ひとまず一回ヤりましょう、公爵様12

木野 キノ子

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第5章 因縁

5 ヒルダ夫人とのお喋り

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「やはり…そう思いますか?」

私も…十中八九そう思っている。

「ええ。以前、日記の中に、私に感謝する記述があったと、おっしゃいましたよね?
ダリアの事は悪辣に書いて…私には感謝をしていたとすれば、グレッド失踪後の、私への
ヒドイあたりも、合点がいきますのでね」

「……私はね、ヒルダ夫人。
ダリア夫人がダイヤで、やり直しをしようとしているような気がして、ならないんですよ。
もっと言えば…ダリナ嬢とグレリオ卿を、強引に引き取ったのも、息子で失敗したから、孫は…と
なったような…ね」

私の言葉に…ヒルダ夫人は眼を細め、

「私もそう思いますよ。
だから…私やイザベラを排除したのでしょう。
息子をたぶらかした女と、色々邪魔をしてくる姑を排除して…今度こそ自分の理想を
実現させようとした…」

ヒルダ夫人は…エマが注いでくれたお茶に、再び口を付けつつ、

「でも…現実は物語より残酷でしたね。
愛情をかけて育てた2人は…イザベラの子供ではあるが、グレッドの子供ではなかった…」

「……私の予想では、ダリア夫人は何となく、気づいていたと思いますよ」

「なぜ、そう思われます?」

ヒルダ夫人が、ティーカップを置いて、私の目を見てきた。

「グレリオ卿に対して…騎士になることを、あまり強要しなかったからですよ。
これは…周りの証言を得ています。
才能がないと思った段階で、手を引かせています。
一見すると…息子と同じ過ちを繰り返さない為かとも思ったのですが、ダイヤへの執着を
見るに、単純に息子の血を引いていないと、思っていたからではないでしょうか?」

「なら、私に言って、イザベラに聞けば良かったのでは?」

「それこそ無理ですよ」

私は…ちょっと声を上ずらせ、

「ダリア夫人は、日記を見ていたからこそ、やり直しが出来る事に色めき立った。
だから…子供の顔も見ずに、引き取ることを急いだ。
仮に見ていれば…顔はまだしも、眼の色と髪色が…自分たち夫婦の系譜にない色だと、多少は
気付いたはずです」

私は…ここで目線をお茶からヒルダ夫人に移し、

「ヒルダ夫人…アナタとイザベラ夫人が、ダリナ嬢とグレリオ卿に近づかないと約束した時…。
おそらくダリア夫人側にも、イザベラ夫人に近づかないように言ったはずです。
八つ当たりや、不当な報復を避けるために…ね。
契約をした以上、それを自ら崩すなら…アナタに頭を下げる必要がある。
これに…ダリア夫人は耐えられなかった。
そして拷問でもしない限り、イザベラ夫人が口を割らないとも、思い込んでいたのではないです
かね…。悪女だと…信じ込んでいました…。
というより、イザベラ夫人を悪女にしなきゃ、自分を保てなかった…のかもしれない」

「それに…頭を下げるよりも、アナタの天命が尽きるまで、待つ道を選んだんでしょうね。
当時のアナタの年齢からすれば、もう…ひ孫たちが大人になるまで、生きていられるかどうかは
失礼ながら怪しかった。
アナタが死んだあと…イザベラ夫人を捕えて、ゆっくり聞けばいいと思ったのでしょう。
そして…イザベラ夫人に全ての罪を被せれば、自分の非ではないとできたでしょうし」

ここが…運命の分かれ道だったろう。
ヒルダ夫人は…ダリアの予想を大きく覆し、かくしゃくとしたまま、長生きしちまった。
それは…私には大変ありがたい事だったが、ダリアには…真実を確認する機会を…自分の罪を
なすりつける機会を、逸する結果となっちまった。

私は…ここで目線を強くし、

「私は…この予想が、もし当たっているなら、余計にダリア夫人に同情できない!!
ダイヤの人生は、ダイヤのものです!!
ダリア夫人の失敗をやり直させるために、ダイヤが存在しているわけじゃない!!
ダイヤを利用するだけで、ダイヤの心を踏みにじる気なら、容赦はしません!!」

私の強い決意を持った目を…暫くじっと見ていたヒルダ夫人だったが…。
不意にダイヤのほうを向き、

「アナタは…素晴らしい主に仕えることが、出来たのですね。
そしてここには…アナタの幸せを、本当に考えてくれる人が、沢山いる。
とても…安心しました…とても…」

「ありがとうございます」

ヒルダ夫人の真心が伝わったのか、ダイヤは素直に…お礼を言うのだった。

「さてと…ひとまずこれでどうなるか…ですね。
子供を虐待して、のうのうとしてたんですから、いい薬ですよ」

私は…ちょっと苛ついている。
やっぱり…前世を引きずっているんだな。

「オレは…スッキリしましたよ。これでも纏わりつくなら、地獄に落とすまで!!」

ダイヤが…かなり上機嫌だ。

「まあな…。キミをグレッド卿の代わりにしようなどと、最初からバカげた話だ。
キミに何か…償いがしたいと言うなら、悪事でない限り、最大限希望を聞くべきだ」

デスヨネー。

「まあでも…グレンフォ卿は…自業自得とはいえ、ちょっと哀れですよ。
あの人は…故意にグレッド卿の望まないものを、プレゼントしたわけじゃないだろうから…。
恐らく…ダリア夫人と周りが、勝手にそうしてしまったのでしょうからね…」

「だったら、カミさんに対する、監督不行き届きでしょ?
オレは…もう、こりごりですよ、あんな連中に関わるの!!」

「ま~ね。とにかくダイヤは自分の事だけ、考えなさいな。
いくら血のつながりがあるったって、迷惑かけていいワケじゃ無いし…。
そのつもりがないワケじゃ無かったと思うけど、アナタに対して何もしなかったんだから」

こうして…話しは終了し、ヒルダ夫人にはお帰り願った。
やっぱり…お歳がお歳だから、長居させるのは…ね。

残った私とギリアムは…。
美味しいお茶を飲みつつ、運ばれて来たお菓子を見ていたら…いつの間にやらギルディスが。

「おねーちゃん、おにーちゃん、ボクも!!!」

おっきい体でちょこちょこと寄ってくるから、可愛いのなんのって。
頭を撫でてあげたら、とっても嬉しそうだ。
ギルディスは…言いつけをしっかり守って、ヒルダ夫人がいなくなるまで、待っていたようだ。

「でも…元々が悪い人たちじゃないだけに、哀れですね…。
何が間違って、こうなってしまったのか…」

エマが…新しいお茶を注ぎつつ、ちょっと口を挟んできた。

「ん~、まあ…正解のない問題よ…これは…」

私は…ちょっと口ごもる。
前世の実親に対する正解なんて…わかんないからね…。
ひとまず…毒殺事件は未然に防いだから…その辺は良しとしよう…。


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さて…数日後のラスタフォルス侯爵家では…。
グレンフォは、事が事ゆえ…少しばかりの期間、近衛騎士団専用の病院に、入院することと
なった。
ダリアは…イライザに殴られ、数日寝込んだが…起きた時の目は、再度ぎらついていた。

「ヒューバート…。ルイス…。ダイヤを…ダイヤを何とか、取り戻す手はずをして…。
使用人全員で…ダイヤこそがラスタフォルス侯爵家の跡取りだと…訴えれば…」

やはり…キッパリ拒絶されたことを、受け入れられなかった。

「もう…おやめください、ダリア様…」

ルイスが…そんなダリアに、憔悴しきった面持ちで言ってきた。

「ファルメニウス公爵家から…最後の温情として、遺書と日記が匿名で公開されたのです。
これ以上迷惑をかけるなら…実名公開に切り替えると、言われたではありませんか…」

「それはすべて…イザベラが無理やり書かせたことに、すればいいのです!!
そうすれば…」

どこまでも懲りない…。
いや…懲りたら最後と思っているのかも、しれない…。

ルイスもだが、その場にはヒューバートもいて、

「もう無駄です。
イライザ卿が捕まった翌日…2人の父母が、日記にあった通り…イザベラ夫人に不当な行いを
していたと…載りました。
それに伴い…社交界で、イザベラ夫人に同情していた者たちが声を上げ…。
悪女ではなかったと、巷に浸透したようで…」

これ…王立騎士団も勿論使った。
レオニールはこの辺を間違わない。そして仕事が早い。

「なっっ!!そんなことは嘘っぱちだと、巷に言いなさい!!」

「無駄です!!
そもそもラスタフォルス侯爵家は、社交界に強いコネクションも影響力も持っていません!!
ファルメニウス公爵家が公開した真実を!!覆す力などあるわけがないでしょう!!」

2人のその言葉に…ダリアが床にへたり込んだのは、言うまでもない。

「どうして…どうして…。ダイヤは…グレッドの子供なのに…。私たちが育てるべき…。
私と主人で育てて…立派な騎士に…ラスタフォルス侯爵家の当主に…すべき…」

ブツブツと言っているが、

「ダイヤ様は、もういい大人です。本人の意思なく、こちらの籍に入れることは出来ません。
まして…ダリア様が、王宮で、皆の目の前で、相続権放棄者の書類をお書きになった!!
もう覆すことなど、不可能です!!」

ヒューバートの言葉は…とても強く突き刺さる。

「そ、そうよ、それよ!!」

だがダリアは…思い出したように、

「王后陛下にすぐに…謁見の許可を取りなさい!!
私は…王后陛下の指示に従っただけよ!!約束は守ってもらわなきゃ…」

すると…2人はため息をつき、

「王后陛下は今…ご病気ゆえ、面会謝絶です。
無理やり訪ねて来るものは、首を飛ばせとのご指示が出ているそうです」

「そ、そんな!!なら、手紙を…」

「手紙も受け取らないと、表明されております!!」

一番身分の高い奴に、逃げの一手を取られたら…どうしようもない。

「とにかく…お怪我も完全には治っておりません。
お体をまずは…休めてください!!!」

その言葉と共に…足早に2人はダリアの部屋を去る。

その後もダリアは…使用人に、ファルメニウス公爵家とのコンタクトを取るように言うが、
グレンフォにダメと言われている…で、全て断られた。

そんなある日…ラスタフォルス侯爵家の使用人が…仕事している最中…。

「本当に…奥様にも困ったものだわ。この期に及んでまだ…ファルメニウス公爵家に迷惑を
かけようとするなんて…」

「まあ…奥様はああいった所が、昔からおありだからね…」

「でも、グレッド様はおかわいそうだわね。奥様の犠牲になって…」

「まあねぇ…。本当は剣術がお好きでない事…殆どの使用人が知っていたのよ。
でも…それを進言した数人が、紹介状も退職金も出されずに、やめさせられてから…みんなが口を
噤んでね…」

「全部奥様の自業自得じゃないの…。なのにこちらまで悪く言われて、被害に遭うんじゃ、
たまったもんじゃない。ウチにだって、まだ小さい子供がいるのに」

「そもそもイライザ卿だって、自業自得じゃないの。
勝手にグレッド様を待っていただけなのに…こっちまで殺されたかもしれないなんて、
冗談じゃない!!
悪女はイザベラ夫人じゃなくて、イライザ卿よ。
よくもまあ…あんな殺人未遂者を、重用したわよね。
奥様の人を見る目のなさは…ピカ一だわ、本当に…」

「本当よね…。
社交界で、騎士をやる以外は脳のない、脳筋嫁だ、ハズレ嫁だ、ダメ嫁だって言われているけど
全部真実じゃない。それを…恨みに思って、八つ当たりなんて、本当に迷惑。
グレンフォ様も…なんであんな嫁を選んじゃったのかしら。
ギリアム公爵閣下は、オルフィリア公爵夫人のような素晴らしい方をちゃんと選んだのに」

「仕方ないわよ。
グレンフォ様の女を見る目が、無かっただけ…。
そういう男は、一定数いるから、仕方ないわ」

「そーよね~、いかにもな、しょーもない女を拾っちゃう男って、いるのよね~」

「そういう意味では、お似合いの夫婦よね…。
お互いに、人を見る目がまったくございませ~ん…ってね。きゃはは」

「とにかく!!ここは…それさえ除けば、とてもいい職場だからね…。
奥様には今まで通り、ハイハイ返事をして、ご機嫌を取っておきなさいな。
幸い…ファルメニウスに何か言う事は、グレンフォ様が全面禁止してくださってるから、
それを理由に断ればいいわ。
どうせそのうち、諦めるわよ。ファルメニウス公爵家じゃ、手も足もどうせ出ないし」

「そうそう。ここではそれが、生き残り戦術よ」

そんな…使用人たちの会話を…影で聞くのは…ダリアとダリナ、グレリオだった。
ダリアが飛び出していこうとするのを、ダリナとグレリオが必死に止めている状態だった。

ラスタフォルス侯爵家では…これが日常となってしまっていたのだった。
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