168 / 422
ザッカラン防衛戦
167話
しおりを挟む
「そう、ですか。……予想していましたが、やはりそれは厄介なことですね」
アランとケラーノの二人から城壁の外での話を聞くと、イルゼンは少しだけ残念そうな表情を浮かべる。
いつもは飄々としているイルゼンだけに、そんな様子はかなり珍しい。
……もっとも、それはこの先色々と面倒なことになるだろうと、そう思えてしまうのだが。
「イルゼンさん、あの連中……放っておいてもいいんですか?」
「放っておくしかないでしょう。アラン君たちが見たので、全員という訳ではないでしょうし。ここで下手に手を出すと、それこそ向こうの思い通りの展開になりますよ」
そう言われれば、アランとしても反論は出来ない。
出来ないが、ガリンダミア帝国軍がザッカランの奪還に来たときに、内部で色々と動かれるのは不味いというのは理解出来た。
実際にラリアント防衛戦においては、戦いの最中に色々と動いていた者がいた……と、そんな話を聞いたことがあったのだ。
そのときは、結局ラリアントがドットリオン王国に所属していたために、そこまで多くの内通者はいなかった。
だが、このザッカランはつい先日まではガリンダミア帝国に所属していたのだ。
今でこそ、雲海と黄金の薔薇が大樹の遺跡を攻略したということで、人当たりもいくらかは柔らかくなっているが、ガリンダミア帝国軍が来たときもそれが続くとは限らない。
それどころか、ガリンダミア帝国軍に対して点数を稼ごうとして動く可能性は非常に高かった。
「……とはいえ、何もしないというのも少し不味いかもしれませんね」
イルゼンの呟きに、それを聞いた者たちがそれぞれ頷く。
今の状況を考えれば、やはり前もって出来る対処はやっておく必要があるのは間違いない。
「どう動くんです?」
探索者の一人がそう尋ねる。
動くのはともかく、どのようにして動くのかは、この場合問題だった。
下手に動こうとした場合、目敏い相手がそれを察知し、余計に面倒な事態になりかねないのだ。
特に今回は、ケラーノとアランが絡まれた相手がすでに動いている以上、それこそ向こうはすでに色々と準備を整えていてもおかしくはない。
(とはいえ、動ける者全員が一つの意思で動いているというよりは、やはりいくつかの意思に従って動いている、という可能性の方が高いでしょうけどね)
誰か一人が裏で糸を引いているにしては、今回の一件はあからさまに怪しすぎる。
それこそ、普通ならこのような真似をすれば相手に怪しむなと言う方が無理なのだから。
そうなると、今回の一件は先走りすぎたというのが正しい。
……とはいえ、それで今の一件が解決するのかと言われれば、また別の話なのだが。
「そうなると、どう動きます?」
「そうですね。まずは向こうを嵌めてみましょうか。アラン君、明日にでもゼオンでガリンダミア帝国軍が動いているかどうか、偵察してきて下さい。それも、ザッカランの住民たちにもしっかりと分かるようにして」
「え? まぁ、それは別に構いませんけど……それでもし本当に敵を見つけたらどうします?」
「その可能性は……今はまだ少ないと思いますが、その辺りの判断はアラン君に任せます。ただ、出来れば半壊程度に留めておいてくれると助かりますね。全滅させると相手がどう反応するか分かりませんし、手を出さないとそれはそれで予想外の方向に進みそうですから」
意図的に全滅させないようにする必要がある、と。
そうイルゼンの言葉を理解するアランだったが、理解出来たからといってそれが出来るかと言われれば、微妙なところだろう。
もし偵察隊なり先遣隊なりを見つけたとしても、それこそビームライフルを始めとした、ゼオンの攻撃力は高すぎるのだ。
頭部バルカンですら、まともに命中すれば一撃で肉片と化すのだけの威力をもっているのだから。
とはいえ、この世界には心核使いが存在しており、そのような存在はゼオンの攻撃を受けても耐えられる者もいる。
そういう意味では、別に攻撃力過多という訳でもないのだが。
「えっと……その、取りあえず、敵に半分くらい命中させないようにして攻撃すればいいですかね?」
ビームライフルは着弾した場所を中心に爆発が起き、腹部拡散ビーム砲は狙った場所を中心としてかなりランダムな場所に命中する。
フェルスならある程アランの思い通りに攻撃出来るが、奥の手である以上は軽々しく使いたくはない。
これは別に勿体ぶっているという訳ではなく、どのような武器であっても何度も使われれば、それは対処法を考えられる可能性があるためだ。……何だかんだと、アランはフェルスを気軽に使っているが。
そうなると、残る攻撃手段は頭部バルカンとビームサーベル。
だが、ビームサーベルは当然のように敵に近付かなければ使うことは出来ない。
そうなると、最後に残ったのは頭部バルカン。
敵の動きを思えば、それで十分だろうという思いもあった。
そんなアランの考えを読んだかのように、イルゼンは頷く。
「そうですね。そうして貰えればいいです。アラン君がザッカランの外に出れば、動き出す者もいるでしょうし」
本来なら、ゼオンと同等の実力を持っている心核使いとしては、レオノーラが変身する黄金のドラゴンもいる。
いるのだが、ザッカランの住人たちが一番恐れているのは、やはりザッカランを攻撃するときに実際に攻撃したゼオンなのだ。
そのゼオンを操るアランがザッカランの外に――ケラーノとの模擬戦のようにザッカランのすぐ近くではなく、飛んで移動するような距離――出れば、何かを企んでいる者は動くだろうというのが、イルゼンの読みだった。
「あー……そりゃそうか。ザッカランの連中にしてみれば……いや、ガリンダミア帝国軍が攻めて来たときに何か妙なことを考えてる奴にしてみれば、ゼオンは災厄の象徴とでも言うべき存在だしな」
「ケラーノさん、それはちょっと言いすぎでは?」
アランとしては、自分――正確にはゼオン――が恐れられているのは分かる。
だが、それでも災厄の象徴などと言われるのは、面白い訳がない。
たとえ、それが事実であったとしてもだ。
「ははは、悪い。けど、実際にそう思われてるのはアラン本人が一番知ってるだろ?」
「それは……まぁ、そうですけど」
大樹の遺跡を攻略したとはいえ、それでもゼオンのパイロットであるアランに恐怖の視線を向けてくる者がいるのは事実だ。
アランとしても、それが面白い訳ではない。
だが、それでもザッカラン攻略戦のことを考えれば、そんな視線を向けられてもおかしくはないという思いはあった。
「じゃあ、取りあえず行ってきますね。……さっき戻ってきたばかりなんですけど」
「その辺はアラン君にも申し訳なく思っています。ですが、このままだと防衛戦をやるときに色々と面倒なことになりかねませんしね」
そう告げるイルゼンだったが、その表情はいつもの飄々とした笑みを浮かべており、本当にアランに対して悪いと思っている様子はない。
……そんなイルゼンに対して少し言いたいこともあったアランだったのだが、今の状況を考えればそれよりも先にやるべき事があるというのは明らかだ。
結果として、アランはその場にいる面々に行ってきますと言って部屋を出ることだけだった。
そうして泊まっていた宿から外に出ようとしたところで、不意に声をかけられる。
「アラン」
「父さん、どうしたの?」
聞き覚えのある声に視線を向けると、そこにいたのはアランの父親のニコラス。
その表情には、どこか真剣な色がある。
「いや、これを渡そうと思ってな」
そう言い、ニコラスが渡してきたのはポーション。
それもただの……その辺の店で売ってるようなポーションではなく、かなり高価な代物なのは間違いない、そんなポーションだった。
ポーションというのは、傷を回復する効果を持つマジックアイテムだが、その効果は千差万別だ。
安ければ、軽い切り傷でも治るのに時間がかかるような物もあり、高価な物になれば切断された手足ですらくっつけることが可能になる。
ニコラスがアランに渡してきたのは、そこまで常識外れな効果を持つポーションではないのだが、それでもその辺の店で普通に買えるようなポーションでないのは明らかだ。
「これ……いいの?」
「ああ。アランは色々と大変だからな。いざというときのために、持っておいた方がいい」
「ありがと」
アランとしても、この手の回復手段はあった方がいい。
回復魔法を使えればそれが最善なのだろうが、アランは残念ながら――あるいは当然と言うべきか――回復魔法を使うようなことは出来ない。
そんなアランにとって、ポーションは……それも効果の高いポーションはありがたい。
……ただし、問題なのはそんな高価なポーションをどう持っておくかということだろう。
小説や漫画、アニメ、ゲーム等で出て来るアイテムボックスといったような物を持っていないアランとしては、ポーションの類を持ち歩くとすれば、何らかのバッグのような物を使うしかない。
だが、父親から貰ったポーションの値段を考えると、とてもではないが簡単に壊れそうな場所に入れる訳にはいかない。
「頑張れよ」
アランがポーションをどうするべきか考えていると、ニコラスはそう言葉をかけてからその場を立ち去る。
雲海の魔法使いとして、今のニコラスにはやるべきことがいくらでもあるのだろう。
それこそ、そんな時間のないときにアランにポーションを渡しに来た辺り、親馬鹿ぶりを示しているのか。
ともあれ、アランは貰ったポーションをどうするべきか迷い……結局、腰の小さなバッグ……もしくはポシェットとでも呼ぶべき物に入れておくことにする。
(取りあえず、これがあれば壊れたりはしないだろ。……しないよな?)
本音を言えば、出来るのならこの希少なポーションは置いていきたい。
だが、ポーションというのは使ってこそ意味がある。
死蔵しても、意味はない。
だからこそ、使う用意をしながら……アランはゼオンを使った偵察に向かうのだった。
アランとケラーノの二人から城壁の外での話を聞くと、イルゼンは少しだけ残念そうな表情を浮かべる。
いつもは飄々としているイルゼンだけに、そんな様子はかなり珍しい。
……もっとも、それはこの先色々と面倒なことになるだろうと、そう思えてしまうのだが。
「イルゼンさん、あの連中……放っておいてもいいんですか?」
「放っておくしかないでしょう。アラン君たちが見たので、全員という訳ではないでしょうし。ここで下手に手を出すと、それこそ向こうの思い通りの展開になりますよ」
そう言われれば、アランとしても反論は出来ない。
出来ないが、ガリンダミア帝国軍がザッカランの奪還に来たときに、内部で色々と動かれるのは不味いというのは理解出来た。
実際にラリアント防衛戦においては、戦いの最中に色々と動いていた者がいた……と、そんな話を聞いたことがあったのだ。
そのときは、結局ラリアントがドットリオン王国に所属していたために、そこまで多くの内通者はいなかった。
だが、このザッカランはつい先日まではガリンダミア帝国に所属していたのだ。
今でこそ、雲海と黄金の薔薇が大樹の遺跡を攻略したということで、人当たりもいくらかは柔らかくなっているが、ガリンダミア帝国軍が来たときもそれが続くとは限らない。
それどころか、ガリンダミア帝国軍に対して点数を稼ごうとして動く可能性は非常に高かった。
「……とはいえ、何もしないというのも少し不味いかもしれませんね」
イルゼンの呟きに、それを聞いた者たちがそれぞれ頷く。
今の状況を考えれば、やはり前もって出来る対処はやっておく必要があるのは間違いない。
「どう動くんです?」
探索者の一人がそう尋ねる。
動くのはともかく、どのようにして動くのかは、この場合問題だった。
下手に動こうとした場合、目敏い相手がそれを察知し、余計に面倒な事態になりかねないのだ。
特に今回は、ケラーノとアランが絡まれた相手がすでに動いている以上、それこそ向こうはすでに色々と準備を整えていてもおかしくはない。
(とはいえ、動ける者全員が一つの意思で動いているというよりは、やはりいくつかの意思に従って動いている、という可能性の方が高いでしょうけどね)
誰か一人が裏で糸を引いているにしては、今回の一件はあからさまに怪しすぎる。
それこそ、普通ならこのような真似をすれば相手に怪しむなと言う方が無理なのだから。
そうなると、今回の一件は先走りすぎたというのが正しい。
……とはいえ、それで今の一件が解決するのかと言われれば、また別の話なのだが。
「そうなると、どう動きます?」
「そうですね。まずは向こうを嵌めてみましょうか。アラン君、明日にでもゼオンでガリンダミア帝国軍が動いているかどうか、偵察してきて下さい。それも、ザッカランの住民たちにもしっかりと分かるようにして」
「え? まぁ、それは別に構いませんけど……それでもし本当に敵を見つけたらどうします?」
「その可能性は……今はまだ少ないと思いますが、その辺りの判断はアラン君に任せます。ただ、出来れば半壊程度に留めておいてくれると助かりますね。全滅させると相手がどう反応するか分かりませんし、手を出さないとそれはそれで予想外の方向に進みそうですから」
意図的に全滅させないようにする必要がある、と。
そうイルゼンの言葉を理解するアランだったが、理解出来たからといってそれが出来るかと言われれば、微妙なところだろう。
もし偵察隊なり先遣隊なりを見つけたとしても、それこそビームライフルを始めとした、ゼオンの攻撃力は高すぎるのだ。
頭部バルカンですら、まともに命中すれば一撃で肉片と化すのだけの威力をもっているのだから。
とはいえ、この世界には心核使いが存在しており、そのような存在はゼオンの攻撃を受けても耐えられる者もいる。
そういう意味では、別に攻撃力過多という訳でもないのだが。
「えっと……その、取りあえず、敵に半分くらい命中させないようにして攻撃すればいいですかね?」
ビームライフルは着弾した場所を中心に爆発が起き、腹部拡散ビーム砲は狙った場所を中心としてかなりランダムな場所に命中する。
フェルスならある程アランの思い通りに攻撃出来るが、奥の手である以上は軽々しく使いたくはない。
これは別に勿体ぶっているという訳ではなく、どのような武器であっても何度も使われれば、それは対処法を考えられる可能性があるためだ。……何だかんだと、アランはフェルスを気軽に使っているが。
そうなると、残る攻撃手段は頭部バルカンとビームサーベル。
だが、ビームサーベルは当然のように敵に近付かなければ使うことは出来ない。
そうなると、最後に残ったのは頭部バルカン。
敵の動きを思えば、それで十分だろうという思いもあった。
そんなアランの考えを読んだかのように、イルゼンは頷く。
「そうですね。そうして貰えればいいです。アラン君がザッカランの外に出れば、動き出す者もいるでしょうし」
本来なら、ゼオンと同等の実力を持っている心核使いとしては、レオノーラが変身する黄金のドラゴンもいる。
いるのだが、ザッカランの住人たちが一番恐れているのは、やはりザッカランを攻撃するときに実際に攻撃したゼオンなのだ。
そのゼオンを操るアランがザッカランの外に――ケラーノとの模擬戦のようにザッカランのすぐ近くではなく、飛んで移動するような距離――出れば、何かを企んでいる者は動くだろうというのが、イルゼンの読みだった。
「あー……そりゃそうか。ザッカランの連中にしてみれば……いや、ガリンダミア帝国軍が攻めて来たときに何か妙なことを考えてる奴にしてみれば、ゼオンは災厄の象徴とでも言うべき存在だしな」
「ケラーノさん、それはちょっと言いすぎでは?」
アランとしては、自分――正確にはゼオン――が恐れられているのは分かる。
だが、それでも災厄の象徴などと言われるのは、面白い訳がない。
たとえ、それが事実であったとしてもだ。
「ははは、悪い。けど、実際にそう思われてるのはアラン本人が一番知ってるだろ?」
「それは……まぁ、そうですけど」
大樹の遺跡を攻略したとはいえ、それでもゼオンのパイロットであるアランに恐怖の視線を向けてくる者がいるのは事実だ。
アランとしても、それが面白い訳ではない。
だが、それでもザッカラン攻略戦のことを考えれば、そんな視線を向けられてもおかしくはないという思いはあった。
「じゃあ、取りあえず行ってきますね。……さっき戻ってきたばかりなんですけど」
「その辺はアラン君にも申し訳なく思っています。ですが、このままだと防衛戦をやるときに色々と面倒なことになりかねませんしね」
そう告げるイルゼンだったが、その表情はいつもの飄々とした笑みを浮かべており、本当にアランに対して悪いと思っている様子はない。
……そんなイルゼンに対して少し言いたいこともあったアランだったのだが、今の状況を考えればそれよりも先にやるべき事があるというのは明らかだ。
結果として、アランはその場にいる面々に行ってきますと言って部屋を出ることだけだった。
そうして泊まっていた宿から外に出ようとしたところで、不意に声をかけられる。
「アラン」
「父さん、どうしたの?」
聞き覚えのある声に視線を向けると、そこにいたのはアランの父親のニコラス。
その表情には、どこか真剣な色がある。
「いや、これを渡そうと思ってな」
そう言い、ニコラスが渡してきたのはポーション。
それもただの……その辺の店で売ってるようなポーションではなく、かなり高価な代物なのは間違いない、そんなポーションだった。
ポーションというのは、傷を回復する効果を持つマジックアイテムだが、その効果は千差万別だ。
安ければ、軽い切り傷でも治るのに時間がかかるような物もあり、高価な物になれば切断された手足ですらくっつけることが可能になる。
ニコラスがアランに渡してきたのは、そこまで常識外れな効果を持つポーションではないのだが、それでもその辺の店で普通に買えるようなポーションでないのは明らかだ。
「これ……いいの?」
「ああ。アランは色々と大変だからな。いざというときのために、持っておいた方がいい」
「ありがと」
アランとしても、この手の回復手段はあった方がいい。
回復魔法を使えればそれが最善なのだろうが、アランは残念ながら――あるいは当然と言うべきか――回復魔法を使うようなことは出来ない。
そんなアランにとって、ポーションは……それも効果の高いポーションはありがたい。
……ただし、問題なのはそんな高価なポーションをどう持っておくかということだろう。
小説や漫画、アニメ、ゲーム等で出て来るアイテムボックスといったような物を持っていないアランとしては、ポーションの類を持ち歩くとすれば、何らかのバッグのような物を使うしかない。
だが、父親から貰ったポーションの値段を考えると、とてもではないが簡単に壊れそうな場所に入れる訳にはいかない。
「頑張れよ」
アランがポーションをどうするべきか考えていると、ニコラスはそう言葉をかけてからその場を立ち去る。
雲海の魔法使いとして、今のニコラスにはやるべきことがいくらでもあるのだろう。
それこそ、そんな時間のないときにアランにポーションを渡しに来た辺り、親馬鹿ぶりを示しているのか。
ともあれ、アランは貰ったポーションをどうするべきか迷い……結局、腰の小さなバッグ……もしくはポシェットとでも呼ぶべき物に入れておくことにする。
(取りあえず、これがあれば壊れたりはしないだろ。……しないよな?)
本音を言えば、出来るのならこの希少なポーションは置いていきたい。
だが、ポーションというのは使ってこそ意味がある。
死蔵しても、意味はない。
だからこそ、使う用意をしながら……アランはゼオンを使った偵察に向かうのだった。
0
あなたにおすすめの小説
英雄召喚〜帝国貴族の異世界統一戦記〜
駄作ハル
ファンタジー
異世界の大貴族レオ=ウィルフリードとして転生した平凡サラリーマン。
しかし、待っていたのは平和な日常などではなかった。急速な領土拡大を目論む帝国の貴族としての日々は、戦いの連続であった───
そんなレオに与えられたスキル『英雄召喚』。それは現世で英雄と呼ばれる人々を呼び出す能力。『鬼の副長』土方歳三、『臥龍』所轄孔明、『空の魔王』ハンス=ウルリッヒ・ルーデル、『革命の申し子』ナポレオン・ボナパルト、『万能人』レオナルド・ダ・ヴィンチ。
前世からの知識と英雄たちの逸話にまつわる能力を使い、大切な人を守るべく争いにまみれた異世界に平和をもたらす為の戦いが幕を開ける!
完結まで毎日投稿!
残念ながら主人公はゲスでした。~異世界転移したら空気を操る魔法を得て世界最強に。好き放題に無双する俺を誰も止められない!~
日和崎よしな
ファンタジー
―あらすじ―
異世界に転移したゲス・エストは精霊と契約して空気操作の魔法を獲得する。
強力な魔法を得たが、彼の真の強さは的確な洞察力や魔法の応用力といった優れた頭脳にあった。
ゲス・エストは最強の存在を目指し、しがらみのない異世界で容赦なく暴れまくる!
―作品について―
完結しました。
全302話(プロローグ、エピローグ含む),約100万字。
【完結】剣聖と聖女の娘はのんびりと(?)後宮暮らしを楽しむ
O.T.I
ファンタジー
かつて王国騎士団にその人ありと言われた剣聖ジスタルは、とある事件をきっかけに引退して辺境の地に引き籠もってしまった。
それから時が過ぎ……彼の娘エステルは、かつての剣聖ジスタルをも超える剣の腕を持つ美少女だと、辺境の村々で噂になっていた。
ある時、その噂を聞きつけた辺境伯領主に呼び出されたエステル。
彼女の実力を目の当たりにした領主は、彼女に王国の騎士にならないか?と誘いかける。
剣術一筋だった彼女は、まだ見ぬ強者との出会いを夢見てそれを了承するのだった。
そして彼女は王都に向かい、騎士となるための試験を受けるはずだったのだが……
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』
見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装…
俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。
突然の事で戸惑うクラスメート達…
だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。
「またか…」
王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。
そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。
そして俺はというと…?
『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』
「それよりも不知火君は何を得たんだ?」
イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。
俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。
その場にいた者達は、俺の加護を見ると…
「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。
『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』
王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。
まぁ、その方が気楽で良い。
そして正義は、リーダーとして皆に言った。
「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」
正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。
「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」
「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」
「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」
「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」
「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」
「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」
「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」
俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。
「その…鎧と剣は?」
「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」
「今迄って…今回が2回目では無いのか?」
「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」
俺はうんざりしながら答えた。
そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。
いずれの世界も救って来た。
そして今度の世界は…?
6月22日
HOTランキングで6位になりました!
6月23日
HOTランキングで4位になりました!
昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°.
6月24日
HOTランキングで2位になりました!
皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m
転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~
ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。
コイツは何かがおかしい。
本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。
目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる