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最終章 勝利の為なら手段は選ばず
179話 帰ろうか
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「・・・マジで危なかった。今のは本当に死んだと思った」
「うん。アタシもすぐに駆け付けて本当に良かったと思ってる・・・何か弁明はある?スネイク・ウィーマン」
間一髪で助けたケルビムの怒りは、デネブリス製作者のスネイクさんに向けられた。
「いやぁ・・・・もう少し耐えられるかなぁ?と思っていました。本当にすみません」
つまりは設計ミスというわけだ。まあ、助かったわけだし、男神ニグンは下界から追い出す事には成功した。一件落着・・・というわけにはいかなそうだ。
「わたしの大事なアルをよくも吹き飛ばそうとしたねぇ・・・覚悟はできているんだろうねぇ?」
「耐久性の試験ぐらいしっかりとしてください!そんなの常識ですよ!!」
「まさか、他の魔族の武器の耐久テストも行っていないのか?これは大問題だぞ!!」
「耐久性試験に関しては勘弁して下さいよ~~時間が無かったんですって!それにほら、アル君も無事ですし、今回ばかしは許して下さい!ね?ね?」
僕が許すという前に皆に許しを乞い始めるスネイクさん。まあ、本当に怒っていないから許すけれども、せめて僕が許すっていうまで待ってほしかったな・・・。
「アルフォース。煙の中、見て」
「ん?・・・うわぁ」
ケルビムが指差したゲートの方向には城は跡形もなく消えていた。半壊状態である。今、僕達が建っている箇所も崩壊するだろう。
だが、元から城は壊す予定だったのでどうでも良い。問題はまだゲートが閉じていないという事だ。
「さっきの天使!早くゲートを閉じてよ!」
「えぇ・・・で、でもニグン様が・・・」
「このままだと、またニグンが入ってきちゃう。これ以上、問題起こしたら、ニグンの立場も危ういんじゃないの
?」
「わわわわ分かりましたぁ!!」
事の重大さに気づいたようで、天使はゲートを3分かけて閉じてくれた。しっかりと目で確認し終えると、足場が揺れ始める。
「崩れきる前に脱出しましょうか。あ、魔王様」
「なんだ?褒めるのは後でしっかりとしたいのだが」
「祝宴は肉とケーキをいっぱい食べたいです!」
「・・・そうか!妾もだ!!」
「それじゃあ、凱旋・・・いや、帰るとしようかぁ・・・」
崩れ行く城を後にし、僕達は魔王城へと戻っていくのであった。
「うん。アタシもすぐに駆け付けて本当に良かったと思ってる・・・何か弁明はある?スネイク・ウィーマン」
間一髪で助けたケルビムの怒りは、デネブリス製作者のスネイクさんに向けられた。
「いやぁ・・・・もう少し耐えられるかなぁ?と思っていました。本当にすみません」
つまりは設計ミスというわけだ。まあ、助かったわけだし、男神ニグンは下界から追い出す事には成功した。一件落着・・・というわけにはいかなそうだ。
「わたしの大事なアルをよくも吹き飛ばそうとしたねぇ・・・覚悟はできているんだろうねぇ?」
「耐久性の試験ぐらいしっかりとしてください!そんなの常識ですよ!!」
「まさか、他の魔族の武器の耐久テストも行っていないのか?これは大問題だぞ!!」
「耐久性試験に関しては勘弁して下さいよ~~時間が無かったんですって!それにほら、アル君も無事ですし、今回ばかしは許して下さい!ね?ね?」
僕が許すという前に皆に許しを乞い始めるスネイクさん。まあ、本当に怒っていないから許すけれども、せめて僕が許すっていうまで待ってほしかったな・・・。
「アルフォース。煙の中、見て」
「ん?・・・うわぁ」
ケルビムが指差したゲートの方向には城は跡形もなく消えていた。半壊状態である。今、僕達が建っている箇所も崩壊するだろう。
だが、元から城は壊す予定だったのでどうでも良い。問題はまだゲートが閉じていないという事だ。
「さっきの天使!早くゲートを閉じてよ!」
「えぇ・・・で、でもニグン様が・・・」
「このままだと、またニグンが入ってきちゃう。これ以上、問題起こしたら、ニグンの立場も危ういんじゃないの
?」
「わわわわ分かりましたぁ!!」
事の重大さに気づいたようで、天使はゲートを3分かけて閉じてくれた。しっかりと目で確認し終えると、足場が揺れ始める。
「崩れきる前に脱出しましょうか。あ、魔王様」
「なんだ?褒めるのは後でしっかりとしたいのだが」
「祝宴は肉とケーキをいっぱい食べたいです!」
「・・・そうか!妾もだ!!」
「それじゃあ、凱旋・・・いや、帰るとしようかぁ・・・」
崩れ行く城を後にし、僕達は魔王城へと戻っていくのであった。
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