206 / 275
第十章 冒険編 反撃の狼煙
真緒パーティー VS 天災竜(後編)
しおりを挟む
『シュオオオオオン!!!』
天災竜の周りを漂う黒い雨雲から、真緒達目掛けて一筋の光が放たれる。
「避けるんだ!!」
フォルスが叫ぶ。その声に従い、ドラゴンは急旋回し、放たれた光を避ける。
「あんなのに当たったら、あっという間に黒焦げになってしまうぞ!!」
「それなら放たれる前に、懐に潜り込んじゃいましょう!!」
そう言うと真緒はドラゴンを操縦しながら、天災竜へと一気に間合いを詰めて行く。が、天災竜の側に近寄った次の瞬間、ビリリと真緒達の全身を電流が流れる。
「こ、これは!?」
慌てて離れ、よく目を凝らして見ると雨雲全てに電流が流れていた。
「どうやら天災竜が漂わせている雨雲は、自己防衛も出来るらしい」
「これじゃあ不用意に近付けません」
「いったいどうしたら……危ない!!」
『シュオオオオオン!!!』
思案を巡らせていると、天災竜が雄叫びを上げる。そして真緒達目掛けて複数本の雷が打ち込まれる。
何とか紙一重で避けているが、雷が真横を通り過ぎる度、肌に痛みが一瞬だけほとばしる。
「助かった……けど、いったいどうしたら良いの……」
「……離れれば雷に打たれて黒焦げ。近付けば雷で痺れ、身動きが取れなくなってしまい、結局雷に打たれて黒焦げになってしまう」
「八方塞がりですね……」
「……そうだ!!」
万事休すかと思われたその時、真緒の頭に妙案が思い浮かぶ。
「ドラゴンにはドラゴンだよ!! 近付いて攻撃が出来ないのなら、離れた位置からドラゴンに炎を吐いて貰えば良いんだよ!!」
「成る程、確かに一理ある。それだけで本当に上手く行くのか?」
「信じましょう。このドラゴンだって、私達の仲間なんですから」
真緒が優しく頭を撫でる。ドラゴンは気持ち良さそうに目を細め、喉を鳴らす。
「分かった、やろう。危険は元々だ」
「ドラゴン……お願い」
『グォオオオオオ!!!』
真緒の言葉に応える様に、ドラゴンは天災竜の周りを一定の距離を保ちつつ、大きく旋回し始める。
「まだだ……絶好の機会を狙え……」
相手の出方を伺う真緒達。緊張の汗が流れる。そして遂にその時がやって来た。
『シュオオオオオン!!!』
「来るぞ!!」
「…………あれ?」
飛んで来るであろう雷に警戒する真緒達。しかしいつまで経っても、雷が放たれる気配は無い。
「……いったいどういう事だ? 何故、雷が飛んで来ない?」
「もしかして、只雄叫びを上げただけ?」
「いや、何か妙だ……っ!! 上だ!!」
「「「!!?」」」
見上げるとそこには、先の尖った無数の雹が真緒達目掛けて降って来ていた。
「急いで避けて……」
「駄目だ、間に合わない!!」
当たると思われた次の瞬間、ドラゴンが降り注ぐ雹目掛けて炎を吐いた。いくら尖っていようが、所詮は氷。炎に触れた瞬間、溶けて水に戻った。
「た、助かった……」
「凄い……凄いよドラゴン!!」
『シュオオオオオン!!!』
喜ぶのも束の間、再び天災竜の雄叫びが響き渡る。
「くそっ、今度は何だ!?」
すると天災竜の周りを漂っていた雨雲が、一つに固まり始めた。そして次の瞬間、猛烈な吹雪が真緒達目掛けて吹き荒れた。
「吹雪か!!!」
「只の吹雪じゃない。微妙に雨も混じってる。そのせいか、通常よりも早く固まっちゃう!!」
凍てつく様な寒さに襲われ、徐々に体力を奪われる真緒達。
「オラ……何だが眠ぐなっで来だだぁ……ZZZ……」
「寝るな!! 寝たら死ぬぞ!!」
中には急激な睡魔に襲われる者までいた。
「このままじゃ、全員凍え死ぬ!! 急いで吹雪の間合いから離れるんだ!!」
「それが……さっきからやっているんですが、どうやらあの雨雲……追い掛けて来ているみたいなんです!!」
「な、何だと!?」
気が付けば、既にドラゴンは吹雪から逃れようと上下、前後左右と動き回っていた。にも関わらず吹雪を避ける事が出来ない。それは天災竜がまるで指揮者の様に雨雲を自由自在に操っているからだ。
「でも大丈夫です!! 相手が吹雪ならもう一度、ドラゴンの炎で……「それは駄目だ」……えっ?」
ドラゴンに炎を吐いて貰い、この窮地を脱しようとする真緒。しかしそれをフォルスが止めた。
「ドラゴンにこれ以上、炎を吐かせては駄目だ」
「そんな!? いったいどうしてですか!?」
「分かったんだよ。奴の狙いが」
「奴の狙い?」
「奴はわざとドラゴンに炎を吐かせて、体力を消耗させるのが目的だ」
「「「!!!」」」
「炎を吐くのだって体力がいる。無限に吐き続けられる訳じゃない。それにさっきの雹や、この吹雪はどちらも炎が弱点の攻撃だ。どう考えても炎を吐かせるのが狙いだ」
「けどこのままじゃ……」
「…………」
真緒の言う通り、このままでは凍死してしまう。例え敵の狙いが明白だとしても、それ以外助かる道が無いのなら、敵の誘いに乗らなくてはならない。
「……分かった、俺が何とかする」
「フォルスさんが!? いや、でもこの悪天候じゃ、飛べないんじゃ……」
「誰も飛べないとは言っていない。悪いが少しの間、囮になってくれ。その間に俺があの雨雲を対処しよう」
「フォルスさん、きっと無事に帰って来て下さい」
「当たり前だ」
必ず戻ると約束し、フォルスは翼を広げて大空へと羽ばたいた。しかし吹き荒れる強風に巻き込まれ、上手く飛べない。
「くっ……!!」
「フォルスさん!!」
それでも何とか体制を立て直し、嵐の中でも飛び続ける事には成功した。
「やった!!」
「でもあそこからどうするんでしょうか?」
「……はぁあああああ!!!」
するとフォルスは、その場で回転し始めた。次第に回転の勢いは増していき、遂には小規模な竜巻を発生させた。
「あれは確か、魔王サタニアとの戦いで使った技!?」
「でも、この突風が吹き荒れる中では矢を放っても意味がありませんよ!?」
「行くぞ!! “サイクロン”!!」
真緒達が不安に思う中、フォルスは自身の回転に風属性魔法を加え、竜巻の規模を更に大きくした。そしてそのまま天災竜目掛けて突っ込んでいく。
「うぉおおおおお!!!」
「ま、まさか!? あのまま正面衝突するつもりじゃ!?」
「嘘!? そんな事をしたら、フォルスさん自身も危ないのに!! フォルスさん!! 止めて下さい!!」
真緒が必死に制止の声を呼び掛けるも、フォルスは聞く耳を持たなかった。
「(どうやら俺のやろうとしている事に気が付いたみたいだな。悪いが止めるつもりは無い。この戦い、俺は何の役にも立てないと思っていた。けどそうじゃなかった。仲間の危機を救う事が出来るのなら命の一つや二つ、安いもんだ!!)」
『シュオオオオオン!!!』
だがその時、天災竜が雄叫びを上げる。するとそれまで吹雪を吹き荒らしていた雨雲がピタリと活動を止め、天災竜の下へと戻った。
「(何をするつもりだ!?)」
『シュオオオオオン!!』
再び、天災竜が雄叫びを上げる。すると今度はそれまで吹き荒れていた突風がピタリと止んだ。
「(突風が止んで少し飛びやすくなったが……いったい何をする気なんだ!?)」
『シュオオオオオン!!!』
三回目。次の瞬間、天災竜の両手に巨大な竜巻が生成されていた。その二つの竜巻はフォルスのよりも、遥かに大きかった。
「「フォルスさん!!」」
「(まさかここまでとは……だが、負けてたまるか!!!)」
今さら退く事は出来ない。天災竜が二つの竜巻をフォルス目掛けて投げ飛ばす。
「うぉおおおおお!!!」
竜巻となったフォルス。二つの巨大な竜巻。両者が遂にぶつかり合った。その瞬間、周囲に爆発的な衝撃波が響き渡る。
「「うっ……!!」」
「ZZZ…………」
それは目が開けられない程の衝撃だった。やがて衝撃は緩和され、真緒達は閉じていた目をそっと開いた。
「「……!!!」」
「はぁ……はぁ……はぁ……」
そこに広がるのは雲一つ無い晴天だった。太陽が照り付ける中、立っていたのは二人。無傷の天災竜と血だらけのフォルスだ。羽はボロボロ、くちばしの先は欠けてしまい、鉤爪は完全に折れてしまっていた。飛べているのが奇跡と言えた。
「フォルスさん!!」
「マオ……どうだ? 雨雲……消えただろう……」
「フォルスさん!! 今、助けに行きますから!!」
「マオ……ハナコ……リーマ……お前達と知り合えて……本当に良かっ……!!」
「「!!!」」
現実はいつも無情である。満身創痍のフォルスに一本の矢が突き刺さった。そしてフォルスは力無く海面へと落下し、海の中へと沈んで行くのであった。
「「フォルスさん!!」」
「おっと、動くでない。少しでも動けば、我の矢が貴様らを貫くであろう」
「あ、あなたは……」
声のした方向に顔を向けると、そこには見覚えのある人物がいた。それはフォルスと同じ鳥人であり、伝説の英雄と呼ばれた存在。
「「フェニクス!!」」
「…………ふん」
天災竜の周りを漂う黒い雨雲から、真緒達目掛けて一筋の光が放たれる。
「避けるんだ!!」
フォルスが叫ぶ。その声に従い、ドラゴンは急旋回し、放たれた光を避ける。
「あんなのに当たったら、あっという間に黒焦げになってしまうぞ!!」
「それなら放たれる前に、懐に潜り込んじゃいましょう!!」
そう言うと真緒はドラゴンを操縦しながら、天災竜へと一気に間合いを詰めて行く。が、天災竜の側に近寄った次の瞬間、ビリリと真緒達の全身を電流が流れる。
「こ、これは!?」
慌てて離れ、よく目を凝らして見ると雨雲全てに電流が流れていた。
「どうやら天災竜が漂わせている雨雲は、自己防衛も出来るらしい」
「これじゃあ不用意に近付けません」
「いったいどうしたら……危ない!!」
『シュオオオオオン!!!』
思案を巡らせていると、天災竜が雄叫びを上げる。そして真緒達目掛けて複数本の雷が打ち込まれる。
何とか紙一重で避けているが、雷が真横を通り過ぎる度、肌に痛みが一瞬だけほとばしる。
「助かった……けど、いったいどうしたら良いの……」
「……離れれば雷に打たれて黒焦げ。近付けば雷で痺れ、身動きが取れなくなってしまい、結局雷に打たれて黒焦げになってしまう」
「八方塞がりですね……」
「……そうだ!!」
万事休すかと思われたその時、真緒の頭に妙案が思い浮かぶ。
「ドラゴンにはドラゴンだよ!! 近付いて攻撃が出来ないのなら、離れた位置からドラゴンに炎を吐いて貰えば良いんだよ!!」
「成る程、確かに一理ある。それだけで本当に上手く行くのか?」
「信じましょう。このドラゴンだって、私達の仲間なんですから」
真緒が優しく頭を撫でる。ドラゴンは気持ち良さそうに目を細め、喉を鳴らす。
「分かった、やろう。危険は元々だ」
「ドラゴン……お願い」
『グォオオオオオ!!!』
真緒の言葉に応える様に、ドラゴンは天災竜の周りを一定の距離を保ちつつ、大きく旋回し始める。
「まだだ……絶好の機会を狙え……」
相手の出方を伺う真緒達。緊張の汗が流れる。そして遂にその時がやって来た。
『シュオオオオオン!!!』
「来るぞ!!」
「…………あれ?」
飛んで来るであろう雷に警戒する真緒達。しかしいつまで経っても、雷が放たれる気配は無い。
「……いったいどういう事だ? 何故、雷が飛んで来ない?」
「もしかして、只雄叫びを上げただけ?」
「いや、何か妙だ……っ!! 上だ!!」
「「「!!?」」」
見上げるとそこには、先の尖った無数の雹が真緒達目掛けて降って来ていた。
「急いで避けて……」
「駄目だ、間に合わない!!」
当たると思われた次の瞬間、ドラゴンが降り注ぐ雹目掛けて炎を吐いた。いくら尖っていようが、所詮は氷。炎に触れた瞬間、溶けて水に戻った。
「た、助かった……」
「凄い……凄いよドラゴン!!」
『シュオオオオオン!!!』
喜ぶのも束の間、再び天災竜の雄叫びが響き渡る。
「くそっ、今度は何だ!?」
すると天災竜の周りを漂っていた雨雲が、一つに固まり始めた。そして次の瞬間、猛烈な吹雪が真緒達目掛けて吹き荒れた。
「吹雪か!!!」
「只の吹雪じゃない。微妙に雨も混じってる。そのせいか、通常よりも早く固まっちゃう!!」
凍てつく様な寒さに襲われ、徐々に体力を奪われる真緒達。
「オラ……何だが眠ぐなっで来だだぁ……ZZZ……」
「寝るな!! 寝たら死ぬぞ!!」
中には急激な睡魔に襲われる者までいた。
「このままじゃ、全員凍え死ぬ!! 急いで吹雪の間合いから離れるんだ!!」
「それが……さっきからやっているんですが、どうやらあの雨雲……追い掛けて来ているみたいなんです!!」
「な、何だと!?」
気が付けば、既にドラゴンは吹雪から逃れようと上下、前後左右と動き回っていた。にも関わらず吹雪を避ける事が出来ない。それは天災竜がまるで指揮者の様に雨雲を自由自在に操っているからだ。
「でも大丈夫です!! 相手が吹雪ならもう一度、ドラゴンの炎で……「それは駄目だ」……えっ?」
ドラゴンに炎を吐いて貰い、この窮地を脱しようとする真緒。しかしそれをフォルスが止めた。
「ドラゴンにこれ以上、炎を吐かせては駄目だ」
「そんな!? いったいどうしてですか!?」
「分かったんだよ。奴の狙いが」
「奴の狙い?」
「奴はわざとドラゴンに炎を吐かせて、体力を消耗させるのが目的だ」
「「「!!!」」」
「炎を吐くのだって体力がいる。無限に吐き続けられる訳じゃない。それにさっきの雹や、この吹雪はどちらも炎が弱点の攻撃だ。どう考えても炎を吐かせるのが狙いだ」
「けどこのままじゃ……」
「…………」
真緒の言う通り、このままでは凍死してしまう。例え敵の狙いが明白だとしても、それ以外助かる道が無いのなら、敵の誘いに乗らなくてはならない。
「……分かった、俺が何とかする」
「フォルスさんが!? いや、でもこの悪天候じゃ、飛べないんじゃ……」
「誰も飛べないとは言っていない。悪いが少しの間、囮になってくれ。その間に俺があの雨雲を対処しよう」
「フォルスさん、きっと無事に帰って来て下さい」
「当たり前だ」
必ず戻ると約束し、フォルスは翼を広げて大空へと羽ばたいた。しかし吹き荒れる強風に巻き込まれ、上手く飛べない。
「くっ……!!」
「フォルスさん!!」
それでも何とか体制を立て直し、嵐の中でも飛び続ける事には成功した。
「やった!!」
「でもあそこからどうするんでしょうか?」
「……はぁあああああ!!!」
するとフォルスは、その場で回転し始めた。次第に回転の勢いは増していき、遂には小規模な竜巻を発生させた。
「あれは確か、魔王サタニアとの戦いで使った技!?」
「でも、この突風が吹き荒れる中では矢を放っても意味がありませんよ!?」
「行くぞ!! “サイクロン”!!」
真緒達が不安に思う中、フォルスは自身の回転に風属性魔法を加え、竜巻の規模を更に大きくした。そしてそのまま天災竜目掛けて突っ込んでいく。
「うぉおおおおお!!!」
「ま、まさか!? あのまま正面衝突するつもりじゃ!?」
「嘘!? そんな事をしたら、フォルスさん自身も危ないのに!! フォルスさん!! 止めて下さい!!」
真緒が必死に制止の声を呼び掛けるも、フォルスは聞く耳を持たなかった。
「(どうやら俺のやろうとしている事に気が付いたみたいだな。悪いが止めるつもりは無い。この戦い、俺は何の役にも立てないと思っていた。けどそうじゃなかった。仲間の危機を救う事が出来るのなら命の一つや二つ、安いもんだ!!)」
『シュオオオオオン!!!』
だがその時、天災竜が雄叫びを上げる。するとそれまで吹雪を吹き荒らしていた雨雲がピタリと活動を止め、天災竜の下へと戻った。
「(何をするつもりだ!?)」
『シュオオオオオン!!』
再び、天災竜が雄叫びを上げる。すると今度はそれまで吹き荒れていた突風がピタリと止んだ。
「(突風が止んで少し飛びやすくなったが……いったい何をする気なんだ!?)」
『シュオオオオオン!!!』
三回目。次の瞬間、天災竜の両手に巨大な竜巻が生成されていた。その二つの竜巻はフォルスのよりも、遥かに大きかった。
「「フォルスさん!!」」
「(まさかここまでとは……だが、負けてたまるか!!!)」
今さら退く事は出来ない。天災竜が二つの竜巻をフォルス目掛けて投げ飛ばす。
「うぉおおおおお!!!」
竜巻となったフォルス。二つの巨大な竜巻。両者が遂にぶつかり合った。その瞬間、周囲に爆発的な衝撃波が響き渡る。
「「うっ……!!」」
「ZZZ…………」
それは目が開けられない程の衝撃だった。やがて衝撃は緩和され、真緒達は閉じていた目をそっと開いた。
「「……!!!」」
「はぁ……はぁ……はぁ……」
そこに広がるのは雲一つ無い晴天だった。太陽が照り付ける中、立っていたのは二人。無傷の天災竜と血だらけのフォルスだ。羽はボロボロ、くちばしの先は欠けてしまい、鉤爪は完全に折れてしまっていた。飛べているのが奇跡と言えた。
「フォルスさん!!」
「マオ……どうだ? 雨雲……消えただろう……」
「フォルスさん!! 今、助けに行きますから!!」
「マオ……ハナコ……リーマ……お前達と知り合えて……本当に良かっ……!!」
「「!!!」」
現実はいつも無情である。満身創痍のフォルスに一本の矢が突き刺さった。そしてフォルスは力無く海面へと落下し、海の中へと沈んで行くのであった。
「「フォルスさん!!」」
「おっと、動くでない。少しでも動けば、我の矢が貴様らを貫くであろう」
「あ、あなたは……」
声のした方向に顔を向けると、そこには見覚えのある人物がいた。それはフォルスと同じ鳥人であり、伝説の英雄と呼ばれた存在。
「「フェニクス!!」」
「…………ふん」
0
あなたにおすすめの小説
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
優の異世界ごはん日記
風待 結
ファンタジー
月森優はちょっと料理が得意な普通の高校生。
ある日、帰り道で謎の光に包まれて見知らぬ森に転移してしまう。
未知の世界で飢えと恐怖に直面した優は、弓使いの少女・リナと出会う。
彼女の導きで村へ向かう道中、優は「料理のスキル」がこの世界でも通用すると気づく。
モンスターの肉や珍しい食材を使い、異世界で新たな居場所を作る冒険が始まる。
安全第一異世界生活
朋
ファンタジー
異世界に転移させられた 麻生 要(幼児になった3人の孫を持つ婆ちゃん)
新たな世界で新たな家族を得て、出会った優しい人・癖の強い人・腹黒と色々な人に気にかけられて婆ちゃん節を炸裂させながら安全重視の異世界冒険生活目指します!!
【完結】まもの牧場へようこそ!~転移先は魔物牧場でした ~-ドラゴンの子育てから始める異世界田舎暮らし-
いっぺいちゃん
ファンタジー
平凡なサラリーマン、相原正人が目を覚ましたのは、
見知らぬ草原に佇むひとつの牧場だった。
そこは、人に捨てられ、行き場を失った魔物の孤児たちが集う場所。
泣き虫の赤子ドラゴン「リュー」。
やんちゃなフェンリルの仔「ギン」。
臆病なユニコーンの仔「フィーネ」。
ぷるぷる働き者のスライム「モチョ」。
彼らを「処分すべき危険種」と呼ぶ声が、王都や冒険者から届く。
けれど正人は誓う。
――この子たちは、ただの“危険”なんかじゃない。
――ここは、家族の居場所だ。
癒やしのスキル【癒やしの手】を頼りに、
命を守り、日々を紡ぎ、
“人と魔物が共に生きる未来”を探していく。
◇
🐉 癒やしと涙と、もふもふと。
――これは、小さな牧場から始まる大きな物語。
――世界に抗いながら、共に暮らすことを選んだ者たちの、優しい日常譚。
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
異世界と地球がダンジョンで繋がった ー異世界転移者の私ー
白木夏
ファンタジー
2040年の初春、突如として地球上の主要都市に謎のダンジョンが出現した。
その特異性は明らかで、人口密集地を中心に出現し、未開の地には一切現れないという法則性を帯びていた。
人々は恐怖に震えつつも、未知なる存在に対する好奇心を抑えきれなかった。
異世界転移した最強の主人公のほのぼのライフ
主人公はあまり戦ったりはしません。
転移特典としてゲットしたチートな箱庭で現代技術アリのスローライフをしていたら訳アリの女性たちが迷い込んできました。
山椒
ファンタジー
そのコンビニにいた人たち全員が異世界転移された。
異世界転移する前に神に世界を救うために呼んだと言われ特典のようなものを決めるように言われた。
その中の一人であるフリーターの優斗は異世界に行くのは納得しても世界を救う気などなくまったりと過ごすつもりだった。
攻撃、防御、速度、魔法、特殊の五項目に割り振るためのポイントは一億ポイントあったが、特殊に八割割り振り、魔法に二割割り振ったことでチートな箱庭をゲットする。
そのチートな箱庭は優斗が思った通りにできるチートな箱庭だった。
前の世界でやっている番組が見れるテレビが出せたり、両親に電話できるスマホを出せたりなど異世界にいることを嘲笑っているようであった。
そんなチートな箱庭でまったりと過ごしていれば迷い込んでくる女性たちがいた。
偽物の聖女が現れたせいで追放された本物の聖女やら国を乗っ取られて追放されたサキュバスの王女など。
チートな箱庭で作った現代技術たちを前に、女性たちは現代技術にどっぷりとはまっていく。
ぽっちゃり女子の異世界人生
猫目 しの
ファンタジー
大抵のトリップ&転生小説は……。
最強主人公はイケメンでハーレム。
脇役&巻き込まれ主人公はフツメンフツメン言いながらも実はイケメンでモテる。
落ちこぼれ主人公は可愛い系が多い。
=主人公は男でも女でも顔が良い。
そして、ハンパなく強い。
そんな常識いりませんっ。
私はぽっちゃりだけど普通に生きていたい。
【エブリスタや小説家になろうにも掲載してます】
【完結】甘やかな聖獣たちは、聖女様がとろけるようにキスをする
楠結衣
恋愛
女子大生の花恋は、いつものように大学に向かう途中、季節外れの鯉のぼりと共に異世界に聖女として召喚される。
ところが花恋を召喚した王様や黒ローブの集団に偽聖女と言われて知らない森に放り出されてしまう。
涙がこぼれてしまうと鯉のぼりがなぜか執事の格好をした三人組みの聖獣に変わり、元の世界に戻るために、一日三回のキスが必要だと言いだして……。
女子大生の花恋と甘やかな聖獣たちが、いちゃいちゃほのぼの逆ハーレムをしながら元の世界に戻るためにちょこっと冒険するおはなし。
◇表紙イラスト/知さま
◇鯉のぼりについては諸説あります。
◇小説家になろうさまでも連載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる