228 / 275
第十章 冒険編 反撃の狼煙
取引
しおりを挟む
二代目魔王は、懐から三つの黒い玉を取り出し、空中に放り投げた。すると三つの玉は二代目魔王の周りを浮遊し始めた。
「これは“浮遊する物体”と言ってね。使用者の半径1m以内に近付く全ての物体を自動で攻撃してくれる」
そう言うと今度は、大きなひし形の物体を取り出し、空中に放り投げた。すると大きなひし形の物体は、部屋の周りを大きく旋回し始めた。
「あれは“飛行する物体”と言ってね。使用者から5m以上離れる全ての物体を自動で攻撃してくれる」
「!!!」
距離を詰めれば攻撃され、距離を空けようとすれば攻撃される。初手でいきなり移動を制限させられてしまった事に、焦りを隠せない真緒。
「まだまだ終わりじゃないよ」
そう言うと二代目は、怪しげな壺を取り出して床に置き、栓の役割を果たしていたコルクを外した。すると中から白い煙が壺に収まる量を軽く越えて、部屋中に充満し始めた。
「まさか毒!?」
真緒は吸い込まない様、慌てて口や鼻を塞いだ。が、永遠に続く訳も無く、とうとう我慢出来なくなった真緒は、口と鼻の両方から煙を大量に吸い込んでしまった。ここまでかと思われたが、特に違和感は感じられなかった。強いて言うなら、喉が少し潤った程度だった。
「心配しなくても大丈夫。これは只の煙、毒性は全く無いよ。もしあったら、僕達だって命が危ない」
「それを聞いて安心しまし……っ!!?」
と、安心したのも束の間、煙は止まる事を知らず、部屋全体が真っ白な煙に包まれ、何も見えない状態になってしまった。煙のせいで方向感覚が狂い、どっちが前で、どっちが後ろなのか分からなくなってしまった。
「い、いったい何処に……?」
完全に二代目魔王を見失ってしまった真緒。動こうにも、先程の“浮遊する物体”と“飛行する物体”を警戒して、迂闊に動く事が出来なかった。真緒が手をこまねいていると、近くから二代目魔王の声が聞こえて来る。
『こっちだよー』
「!!!」
剣を構えながら、声のする方向へと走り出す真緒。声の大きさから、ある程度の距離は把握出来る。近付けば、周りを浮遊している丸い三つの玉が襲い掛かって来るだろうが、その前に斬り伏せてしまえば、問題は無い。
すると人影が、ぼんやりと煙の中からでも伺えた。真緒はその人影に目掛けて、剣を勢い良く振り下ろした。
「っ!!?」
が、そこにいたのは人の形をした木彫りの人形だった。二代目魔王とは、似ても似つかない作りをしていたが、煙で視界が最悪な上、どうやら声はこの人形から発せられていた様で、真緒が見間違えてしまうのも無理は無かった。
しかし、真緒にとってそんなの今はどうでもよかった。わざわざ煙で視界を悪くした後、声を模倣する人形を置いたのは、真緒をここに誘い出す為。身の危険を感じた真緒は急いでその場から離れようとする。
「うぐっ!!?」
その瞬間、巨大な手の銅像に捕まってしまった。何とか抜け出そうと、必死にもがくが、びくともしなかった。
すると煙の向こう側から、二代目魔王が姿を現した。
「見事に引っ掛かってくれたね」
「何なんですかこれは!?」
「“共鳴する木像”、姿こそは真似る事は出来ないが、声だけなら使用者以上の物を発揮出来る。そして君を捕らえているそれは“捕縛する手”、場所を指定して設置する罠でね。生き物が指定した場所を通ると、即座に捕まえて動きを封じるんだ。でも安心して、捕らえる時間は五分間と短いんだ。でも、五分もあれば充分だけどね」
そう言うと二代目魔王は、真緒の側へと歩み寄る。真緒は慌てて抜け出そうとするが、どう足掻いても無駄に終わった。そして遂に1mギリギリまで迫って来た。ここまでかと思った次の瞬間、二代目魔王は意外な言葉を口にする。
「取引をしないかい?」
「…………え?」
「正直、息子の友達と本気で殺し合うなんて事はしたくないんだ。でもそうしないとサタニアは自由になれない……」
「いったい何があったんですか……?」
「あれはサタニアが、この屋敷に迎え入れられてからすぐの事だった。僕の父……つまりはサタニアの祖父である初代魔王は、サタニアの弱さは心にあると言って、僕のコレクションの一つである“強制の首輪”を無理矢理サタニアに嵌めたんだ」
「そんな……」
「勿論、僕は外してくれる様に何度も頼んだ。けど、父は僕の事は眼中に無いみたいでね」
「だったらそれこそ、無理矢理外せば良いじゃないですか!?」
「無理だよ。あの首輪は嵌めた本人が外すか、もしくは死ぬか、それ以外では決して外れないんだ」
「じゃあ、一緒に初代魔王を倒しましょう!!」
「不可能だよ。君だって知っているだろう。初代魔王は最強の存在。例え二人掛だとしても、到底足下にも及ばないよ」
「そんなのやってみないと分からないじゃないですか!?」
「分かるよ。曲がりなりにも魔王だからね。君の実力なら兎も角、僕の実力じゃ、足を引っ張るだけだからね」
「だけど……このままで良い筈が無いですよ!!」
「あぁ、だから父と取引をしたんだ」
「取引?」
「僕が君を倒せたら、サタニアの首輪を外すと言ってくれたんだ」
「あの魔王がそんな口約束守る訳が無いじゃないですか!?」
「いや、魔王である父の言葉は絶対だ。万が一、約束を守らなければ嘘を付いた事になり、魔王としての尊厳を失う事になるんだ。けど問題はそこじゃない」
「え?」
「問題なのは、僕の実力じゃ君を倒すのは不可能という点だ」
「は、はぁ……」
二代目魔王による突然の弱気発言。真緒は酷く混乱していた。
「そしてここからが本題だ。頼む、どうか僕に倒されてくれないだろうか?」
「そんなの嫌に決まってるじゃないですか!?」
「別に本当に倒されろと言う訳じゃない。所謂、振りをして欲しいんだ。そうすれば父はサタニアを解放するだろう。そうしたら後は三人で力を合わせて、父を倒せば良いんだ。これだったら僕のサタニアを助けたいという願いも、君の父を倒したいという願いも叶う訳さ」
「だけどそんな上手く行きますか?」
「大丈夫、きっと上手く行くよ」
「いや、でも……」
「僕を信じて……僕は只、息子を……サタニアを助けたいだけなんだ……」
「……分かりました。協力します……」
動けない今の状況から、他に選択肢は無いと考えた真緒は、仕方無く二代目魔王の作戦に協力する事にした。
「ありがとう!! それじゃあ早速……っ!!?」
二代目魔王が喜んだ次の瞬間、煙の向こう側から黒い槍が勢い良く飛んで来て、二代目魔王の体を貫いた。
「!!?」
「ごふっ!!!」
二代目魔王は口から血を吐き、仰向けになって倒れた。体に空いた穴から血が止めどなく溢れ出る。
「ヘラトスさん!!」
「あ……ああ……あがっ……」
いったい何が起こったのか、理解出来なかった二人。すると煙の向こう側から、誰かがこちらに近付いて来た。
「出来損ないに相応しい最後だな」
「あなたは……魔王サタニア!!」
現れたのは初代魔王だった。身動きが取れない状態で睨み付けてくる真緒を他所に、初代魔王は二代目魔王を冷めた目で見下ろす。1m以内に近付いた為、三つの玉が初代魔王に襲い掛かるが、それらをあっさりと破壊して見せる。そして何事も無かったかの様に、二代目魔王に話し掛ける。
「この我が貴様の愚考に気付かないとでも思ったか?」
「い、いつから……」
「最初からだ。お人好しの貴様が人間を殺せるなど、微塵も思っていなかった」
「そ、それならどうして僕を戦わせたの……?」
「分からぬか? 我は偉大なる魔王、ごみ処理程度に労力を費やす程、暇では無いのだよ」
「でも結局、自分の手で片付けたじゃありませんか!? あなたの言っている事は矛盾している!!」
圧倒的不利な状況にも関わらず、強気に出る真緒。すると初代魔王は、やって来た煙の向こう側に向けて、人差し指で手招きをする。すると誰かがこちらに近付いて来た。
「さっき言ったであろう。出来損ないに相応しい最後だなと……出来損ないには、出来損ないをぶつけるのが最適だ」
「まさか……」
姿を現したのは首輪を嵌められ、操り人形と化したサタニアであった。右手から、黒い槍を生成しているのが伺える。
「道具も使いようという訳だ。さて、それでは今から勇者の処刑を執り行う事にしよう」
身動きが取れない。二代目魔王は重傷を負って倒れている。サタニアは操られている。誰も助けてくれないこの状況に、真緒は絶望するのであった。
「これは“浮遊する物体”と言ってね。使用者の半径1m以内に近付く全ての物体を自動で攻撃してくれる」
そう言うと今度は、大きなひし形の物体を取り出し、空中に放り投げた。すると大きなひし形の物体は、部屋の周りを大きく旋回し始めた。
「あれは“飛行する物体”と言ってね。使用者から5m以上離れる全ての物体を自動で攻撃してくれる」
「!!!」
距離を詰めれば攻撃され、距離を空けようとすれば攻撃される。初手でいきなり移動を制限させられてしまった事に、焦りを隠せない真緒。
「まだまだ終わりじゃないよ」
そう言うと二代目は、怪しげな壺を取り出して床に置き、栓の役割を果たしていたコルクを外した。すると中から白い煙が壺に収まる量を軽く越えて、部屋中に充満し始めた。
「まさか毒!?」
真緒は吸い込まない様、慌てて口や鼻を塞いだ。が、永遠に続く訳も無く、とうとう我慢出来なくなった真緒は、口と鼻の両方から煙を大量に吸い込んでしまった。ここまでかと思われたが、特に違和感は感じられなかった。強いて言うなら、喉が少し潤った程度だった。
「心配しなくても大丈夫。これは只の煙、毒性は全く無いよ。もしあったら、僕達だって命が危ない」
「それを聞いて安心しまし……っ!!?」
と、安心したのも束の間、煙は止まる事を知らず、部屋全体が真っ白な煙に包まれ、何も見えない状態になってしまった。煙のせいで方向感覚が狂い、どっちが前で、どっちが後ろなのか分からなくなってしまった。
「い、いったい何処に……?」
完全に二代目魔王を見失ってしまった真緒。動こうにも、先程の“浮遊する物体”と“飛行する物体”を警戒して、迂闊に動く事が出来なかった。真緒が手をこまねいていると、近くから二代目魔王の声が聞こえて来る。
『こっちだよー』
「!!!」
剣を構えながら、声のする方向へと走り出す真緒。声の大きさから、ある程度の距離は把握出来る。近付けば、周りを浮遊している丸い三つの玉が襲い掛かって来るだろうが、その前に斬り伏せてしまえば、問題は無い。
すると人影が、ぼんやりと煙の中からでも伺えた。真緒はその人影に目掛けて、剣を勢い良く振り下ろした。
「っ!!?」
が、そこにいたのは人の形をした木彫りの人形だった。二代目魔王とは、似ても似つかない作りをしていたが、煙で視界が最悪な上、どうやら声はこの人形から発せられていた様で、真緒が見間違えてしまうのも無理は無かった。
しかし、真緒にとってそんなの今はどうでもよかった。わざわざ煙で視界を悪くした後、声を模倣する人形を置いたのは、真緒をここに誘い出す為。身の危険を感じた真緒は急いでその場から離れようとする。
「うぐっ!!?」
その瞬間、巨大な手の銅像に捕まってしまった。何とか抜け出そうと、必死にもがくが、びくともしなかった。
すると煙の向こう側から、二代目魔王が姿を現した。
「見事に引っ掛かってくれたね」
「何なんですかこれは!?」
「“共鳴する木像”、姿こそは真似る事は出来ないが、声だけなら使用者以上の物を発揮出来る。そして君を捕らえているそれは“捕縛する手”、場所を指定して設置する罠でね。生き物が指定した場所を通ると、即座に捕まえて動きを封じるんだ。でも安心して、捕らえる時間は五分間と短いんだ。でも、五分もあれば充分だけどね」
そう言うと二代目魔王は、真緒の側へと歩み寄る。真緒は慌てて抜け出そうとするが、どう足掻いても無駄に終わった。そして遂に1mギリギリまで迫って来た。ここまでかと思った次の瞬間、二代目魔王は意外な言葉を口にする。
「取引をしないかい?」
「…………え?」
「正直、息子の友達と本気で殺し合うなんて事はしたくないんだ。でもそうしないとサタニアは自由になれない……」
「いったい何があったんですか……?」
「あれはサタニアが、この屋敷に迎え入れられてからすぐの事だった。僕の父……つまりはサタニアの祖父である初代魔王は、サタニアの弱さは心にあると言って、僕のコレクションの一つである“強制の首輪”を無理矢理サタニアに嵌めたんだ」
「そんな……」
「勿論、僕は外してくれる様に何度も頼んだ。けど、父は僕の事は眼中に無いみたいでね」
「だったらそれこそ、無理矢理外せば良いじゃないですか!?」
「無理だよ。あの首輪は嵌めた本人が外すか、もしくは死ぬか、それ以外では決して外れないんだ」
「じゃあ、一緒に初代魔王を倒しましょう!!」
「不可能だよ。君だって知っているだろう。初代魔王は最強の存在。例え二人掛だとしても、到底足下にも及ばないよ」
「そんなのやってみないと分からないじゃないですか!?」
「分かるよ。曲がりなりにも魔王だからね。君の実力なら兎も角、僕の実力じゃ、足を引っ張るだけだからね」
「だけど……このままで良い筈が無いですよ!!」
「あぁ、だから父と取引をしたんだ」
「取引?」
「僕が君を倒せたら、サタニアの首輪を外すと言ってくれたんだ」
「あの魔王がそんな口約束守る訳が無いじゃないですか!?」
「いや、魔王である父の言葉は絶対だ。万が一、約束を守らなければ嘘を付いた事になり、魔王としての尊厳を失う事になるんだ。けど問題はそこじゃない」
「え?」
「問題なのは、僕の実力じゃ君を倒すのは不可能という点だ」
「は、はぁ……」
二代目魔王による突然の弱気発言。真緒は酷く混乱していた。
「そしてここからが本題だ。頼む、どうか僕に倒されてくれないだろうか?」
「そんなの嫌に決まってるじゃないですか!?」
「別に本当に倒されろと言う訳じゃない。所謂、振りをして欲しいんだ。そうすれば父はサタニアを解放するだろう。そうしたら後は三人で力を合わせて、父を倒せば良いんだ。これだったら僕のサタニアを助けたいという願いも、君の父を倒したいという願いも叶う訳さ」
「だけどそんな上手く行きますか?」
「大丈夫、きっと上手く行くよ」
「いや、でも……」
「僕を信じて……僕は只、息子を……サタニアを助けたいだけなんだ……」
「……分かりました。協力します……」
動けない今の状況から、他に選択肢は無いと考えた真緒は、仕方無く二代目魔王の作戦に協力する事にした。
「ありがとう!! それじゃあ早速……っ!!?」
二代目魔王が喜んだ次の瞬間、煙の向こう側から黒い槍が勢い良く飛んで来て、二代目魔王の体を貫いた。
「!!?」
「ごふっ!!!」
二代目魔王は口から血を吐き、仰向けになって倒れた。体に空いた穴から血が止めどなく溢れ出る。
「ヘラトスさん!!」
「あ……ああ……あがっ……」
いったい何が起こったのか、理解出来なかった二人。すると煙の向こう側から、誰かがこちらに近付いて来た。
「出来損ないに相応しい最後だな」
「あなたは……魔王サタニア!!」
現れたのは初代魔王だった。身動きが取れない状態で睨み付けてくる真緒を他所に、初代魔王は二代目魔王を冷めた目で見下ろす。1m以内に近付いた為、三つの玉が初代魔王に襲い掛かるが、それらをあっさりと破壊して見せる。そして何事も無かったかの様に、二代目魔王に話し掛ける。
「この我が貴様の愚考に気付かないとでも思ったか?」
「い、いつから……」
「最初からだ。お人好しの貴様が人間を殺せるなど、微塵も思っていなかった」
「そ、それならどうして僕を戦わせたの……?」
「分からぬか? 我は偉大なる魔王、ごみ処理程度に労力を費やす程、暇では無いのだよ」
「でも結局、自分の手で片付けたじゃありませんか!? あなたの言っている事は矛盾している!!」
圧倒的不利な状況にも関わらず、強気に出る真緒。すると初代魔王は、やって来た煙の向こう側に向けて、人差し指で手招きをする。すると誰かがこちらに近付いて来た。
「さっき言ったであろう。出来損ないに相応しい最後だなと……出来損ないには、出来損ないをぶつけるのが最適だ」
「まさか……」
姿を現したのは首輪を嵌められ、操り人形と化したサタニアであった。右手から、黒い槍を生成しているのが伺える。
「道具も使いようという訳だ。さて、それでは今から勇者の処刑を執り行う事にしよう」
身動きが取れない。二代目魔王は重傷を負って倒れている。サタニアは操られている。誰も助けてくれないこの状況に、真緒は絶望するのであった。
0
あなたにおすすめの小説
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
アルフレッドは平穏に過ごしたい 〜追放されたけど謎のスキル【合成】で生き抜く〜
芍薬甘草湯
ファンタジー
アルフレッドは貴族の令息であったが天から与えられたスキルと家風の違いで追放される。平民となり冒険者となったが、生活するために竜騎士隊でアルバイトをすることに。
ふとした事でスキルが発動。
使えないスキルではない事に気付いたアルフレッドは様々なものを合成しながら密かに活躍していく。
⭐︎注意⭐︎
女性が多く出てくるため、ハーレム要素がほんの少しあります。特に苦手な方はご遠慮ください。
優の異世界ごはん日記
風待 結
ファンタジー
月森優はちょっと料理が得意な普通の高校生。
ある日、帰り道で謎の光に包まれて見知らぬ森に転移してしまう。
未知の世界で飢えと恐怖に直面した優は、弓使いの少女・リナと出会う。
彼女の導きで村へ向かう道中、優は「料理のスキル」がこの世界でも通用すると気づく。
モンスターの肉や珍しい食材を使い、異世界で新たな居場所を作る冒険が始まる。
【完結】まもの牧場へようこそ!~転移先は魔物牧場でした ~-ドラゴンの子育てから始める異世界田舎暮らし-
いっぺいちゃん
ファンタジー
平凡なサラリーマン、相原正人が目を覚ましたのは、
見知らぬ草原に佇むひとつの牧場だった。
そこは、人に捨てられ、行き場を失った魔物の孤児たちが集う場所。
泣き虫の赤子ドラゴン「リュー」。
やんちゃなフェンリルの仔「ギン」。
臆病なユニコーンの仔「フィーネ」。
ぷるぷる働き者のスライム「モチョ」。
彼らを「処分すべき危険種」と呼ぶ声が、王都や冒険者から届く。
けれど正人は誓う。
――この子たちは、ただの“危険”なんかじゃない。
――ここは、家族の居場所だ。
癒やしのスキル【癒やしの手】を頼りに、
命を守り、日々を紡ぎ、
“人と魔物が共に生きる未来”を探していく。
◇
🐉 癒やしと涙と、もふもふと。
――これは、小さな牧場から始まる大きな物語。
――世界に抗いながら、共に暮らすことを選んだ者たちの、優しい日常譚。
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
異世界と地球がダンジョンで繋がった ー異世界転移者の私ー
白木夏
ファンタジー
2040年の初春、突如として地球上の主要都市に謎のダンジョンが出現した。
その特異性は明らかで、人口密集地を中心に出現し、未開の地には一切現れないという法則性を帯びていた。
人々は恐怖に震えつつも、未知なる存在に対する好奇心を抑えきれなかった。
異世界転移した最強の主人公のほのぼのライフ
主人公はあまり戦ったりはしません。
転移特典としてゲットしたチートな箱庭で現代技術アリのスローライフをしていたら訳アリの女性たちが迷い込んできました。
山椒
ファンタジー
そのコンビニにいた人たち全員が異世界転移された。
異世界転移する前に神に世界を救うために呼んだと言われ特典のようなものを決めるように言われた。
その中の一人であるフリーターの優斗は異世界に行くのは納得しても世界を救う気などなくまったりと過ごすつもりだった。
攻撃、防御、速度、魔法、特殊の五項目に割り振るためのポイントは一億ポイントあったが、特殊に八割割り振り、魔法に二割割り振ったことでチートな箱庭をゲットする。
そのチートな箱庭は優斗が思った通りにできるチートな箱庭だった。
前の世界でやっている番組が見れるテレビが出せたり、両親に電話できるスマホを出せたりなど異世界にいることを嘲笑っているようであった。
そんなチートな箱庭でまったりと過ごしていれば迷い込んでくる女性たちがいた。
偽物の聖女が現れたせいで追放された本物の聖女やら国を乗っ取られて追放されたサキュバスの王女など。
チートな箱庭で作った現代技術たちを前に、女性たちは現代技術にどっぷりとはまっていく。
ぽっちゃり女子の異世界人生
猫目 しの
ファンタジー
大抵のトリップ&転生小説は……。
最強主人公はイケメンでハーレム。
脇役&巻き込まれ主人公はフツメンフツメン言いながらも実はイケメンでモテる。
落ちこぼれ主人公は可愛い系が多い。
=主人公は男でも女でも顔が良い。
そして、ハンパなく強い。
そんな常識いりませんっ。
私はぽっちゃりだけど普通に生きていたい。
【エブリスタや小説家になろうにも掲載してます】
【完結】甘やかな聖獣たちは、聖女様がとろけるようにキスをする
楠結衣
恋愛
女子大生の花恋は、いつものように大学に向かう途中、季節外れの鯉のぼりと共に異世界に聖女として召喚される。
ところが花恋を召喚した王様や黒ローブの集団に偽聖女と言われて知らない森に放り出されてしまう。
涙がこぼれてしまうと鯉のぼりがなぜか執事の格好をした三人組みの聖獣に変わり、元の世界に戻るために、一日三回のキスが必要だと言いだして……。
女子大生の花恋と甘やかな聖獣たちが、いちゃいちゃほのぼの逆ハーレムをしながら元の世界に戻るためにちょこっと冒険するおはなし。
◇表紙イラスト/知さま
◇鯉のぼりについては諸説あります。
◇小説家になろうさまでも連載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる