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10話
しおりを挟む麻痺槍を回収しにダンジョンに向かった私だが今回なけなしの一本を奪われたのでこの際数本・・・いや、数十本ストックとして管理室に置いとこうと思う。
というわけでどんどん回収である、最初の内はうっかりトラップにかかってマヒってのスライム葬に何度もなったけど慣れてくると数回に一回しかスライム葬にならなくなった。
そして麻痺槍が100本に達した時それが起きた。
ダンジョンに私以外の赤い点が現れたのだ。
とりあえず私は管理室に逃げ込んでダンジョンマップを確認してみた、赤い点が群がってくる青い点をどんどん消している。
しかもその赤い点は1つじゃなく4つも存在しており陣形をとっているのか並んで移動しているようだ。
そしてついに赤い点たちは終着点につき全滅する・・・運が悪かったようでガス室を引いたようだ。
私は自分の設置した罠にまんまと引っ掛かったことが嬉しくてキャッキャと無言で騒いでいると。
「危なかったね・・・危うく攻略されるとこだったよ」
耳もとでサキ嬢がそう呟いてきた、なかなかいい匂いだ。
「テイマーさんは危機感ないみたいだけど分かってんの?このダンジョン攻略されてダンジョンコアが壊されたらテイマーさんは死んじゃうんだって事を」
怒りながらサキ嬢が私に何やらとんでもない新事実を教えてきた・・・何それ初耳なんだけど。
「言ったよね?あれ?言ってなかった?」
私は初めて聞いたと態度で示す様に頷いて答える。
「あっれー?・・・あ~だから全然真剣みが感じられなかったんだ~・・・。
そりゃあそっか~命がかかって無いならこんなのお遊びに近いもんね~そっか~」
何やらサキ嬢はしみじみそう呟いてくる・・・というか命がかかってるなんて知らなかったんだが!私は抗議するように腕を組んで鼻息を荒くする。
「あの、テイマーさん・・・鼻息フンフンするのキモイからやめて。
というわけでテイマーさんの命がかかってるんだからどんどん階層増やしてね!ガンバ!それじゃあチャオ!」
何やらサキ嬢が適当に話を切った感を醸し出して消えていった、だがそんな事より私は私の命の危機だと今更知らされたので急いでモンスターを探しに行かなければいけないので自分のホームであるハウスの町の路地裏を指定して転移する。
だが夜だったので明日にしようと管理室に戻るのだった。
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