48 / 54
僕と君のリング
6.仲直り※
しおりを挟む
side M
僕は、チラッと時計を見た。
ヨングも僕の視線を追って時計を見た。
それから二人で視線を合わせて。
「まだ時間、あるよね……」
「まだ時間、大丈夫ですよね?」
ほとんど同時に言ってベッドに倒れ、顔を寄せ合った。
くっついたり離れたりしていた唇がふわふわと溶けて、ゆっくりと絡ませた舌はなめらかに動いて相手を追う……。溢れる唾液は口角から顎を伝い、酸欠の気持ち良さに頭がぼうっとなりかけた頃。吐息混じりにヨングが囁いた。
「はぁ……今さらですけど。何であの人がキスマークを?」
「あー、えっと。それはね……」
昨夜の僕の寝場所に関してはスヒョンの説明で納得したようだけど、ヨングが部屋に踏み込んだ瞬間は、間が悪かったとしか言いようがない。
スヒョンが僕の腕にキスマークを付けようとしたことは、今思えばわざと狙ってヨングに見せつけるようにした行動で。
僕たちを仲直りさせるための彼なりの気づかいというか、意地悪というか。
キスマークが消えかけて不安になった事を話せば、ヨングはこれからキスマークが消える間もない程僕を抱いてくれるだろう。
そんなヨングとの蜂蜜みたいな時間は、 きっと身も心も満たされて幸せだと思う。
けれど現実には、幸せの時間が長く続くことはなく。忙しい毎日の狭間に求め合って、確かめ合うしかない。
「こんなに愛されてるのに、キスマークひとつで寂しくなっちゃったんだよ……消えそうなの見たら不安になって」
「その寂しさも不安も、埋められるのは僕だけでしょう?」
ヨングの唇と熱い舌が、肌の上を巡っていく。最初はくすぐったい感覚が、段々とスイッチを押されるように、僕を灯していく。
「……は、ぁっ」
胸の尖りが、触れられる前からジンと疼いた。ヨングは最後のスイッチを押すように、僕の乳首を柔らかく唇で挟んで強く吸った。甘い痺れがゾクゾクと広がって、背中から腰、足の爪先まで抜けていく。
「んんっ、あぁヨング。今日はこれ以上駄目だよ。だけど……キスマーク付けて欲しいな」
「いいんですか?」
「目立たないとこに、お願い」
僕は履いている下着をずらして、内腿から脚のつけ根を手で示した。
「ミンジェ……あぁもう。そんなに煽ったら、どうなるかわかってませんね」
ヨングは呟きながら、身体を下の方へずらしていく。下着は抜き取られて脚を割り開かれ、内腿の柔らかい所への口づけに。
期待で吐息が漏れてしまう。
「……んっ、ぁ……ぁぁ」
チクリと痛みがひとつ。
脚が、びくっと揺れる。
それからふたつめの痛み。
脚の付け根にある中心が、震えながら硬 くなっていくのがわかる。
あぁ、触って欲しくなっちゃったけど我慢しなきゃ……。
キスマークを付ける痛みは、何度か続く。あれ?さすがにこれ以上付けられたら、着替える時に気を付けないと。
誰かに見られたらまずい。そろそろ止めさせなきゃと思った瞬間、ヨングは中心を深く咥内に納めた。さっき絡め合ったヨングの舌が、陰茎を舐め上げる。
「……ぁっ…あ、……ふ…ふ、あぁ……」
手を伸ばしてヨングの髪にふれた。キスマークだけのつもりが、このままではすぐにイかされてしまう。
「あっ、んっ、んっ、出、ちゃう!イクっイクからぁ、だめ…ヨン、グ!」
僕は高くて細い声とともに、ヨングの咥内へと吐精してしまった。
僕たち、何のケンカしてたんだっけ?
こうして肌を重ねてたら、あの時何で僕が不機嫌になったかわからなくなった。
ヨングに溺れてるのは僕の方かもしれないのに、何でたった一日でもヨングを遠ざけてしまったんだろう。
「……今日のスケジュールって、ダンス練習でしたっけ」
「ヨング!支度しよ!」
僕は脱ぎ散らかした下着や T シャツをかき集めた。そこで、ヨングが衣服を着たままなのに気がついて。
"僕だけ脱がされるなんて……"
何だか…凄く、恥ずかしい。
下着を履く前に、内腿のキスマークが目に入る。
"わ、いっぱい付いてる……"
もう羞恥なのか、嬉しさなのかわからない。顔が熱すぎる………。
キスマークをひとつひとつ指でなぞっていたら、ヨングに背中から肩を撫でられた。
「今日は一緒に寝てもいいですか?」
「………えっちナシなら」
「キスは?ダメ?」
「うぅぅ~キスだけで我慢出来る?」
「ミンジェが出来ないんじゃないの?」
「ふふふっ。かもしれない!」
僕は、チラッと時計を見た。
ヨングも僕の視線を追って時計を見た。
それから二人で視線を合わせて。
「まだ時間、あるよね……」
「まだ時間、大丈夫ですよね?」
ほとんど同時に言ってベッドに倒れ、顔を寄せ合った。
くっついたり離れたりしていた唇がふわふわと溶けて、ゆっくりと絡ませた舌はなめらかに動いて相手を追う……。溢れる唾液は口角から顎を伝い、酸欠の気持ち良さに頭がぼうっとなりかけた頃。吐息混じりにヨングが囁いた。
「はぁ……今さらですけど。何であの人がキスマークを?」
「あー、えっと。それはね……」
昨夜の僕の寝場所に関してはスヒョンの説明で納得したようだけど、ヨングが部屋に踏み込んだ瞬間は、間が悪かったとしか言いようがない。
スヒョンが僕の腕にキスマークを付けようとしたことは、今思えばわざと狙ってヨングに見せつけるようにした行動で。
僕たちを仲直りさせるための彼なりの気づかいというか、意地悪というか。
キスマークが消えかけて不安になった事を話せば、ヨングはこれからキスマークが消える間もない程僕を抱いてくれるだろう。
そんなヨングとの蜂蜜みたいな時間は、 きっと身も心も満たされて幸せだと思う。
けれど現実には、幸せの時間が長く続くことはなく。忙しい毎日の狭間に求め合って、確かめ合うしかない。
「こんなに愛されてるのに、キスマークひとつで寂しくなっちゃったんだよ……消えそうなの見たら不安になって」
「その寂しさも不安も、埋められるのは僕だけでしょう?」
ヨングの唇と熱い舌が、肌の上を巡っていく。最初はくすぐったい感覚が、段々とスイッチを押されるように、僕を灯していく。
「……は、ぁっ」
胸の尖りが、触れられる前からジンと疼いた。ヨングは最後のスイッチを押すように、僕の乳首を柔らかく唇で挟んで強く吸った。甘い痺れがゾクゾクと広がって、背中から腰、足の爪先まで抜けていく。
「んんっ、あぁヨング。今日はこれ以上駄目だよ。だけど……キスマーク付けて欲しいな」
「いいんですか?」
「目立たないとこに、お願い」
僕は履いている下着をずらして、内腿から脚のつけ根を手で示した。
「ミンジェ……あぁもう。そんなに煽ったら、どうなるかわかってませんね」
ヨングは呟きながら、身体を下の方へずらしていく。下着は抜き取られて脚を割り開かれ、内腿の柔らかい所への口づけに。
期待で吐息が漏れてしまう。
「……んっ、ぁ……ぁぁ」
チクリと痛みがひとつ。
脚が、びくっと揺れる。
それからふたつめの痛み。
脚の付け根にある中心が、震えながら硬 くなっていくのがわかる。
あぁ、触って欲しくなっちゃったけど我慢しなきゃ……。
キスマークを付ける痛みは、何度か続く。あれ?さすがにこれ以上付けられたら、着替える時に気を付けないと。
誰かに見られたらまずい。そろそろ止めさせなきゃと思った瞬間、ヨングは中心を深く咥内に納めた。さっき絡め合ったヨングの舌が、陰茎を舐め上げる。
「……ぁっ…あ、……ふ…ふ、あぁ……」
手を伸ばしてヨングの髪にふれた。キスマークだけのつもりが、このままではすぐにイかされてしまう。
「あっ、んっ、んっ、出、ちゃう!イクっイクからぁ、だめ…ヨン、グ!」
僕は高くて細い声とともに、ヨングの咥内へと吐精してしまった。
僕たち、何のケンカしてたんだっけ?
こうして肌を重ねてたら、あの時何で僕が不機嫌になったかわからなくなった。
ヨングに溺れてるのは僕の方かもしれないのに、何でたった一日でもヨングを遠ざけてしまったんだろう。
「……今日のスケジュールって、ダンス練習でしたっけ」
「ヨング!支度しよ!」
僕は脱ぎ散らかした下着や T シャツをかき集めた。そこで、ヨングが衣服を着たままなのに気がついて。
"僕だけ脱がされるなんて……"
何だか…凄く、恥ずかしい。
下着を履く前に、内腿のキスマークが目に入る。
"わ、いっぱい付いてる……"
もう羞恥なのか、嬉しさなのかわからない。顔が熱すぎる………。
キスマークをひとつひとつ指でなぞっていたら、ヨングに背中から肩を撫でられた。
「今日は一緒に寝てもいいですか?」
「………えっちナシなら」
「キスは?ダメ?」
「うぅぅ~キスだけで我慢出来る?」
「ミンジェが出来ないんじゃないの?」
「ふふふっ。かもしれない!」
3
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
鍛えられた肉体、高潔な魂――
それは選ばれし“供物”の条件。
山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。
見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。
誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。
心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。
『定時後の偶然が多すぎる』
こさ
BL
定時後に残業をするたび、
なぜか必ず同じ上司が、同じフロアに残っている。
仕事ができて、無口で、社内でも一目置かれている存在。
必要以上に踏み込まず、距離を保つ人――
それが、彼の上司だった。
ただの偶然。
そう思っていたはずなのに、
声をかけられる回数が増え、
視線が重なる時間が長くなっていく。
「無理はするな」
それだけの言葉に、胸がざわつく理由を、
彼自身はまだ知らない。
これは、
気づかないふりをする上司と、
勘違いだと思い込もうとする部下が、
少しずつ“偶然”を積み重ねていく話。
静かで、逃げ場のない溺愛が、
定時後から始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる