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第二章 自重を知らない回り
中央軍は?
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両翼が戦闘開始後、帝国中央軍も戦闘を始めた。
左右よりも少ないフォース王国軍に中央軍は大いに油断していた。
事実フォース王国軍は砦に篭り矢と魔法を放つぐらいで打って出る気配が無かった。
「所詮蛮族よ、魔法兵一斉射開始!狙いは中央部!ってぇぇ」
攻城魔法が一斉に中央の門部分に殺到し爆炎が巻き起こる。
ヒャクタケはふふんと鼻を鳴らし煙が晴れるのを待つ。
しかし、煙が晴れると傷一つ無い城門が姿をあらわすそれに驚愕するが、その直後砦と空より降ってきた巨体の男達に更に驚愕する。
「おまんら、いくでごあす!」
巨大な男達が一斉に四股を踏むと、地面が蠢き兵達を飲み込んでいく。
おびえて下がった兵達に男達が次々にぶちかましをしていく、さながら巨石が突っ込んできたような衝撃が横一直線に続いていく。
「ばかな!!何なんだあいつらは!!」
驚愕に顔をゆがませながら何度も見直すが、巨大な太めの男達がぶつかるたびに兵は宙に舞い「「どすこい」」の声があたりに響く。
「こ、後退だ・・・全隊後退!!!あいつらが届かない所まで逃げろ!!」
その声を聞いた兵達はワーッと逃げ始め、届かない所とアバウトな指令ながら、ほぼ全員ここに来る途中にあった小高い丘の上を思い浮かべそこを目指す。
「も、もう少しだ、逃げ切れダァ」
丘の頂上に一番に着いた兵が宙を舞った。
そこには、翼州山が立っていた。
「貴様ら!!敵に背を向けるとは何事じゃぁ」
「ば、化け物・・・もうだめだ・・・」
次々と兵が腰を抜かしたようにへたり込むが、翼州山は止まらない。
「男としての指導じゃ!!」
「ひぃぃ」
帝国史上に名が残る大敗退であった。
丘に逃げ切ったと思った兵達は尽く翼州山の相撲教育を受け、難を逃れたもの達も後ろから迫ってきた地龍の相撲指導を受ける羽目になった。
疲れで死屍累々なだけであり、全員生きていた。
「相撲は殺すための物でない、男を磨くための物でごわす」
と翼州山が言い残す中で、数人の帝国兵がよろよろと起き上がると、ハラハラと涙を流し翼州山の側により頭を下げると。
「師匠、俺達間違っていました!!自分勝手な考えでした。」
「俺、師匠みたいになりたいっす」
駆け寄った兵達に良い笑顔を浮かべると、親指を立て
「おまんら・・・今日からわしの弟子でごわす、ちゃんこ食いに帰るでごわす」
「「「はい!」」」
翼州山も元兵達も涙を流しながら砦に戻って行った。
その場に残るのは死屍累々の兵士達、残った兵士達の心には相撲怖い、翼州山には逆らうまいが残ったという。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ブラウンの場合
夜が明ける頃、ブラウンは目的の場所たどり着いていた。
かなり高い山の山頂にそれはあった。
雪に閉ざされたそこに3つの首が無造作に放置されていた。
ブラウンは今回の戦争にある疑惑を抱いていた。
それは、いかにお祭り好きで素直な国民性だが、ここ10年の帝国の動きはおかしかった。
特に今回のことはその際たる物だった、クロバやトッポからの情報で幾つかあたりをつけた最初の場所で発見できたのは上々といえただろう。
「飛頭蛮か・・・パンダヌキ、もう一箇所行ってもらってもいいか?」
「もきゅ」
首をマジックバックにしまうと、次の目的地に向かって飛んで行くこの戦に新たな暗雲が垂れ込めているかのような重い雲が広がっていた。
―――――――――――――――――――――――――
短いですが、濃いのがかけて満足です
左右よりも少ないフォース王国軍に中央軍は大いに油断していた。
事実フォース王国軍は砦に篭り矢と魔法を放つぐらいで打って出る気配が無かった。
「所詮蛮族よ、魔法兵一斉射開始!狙いは中央部!ってぇぇ」
攻城魔法が一斉に中央の門部分に殺到し爆炎が巻き起こる。
ヒャクタケはふふんと鼻を鳴らし煙が晴れるのを待つ。
しかし、煙が晴れると傷一つ無い城門が姿をあらわすそれに驚愕するが、その直後砦と空より降ってきた巨体の男達に更に驚愕する。
「おまんら、いくでごあす!」
巨大な男達が一斉に四股を踏むと、地面が蠢き兵達を飲み込んでいく。
おびえて下がった兵達に男達が次々にぶちかましをしていく、さながら巨石が突っ込んできたような衝撃が横一直線に続いていく。
「ばかな!!何なんだあいつらは!!」
驚愕に顔をゆがませながら何度も見直すが、巨大な太めの男達がぶつかるたびに兵は宙に舞い「「どすこい」」の声があたりに響く。
「こ、後退だ・・・全隊後退!!!あいつらが届かない所まで逃げろ!!」
その声を聞いた兵達はワーッと逃げ始め、届かない所とアバウトな指令ながら、ほぼ全員ここに来る途中にあった小高い丘の上を思い浮かべそこを目指す。
「も、もう少しだ、逃げ切れダァ」
丘の頂上に一番に着いた兵が宙を舞った。
そこには、翼州山が立っていた。
「貴様ら!!敵に背を向けるとは何事じゃぁ」
「ば、化け物・・・もうだめだ・・・」
次々と兵が腰を抜かしたようにへたり込むが、翼州山は止まらない。
「男としての指導じゃ!!」
「ひぃぃ」
帝国史上に名が残る大敗退であった。
丘に逃げ切ったと思った兵達は尽く翼州山の相撲教育を受け、難を逃れたもの達も後ろから迫ってきた地龍の相撲指導を受ける羽目になった。
疲れで死屍累々なだけであり、全員生きていた。
「相撲は殺すための物でない、男を磨くための物でごわす」
と翼州山が言い残す中で、数人の帝国兵がよろよろと起き上がると、ハラハラと涙を流し翼州山の側により頭を下げると。
「師匠、俺達間違っていました!!自分勝手な考えでした。」
「俺、師匠みたいになりたいっす」
駆け寄った兵達に良い笑顔を浮かべると、親指を立て
「おまんら・・・今日からわしの弟子でごわす、ちゃんこ食いに帰るでごわす」
「「「はい!」」」
翼州山も元兵達も涙を流しながら砦に戻って行った。
その場に残るのは死屍累々の兵士達、残った兵士達の心には相撲怖い、翼州山には逆らうまいが残ったという。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ブラウンの場合
夜が明ける頃、ブラウンは目的の場所たどり着いていた。
かなり高い山の山頂にそれはあった。
雪に閉ざされたそこに3つの首が無造作に放置されていた。
ブラウンは今回の戦争にある疑惑を抱いていた。
それは、いかにお祭り好きで素直な国民性だが、ここ10年の帝国の動きはおかしかった。
特に今回のことはその際たる物だった、クロバやトッポからの情報で幾つかあたりをつけた最初の場所で発見できたのは上々といえただろう。
「飛頭蛮か・・・パンダヌキ、もう一箇所行ってもらってもいいか?」
「もきゅ」
首をマジックバックにしまうと、次の目的地に向かって飛んで行くこの戦に新たな暗雲が垂れ込めているかのような重い雲が広がっていた。
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短いですが、濃いのがかけて満足です
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