ひとまず一回ヤりましょう、公爵様12

木野 キノ子

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第5章 因縁

3 歪(いびつ)

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「いいじゃない…お姉様…。
きらびやかなドレスも宝石も…父母の愛もお金も…議父母の愛まで…全部ひとり占めにしたんだから。
私が…アクセサリーを貸して欲しい…って、頼んでも、一度も貸してくれなかったじゃない」

歪な笑顔は…恐怖しか与えない。

「でも…もういいわ。だって…私がグレッド様に初めて声をかけられたのって…お姉様が
アクセサリーを貸すの…断った時だったから」

歪な笑顔が…さらに強くなり、

「おかげで私…。私だけを見て、私だけを愛してくれる人に…巡り会えたから」

私は…ダイヤの手を、無意識に握った。
この場で…出たり何か言うのは、得策でないと思ったから…。

「大丈夫です、奥様。オレは…もうあの女を、無関係の他人と思っています。
今更…過去がどうこうなんて、オレには関係ありません。オレは…みんなと未来を見ます」

力強い声に…私は少し安堵した。

「わかった…。でも、前に出ないでね。お願いだから。ここには…他の皆もいるんだから」

「仰せのままに、奥様…」

私達が小声で話しているのは、その場にいる人は聞こえなかっただろう。

「グレッド様はねぇ…。私を愛してくれて、私も彼を愛した…。
お金はなかったけど…いつも私のそばには…グレッド様の体温があった。
肌と肌を寄せ合い…むつみ合い…力を合わせて…生きたのよ。
そして私は…グレッド様の子供を産んだの…。わかる?」

「私は…愛する人に愛され、その子供を産んだ。
お姉様はどんなにグレッド様を誘惑しても、触れてさえもらえなかったのにね。
お姉様がやりたくても出来なかったこと…全部全部私はできたの。だからもういいわ。
グレッド様以外の全ての人の愛情とお金は…お姉様に奪われたけどね…。
許してあ・げ・る」

ああ…鼓膜に…氷を直接当てられたみたいだ。
穏やかだから…余計に怖い…。

まるで時が止まっていたように、微動だにしなかったイライザが…。
その場の音という音を集約して、最大クラスの拡張をしたような音源を、その喉より吐き出すと、
拘束を振り払い、向かった先は…。

イザベラ夫人ではなく、ダリアだった。
ダリアも騎士だが…昨今の心労のせいか、対応が遅れた。

イライザの拳が…ダリアの頬にクリーンヒット…。
そのまま…倒れ込んだダリアに、馬乗りになり、上から…拳の雨を降らせる。

王立騎士団が止めに入るまで…いや、止めに入った後も、狂ったように叫び、なおも拳を
ダリアに当てようとする。

「私は…アクセサリーぐらい、貸してもいいじゃないかって言ったんだぁ!!
でもアンタが!!素行の悪い娘は甘やかさない方がいいって!!許してくれなかった!!
私の父母の言う事を、すっかり信じ込んで!!疑いもしないで!!
結局アタシの人生を潰したのは!!壊したのは!!台無しにしたのは!!
アンタじゃないかぁ!!死んじまえ!!死んじまえぇ!!」

もうね…本当に…。地獄絵図だよ。

ダリア夫人は顔を腫らしたまま…ダリナとグレリオ…それにルイスやヒューバートに支えられて
いる。

「あら…お姉様…。そんなに悲観することは、ないですよ…」

うっわ…。まだ何か言う気?
でも、この人も…ずっと虐げられてきたんだよなぁ…。

「グレリオとダリナは…グレッド様の血を受け継いでいません。
あの2人の父親は…身分など何もない、外国から流れてきた難民です。
グレッド様の血を引いているのは…今はダイヤと名乗っている、あそこにいるキリアンだけ…。
でも…」

イザベラ夫人は笑顔のまま…くるりとダイヤの方を向き、

「アナタはもう…ラスタフォルス侯爵家に戻る気は、ないのでしょう?」

「当たり前だろが!!オレの家族はここにいるみんな…そして、ファルメニウス公爵家だ!!」

抑揚はないが、ハッキリした口調で、ダイヤは淡々と答えた。

「ダリア夫人はねぇ…。嫁に来た時、散々社交界で言われたんですよ。
騎士をやる以外、何の能もない女…って。ヒルダ夫人と比べられたから、余計に…ね。
だからねぇ…。必死だったんですよ。そんな人間達を見返すために。
ラスタフォルス侯爵家は騎士の家系だから、立派な騎士を育て上げられる、自分が選ばれた…ってね。
でも…」

「グレッド様は…騎士になりたくなかった。
つまり…ダリア夫人の居場所なんて、どこにもなくなったんですよ。
それを認めたくないから…グレッド様に騎士を押し付けて、お姉様にも騎士を押し付けた。
お姉様はダリア夫人の好みであって、グレッド様の好みじゃぁ無いんですよ。
結果…グレッド様は逃げ出したんです。騎士であるお姉様ではなく、私の手を取って…」

ジョノァドの能面笑顔も恐ろしいが…イザベラ夫人の今回の笑顔も…また違った怖さがあるなぁ。

「お姉様が手を下すまでもなく…ダリア夫人の血も、ダリア夫人の愛する人の血も…。
ラスタフォルス侯爵家からは消えます」

今度は…ダリアの方を見て、

「アナタは…何とか社交界で言われた、騎士をやる以外、能のないダメ嫁…と、言うレッテルを
剥がしたかったのかもしれませんねぇ…。
グレッド様は言っていましたよ。アナタの見栄の為に、オレの人生があるんじゃない…って」

ひときわ…歪な笑顔を向けて、

「長い長~い時間…無駄な努力…ご苦労様でした…ダリア夫人…」

とても丁寧なお辞儀をした。
ホント、こえー。

ダリア夫人は絶叫するように、泣き出すし…。
イライザも同じような感じだし…。

「なぜですか…?」

そんな中で口を開いたのは…ダリナだった。

「なぜ私とグレリオが!!お父様の…グレッド卿の子供だと嘘をついたのですか!!どうして…」

やりきれない気持ちが顔に出ている…。語尾も…小さくなった…。
イザベラ夫人は笑顔のまま、

「あら…私じゃ無いわよ。私が実家に帰った時…父母は私をすぐに幽閉した。
アナタ達は父母が連れて行ったわ。私に事情も聴かず、グレッド様の子供だと言ったのは、
あの2人よ…。私がそれを聞いたのは…アナタ達が引き取られた後だったわ」

「い、今更そんなウソを…」

「本当の事です…」

ヒルダ夫人が皺だらけの口を開いた。

「イザベラとイライザの父母は…アナタ達をグレッドの子供だと言いました。
私は…アナタ達をとにかく見せて欲しいと、頼んだのですがね。
頑として…受け付けなかった。娘が離さないと言ってね。
引き離すためには…法的な口実がいる。
だから…ラスタフォルス侯爵家の籍に、2人をまず入れてくれ。
そうしたら…自分たちが隙を見て、2人をイザベラから引き離して、連れて来るから…と」

うっわ。本当にしょうもない連中だったんだな…。

「そしてイザベラは、家で罪人として処罰するから、後のことは任せてくれ…ともね。
でも私は…あの父母がどういう人間か、その頃にはわかっていたのでね。
イザベラは私が引き取ると言ったのです。随分と多額のお金をコッソリ要求してきましたよ」

「なるほどな…。元が男爵家ならば、何とかラスタフォルス侯爵家とのつながりは、作りたかった
のだろう。その父母にとっては、2人がグレッド卿の子供だろうが、そうじゃ無かろうが、どうでも
良かったんだな」

ギリアムは…自分の父母を思い出しているのか、眉間に特大の皺が寄っている。
何らかの形で…娘を消してしまえば、バレる心配がほぼないし…。

「私は…ダリアに言ったんですけどね。
まず…子供を確認させるよう、あの人間達に言えと…。
でも…自分はあの人たちを信じているからと、確認もせずに…書類を出してしまった」

あ~あ~。それじゃ、自業自得ジャン…。
まあ…その後一応は捨てたりせずに、愛情をもって育てたから、及第点とはするがな。
ダリアが何も言えずに、下を向いていると…イザベラ夫人がダリナとグレリオを見て…。

「でも…アナタ達、本当に父親に瓜二つになったわねぇ…。
いい人ぶって家に転がり込んで…食って寝て酒を飲む以外、何の能も無かった男…。
私とキリアンを…いたぶって楽しんでたあの男に…ね」

「その男にコロッと騙された、テメェが言うなよ」

ダイヤの鋭いツッコミを…聞いているのか、いないのか…。
イザベラはヘラヘラと笑っているだけだ。

ダリナとグレリオは…本当につらそうに、下を向いているだけ…。

「なぜなのですか…」

かわりに口を開いたのは…ダリアだった。

「私は…ただ…必死に…一生懸命やって来たのに…。なぜ…なぜ…」

腫れた目から涙を流しながら、虚空に…訴えているようだった。

「オレに言わせりゃ、テメェには同情の余地がねぇけどな」

ダイヤが…いきなり出てきた。イザベラを指し、

「オレは…あの女を擁護する気は全くないけどな。
親父がどうしたいのか…、親父が何を好きなのか…全く知ろうとしなかったんだろう?」

まあ…それは私も同意見。結局は…そこなんだよな…。

「自分の身勝手な欲望を押し付けただけ…。
オレは日記を見て、まさにそうだと感じたぜ?」

ダイヤは…改めてダリアの前に行き、

「あのよ、くそばばぁ。オレにラスタフォルス侯爵家の…アンタの悪口を吹き込んだ奴は
確かにいるよ。
もうわかってるよな…。それがオレのオヤジ…グレッドだって。
あの日記は…半分以上がアンタの悪口だ。アンタは…親父にとって害悪でしかなかった。
アンタにどんな思いがあろうが、親父にとってはそうだったんだ。
その辺しっかり、反省しないから…オレが頑なにテメェを拒否したんだよ。
まあ…奥様を傷付けようとした段階で、一生アウトだと思ったがな」

心配そうに見る私の目に気付いたのか、言いたいことを言い終えたからなのか、ダイヤは
私の後ろにすぐに下がった。

ダリアは…とめどない涙を流しつつ、己の震える両手を…胸の前に出し、

「あの子が…グレッドが生まれた日の事を…昨日の事のように覚えている…。
二度…二度流産して…今度もどうなるかわからないと言われた中…とても元気な産声を上げて
くれて…。この子のために…私の残りの人生を使おうと…決意した…のに…。
私は…悪くない…周りが…」

「いい加減になさい!!」

ヒルダ夫人の切符の良い声に…思わずビクッとしちまった。

「いつまでも子供のように、周りが悪いと言っている気ですか!!
嫁に来た時、散々注意したでしょう!!ラスタフォルス侯爵家に嫁いだ以上、嫉妬とやっかみは
受ける物だと!!」

ヒルダ夫人の𠮟責に…僅かに顔を上げたダリアは、

「お義母様は…エニシル(グレダルの妻)を夫に嫁がせたかっただけでしょう!!
だから…私が子供を一人しか生めない、何もできない役立たずの嫁だと…。
そう社交界で噂されても、何もしてくれなかった!!エニシルは…6人も子供を産んだ。
私は…1人だけ…欠陥嫁だ…役立たずだと…散々言われた時も…」

「そのような事を言われても、1人で対処できねばダメなのです!!
いつまでも…私が健在でいられる保証はなかったのですよ!!」

まあ…結果として今の今まで、健在だけどね…。結果論だからね…。

「あの~、エニシル夫人が、畜生腹の節操なし…と、社交界で悪口言われていたの、
アナタはご存じないのですか?だったら…本当に自分の事しか見えてらっしゃらないのですね」

もう飽きてきたから、私も参戦した。
ああ…ダリアの表情が、全く知らなかったって言ってらぁ…。

「社交界で悪口を言う人なんて、そんなもんですよ。
アナタの前では、アナタは1人しか子供を産めない役立たず、弟の嫁は立派だって言って。
エニシル夫人の前では、子供を6人も産むなんて、畜生みたい。節操がない…ってね」

「よくご存じですねぇ…。大分昔の事なのに」

ヒルダ夫人に感心された。

「クァーリア夫人情報ですよ。だから…間違いないだろうな…と」

「なるほど…」

すると…ヒルダ夫人が、私の顔をまじまじと見つつ、

「そう言えば…オルフィリア公爵夫人は、様々に言われていますねぇ…。
下着姿で行動するのが好きな娼婦女だとか、様々な男に取り入るために、股を開いているとか。
社交活動をさぼって、商会の仕事ばかりとか、付き合いが悪いとか、教育がなってない、下品…。
最近では、犯罪者を雇用して、世の中を混乱させている悪女…。
犯罪者にまで股を開く、下賤の女…ですかね…」

「あらぁ…。ヒルダ夫人の耳にも届いているとは、光栄ですわぁ」

とってもいい笑顔で、笑って差し上げた。
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