルド卿、質問には真摯にお答えしたいので…
今から私がお聞きすることを、教えてください」
「は…はい」
「まずパーティー当日ですが…フレイア伯爵夫人は、オペロント
侯爵家に残らせてくれと、大分強く言ったのではないですか?
そして、帰ってきてからも戻らせてくれと、しきりに言いません
でしたか?」
すると、テオルド卿が驚いた表情で
「オルフィリア嬢は…見てきたように当てますな。
フレイアは普段聞き分けが良くて、逆らうことなどほぼないの
ですが、その日ばかりは侯爵邸に残ると言ってきかなくて…。
最後は埒が明かないので、私が担ぎ上げて馬車に乗せました。
しかし、その途中でもずっと侯爵邸に戻してくれ、迷惑はかけ
ない、とね。
しかし理由を言えといっても、口を噤んでしまって…。
結局朝もそんな状態だったので、使用人にはフレイアを出かけ
させないように言って、私は仕事に行きました」
あ~あ~あ~。
「母は私にも、連れ出してくれと言ってきたのですが…私も
その日は大事な仕事が入っていたので、お願いは聞けません
でした」
「なに…それは初耳だぞ!!」
「父上に話したら、母上が叱られるのはわかりきってたから、
言わなかったんです!!」
あ、親子喧嘩勃発しそうだ。
いかん、いかん。
「質問はまだあります!!
タニア侯爵夫人はオペロント侯爵家の商会を手伝ってはいないと
思いますが、どうでしょうか?
あ、クレア嬢も」
「え…あ…はい、そうです。
二人とも、一切関与していません(リグルド)」
ふーん、やっぱりね…。
「ありがとうございます…だいたいわかりました。
リグルド卿」
「は、はい…」
いや、だから…そんなにビクつかんでいいって。
わたしゃあなたの上司じゃないよ。
とりあえず、質問に答えようか。
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