”オマケ”の狐はお暇したいと思います

雨宮天音

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ジェラード博士の歴史学講義

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突然言われたことを理解できず。
とまどっていると。

「こう言い換えようか?なにから説明しよう?なにを聞きたい?」

なにを?
………なにを。

まず。
なにから聞けばいいのかわからない。

とりあえず。
さっきの強烈な刺激臭の原因を聞きたい。
かも。

先程さきほどの香りの元はなんだったのでしょうか?】

それを読んだジェラード君は。
目を丸くした。

え?
そんなに驚く?

かなり強烈だったから知っておきたいんだけど。
2回目嗅ぐのはちょっと遠慮したいし。

ジェラード君はティーカップを口に運んで。
お茶をすこし含んで。
苦笑した。

「そんなにキツかったかな?」

しばし考えて。
首をゆっくり横にふる。

せっかく厚意で用意してくれたのに。
イヤなにおいがしたとか言いたくないし。
言っちゃ失礼だろ。

見栄はったわけじゃないぞ。
ないったらないから。

首をふる俺に。
ジェラード君はクスリと笑った。

「あれは、ポロネギとニンニクと数種類のハーブが入っていたんだ。オキツネサマであるトヨミにはニオイが強すぎたみたいだね。ごめんよ」

ポロネギヨーロッパ版長ネギとニンニクに数種類のハーブ?
それだったら美味しそうなニオイになるはずだけど。

どう考えても刺激臭しかしなかったぞ。
まだ嗅覚がマヒしてる気もするし。
嗅覚が鋭くなったせいだろうか?

【香りが非常にただよっていましたが、多めに入れてくださったのでしょうか?】
「いや、普通に作ってくれと言っておいたから、ニンニクやハーブは少量しか入ってないよ」

ふーん。
やっぱり嗅覚のせいか。

料理のたびにこんな刺激臭がするのは困る。
なんとか嗅覚元に戻せないかな?

「次からは刺激物を入れないよう言っておくから、安心してほしい」
【ご配慮いただき、ありがとうございます】
「いーえ。他に聞きたいことはある?」

ほかに聞きたいこと?
なんかあるっけ?

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