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僕と君の蜜月旅行
1.準備にワクワク*
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宿舎の自分の部屋で、ミンジェが来るのを待っていた。
そわそわと落ち着かず、布団に横になって携帯を弄っていると" 今から行くね "とメッセージが来たので思わず飛び起きる。
昨夜は、ちょっとしたすれ違いから僕たちは別々に寝る事になって。不安になった僕は一人眠れない夜を過ごした。
不安な気持ちはミンジェも同じだったようで、すぐに仲直りすればもう片時も離れたくない。
コンコンッと、小さなノックが聞こえ部屋のドアが開き、ミンジェが音を立てずに入って来た。そして、カチャリと鍵を閉める。
恥ずかしそうにはにかみながらベッドまで小走りにやってきて、唇をやや突き出し囁くように言った。
「ただいま」
「おかえりなさい」
最近は、ずっと一緒に眠っていたから、たった1日離れていただけで凄く寂しかった。
その、寂しさという隙間を埋めたくてミンジェへ腕を広げると、僕の身体にふわっと抱きついてきて腕の中へ収まった。
ぎゅっと抱き締めて、まだ髪が湿ってるお風呂上がりのミンジェの香りを吸い込んだ。身体がほかほかとしていて、首筋が汗ばんでいる……。
「ごめん、まだ髪が濡れてて。シャワー浴びて、急いで来たから……」
「いいんです。早く会いたかったので」
「うん、僕も……会いたかった」
朝だって抱き合ったのに、もう僕はミンジェが欲しくて。Tシャツの裾から手を差し込んだ。
「少しだけ触らせて」
「……ん、……」
シャワーを浴びたばかりの、しっとりとした肌が掌に吸い付く。そのまま手を滑らせると、ミンジェの敏感な尖りに辿り着いた。
傷を付けないようにと、さっき手入れをした爪で先端を引っ掻くようにすると、ミンジェはぐずるように身体を捩って俯せになってしまう。
「ソレされると、声出ちゃう……」
「……ハァ。ミンジェが可愛くてオカシくなりそう」
「今の、まるでヨングが感じてるみたいじゃなかった?」
「感じるでしょう?だってこんなに……」
「んっだめ。あ、ぁんっ」
後ろから覆い被さり耳朶に吸い付いて、甘噛みしながらシーツの隙間に手を差し込む。両方の乳首を摘まんで擦り潰すように捏ねると、ミンジェが細い腰をビクビクさせ丸い尻が僕の股間の硬くなったアレと擦れた。
堪らなくて布越しに谷間をググッと突くと、ミンジェが、
「きょうはもぉだめ……ねむいぃ」
なんて掠れ声で言う。
うわぁ、その声逆効果!
練習で疲れていると、二人して触りながらふわふわと寝落ちしてしまうこともあるけれど、こんな風に我慢しなきゃならない時もある。
「……わかりました。おやすみなさい」
僕はミンジェとカップルがしている普通の旅行みたいな事がしたくて、それを事務所にそのまま伝えたら、プロモーション映像制作として許可して貰えた。ほんとは少し前から考えていて、計画を練っていたのだ。
僕がプロポーズをした事がきっかけで、東京までお揃いの指輪を買いに行くと言うサプライズ。
ミンジェにはびっくりして欲しくて、全部内緒に進めてたから作戦は成功。
けれども途中喧嘩してしまった時は、二人で旅行なんてもう無理かもしれないと諦めかけた。
ミンジェ……僕たちどうしたらずっと一緒にいられるのかな……。
例えば、どちらかが女の子だったら問題なく結婚出来たかもしれない。
でも、そうしたら出逢うことなんてなかったかもしれない。同じ時代にアイドルの練習生として出逢い、同じチームでデビュー出来たのだって奇跡的なことだ。
だから、考えても無駄なんだ。これは、『運命』だから。僕は、ミンジェがミンジェだから愛してるんだ。性別は関係ない。
でも世間には壁が有るって事、もちろん知っている。
「ヨング!起きろぉ?練習行くよ~!」
起きてます。
ミンジェに起こして欲しくて、寝たフリしてるだけ。
「ヨング~っ!」
そうすれば、ほら、ミンジェが僕に乗っかって鼻を摘まんだり、耳を引っ張ったり、可愛いいたずらで起こしてくれるから。
でもね、朝は "ぼく"元気なんです。
ミンジェの体重が心地好いから、さらに元気になってしまう。
昨夜の欲求不満もあって、僕は上に乗ったミンジェの腰を掴んで下から突き上げた。
「……挿れたい」
「朝から何言ってるの!」
薄目を開けたら、びっくりしたのかミンジェが顔を赤くして僕の上から降りてしまった。
「デートっていうと、買い物してご飯食べて。あと、何処か行きたい所ある?」
もう出発は明日だから、手が空いたら相談をしている。
メンバーの皆にも東京に行くって話したから、後でお土産の希望も聞かなきゃ。
「遊園地、行きたい」
「遊園地かぁ」
ミンジェがこっそりお財布に入れている、遊園地の半券。
僕たちがデビューする時に事務所が連れていってくれた時の物で、ミンジェは一生の思い出だと言ってとても大切にしていた。
「ヨングと二人で行きたい」
「でも、ミンジェ乗り物苦手じゃない?」
「…っ、そう、だけど。ヨングと行きたいんだよ」
あぁ~可愛い。2回言ったよね。
そんなに僕と行きたいんだ?
僕と一生の思い出作りたいんだね。
僕は遊園地の営業時間を調べて、予定として考えてみた。
「夕方からでもいい?ライトアップしてて綺麗ですよ?」
「うん、それでいいよ」
こうして予定を考えるのは、恋人同士の旅行計画みたいでとても楽しい。
僕の頭の中は、あなたで一杯。
ミンジェの頭の中も、僕で一杯?
ミンジェ、楽しんでくれてますか?
宿舎の自分の部屋で、ミンジェが来るのを待っていた。
そわそわと落ち着かず、布団に横になって携帯を弄っていると" 今から行くね "とメッセージが来たので思わず飛び起きる。
昨夜は、ちょっとしたすれ違いから僕たちは別々に寝る事になって。不安になった僕は一人眠れない夜を過ごした。
不安な気持ちはミンジェも同じだったようで、すぐに仲直りすればもう片時も離れたくない。
コンコンッと、小さなノックが聞こえ部屋のドアが開き、ミンジェが音を立てずに入って来た。そして、カチャリと鍵を閉める。
恥ずかしそうにはにかみながらベッドまで小走りにやってきて、唇をやや突き出し囁くように言った。
「ただいま」
「おかえりなさい」
最近は、ずっと一緒に眠っていたから、たった1日離れていただけで凄く寂しかった。
その、寂しさという隙間を埋めたくてミンジェへ腕を広げると、僕の身体にふわっと抱きついてきて腕の中へ収まった。
ぎゅっと抱き締めて、まだ髪が湿ってるお風呂上がりのミンジェの香りを吸い込んだ。身体がほかほかとしていて、首筋が汗ばんでいる……。
「ごめん、まだ髪が濡れてて。シャワー浴びて、急いで来たから……」
「いいんです。早く会いたかったので」
「うん、僕も……会いたかった」
朝だって抱き合ったのに、もう僕はミンジェが欲しくて。Tシャツの裾から手を差し込んだ。
「少しだけ触らせて」
「……ん、……」
シャワーを浴びたばかりの、しっとりとした肌が掌に吸い付く。そのまま手を滑らせると、ミンジェの敏感な尖りに辿り着いた。
傷を付けないようにと、さっき手入れをした爪で先端を引っ掻くようにすると、ミンジェはぐずるように身体を捩って俯せになってしまう。
「ソレされると、声出ちゃう……」
「……ハァ。ミンジェが可愛くてオカシくなりそう」
「今の、まるでヨングが感じてるみたいじゃなかった?」
「感じるでしょう?だってこんなに……」
「んっだめ。あ、ぁんっ」
後ろから覆い被さり耳朶に吸い付いて、甘噛みしながらシーツの隙間に手を差し込む。両方の乳首を摘まんで擦り潰すように捏ねると、ミンジェが細い腰をビクビクさせ丸い尻が僕の股間の硬くなったアレと擦れた。
堪らなくて布越しに谷間をググッと突くと、ミンジェが、
「きょうはもぉだめ……ねむいぃ」
なんて掠れ声で言う。
うわぁ、その声逆効果!
練習で疲れていると、二人して触りながらふわふわと寝落ちしてしまうこともあるけれど、こんな風に我慢しなきゃならない時もある。
「……わかりました。おやすみなさい」
僕はミンジェとカップルがしている普通の旅行みたいな事がしたくて、それを事務所にそのまま伝えたら、プロモーション映像制作として許可して貰えた。ほんとは少し前から考えていて、計画を練っていたのだ。
僕がプロポーズをした事がきっかけで、東京までお揃いの指輪を買いに行くと言うサプライズ。
ミンジェにはびっくりして欲しくて、全部内緒に進めてたから作戦は成功。
けれども途中喧嘩してしまった時は、二人で旅行なんてもう無理かもしれないと諦めかけた。
ミンジェ……僕たちどうしたらずっと一緒にいられるのかな……。
例えば、どちらかが女の子だったら問題なく結婚出来たかもしれない。
でも、そうしたら出逢うことなんてなかったかもしれない。同じ時代にアイドルの練習生として出逢い、同じチームでデビュー出来たのだって奇跡的なことだ。
だから、考えても無駄なんだ。これは、『運命』だから。僕は、ミンジェがミンジェだから愛してるんだ。性別は関係ない。
でも世間には壁が有るって事、もちろん知っている。
「ヨング!起きろぉ?練習行くよ~!」
起きてます。
ミンジェに起こして欲しくて、寝たフリしてるだけ。
「ヨング~っ!」
そうすれば、ほら、ミンジェが僕に乗っかって鼻を摘まんだり、耳を引っ張ったり、可愛いいたずらで起こしてくれるから。
でもね、朝は "ぼく"元気なんです。
ミンジェの体重が心地好いから、さらに元気になってしまう。
昨夜の欲求不満もあって、僕は上に乗ったミンジェの腰を掴んで下から突き上げた。
「……挿れたい」
「朝から何言ってるの!」
薄目を開けたら、びっくりしたのかミンジェが顔を赤くして僕の上から降りてしまった。
「デートっていうと、買い物してご飯食べて。あと、何処か行きたい所ある?」
もう出発は明日だから、手が空いたら相談をしている。
メンバーの皆にも東京に行くって話したから、後でお土産の希望も聞かなきゃ。
「遊園地、行きたい」
「遊園地かぁ」
ミンジェがこっそりお財布に入れている、遊園地の半券。
僕たちがデビューする時に事務所が連れていってくれた時の物で、ミンジェは一生の思い出だと言ってとても大切にしていた。
「ヨングと二人で行きたい」
「でも、ミンジェ乗り物苦手じゃない?」
「…っ、そう、だけど。ヨングと行きたいんだよ」
あぁ~可愛い。2回言ったよね。
そんなに僕と行きたいんだ?
僕と一生の思い出作りたいんだね。
僕は遊園地の営業時間を調べて、予定として考えてみた。
「夕方からでもいい?ライトアップしてて綺麗ですよ?」
「うん、それでいいよ」
こうして予定を考えるのは、恋人同士の旅行計画みたいでとても楽しい。
僕の頭の中は、あなたで一杯。
ミンジェの頭の中も、僕で一杯?
ミンジェ、楽しんでくれてますか?
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