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第4章 飄々
5 フィリーとマギー
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ローカス卿が子供たちと食堂に向かっている時…施設の端っこで
「きゃっ!!」
「わぁっ!!」
私はマギーとぶつかりそうになっていた。
「びっくりしたー、食堂こっちじゃないよ?」
「あ…私…今日はもう、帰らないと…」
「そうなんだ、残念~、ところで…」
私はマギーのわずかな変化を見逃さない。
「何かあった?マギー」
マギーは少しビクッとしたが、
「う…ううん…、えっと…」
少しどもりながら、
「医務室の棚の整理やってたら…子供たちと…その…作業の人が
入ってきて…」
「ありゃま、大丈夫だった?
まあ、この施設変な人いないけどさ…今日は外部からも人が来てるし。
誤解されたなら、解いとくよ」
マギーってすごくいい人なんだけど、生まれつきの体質でちょっと
大変な思いしてるんだよね…。
だから、ついつい世話を焼いちゃう。
「う…うん。
子供たちなついてて…優しい人だってわかったから…少し話もした…」
「え~、良かったじゃん」
「う…うん」
子供たちが間に入ったとはいえ、ちょっと進歩した。
この施設に来たときは、私が間に入っても、一言もしゃべれなかった
事があったのに。
マギーの頬が少し赤い。
それが単なる人見知りによるものではないことを、私はすぐに見抜いた。
「ね、男の人ってマギーが考えているほど、怖くないっしょ?」
「う…うん」
「それより、母親と妹の教育、進んでる~」
するとマギーの顔が、打って変わってどんより。
「すごく…嫌がってて…」
私は心の中で舌打ちする。
男女限らず、しょーもねぇ人間は一定数いる…頭じゃわかってても
実際目の当たりにしたら、胸糞悪いもんだ。
「そっかー、でも、やるやらないは向こうの自由としても、言い続ける
ことだけは、辞めちゃダメよ!!
前にも言ったけど、2人のためにならないから!!」
「うん!!
それだけは続ける。
色々ありがとう、フィリー」
マギーは私の手をしっかりとつかみ、
「フィリーには本当に感謝してる!!
私が知らなかったこと、誰も教えてくれなかったこと、沢山たくさん教えて
くれて、今もずっと助けてくれて…」
「いいよ、いいよ~。
マギーの刺繍の腕はぴか一だし、子供たちにも優しいから、私だって助かって
るんだから」
「そんな…フィリーが私にしてくれたことに比べたら…。
母と妹のことだって、私ひとりじゃ気づけなかったことを、気づかせて
くれたし…」
「友達になったんだから、当然だよ~」
「あ…もう、私行かなきゃ…」
「そっか…、またね、マギー」
私は遠ざかっていくマギーの背中を見つめる。
マギー…純粋なのは罪じゃないけど…善良なアンタが損ばかりなのは、私が
許せねぇんだよな。
だから有難迷惑かもしれんが、時間が取れるようになったらアンタの家庭内問題に
介入させてもらうよ。
そんなことを思っているうちに、マギーの姿は見えなくなった。
私は改めて、食堂に歩を進めるのだった。
------------------------------------------------------------------------------
さて食堂で、私はみんなの配膳を手伝うことになっていた。
マギーとのやり取りで少し遅れてしまった。
急いで入ると、みんな快く迎えてくれるんだから、ありがたいなぁ。
さて、ローカス卿とテオルド卿は…と。
私が二人を探すと、ちょうど二人は顔を合わせたところだった。
「ん?」
「ありゃ?」
テオルド卿とローカス卿、本日二度目のお見合い。
「ど…どうしたんです?
それ…」
ローカス卿があっけにとられるのも無理はない。
テオルド卿の顔には、明らかに殴られた跡があったからだ。
「ん…いや、なに。
たいしたことじゃない…」
テオルド卿は何も言わない。
「あ、ローカス卿、どうぞ食べてみてください。
アナタたちも…」
私はローカス卿と子供たちの分のご飯を配膳用のワゴンで
持ってきた。
あ、このワゴン、前世の経験を使った私の考案ね。
しかし、公爵家の職人さんすごいねぇ。
ぼわっとした設計図で、しっかり作ってくれるんだからさ。
「わ~い」
子供たちがご飯に群がる。
「あれ…?
テオルド卿は、メニューが違いますね」
ローカス卿が目ざとく気づく。
「ん?ああ。
昨日から騎士団で、試験的に病人食のテストが始まってな。
私も参加しているんだ」
「え…?
これ、病人食?
なんかいい匂いがする…」
うん、だよね。
この世界の不味い病人食は、身分が高くても似たようなもん。
味のない麦粥と具のないスープ、薬臭い茶…ってとこだ。
「保存食同様、フィリアム商会で私が開発しました。
病人やけが人ほど、美味しくて栄養のあるものが必要ですから」
「ええ!!
これもオルフィリア嬢が?」
「はい…、テオルド卿や他の被験者の皆さんに、こちらの指定する
期間、休みの日も含め食べていただくよう、頼んでいます。
それで普通の生活…騎士団の任務も含め、動いてどうか…のデータを
とるんです」
「へ~」
ローカス卿は感心してる。
「テオルド卿、協力していただき、ありがとうございます」
お礼はしっかりね。
「いえいえ…、こんなことでオルフィリア嬢のお役に立てるなら、
いくらでも…」
そう。
これは前々から計画していたことだが、本当に運が良かった。
テオルド卿に対し、私に協力することであることと、食事も一つの
仕事として位置づけることができたから。
「よろしかったら、また試食に来てください。
保存食同様、お気に召したら、近衛騎士団にも卸しますよ」
「わ!!
ありがとうございます!!
この前の保存食、すこぶる好評で!!」
本当に嬉しそうやね…。
今までどんだけメシマズだったんやろ…。
この国一番のエリート騎士団のはずなのに…。
思わず気の毒で、涙出そう…。
私はそんな気持ちを外には出さず、終始笑顔で話をする。
そんなこんなで食事は終わった。
そして午後の作業をするために、皆が外へ出て、また広場に集まった
所で、
「あ!!
いやがった!!
おい、テメー!!」
威勢のいいイヤ~な声…。
先ほど大人げなく、子供たちに絡んでいた、あの3人だ。
3人の姿を見たローカス卿が、かなり面倒くさそうに
「んーだよ、お前ら…まだ何か用…ぶっ!!」
ローカス卿の言葉を遮ったのは、3人の中心にいた男が、ローカス卿の
顔に投げつけた手袋だ。
皆が不安そうにざわざわする中、私は、
バカジャネーカ、コイツラー
という、アホ面を晒していたのだが…。
私の隣にいたテオルド卿も、同じ顔をしていた。
なんかアンシーン。
「テオルド卿…アイツらマジでローカス卿の顔、知らないんですか?」
ひそひそと話す。
「あま、親族・友人関係でもない限り、有名な人間でも知られていない
ことも、ありますから。
事実、ギリアム公爵閣下の名を知らない者はいないが、全国民が顔まで
知っているかと言われれば…おそらくノーでしょう」
まあ、スマホはおろか写真さえない世界だからなぁ…。
ギリアムの肖像画は結構いたるところで見かけるけど、限界はあるだろう
しなぁ。
「に…兄ちゃん」
ローカス卿は、不安そうに纏わりついてくる子供たちの頭をなで、
「大丈夫だから、心配すんな」
安心させる。
すると、手袋を投げつけた男が前に出て、
「貴族様をけなしたこと、我が家の宝刀を使って、たっぷりと後悔させて
やる!!」
格好のいいことを言って、刀を抜いて構えた…のだが…。
それを見たローカス卿とテオルド卿が
「ん?」
「あ?」
二人して、けげんな顔になる。
一体どーしたんやろ?
私は本気で分からない…うーむ。
「きゃっ!!」
「わぁっ!!」
私はマギーとぶつかりそうになっていた。
「びっくりしたー、食堂こっちじゃないよ?」
「あ…私…今日はもう、帰らないと…」
「そうなんだ、残念~、ところで…」
私はマギーのわずかな変化を見逃さない。
「何かあった?マギー」
マギーは少しビクッとしたが、
「う…ううん…、えっと…」
少しどもりながら、
「医務室の棚の整理やってたら…子供たちと…その…作業の人が
入ってきて…」
「ありゃま、大丈夫だった?
まあ、この施設変な人いないけどさ…今日は外部からも人が来てるし。
誤解されたなら、解いとくよ」
マギーってすごくいい人なんだけど、生まれつきの体質でちょっと
大変な思いしてるんだよね…。
だから、ついつい世話を焼いちゃう。
「う…うん。
子供たちなついてて…優しい人だってわかったから…少し話もした…」
「え~、良かったじゃん」
「う…うん」
子供たちが間に入ったとはいえ、ちょっと進歩した。
この施設に来たときは、私が間に入っても、一言もしゃべれなかった
事があったのに。
マギーの頬が少し赤い。
それが単なる人見知りによるものではないことを、私はすぐに見抜いた。
「ね、男の人ってマギーが考えているほど、怖くないっしょ?」
「う…うん」
「それより、母親と妹の教育、進んでる~」
するとマギーの顔が、打って変わってどんより。
「すごく…嫌がってて…」
私は心の中で舌打ちする。
男女限らず、しょーもねぇ人間は一定数いる…頭じゃわかってても
実際目の当たりにしたら、胸糞悪いもんだ。
「そっかー、でも、やるやらないは向こうの自由としても、言い続ける
ことだけは、辞めちゃダメよ!!
前にも言ったけど、2人のためにならないから!!」
「うん!!
それだけは続ける。
色々ありがとう、フィリー」
マギーは私の手をしっかりとつかみ、
「フィリーには本当に感謝してる!!
私が知らなかったこと、誰も教えてくれなかったこと、沢山たくさん教えて
くれて、今もずっと助けてくれて…」
「いいよ、いいよ~。
マギーの刺繍の腕はぴか一だし、子供たちにも優しいから、私だって助かって
るんだから」
「そんな…フィリーが私にしてくれたことに比べたら…。
母と妹のことだって、私ひとりじゃ気づけなかったことを、気づかせて
くれたし…」
「友達になったんだから、当然だよ~」
「あ…もう、私行かなきゃ…」
「そっか…、またね、マギー」
私は遠ざかっていくマギーの背中を見つめる。
マギー…純粋なのは罪じゃないけど…善良なアンタが損ばかりなのは、私が
許せねぇんだよな。
だから有難迷惑かもしれんが、時間が取れるようになったらアンタの家庭内問題に
介入させてもらうよ。
そんなことを思っているうちに、マギーの姿は見えなくなった。
私は改めて、食堂に歩を進めるのだった。
------------------------------------------------------------------------------
さて食堂で、私はみんなの配膳を手伝うことになっていた。
マギーとのやり取りで少し遅れてしまった。
急いで入ると、みんな快く迎えてくれるんだから、ありがたいなぁ。
さて、ローカス卿とテオルド卿は…と。
私が二人を探すと、ちょうど二人は顔を合わせたところだった。
「ん?」
「ありゃ?」
テオルド卿とローカス卿、本日二度目のお見合い。
「ど…どうしたんです?
それ…」
ローカス卿があっけにとられるのも無理はない。
テオルド卿の顔には、明らかに殴られた跡があったからだ。
「ん…いや、なに。
たいしたことじゃない…」
テオルド卿は何も言わない。
「あ、ローカス卿、どうぞ食べてみてください。
アナタたちも…」
私はローカス卿と子供たちの分のご飯を配膳用のワゴンで
持ってきた。
あ、このワゴン、前世の経験を使った私の考案ね。
しかし、公爵家の職人さんすごいねぇ。
ぼわっとした設計図で、しっかり作ってくれるんだからさ。
「わ~い」
子供たちがご飯に群がる。
「あれ…?
テオルド卿は、メニューが違いますね」
ローカス卿が目ざとく気づく。
「ん?ああ。
昨日から騎士団で、試験的に病人食のテストが始まってな。
私も参加しているんだ」
「え…?
これ、病人食?
なんかいい匂いがする…」
うん、だよね。
この世界の不味い病人食は、身分が高くても似たようなもん。
味のない麦粥と具のないスープ、薬臭い茶…ってとこだ。
「保存食同様、フィリアム商会で私が開発しました。
病人やけが人ほど、美味しくて栄養のあるものが必要ですから」
「ええ!!
これもオルフィリア嬢が?」
「はい…、テオルド卿や他の被験者の皆さんに、こちらの指定する
期間、休みの日も含め食べていただくよう、頼んでいます。
それで普通の生活…騎士団の任務も含め、動いてどうか…のデータを
とるんです」
「へ~」
ローカス卿は感心してる。
「テオルド卿、協力していただき、ありがとうございます」
お礼はしっかりね。
「いえいえ…、こんなことでオルフィリア嬢のお役に立てるなら、
いくらでも…」
そう。
これは前々から計画していたことだが、本当に運が良かった。
テオルド卿に対し、私に協力することであることと、食事も一つの
仕事として位置づけることができたから。
「よろしかったら、また試食に来てください。
保存食同様、お気に召したら、近衛騎士団にも卸しますよ」
「わ!!
ありがとうございます!!
この前の保存食、すこぶる好評で!!」
本当に嬉しそうやね…。
今までどんだけメシマズだったんやろ…。
この国一番のエリート騎士団のはずなのに…。
思わず気の毒で、涙出そう…。
私はそんな気持ちを外には出さず、終始笑顔で話をする。
そんなこんなで食事は終わった。
そして午後の作業をするために、皆が外へ出て、また広場に集まった
所で、
「あ!!
いやがった!!
おい、テメー!!」
威勢のいいイヤ~な声…。
先ほど大人げなく、子供たちに絡んでいた、あの3人だ。
3人の姿を見たローカス卿が、かなり面倒くさそうに
「んーだよ、お前ら…まだ何か用…ぶっ!!」
ローカス卿の言葉を遮ったのは、3人の中心にいた男が、ローカス卿の
顔に投げつけた手袋だ。
皆が不安そうにざわざわする中、私は、
バカジャネーカ、コイツラー
という、アホ面を晒していたのだが…。
私の隣にいたテオルド卿も、同じ顔をしていた。
なんかアンシーン。
「テオルド卿…アイツらマジでローカス卿の顔、知らないんですか?」
ひそひそと話す。
「あま、親族・友人関係でもない限り、有名な人間でも知られていない
ことも、ありますから。
事実、ギリアム公爵閣下の名を知らない者はいないが、全国民が顔まで
知っているかと言われれば…おそらくノーでしょう」
まあ、スマホはおろか写真さえない世界だからなぁ…。
ギリアムの肖像画は結構いたるところで見かけるけど、限界はあるだろう
しなぁ。
「に…兄ちゃん」
ローカス卿は、不安そうに纏わりついてくる子供たちの頭をなで、
「大丈夫だから、心配すんな」
安心させる。
すると、手袋を投げつけた男が前に出て、
「貴族様をけなしたこと、我が家の宝刀を使って、たっぷりと後悔させて
やる!!」
格好のいいことを言って、刀を抜いて構えた…のだが…。
それを見たローカス卿とテオルド卿が
「ん?」
「あ?」
二人して、けげんな顔になる。
一体どーしたんやろ?
私は本気で分からない…うーむ。
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