ファンタジア・オンライン~最弱種族の小魚になったけど、高速進化で最強種へ成り上がる~

しのこ

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小魚、合流する

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「それで、私達を何処に連れて行こうっていうの?」

「強くないと、私たちの力を発揮せずに終わっちゃうかもしれませんよ?」

「そうなったら仕方ないな。俺も戦ったことがあるわけじゃないし。一応掲示板上ではレベル35の冒険者の冒険者たちが簡単にやられたって言ってたよ」

だからと言って俺たちにとって強敵といえる保証にはならないが、指標としてはそこそこのものだろう。

「最低限の強さは持ち合わせてるってことね。楽しみだわ」

二人が何処まで成長しているのか、俺も楽しみだ。
目指すのは湖。

もちろん、ママが生息していた場所ではない。あれに挑んでも粉微塵にされるのは目に見えてるから手を出す気にはならない。


始まりの街を南に進んだところに巨大な湖があるのだ。
そこには水の精霊と呼ばれるモンスターがいるようで、圧倒的な防御力があるらしい。

舐めプされたあげく手も足もでない、なんてことも珍しくないようだ。ねじ曲がった性格のモンスターを俺たちで成敗してやろう。

リズとアリスを連れて、俺たちは南へと進む。今は二人の横をパタパタと飛ぶしかできないが、いずれは背に乗せることも出来るのだろうか。

大幅な移動時間減に繋がるし、楽しみだ。
二人にも空の世界を見せてあげたい。



「ここがウィズの言ってた湖ね。水の精霊を探すっていってもなかなか大変そうな広さね」

「俺が思ってたよりもでかいな。まぁ、うろついてればそのうち出てくるんじゃないか?」

到着した湖は数百メートルはある大規模のものだったのだ。仮に水の精霊がいたのだとしても、簡単に遭遇できそうになかった。

しかし、湖の近くにはレベル35程度の狩やすいレベルのモンスターがうろついてる。こいつらを狩りながら適当に彷徨っていればボスに遭遇できるだろう。

「適当に狩ってましょう。そのうち出てきますよ」

俺のフォローをしてくれたアリスに驚きつつ、俺たちは湖の近くにいるモンスターと戦っていく

いや、戦っていくというのは少し語弊があったかもしれない。俺たちがやったのは蹂躙だ。

あたりのモンスターは一撃で粉砕され、俺たちの周りに1匹のモンスターもいなくなる。全員本気で狩っていないのは分かるが、それでもそんな有様だ。

「現時点でウィズに対する評価はかなり変わったわ。本当に強くなったのね」

「強い魚になってたら面白かったのに、残念です」

アリスの言う未来もあったが、さすがにあれを選ぶプレイヤーはいないだろう。あの進化先を選んでいたら今後誰とも絡むことなく生きることになるしな。


「これからもっと強くなるから楽しみにしてくれよ」

「まずは今の本気を見てからだけどね」

リズ達も楽しみにしてくれてるし、早く水の精霊に接触したいものだ。

「あら? あららら? 最近はよく人間を見かけるわね」

不意に、聴き馴染みのない甲高い声が耳に届いた。
あたりを見てみるが、周りに人の姿はない。

「水に、何か浮いてますよ!」

アリスが湖の方を指して声を上げる。
そちらを見ると、水が人の形になっているのが見えた。

100%あれが水の精霊だろう。
あれが精霊じゃなかったら何が精霊にカウントされるのかわからん。

「やっとおでましか! やるぞ!!」

「なんでそんな息巻いてるのか知らないけどぉ、後悔させてあげるわぁ!」

水の精霊は一度湖に溶け込んだあと、俺たちの前に姿を現す。

サイズは150センチ程度ととても小さく、話し方と同じ女の子の容姿をしていた。

『水の精霊』BOSS lv 45

「先手も、譲らないわぁ!!」

現れた精霊はすぐに攻撃を開始する。先手を譲ってくれないボスなんて初めてだ。

形が人間に近いし、知性が高くなってくるとこういうことになるのかもしれない。

水の精霊は湖から大量の水柱を作り出した。

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