171 / 275
第八章 冒険編 血の繋がり
理想国家
しおりを挟む
「理想国家?」
それは普段のエジタスからは、決して聞く事の無い台詞だった。エジタスは二千年の間、宮廷道化師としてありとあらゆる国を転々とした。
王様が好き放題な独裁国、国民第一の民主主義な国、外界からの旅人を極端に嫌う鎖国的な国、事ある毎に税金を払わされる金にがめつい国など、多種多様であった。
こうした国々には、ある一つの共通点が存在している。それは国民の半数以上が不満を抱いているという事だ。
人間は欲深い生き物だ。国に支えられているから、国の下に付いているから、国として成り立っているのは国民である私達がいるお陰。などと言い張り、自身の暮らしがより豊かにならなければ、気が済まない。
そんな我が儘を言う者に限って、国がピンチになると一目散に国を捨てて逃げ出す。また、国自身もその命が危うくなると大事な国民を差し出そうとする。最早、傷の舐め合いである。
だからこそエジタスは、国という組織に固着する事はしなかった。そもそもが国に潜入していた理由は情報収集である為、そこまで長居する事は無かった。因みにエジタスが関わった国は漏れ無く滅んでいる。
そんなエジタスが理想国家を作ると口にした。それは真緒達、サタニア達を驚かせるのは勿論、エジタス自身もまさか自分がこんな台詞を吐く日が来るとは、想像もしていなかった。
「人が最終的に求める物……何だか分かるか?」
「え? えっと……」
突然の問い掛けに頭を悩ませる真緒だったが、その答えを待たずしてエジタスが答える。
「金か? 地位か? 名声か? それとも恋人か? 家族か? いや、答えはもっとシンプル……“時間”だ」
「時間?」
「一度は考えた事があるだろう。早く大人になりたい、子供の頃に戻りたい、もっと時間があれば……どんなにお金を積んでも唯一買えない存在、それが時間だ。ではいったい何故、人は時間を欲しがる?」
「……より幸せになりたいから?」
答えたのはサタニアだった。エジタスの思考を読み解き、適切な回答を叩き出したと思ったが、エジタスはガッカリした様子で溜め息を漏らす。
「限られた時間しか持っていないからだ。人間は生まれた瞬間から、死ぬまでの時間が決まっている。どんなに願っても、どんなに長生きしようと努力しても、必ず死は訪れる。中には生まれてすぐに死んでしまう、悲劇的な者までいる。だからこそ人は時間を追い求める。決して手に入らないと分かっていても、欲しいと思わずにはいられない」
確かにそうかもしれない。もし時間を買う事が出来ると言うのなら、この場にいる全員が全財産を費やしても手に入れようとするだろう。
「時間の前では全てが無力。だがもしここに、その決して手に入らない筈の時間を操れる存在が現れたとしたら?」
「「「「「「「!!!」」」」」」」
この時、漸く全員が理解した。エジタスの言う理想国家の意味が。
「死という恐怖に恐れなくて良い。永遠なる時間を手にする事が出来る国。そしてその国では“笑顔の絶えない世界”が広がっているのだ」
「そ、そんな事をすれば皆、生きる意味を無くしてしまいます!! 生きたいから食べる、生きたいから働く、そんな当たり前の日常が崩れてしまいます!!」
「問題無い。そうした生きる屍は、そのまま野垂れ死にさせれば良い」
「へ?」
「何か勘違いしている様だが、俺は何も世界中の生き物を住まわせるとは言っていないぞ」
「で、でも笑顔の絶えない世界にするって……」
「あぁ、本当はそのつもりだった。世界中の生き物が笑顔になれば良いと……だが、何処ぞの勇者と魔王のせいで、ワールドクラウンが完全消滅してしまったからな。だから余計な人類にはこの世から消えて貰う事にした」
「消えて貰うって……」
「これは仕方の無い“間引き”なんだよ」
間引き。つまりエジタスは自身が認めた人間しか国民にせず、国外にいる余計な人類は皆殺しにしようと言うのだ。
正に狂気の沙汰。一年振りの再会だが、その残虐性は今も尚健在であった。
「さて、ここまでの話を聞いた上で聞かせて貰おうか。マオ、サタニア、どうだ? 俺の国で一緒に暮らさないか?」
「「…………」」
「悪い話じゃあるまい。お前達が望むのであれば、周りの仲間達も快く迎え入れよう。更に今なら何と、お前達の大切な存在も蘇らせてやろう。お父さん、お母さんに会いたくはないか? もう一度、家族を強く抱き締めたくはないか? それに国民になったから、あれをしろ、これをしろ、なんて言わない。俺の国の国民は自由に幸せに生きて貰う。まぁ、虐めや差別、犯罪紛いの行為をしたら、それなりの“罰”は受けて貰うけどな……それでどうだ? 俺の国の国民になってくれないか? 一緒にいつまでも幸せに暮らそう」
エジタスからの誘い。それも破格の条件付き。デメリット無し。メリットしか無い。もう誰かと争う必要も無い。皆でいつまでも幸せに暮らす事が出来る。真緒とサタニアの二人は、周りにいる仲間達に顔を向ける。すると仲間達は何も言わず、只黙って頷いた。
そして真緒とサタニアは互いに顔を会わせ、仲間達と同じ様に頷き合った。もう既に出す答えは決まっていたのだ。
「「嫌だ!!!」」
断った。エジタスの国の国民になるという事は、皆殺しを認めるという事。それは真緒達、サタニア達がこの一年頑張って来た種族同士の友好関係を不意にする事を指していたからだ。
「……くくく、まさかそんなにハッキリと言われてしまうとはな……どうやらこの一年、力だけじゃなく心も成長している様だな」
まるで始めから、断る事が分かっていたかの様に笑うエジタス。そんなエジタスに武器を構える真緒達、サタニア達。
「師匠、蘇ったばかりですみませんが、もう一度眠って頂きます!!」
「ごめんねエジタス。蘇って欲しいって言ったのに、また殺そうとするなんて……身勝手なのは分かってる……君に嫌われても構わない。だから、大人しく僕の腕の中で永遠に眠って!!」
「そうはさせんぞ」
「あなたは……」
真緒達、サタニア達の前に立ち塞がるロージェ。エジタスを背にして、庇う様に剣を構える。
「……何のつもりだ?」
「……退くぞ」
一触即発の雰囲気が流れる中、それを制止させたのは他でもないエジタスであった。ロージェの剣を無理矢理下ろし、武装を解除させた。
「目的である俺はこうして無事に蘇った。無理にここで戦う必要は無いだろ」
「だが、ここでこいつらを殺しておかないと、後々厄介な事になるぞ」
「分かっているさ、一年前に嫌って程にな……だが今の状況じゃ、確実に負ける……もっと戦力を整えるんだ」
「…………分かった」
エジタスの言葉に納得したロージェは、剣を鞘に収める。その間にエジタスは、骨肉魔法を発動し、自身の両足を巨大化させていた。
「それじゃあな、会えて嬉しかったよ」
「待って!!!」
真緒が慌てて止めようとするも、エジタスはロージェを連れて、その場から離れる様に思い切り跳躍した。それによって砂埃が舞い上がり、思わず目を瞑ってしまう。
「っ…………エジタスは!!?」
再び目を開けた時には、エジタスとロージェの姿は無かった。
「最悪だ……」
「まさかあの道化師が再びこの世に蘇ってしまうとは……」
「これからいったい何が起こるんでしょうか」
「分からない……けど、私達の想像を遥かに越える出来事なのは確かだよ……」
死者を自由に蘇らせるロストマジックアイテムを手に入れたエジタス。それは一年前の戦いよりも、更に過酷な戦いが強いられる事を意味していた。
それは普段のエジタスからは、決して聞く事の無い台詞だった。エジタスは二千年の間、宮廷道化師としてありとあらゆる国を転々とした。
王様が好き放題な独裁国、国民第一の民主主義な国、外界からの旅人を極端に嫌う鎖国的な国、事ある毎に税金を払わされる金にがめつい国など、多種多様であった。
こうした国々には、ある一つの共通点が存在している。それは国民の半数以上が不満を抱いているという事だ。
人間は欲深い生き物だ。国に支えられているから、国の下に付いているから、国として成り立っているのは国民である私達がいるお陰。などと言い張り、自身の暮らしがより豊かにならなければ、気が済まない。
そんな我が儘を言う者に限って、国がピンチになると一目散に国を捨てて逃げ出す。また、国自身もその命が危うくなると大事な国民を差し出そうとする。最早、傷の舐め合いである。
だからこそエジタスは、国という組織に固着する事はしなかった。そもそもが国に潜入していた理由は情報収集である為、そこまで長居する事は無かった。因みにエジタスが関わった国は漏れ無く滅んでいる。
そんなエジタスが理想国家を作ると口にした。それは真緒達、サタニア達を驚かせるのは勿論、エジタス自身もまさか自分がこんな台詞を吐く日が来るとは、想像もしていなかった。
「人が最終的に求める物……何だか分かるか?」
「え? えっと……」
突然の問い掛けに頭を悩ませる真緒だったが、その答えを待たずしてエジタスが答える。
「金か? 地位か? 名声か? それとも恋人か? 家族か? いや、答えはもっとシンプル……“時間”だ」
「時間?」
「一度は考えた事があるだろう。早く大人になりたい、子供の頃に戻りたい、もっと時間があれば……どんなにお金を積んでも唯一買えない存在、それが時間だ。ではいったい何故、人は時間を欲しがる?」
「……より幸せになりたいから?」
答えたのはサタニアだった。エジタスの思考を読み解き、適切な回答を叩き出したと思ったが、エジタスはガッカリした様子で溜め息を漏らす。
「限られた時間しか持っていないからだ。人間は生まれた瞬間から、死ぬまでの時間が決まっている。どんなに願っても、どんなに長生きしようと努力しても、必ず死は訪れる。中には生まれてすぐに死んでしまう、悲劇的な者までいる。だからこそ人は時間を追い求める。決して手に入らないと分かっていても、欲しいと思わずにはいられない」
確かにそうかもしれない。もし時間を買う事が出来ると言うのなら、この場にいる全員が全財産を費やしても手に入れようとするだろう。
「時間の前では全てが無力。だがもしここに、その決して手に入らない筈の時間を操れる存在が現れたとしたら?」
「「「「「「「!!!」」」」」」」
この時、漸く全員が理解した。エジタスの言う理想国家の意味が。
「死という恐怖に恐れなくて良い。永遠なる時間を手にする事が出来る国。そしてその国では“笑顔の絶えない世界”が広がっているのだ」
「そ、そんな事をすれば皆、生きる意味を無くしてしまいます!! 生きたいから食べる、生きたいから働く、そんな当たり前の日常が崩れてしまいます!!」
「問題無い。そうした生きる屍は、そのまま野垂れ死にさせれば良い」
「へ?」
「何か勘違いしている様だが、俺は何も世界中の生き物を住まわせるとは言っていないぞ」
「で、でも笑顔の絶えない世界にするって……」
「あぁ、本当はそのつもりだった。世界中の生き物が笑顔になれば良いと……だが、何処ぞの勇者と魔王のせいで、ワールドクラウンが完全消滅してしまったからな。だから余計な人類にはこの世から消えて貰う事にした」
「消えて貰うって……」
「これは仕方の無い“間引き”なんだよ」
間引き。つまりエジタスは自身が認めた人間しか国民にせず、国外にいる余計な人類は皆殺しにしようと言うのだ。
正に狂気の沙汰。一年振りの再会だが、その残虐性は今も尚健在であった。
「さて、ここまでの話を聞いた上で聞かせて貰おうか。マオ、サタニア、どうだ? 俺の国で一緒に暮らさないか?」
「「…………」」
「悪い話じゃあるまい。お前達が望むのであれば、周りの仲間達も快く迎え入れよう。更に今なら何と、お前達の大切な存在も蘇らせてやろう。お父さん、お母さんに会いたくはないか? もう一度、家族を強く抱き締めたくはないか? それに国民になったから、あれをしろ、これをしろ、なんて言わない。俺の国の国民は自由に幸せに生きて貰う。まぁ、虐めや差別、犯罪紛いの行為をしたら、それなりの“罰”は受けて貰うけどな……それでどうだ? 俺の国の国民になってくれないか? 一緒にいつまでも幸せに暮らそう」
エジタスからの誘い。それも破格の条件付き。デメリット無し。メリットしか無い。もう誰かと争う必要も無い。皆でいつまでも幸せに暮らす事が出来る。真緒とサタニアの二人は、周りにいる仲間達に顔を向ける。すると仲間達は何も言わず、只黙って頷いた。
そして真緒とサタニアは互いに顔を会わせ、仲間達と同じ様に頷き合った。もう既に出す答えは決まっていたのだ。
「「嫌だ!!!」」
断った。エジタスの国の国民になるという事は、皆殺しを認めるという事。それは真緒達、サタニア達がこの一年頑張って来た種族同士の友好関係を不意にする事を指していたからだ。
「……くくく、まさかそんなにハッキリと言われてしまうとはな……どうやらこの一年、力だけじゃなく心も成長している様だな」
まるで始めから、断る事が分かっていたかの様に笑うエジタス。そんなエジタスに武器を構える真緒達、サタニア達。
「師匠、蘇ったばかりですみませんが、もう一度眠って頂きます!!」
「ごめんねエジタス。蘇って欲しいって言ったのに、また殺そうとするなんて……身勝手なのは分かってる……君に嫌われても構わない。だから、大人しく僕の腕の中で永遠に眠って!!」
「そうはさせんぞ」
「あなたは……」
真緒達、サタニア達の前に立ち塞がるロージェ。エジタスを背にして、庇う様に剣を構える。
「……何のつもりだ?」
「……退くぞ」
一触即発の雰囲気が流れる中、それを制止させたのは他でもないエジタスであった。ロージェの剣を無理矢理下ろし、武装を解除させた。
「目的である俺はこうして無事に蘇った。無理にここで戦う必要は無いだろ」
「だが、ここでこいつらを殺しておかないと、後々厄介な事になるぞ」
「分かっているさ、一年前に嫌って程にな……だが今の状況じゃ、確実に負ける……もっと戦力を整えるんだ」
「…………分かった」
エジタスの言葉に納得したロージェは、剣を鞘に収める。その間にエジタスは、骨肉魔法を発動し、自身の両足を巨大化させていた。
「それじゃあな、会えて嬉しかったよ」
「待って!!!」
真緒が慌てて止めようとするも、エジタスはロージェを連れて、その場から離れる様に思い切り跳躍した。それによって砂埃が舞い上がり、思わず目を瞑ってしまう。
「っ…………エジタスは!!?」
再び目を開けた時には、エジタスとロージェの姿は無かった。
「最悪だ……」
「まさかあの道化師が再びこの世に蘇ってしまうとは……」
「これからいったい何が起こるんでしょうか」
「分からない……けど、私達の想像を遥かに越える出来事なのは確かだよ……」
死者を自由に蘇らせるロストマジックアイテムを手に入れたエジタス。それは一年前の戦いよりも、更に過酷な戦いが強いられる事を意味していた。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】追放された生活錬金術師は好きなようにブランド運営します!
加藤伊織
ファンタジー
(全151話予定)世界からは魔法が消えていっており、錬金術師も賢者の石や金を作ることは不可能になっている。そんな中で、生活に必要な細々とした物を作る生活錬金術は「小さな錬金術」と呼ばれていた。
カモミールは師であるロクサーヌから勧められて「小さな錬金術」の道を歩み、ロクサーヌと共に化粧品のブランドを立ち上げて成功していた。しかし、ロクサーヌの突然の死により、その息子で兄弟子であるガストンから住み込んで働いていた家を追い出される。
落ち込みはしたが幼馴染みのヴァージルや友人のタマラに励まされ、独立して工房を持つことにしたカモミールだったが、師と共に運営してきたブランドは名義がガストンに引き継がれており、全て一から出直しという状況に。
そんな中、格安で見つけた恐ろしく古い工房を買い取ることができ、カモミールはその工房で新たなスタートを切ることにした。
器具付き・格安・ただし狭くてボロい……そんな訳あり物件だったが、更におまけが付いていた。据えられた錬金釜が1000年の時を経て精霊となり、人の姿を取ってカモミールの前に現れたのだ。
失われた栄光の過去を懐かしみ、賢者の石やホムンクルスの作成に挑ませようとする錬金釜の精霊・テオ。それに対して全く興味が無い日常指向のカモミール。
過保護な幼馴染みも隣に引っ越してきて、予想外に騒がしい日常が彼女を待っていた。
これは、ポーションも作れないし冒険もしない、ささやかな錬金術師の物語である。
彼女は化粧品や石けんを作り、「ささやかな小市民」でいたつもりなのだが、品質の良い化粧品を作る彼女を周囲が放っておく訳はなく――。
毎日15:10に1話ずつ更新です。
この作品は小説家になろう様・カクヨム様・ノベルアッププラス様にも掲載しています。
アルフレッドは平穏に過ごしたい 〜追放されたけど謎のスキル【合成】で生き抜く〜
芍薬甘草湯
ファンタジー
アルフレッドは貴族の令息であったが天から与えられたスキルと家風の違いで追放される。平民となり冒険者となったが、生活するために竜騎士隊でアルバイトをすることに。
ふとした事でスキルが発動。
使えないスキルではない事に気付いたアルフレッドは様々なものを合成しながら密かに活躍していく。
⭐︎注意⭐︎
女性が多く出てくるため、ハーレム要素がほんの少しあります。特に苦手な方はご遠慮ください。
優の異世界ごはん日記
風待 結
ファンタジー
月森優はちょっと料理が得意な普通の高校生。
ある日、帰り道で謎の光に包まれて見知らぬ森に転移してしまう。
未知の世界で飢えと恐怖に直面した優は、弓使いの少女・リナと出会う。
彼女の導きで村へ向かう道中、優は「料理のスキル」がこの世界でも通用すると気づく。
モンスターの肉や珍しい食材を使い、異世界で新たな居場所を作る冒険が始まる。
安全第一異世界生活
朋
ファンタジー
異世界に転移させられた 麻生 要(幼児になった3人の孫を持つ婆ちゃん)
新たな世界で新たな家族を得て、出会った優しい人・癖の強い人・腹黒と色々な人に気にかけられて婆ちゃん節を炸裂させながら安全重視の異世界冒険生活目指します!!
【完結】まもの牧場へようこそ!~転移先は魔物牧場でした ~-ドラゴンの子育てから始める異世界田舎暮らし-
いっぺいちゃん
ファンタジー
平凡なサラリーマン、相原正人が目を覚ましたのは、
見知らぬ草原に佇むひとつの牧場だった。
そこは、人に捨てられ、行き場を失った魔物の孤児たちが集う場所。
泣き虫の赤子ドラゴン「リュー」。
やんちゃなフェンリルの仔「ギン」。
臆病なユニコーンの仔「フィーネ」。
ぷるぷる働き者のスライム「モチョ」。
彼らを「処分すべき危険種」と呼ぶ声が、王都や冒険者から届く。
けれど正人は誓う。
――この子たちは、ただの“危険”なんかじゃない。
――ここは、家族の居場所だ。
癒やしのスキル【癒やしの手】を頼りに、
命を守り、日々を紡ぎ、
“人と魔物が共に生きる未来”を探していく。
◇
🐉 癒やしと涙と、もふもふと。
――これは、小さな牧場から始まる大きな物語。
――世界に抗いながら、共に暮らすことを選んだ者たちの、優しい日常譚。
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
異世界と地球がダンジョンで繋がった ー異世界転移者の私ー
白木夏
ファンタジー
2040年の初春、突如として地球上の主要都市に謎のダンジョンが出現した。
その特異性は明らかで、人口密集地を中心に出現し、未開の地には一切現れないという法則性を帯びていた。
人々は恐怖に震えつつも、未知なる存在に対する好奇心を抑えきれなかった。
異世界転移した最強の主人公のほのぼのライフ
主人公はあまり戦ったりはしません。
転移特典としてゲットしたチートな箱庭で現代技術アリのスローライフをしていたら訳アリの女性たちが迷い込んできました。
山椒
ファンタジー
そのコンビニにいた人たち全員が異世界転移された。
異世界転移する前に神に世界を救うために呼んだと言われ特典のようなものを決めるように言われた。
その中の一人であるフリーターの優斗は異世界に行くのは納得しても世界を救う気などなくまったりと過ごすつもりだった。
攻撃、防御、速度、魔法、特殊の五項目に割り振るためのポイントは一億ポイントあったが、特殊に八割割り振り、魔法に二割割り振ったことでチートな箱庭をゲットする。
そのチートな箱庭は優斗が思った通りにできるチートな箱庭だった。
前の世界でやっている番組が見れるテレビが出せたり、両親に電話できるスマホを出せたりなど異世界にいることを嘲笑っているようであった。
そんなチートな箱庭でまったりと過ごしていれば迷い込んでくる女性たちがいた。
偽物の聖女が現れたせいで追放された本物の聖女やら国を乗っ取られて追放されたサキュバスの王女など。
チートな箱庭で作った現代技術たちを前に、女性たちは現代技術にどっぷりとはまっていく。
【完結】甘やかな聖獣たちは、聖女様がとろけるようにキスをする
楠結衣
恋愛
女子大生の花恋は、いつものように大学に向かう途中、季節外れの鯉のぼりと共に異世界に聖女として召喚される。
ところが花恋を召喚した王様や黒ローブの集団に偽聖女と言われて知らない森に放り出されてしまう。
涙がこぼれてしまうと鯉のぼりがなぜか執事の格好をした三人組みの聖獣に変わり、元の世界に戻るために、一日三回のキスが必要だと言いだして……。
女子大生の花恋と甘やかな聖獣たちが、いちゃいちゃほのぼの逆ハーレムをしながら元の世界に戻るためにちょこっと冒険するおはなし。
◇表紙イラスト/知さま
◇鯉のぼりについては諸説あります。
◇小説家になろうさまでも連載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる