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第八章 冒険編 血の繋がり
ジョージとマクラノ
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「よいしょっとぉおおお!!!」
中央の祭壇へと向かっていた真緒達の目の前に現れたジョージとマクラノ。かつての親代わりを前にして、真緒は戦う事を躊躇してしまう。
するとマクラノが大声を発しながら、真緒目掛けて何かを振り下ろして来た。
咄嗟の判断力で回避する真緒達だったが、振り下ろされた何かによって、地面には大きなクレーターが出来上がっていた。
例え、ハンマーや斧を用いたとしても地面が抉れる程の威力を出すのは難しい。ではいったい何で地面を抉ったのか、マクラノが扱う武器の全貌を目の当たりにした真緒達は自身の目を疑った。
「た、大砲の玉……だと!?」
それは真緒達の体ほどはあるであろう巨大な鉄球だった。それも只の鉄球では無く、先に長い鎖が取り付けられており、それをマクラノが握り締める事で自由自在に操っていた。
まるでカウボーイがロープを上空で回すかの如く、マクラノは軽々と鎖の付いた鉄球を勢い良く振り回していた。
「おぉー、相変わらず豪快だねぇ」
「無駄口叩いてないで、あんたも参加したらどうだい?」
「あぁ、それなら心配要らないよ。もう既に参加しているから……」
「「「「!!?」」」」
ジョージの言葉と同時に、真緒達のありとあらゆる箇所に切り傷が付いた。ぱっくりと裂けた皮膚からは、止めどなく血が流れ出ていた。
「な、何が起こったんだ!?」
「攻撃が見えなかった……」
「あんたこそ相変わらず、やらしい攻撃の仕方をするね」
「私は今までこれ一本で上り詰めて来たからね。君もそうだろう?」
「まぁ、そうだけどさ」
圧倒的なパワーでねじ伏せるタイプと、目に見えない攻撃でじわじわと追い詰めるタイプ。正反対にも見える二つのタイプの相性は抜群だった。
マクラノを警戒すれば、ジョージの攻撃に晒される。かと言ってジョージを警戒すれば、マクラノの攻撃をまともに食らってしまう。
「マオ……悪いが本気で行かせて貰う。お前はどうする?」
「…………私も戦います」
「大丈夫か? あまり無理して戦われても、足手まといになるだけだからな」
「心配して頂きありがとうございます。でも、これは私自身の手で決着を着けなければならない問題です」
遂に真緒は、ジョージとマクラノと戦う覚悟を決めた。剣を二人に向けて構える。
「私とハナちゃんの二人でマクラノおばさんを相手にするから、リーマとフォルスさんはジョージおじさんの相手をお願い」
「分かりました」
「任せろ」
「行こう、ハナちゃん!!」
「了解だぁ!!」
鉄球を振り回すマクラノには、接近戦で小回りの効く真緒とハナコが、未だに攻撃方法が不明なジョージには対応力が優れ、遠距離から攻撃の出来るリーマとフォルスが相手をする事になった。
「おやおや、良いのかい? 只でさえ少ない戦力を分散させちゃって?」
「問題ありません。あの二人なら、きっと倒してくれます。そしてマクラノおばさん、あなたは私達が倒します!!」
「調子に乗ってんじゃないよ!! この小娘が!!」
声を荒げながら、空中で回していた鉄球を真緒とハナコ目掛けて、勢い良く薙ぎ払った。巨大な鉄球が二人目掛けて襲い掛かる。
「マオぢゃん!! スキル“鋼鉄化”!!」
真緒を守ろうと全身を鋼鉄に変化させて、迫り来る鉄球を受け止めようとするハナコ。
「あがっ!!!」
しかし、勢いの付いた鉄球を受け止める事は出来ず、動き自体は止められたが、その代わりに凄まじい衝撃によって吹き飛ばされてしまう。
「ハナちゃん!!」
「余所見している場合かい?」
「!!!」
ハナコに注意を向けてしまった事で、マクラノが近付いて来た事に気付かなかった真緒。マクラノは真緒目掛けて重たいキックを繰り出す。
「ぐっ!!」
剣を盾にする事で、何とか蹴り飛ばされずに済んだ。それでも、対格差のある蹴りは真緒のスタミナを一気に削り落とす。
それ以上に頭がふらふらし始めた。意識が朦朧とする。手足には若干の痺れを感じており、上手く力が入らなかった。
「あ、あれ……?」
「やっと効いたか。常人ならとっくに動けなくなっても可笑しく無いのに……どんな鍛え方したら、そんなに頑丈な体になるのかねぇ」
「ど、どう言う事ですか?」
「毒だよ。残念だけど、あんた達には勝ち目なんて無かったのさ」
「毒? いったい何処で……まさか!!?」
真緒には思い当たる節があった。寧ろ、それ以外に考えられなかった。しかし、原因が分かった所でこの危機的状況は覆せない。
慌てて体を動かそうと頑張るが、毒が全身に回ったのか、まるで麻酔を打たれた時の様に感覚が無くなっていた。動かそうにも、全く力が入らない。そしてとうとう剣を地面に落としてしまった。
「あんたとの生活は楽しかったよ。けどね、人間は何処まで行ってもその本質は変えられない。あの人はどうだったか知らないけど、少なくとも私はこういう生き方しか出来ないんだ」
そう言うとマクラノは、鉄球を拾い上げて空中に放り投げた。そして手に持った鎖を勢い良く下に引っ張り、上がった鉄球を真緒目掛けて叩き落とした。
「潰れちまいな!!」
「っ!!!」
***
一方で、リーマとフォルスも追い詰められていた。真緒達同様、突然意識が朦朧とし始め、全身が痺れ出したのだ。
「はぁ……はぁ……」
「毒とは……汚い真似してくれるじゃないか……」
「ははは、この期に及んで綺麗だ汚いだなんて言えないよ。私だって死にたくは無いからね」
毒を仕掛けたのは間違い無く、ジョージだ。しかし、肝心の方法が分からなかった。いや、検討自体は着いている。最初の全身を切り傷だらけにしたあの攻撃だ。
「(問題は……あの攻撃がいったい何なのか……)」
「最初の攻撃……あれは恐らく風属性魔法による物だと思います」
そんな中、リーマはジョージが放った攻撃の正体の予想を立てた。
「凄いね、大正解だよ」
結果、予想は確信へと変わった。ジョージ自ら正解という言葉を貰った。
「リーマ、お前……」
「これでも私は魔法使いの端くれです。同じ魔法を扱う者として、何となく想像はしていました。けど……」
「けど?」
「毒の出所までは分かりません……」
「いやいや、そこまで答えられれば上出来だよ。お嬢ちゃんの言う通り、あの時は“口”から風属性魔法を唱えたんだ」
「成る程、あの声の大きいおばさんの影でこっそりと魔法を唱えていた訳か……手からでは無く、口から放たれる為、気付かれにくい……だが、それだけでどうやって毒を……」
「それは簡単、これを使ったのさ」
そう言いながらジョージは懐から、小さな小瓶を取り出した。紫の毒々しい色をしており、如何にも毒であると分かりやすかった。
「この毒は私が調合した特別製でね。何と空気に溶け込んでしまうんだ」
「空気だと!?」
「そうさ、だけど口や鼻から吸っても別に害は無い。しかし一つ例外があってね、それは……傷口に触れると初めてその効果を発揮するのさ」
「っ!! それで俺達に傷を与えたのか!!」
「あぁ、事前に毒を空気中にばらまき、後は君達に傷を与えるだけだった」
「ちょっと待って下さい!! 事前にって、側にはマクラノさんだっていたんですよ!?」
「それが?」
「それがって……もし、毒が回ったらどうするつもりなんですか!?」
「そんなの傷を受ける彼女の方が悪い。ヘッラアーデに弱い人間は必要無いよ」
マクラノと異なり、物腰が柔らかなジョージ。しかし実際はマクラノ以上に血も涙も無い冷徹な人間だった。例え仲間が毒で死んだとしても、彼は一滴も涙を流したりはしないだろう。
「あなただけは……あなただけは許さない!!」
「許さないか。それで? 君達はそんな動けない体で、どうやって私を倒すつもりなんだい? “ウインド”」
するとジョージはニヤニヤと笑みを浮かべながら、口から風属性魔法を唱え、二人目掛けて放った。また新しい切り傷が増えるかと思いきや、何と一度切った傷口を更に深く抉り出した。
二人は言葉にならない悲鳴を上げる。痺れている筈なのに痛みは確りと感じる。これも毒の効果なのだろう。
「はぁ……はぁ……訂正するよ……お前は汚いんじゃない……糞その物だ……」
「ははは、成る程……私は汚物その物という事か……死ね」
「フォルスさん!!」
「っ!!!」
ジョージから放たれた魔法がフォルスに当たると思われたその瞬間、何者かがフォルスの前に立ち、襲い掛かる魔法からフォルスを守った。それと同時に何か硬い物に当たる音が響き渡る。
***
「!!?」
真緒目掛けて振り下ろされた鉄球だったが、突然黄色い閃光が迸り、鉄球を繋ぎ止めていた鎖を断ち切った。それにより鉄球は方向感覚を失い、真緒の真横ギリギリに落下する。
「なっ!!? あたしの鉄球が!!? いったい誰だい!!?」
「あ、あなたは……!!?」
フォルスの前に颯爽と現れた人物。それは……。
真緒の前に颯爽と現れた人物。それは……。
「ゴルガさん!!」
「エレットさん!!」
魔王軍四天王であるゴルガとエレットであった。
中央の祭壇へと向かっていた真緒達の目の前に現れたジョージとマクラノ。かつての親代わりを前にして、真緒は戦う事を躊躇してしまう。
するとマクラノが大声を発しながら、真緒目掛けて何かを振り下ろして来た。
咄嗟の判断力で回避する真緒達だったが、振り下ろされた何かによって、地面には大きなクレーターが出来上がっていた。
例え、ハンマーや斧を用いたとしても地面が抉れる程の威力を出すのは難しい。ではいったい何で地面を抉ったのか、マクラノが扱う武器の全貌を目の当たりにした真緒達は自身の目を疑った。
「た、大砲の玉……だと!?」
それは真緒達の体ほどはあるであろう巨大な鉄球だった。それも只の鉄球では無く、先に長い鎖が取り付けられており、それをマクラノが握り締める事で自由自在に操っていた。
まるでカウボーイがロープを上空で回すかの如く、マクラノは軽々と鎖の付いた鉄球を勢い良く振り回していた。
「おぉー、相変わらず豪快だねぇ」
「無駄口叩いてないで、あんたも参加したらどうだい?」
「あぁ、それなら心配要らないよ。もう既に参加しているから……」
「「「「!!?」」」」
ジョージの言葉と同時に、真緒達のありとあらゆる箇所に切り傷が付いた。ぱっくりと裂けた皮膚からは、止めどなく血が流れ出ていた。
「な、何が起こったんだ!?」
「攻撃が見えなかった……」
「あんたこそ相変わらず、やらしい攻撃の仕方をするね」
「私は今までこれ一本で上り詰めて来たからね。君もそうだろう?」
「まぁ、そうだけどさ」
圧倒的なパワーでねじ伏せるタイプと、目に見えない攻撃でじわじわと追い詰めるタイプ。正反対にも見える二つのタイプの相性は抜群だった。
マクラノを警戒すれば、ジョージの攻撃に晒される。かと言ってジョージを警戒すれば、マクラノの攻撃をまともに食らってしまう。
「マオ……悪いが本気で行かせて貰う。お前はどうする?」
「…………私も戦います」
「大丈夫か? あまり無理して戦われても、足手まといになるだけだからな」
「心配して頂きありがとうございます。でも、これは私自身の手で決着を着けなければならない問題です」
遂に真緒は、ジョージとマクラノと戦う覚悟を決めた。剣を二人に向けて構える。
「私とハナちゃんの二人でマクラノおばさんを相手にするから、リーマとフォルスさんはジョージおじさんの相手をお願い」
「分かりました」
「任せろ」
「行こう、ハナちゃん!!」
「了解だぁ!!」
鉄球を振り回すマクラノには、接近戦で小回りの効く真緒とハナコが、未だに攻撃方法が不明なジョージには対応力が優れ、遠距離から攻撃の出来るリーマとフォルスが相手をする事になった。
「おやおや、良いのかい? 只でさえ少ない戦力を分散させちゃって?」
「問題ありません。あの二人なら、きっと倒してくれます。そしてマクラノおばさん、あなたは私達が倒します!!」
「調子に乗ってんじゃないよ!! この小娘が!!」
声を荒げながら、空中で回していた鉄球を真緒とハナコ目掛けて、勢い良く薙ぎ払った。巨大な鉄球が二人目掛けて襲い掛かる。
「マオぢゃん!! スキル“鋼鉄化”!!」
真緒を守ろうと全身を鋼鉄に変化させて、迫り来る鉄球を受け止めようとするハナコ。
「あがっ!!!」
しかし、勢いの付いた鉄球を受け止める事は出来ず、動き自体は止められたが、その代わりに凄まじい衝撃によって吹き飛ばされてしまう。
「ハナちゃん!!」
「余所見している場合かい?」
「!!!」
ハナコに注意を向けてしまった事で、マクラノが近付いて来た事に気付かなかった真緒。マクラノは真緒目掛けて重たいキックを繰り出す。
「ぐっ!!」
剣を盾にする事で、何とか蹴り飛ばされずに済んだ。それでも、対格差のある蹴りは真緒のスタミナを一気に削り落とす。
それ以上に頭がふらふらし始めた。意識が朦朧とする。手足には若干の痺れを感じており、上手く力が入らなかった。
「あ、あれ……?」
「やっと効いたか。常人ならとっくに動けなくなっても可笑しく無いのに……どんな鍛え方したら、そんなに頑丈な体になるのかねぇ」
「ど、どう言う事ですか?」
「毒だよ。残念だけど、あんた達には勝ち目なんて無かったのさ」
「毒? いったい何処で……まさか!!?」
真緒には思い当たる節があった。寧ろ、それ以外に考えられなかった。しかし、原因が分かった所でこの危機的状況は覆せない。
慌てて体を動かそうと頑張るが、毒が全身に回ったのか、まるで麻酔を打たれた時の様に感覚が無くなっていた。動かそうにも、全く力が入らない。そしてとうとう剣を地面に落としてしまった。
「あんたとの生活は楽しかったよ。けどね、人間は何処まで行ってもその本質は変えられない。あの人はどうだったか知らないけど、少なくとも私はこういう生き方しか出来ないんだ」
そう言うとマクラノは、鉄球を拾い上げて空中に放り投げた。そして手に持った鎖を勢い良く下に引っ張り、上がった鉄球を真緒目掛けて叩き落とした。
「潰れちまいな!!」
「っ!!!」
***
一方で、リーマとフォルスも追い詰められていた。真緒達同様、突然意識が朦朧とし始め、全身が痺れ出したのだ。
「はぁ……はぁ……」
「毒とは……汚い真似してくれるじゃないか……」
「ははは、この期に及んで綺麗だ汚いだなんて言えないよ。私だって死にたくは無いからね」
毒を仕掛けたのは間違い無く、ジョージだ。しかし、肝心の方法が分からなかった。いや、検討自体は着いている。最初の全身を切り傷だらけにしたあの攻撃だ。
「(問題は……あの攻撃がいったい何なのか……)」
「最初の攻撃……あれは恐らく風属性魔法による物だと思います」
そんな中、リーマはジョージが放った攻撃の正体の予想を立てた。
「凄いね、大正解だよ」
結果、予想は確信へと変わった。ジョージ自ら正解という言葉を貰った。
「リーマ、お前……」
「これでも私は魔法使いの端くれです。同じ魔法を扱う者として、何となく想像はしていました。けど……」
「けど?」
「毒の出所までは分かりません……」
「いやいや、そこまで答えられれば上出来だよ。お嬢ちゃんの言う通り、あの時は“口”から風属性魔法を唱えたんだ」
「成る程、あの声の大きいおばさんの影でこっそりと魔法を唱えていた訳か……手からでは無く、口から放たれる為、気付かれにくい……だが、それだけでどうやって毒を……」
「それは簡単、これを使ったのさ」
そう言いながらジョージは懐から、小さな小瓶を取り出した。紫の毒々しい色をしており、如何にも毒であると分かりやすかった。
「この毒は私が調合した特別製でね。何と空気に溶け込んでしまうんだ」
「空気だと!?」
「そうさ、だけど口や鼻から吸っても別に害は無い。しかし一つ例外があってね、それは……傷口に触れると初めてその効果を発揮するのさ」
「っ!! それで俺達に傷を与えたのか!!」
「あぁ、事前に毒を空気中にばらまき、後は君達に傷を与えるだけだった」
「ちょっと待って下さい!! 事前にって、側にはマクラノさんだっていたんですよ!?」
「それが?」
「それがって……もし、毒が回ったらどうするつもりなんですか!?」
「そんなの傷を受ける彼女の方が悪い。ヘッラアーデに弱い人間は必要無いよ」
マクラノと異なり、物腰が柔らかなジョージ。しかし実際はマクラノ以上に血も涙も無い冷徹な人間だった。例え仲間が毒で死んだとしても、彼は一滴も涙を流したりはしないだろう。
「あなただけは……あなただけは許さない!!」
「許さないか。それで? 君達はそんな動けない体で、どうやって私を倒すつもりなんだい? “ウインド”」
するとジョージはニヤニヤと笑みを浮かべながら、口から風属性魔法を唱え、二人目掛けて放った。また新しい切り傷が増えるかと思いきや、何と一度切った傷口を更に深く抉り出した。
二人は言葉にならない悲鳴を上げる。痺れている筈なのに痛みは確りと感じる。これも毒の効果なのだろう。
「はぁ……はぁ……訂正するよ……お前は汚いんじゃない……糞その物だ……」
「ははは、成る程……私は汚物その物という事か……死ね」
「フォルスさん!!」
「っ!!!」
ジョージから放たれた魔法がフォルスに当たると思われたその瞬間、何者かがフォルスの前に立ち、襲い掛かる魔法からフォルスを守った。それと同時に何か硬い物に当たる音が響き渡る。
***
「!!?」
真緒目掛けて振り下ろされた鉄球だったが、突然黄色い閃光が迸り、鉄球を繋ぎ止めていた鎖を断ち切った。それにより鉄球は方向感覚を失い、真緒の真横ギリギリに落下する。
「なっ!!? あたしの鉄球が!!? いったい誰だい!!?」
「あ、あなたは……!!?」
フォルスの前に颯爽と現れた人物。それは……。
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「エレットさん!!」
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