2 / 37
小魚、倒す
しおりを挟む
「うぉぉおおお!!!」
敏捷にステータスを振り、さっきよりも高く飛び上がる。
空中でピチピチと無様に跳ね、再び水面に落ちる。
跳ねろ、コイキン◯かな?
-空中での7ピチピチにより経験値7獲得。空中横回転ボーナスで経験値10獲得しました。レベルアップしました-
今回はさっきよりも頑張ったが、空ピチに技ボーナスが加算されていた。高く、技を決めれば決めるほど経験値が加算されていくらしい。
モンスターと戦う必要もなく経験値を稼げそうなので、ちょっと頑張ってみるとしよう。
◆
あれから2時間跳ね続けた。
跳ねて、モンスターが来ても跳ねて。
何度か鳥型のモンスターに殺されそうになったがそれも避けて頑張った。
こうして、俺のレベルはようやく10になった。
すでに空中3回転ジャンプを決められるぐらいには跳ねる力も上がっている。
いまだに覚えられるスキルはひとつもないが、よくもまぁここまで頑張ったものだ。
全てのステータスを敏捷に振りまくったおかげでかなりのものになった。
まぁ、他のステータスに関しては変わらず1だが問題ないのだ。
移動速度もかなりはやくなったので、うまく立ち回れば戦闘でも勝てるかもしれない。
「あれ、何かおかしくないか?」
そんなことを思っていたが、俺のレベルが10になったところで身体に変化が生じていた。
身体が光り、姿が変わっていく。
身体が少し大きくなった。
「こ、これはっ!!」
進化、だろうか。
今までよりも多少頑丈そうな見た目になっている。
少し、ステータスがどうなっているのか確認してみよう。
名前:『ウィズ』
種族:小魚 Ver2
レベル:10
HP 100/100
MP 100/100
筋力:11
知性:11
敏捷:38
器用:11
幸運:11
スキル:
残ステータスポイント0
残スキルポイント9
「すげぇ、強くなった!!」
1だったステータスが11になっているので、全ステータス10上昇したらしい。
今までのステータスが尋常ではなく低かったので、進化によるステータスの上昇幅が尋常ではない。
元々の総ステータスポイントから3倍近い数字になっている。
うむ、これなら何とかなるかもしれない。
サイズが大きくなったことで近くにいる魚型のモンスターとも戦えるようなサイズになったし、少し試してみるとするか。
おそらく俺も今のサイズは50センチ程度のものになったので、次進化すれば小魚の種族からは抜けられるはずだ。
希望も見えてきたので、まずは跳ねるから先の段階へ進むとしよう。
目の前にいる魚型のモンスターを倒すところからだ。
奴らはさっきまで俺のことを見向きもしなかったが、俺が進化してからは警戒したようにちらちらと俺の様子を窺っている。敵として認識できるレベルにまでは成長しているようだ。
やれることは体当たりのみと変わらないが、ちょっとの見た目の変化はかなり影響を与えたようだ。
どうせモンスターなんて頭ポンコツな仕様で出来ているんだし、うまく立ち回って討伐してやる。
『デビルフィッシュ』Lv10
俺のことをじっとみていた魚の一匹に狙いを定める。
真っ黒で鋭い牙を持った魚だ。
レベルとしても同格だ。ただ、俺は装備を何一つしていないし基本的なステータスは低い。
同格と言って良いのか微妙なところではあるが、こいつを相手にする。
大きさは俺と同じく50センチ程度で、1尾で行動していたので初めての戦闘にはちょうど良いだろう。
「こいやぁぁぁ!!!」
盛大に気合を入れて声を出すと、デビルフィッシュが動き出す。
見た目に反して動きは遅いようで、のっそりと動きながら俺に噛みつこうとしてきた。
「Brrrrr!!」
「きくかぁぁ!!」
これまで敏捷を上げ続けてきたのは伊達じゃない。
悲しいことに魚としての動き方にも慣れてきたので、デビルフィッシュの噛みつき攻撃を簡単にかわす。
横を通り過ぎる瞬間に二回体当たりをして、下から潜りこんでお腹に一撃を入れる。
「Brr!!?」
一瞬で三発の攻撃を入れられたデビルフィッシュが驚いているのが分かった。
ダメージもそこそこ入っているのもあるが、1回攻撃しただけでこんなに反撃を受けるとは思ってもいなかったんだろう。
「このまま畳みかける!!」
デビルフィッシュより、俺の方が早く動けるのは分かった。
なら、速攻で落としてやる!!
まだ低レベルなこともあってか、デビルフィッシュがスキルを使っての攻撃は出来ないようだ。
突っ込んでくるだけなら対処は簡単だ。
攻撃をかわしては体当たりを決め、かわしては体当たりを繰り返していると、デビルフィッシュのHPがついになくなり、消滅した。
「勝ったぁぁぁぁ!!!」
初戦闘、初勝利だ。
ピチピチと空へ向けて跳ねるのを数時間やるという苦行の末、ついにモンスターを倒す力を手に入れたのだ。
-経験値を156獲得しました。レベルがアップしました-
これならいける。
レベルを上げて進化すればかなり形態も変わりそうな雰囲気になってきたし、進化したことでスキルも少しは獲得できるようになった。
このまま近くにいるモンスターを狩っていけばかなり話は展開していきそうだ。
「お? 獲得できるスキルが解放された」
レベルが11になったことで、獲得できるスキルが出現した。
どうやらレベルアップによってスキルが解放されていくらしい。
これでいままでの体当たりしか出来ない戦い方から進歩出来る。
敏捷にステータスを振り、さっきよりも高く飛び上がる。
空中でピチピチと無様に跳ね、再び水面に落ちる。
跳ねろ、コイキン◯かな?
-空中での7ピチピチにより経験値7獲得。空中横回転ボーナスで経験値10獲得しました。レベルアップしました-
今回はさっきよりも頑張ったが、空ピチに技ボーナスが加算されていた。高く、技を決めれば決めるほど経験値が加算されていくらしい。
モンスターと戦う必要もなく経験値を稼げそうなので、ちょっと頑張ってみるとしよう。
◆
あれから2時間跳ね続けた。
跳ねて、モンスターが来ても跳ねて。
何度か鳥型のモンスターに殺されそうになったがそれも避けて頑張った。
こうして、俺のレベルはようやく10になった。
すでに空中3回転ジャンプを決められるぐらいには跳ねる力も上がっている。
いまだに覚えられるスキルはひとつもないが、よくもまぁここまで頑張ったものだ。
全てのステータスを敏捷に振りまくったおかげでかなりのものになった。
まぁ、他のステータスに関しては変わらず1だが問題ないのだ。
移動速度もかなりはやくなったので、うまく立ち回れば戦闘でも勝てるかもしれない。
「あれ、何かおかしくないか?」
そんなことを思っていたが、俺のレベルが10になったところで身体に変化が生じていた。
身体が光り、姿が変わっていく。
身体が少し大きくなった。
「こ、これはっ!!」
進化、だろうか。
今までよりも多少頑丈そうな見た目になっている。
少し、ステータスがどうなっているのか確認してみよう。
名前:『ウィズ』
種族:小魚 Ver2
レベル:10
HP 100/100
MP 100/100
筋力:11
知性:11
敏捷:38
器用:11
幸運:11
スキル:
残ステータスポイント0
残スキルポイント9
「すげぇ、強くなった!!」
1だったステータスが11になっているので、全ステータス10上昇したらしい。
今までのステータスが尋常ではなく低かったので、進化によるステータスの上昇幅が尋常ではない。
元々の総ステータスポイントから3倍近い数字になっている。
うむ、これなら何とかなるかもしれない。
サイズが大きくなったことで近くにいる魚型のモンスターとも戦えるようなサイズになったし、少し試してみるとするか。
おそらく俺も今のサイズは50センチ程度のものになったので、次進化すれば小魚の種族からは抜けられるはずだ。
希望も見えてきたので、まずは跳ねるから先の段階へ進むとしよう。
目の前にいる魚型のモンスターを倒すところからだ。
奴らはさっきまで俺のことを見向きもしなかったが、俺が進化してからは警戒したようにちらちらと俺の様子を窺っている。敵として認識できるレベルにまでは成長しているようだ。
やれることは体当たりのみと変わらないが、ちょっとの見た目の変化はかなり影響を与えたようだ。
どうせモンスターなんて頭ポンコツな仕様で出来ているんだし、うまく立ち回って討伐してやる。
『デビルフィッシュ』Lv10
俺のことをじっとみていた魚の一匹に狙いを定める。
真っ黒で鋭い牙を持った魚だ。
レベルとしても同格だ。ただ、俺は装備を何一つしていないし基本的なステータスは低い。
同格と言って良いのか微妙なところではあるが、こいつを相手にする。
大きさは俺と同じく50センチ程度で、1尾で行動していたので初めての戦闘にはちょうど良いだろう。
「こいやぁぁぁ!!!」
盛大に気合を入れて声を出すと、デビルフィッシュが動き出す。
見た目に反して動きは遅いようで、のっそりと動きながら俺に噛みつこうとしてきた。
「Brrrrr!!」
「きくかぁぁ!!」
これまで敏捷を上げ続けてきたのは伊達じゃない。
悲しいことに魚としての動き方にも慣れてきたので、デビルフィッシュの噛みつき攻撃を簡単にかわす。
横を通り過ぎる瞬間に二回体当たりをして、下から潜りこんでお腹に一撃を入れる。
「Brr!!?」
一瞬で三発の攻撃を入れられたデビルフィッシュが驚いているのが分かった。
ダメージもそこそこ入っているのもあるが、1回攻撃しただけでこんなに反撃を受けるとは思ってもいなかったんだろう。
「このまま畳みかける!!」
デビルフィッシュより、俺の方が早く動けるのは分かった。
なら、速攻で落としてやる!!
まだ低レベルなこともあってか、デビルフィッシュがスキルを使っての攻撃は出来ないようだ。
突っ込んでくるだけなら対処は簡単だ。
攻撃をかわしては体当たりを決め、かわしては体当たりを繰り返していると、デビルフィッシュのHPがついになくなり、消滅した。
「勝ったぁぁぁぁ!!!」
初戦闘、初勝利だ。
ピチピチと空へ向けて跳ねるのを数時間やるという苦行の末、ついにモンスターを倒す力を手に入れたのだ。
-経験値を156獲得しました。レベルがアップしました-
これならいける。
レベルを上げて進化すればかなり形態も変わりそうな雰囲気になってきたし、進化したことでスキルも少しは獲得できるようになった。
このまま近くにいるモンスターを狩っていけばかなり話は展開していきそうだ。
「お? 獲得できるスキルが解放された」
レベルが11になったことで、獲得できるスキルが出現した。
どうやらレベルアップによってスキルが解放されていくらしい。
これでいままでの体当たりしか出来ない戦い方から進歩出来る。
0
あなたにおすすめの小説
親がうるさいのでVRMMOでソロ成長します
miigumi
ファンタジー
VRが当たり前になった時代。大学生の瑞希は、親の干渉に息苦しさを感じながらも、特にやりたいことも見つからずにいた。
そんなある日、友人に誘われた話題のVRMMO《ルーンスフィア・オンライン》で目にしたのは――「あなたが求める自由を」という言葉。
軽い気持ちでログインしたはずが、気づけば彼女は“ソロ”で世界を駆けることになる。
誰にも縛られない場所で、瑞希は自分の力で強くなることを選んだ。これは、自由を求める彼女のソロ成長物語。
毎日22時投稿します。
主婦が役立たず? どう思うかは勝手だけど、こっちも勝手にやらせて貰うから
渡里あずま
ファンタジー
安藤舞は、専業主婦である。ちなみに現在、三十二歳だ。
朝、夫と幼稚園児の子供を見送り、さて掃除と洗濯をしようとしたところで――気づけば、石造りの知らない部屋で座り込んでいた。そして映画で見たような古めかしいコスプレをした、外国人集団に囲まれていた。
「我々が召喚したかったのは、そちらの世界での『学者』や『医者』だ。それを『主婦』だと!? そんなごく潰しが、聖女になどなれるものか! 役立たずなどいらんっ」
「いや、理不尽!」
初対面の見た目だけ美青年に暴言を吐かれ、舞はそのまま無一文で追い出されてしまう。腹を立てながらも、舞は何としても元の世界に戻ることを決意する。
「主婦が役立たず? どう思うかは勝手だけど、こっちも勝手にやらせて貰うから」
※※※
専業主婦の舞が、主婦力・大人力を駆使して元の世界に戻ろうとする話です(ざまぁあり)
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
召喚されたら聖女が二人!? 私はお呼びじゃないようなので好きに生きます
かずきりり
ファンタジー
旧題:召喚された二人の聖女~私はお呼びじゃないようなので好きに生きます~
【第14回ファンタジー小説大賞エントリー】
奨励賞受賞
●聖女編●
いきなり召喚された上に、ババァ発言。
挙句、偽聖女だと。
確かに女子高生の方が聖女らしいでしょう、そうでしょう。
だったら好きに生きさせてもらいます。
脱社畜!
ハッピースローライフ!
ご都合主義万歳!
ノリで生きて何が悪い!
●勇者編●
え?勇者?
うん?勇者?
そもそも召喚って何か知ってますか?
またやらかしたのかバカ王子ー!
●魔界編●
いきおくれって分かってるわー!
それよりも、クロを探しに魔界へ!
魔界という場所は……とてつもなかった
そしてクロはクロだった。
魔界でも見事になしてみせようスローライフ!
邪魔するなら排除します!
--------------
恋愛はスローペース
物事を組み立てる、という訓練のため三部作長編を予定しております。
勇者パーティーを追放されました。国から莫大な契約違反金を請求されると思いますが、払えますよね?
猿喰 森繁
ファンタジー
「パーティーを抜けてほしい」
「え?なんて?」
私がパーティーメンバーにいることが国の条件のはず。
彼らは、そんなことも忘れてしまったようだ。
私が聖女であることが、どれほど重要なことか。
聖女という存在が、どれほど多くの国にとって貴重なものか。
―まぁ、賠償金を支払う羽目になっても、私には関係ないんだけど…。
前の話はテンポが悪かったので、全文書き直しました。
追放された偽物聖女は、辺境の村でひっそり暮らしている
潮海璃月
ファンタジー
辺境の村で人々のために薬を作って暮らすリサは“聖女”と呼ばれている。その噂を聞きつけた騎士団の数人が現れ、あらゆる疾病を治療する万能の力を持つ聖女を連れて行くべく強引な手段に出ようとする中、騎士団長が割って入る──どうせ聖女のようだと称えられているに過ぎないと。ぶっきらぼうながらも親切な騎士団長に惹かれていくリサは、しかし実は数年前に“偽物聖女”と帝都を追われたクラリッサであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる