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小魚、始まる
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あれから三日経ち、ようやく討伐イベントの日になった。
始まりの街には大量のプレイヤーが集っている。
いろんな種族が目についた。
鳥人、悪魔、俺の天敵魚人。単純な人間は少ないぐらいだ。
これだけ多くの種族がいれば、どんな戦いになるのか想像もつかない。
『皆さんお集まりくだってありがとうございます! これから、第一回のイベントを開始しますよぉ!!』
しばらく待っていると、始まりの街にアナウンスが響き渡った。プレイヤーがガヤガヤと波紋が広がる。
「どんなモンスターが来るんだろうなぁ」
「質よりも量が多い方が私たち的には美味しいわね」
「なんでも勝てるんじゃないですか? 人数が不足してるのでそれだけが不安点ですけどね」
本来、パーティは
6人1組だ。俺たちは本来の半分しかいないので一位になるには個人が他のパーティの2倍稼いでこないといけない。1人1人の力がより大切になってくる。
みためだけで言えば小さなドラゴン、堕天使、聖女と強そうには見えないメンツだが、実力は折り紙付きだ。見た目だけの他のパーティとは格が違う……と思う。
『数回に分けてこの街にモンスターが襲ってきますが、まずは悪魔の集団です! 地面から空から、壁から。いろんなところから奴らは襲いかかってくるので、油断せずに戦ってくださいねぇ!!』
討伐イベントは複数回のウェーブに分かれてくる。
第一ウェーブは悪魔系のモンスター。特徴は不意打ち。
敵を感知するスキルを持っているメンバーは俺たちの中にはいないが、なんとかなるだろう。
まとめて薙ぎ払ってやる。
その後はアナウンスによるイベントの流れを説明するだけだった。
そして、イベントは今から始まるらしい。
『モンスターを1匹倒すごとに1ポイント入ります! 死んだらマイナス20ポイントされるので、出来るだけ死なずにモンスターを倒すことをお勧めします! では、プレイヤーの皆様の健闘を祈ります!』
アナウンスがなくなると、すぐに異変が起こる。
街の外に上空に大量のモンスターが生成されたのだ。
モンスター出現の前触れもなく、いきなり大量に現れたことでプレイヤーに動揺が走ったが、奴らは俺たちが準備を整えるのなんて待ってくれない。炎を吐いたり、雷を落としたりと攻撃を仕掛けてくる。
「このままだと他のプレイヤーとかち合って効率よくやれないわ。まずは外に出ましょう」
「はい!」
「了解した!」
リズの指示で、俺たちは一目散に街の外へ脱出する。チラッと後ろを見ると、少ないモンスターをプレイヤー同士で取り合っていた。確かに、あれに巻き込まれていたら効率よく狩るなんて出来やしない。
出だしは遅れるが、街の外にいるモンスターを狩っていた方が良いだろう。
俺達と似たような考えのプレイヤーと一緒に街の外に出る形になったが、そういったプレイヤーは狩場を重ねるなんて非効率的なことはしないはずだ。
こうして俺達は始まりの街北部にある荒野地帯に到着した。
目の前にいるのは黒い靄に身体を覆われた不気味なモンスター達だ。
卍闇卍を感じさせるそれは、何が弱点化と言われれば光だろうと一発で判断がつくぐらいに邪悪だ。
「こいつら、どうするんだ?」
しかし、数が多い。
目の前にいるモンスターの数は数百単位でいるだろう。そこまで強いモンスタ―じゃなかったとしても、倒すのにかなり苦労しそうなほど多い。
「そりゃ、こんな闇属性のモンスターに効率的な攻撃なんて、あんたのあれしかないでしょ」
「そうですね。前も役に立ってましたし」
リズとアリスのいっているアレとは、間違いなく俺の汚点のやつだ。
進化前に獲得したスキルの中でも、ぶっちぎりで見た目がダサくなる糞スキル。
確かに闇属性のモンスターを相手にするならあのスキルは効果的なんだろうが……。
「勝ちなくないの? 今がチャンスよ」
「そうですよ。ここでスタートダッシュ決めなくてどうするんですか」
「えぇい!! 分かったよ!!」
2人が冷たい目で見てくるので、諦めてアンコウ……じゃなかったホーリーフラッシュを使うことにする。
「アリス、支援頼むぞ」
「いいですよぉ!」
アリスが俺に支援魔法をかけると、ぐんぐん身体が大きくなっていく。
前回使ったコンビネーション技だ。かなり目立つスキルなので、全プレイヤーからの笑いものになるのは必須だろう。
俺は半ばあきらめた気持ちで、ホーリーフラッシュを発動させた。
始まりの街には大量のプレイヤーが集っている。
いろんな種族が目についた。
鳥人、悪魔、俺の天敵魚人。単純な人間は少ないぐらいだ。
これだけ多くの種族がいれば、どんな戦いになるのか想像もつかない。
『皆さんお集まりくだってありがとうございます! これから、第一回のイベントを開始しますよぉ!!』
しばらく待っていると、始まりの街にアナウンスが響き渡った。プレイヤーがガヤガヤと波紋が広がる。
「どんなモンスターが来るんだろうなぁ」
「質よりも量が多い方が私たち的には美味しいわね」
「なんでも勝てるんじゃないですか? 人数が不足してるのでそれだけが不安点ですけどね」
本来、パーティは
6人1組だ。俺たちは本来の半分しかいないので一位になるには個人が他のパーティの2倍稼いでこないといけない。1人1人の力がより大切になってくる。
みためだけで言えば小さなドラゴン、堕天使、聖女と強そうには見えないメンツだが、実力は折り紙付きだ。見た目だけの他のパーティとは格が違う……と思う。
『数回に分けてこの街にモンスターが襲ってきますが、まずは悪魔の集団です! 地面から空から、壁から。いろんなところから奴らは襲いかかってくるので、油断せずに戦ってくださいねぇ!!』
討伐イベントは複数回のウェーブに分かれてくる。
第一ウェーブは悪魔系のモンスター。特徴は不意打ち。
敵を感知するスキルを持っているメンバーは俺たちの中にはいないが、なんとかなるだろう。
まとめて薙ぎ払ってやる。
その後はアナウンスによるイベントの流れを説明するだけだった。
そして、イベントは今から始まるらしい。
『モンスターを1匹倒すごとに1ポイント入ります! 死んだらマイナス20ポイントされるので、出来るだけ死なずにモンスターを倒すことをお勧めします! では、プレイヤーの皆様の健闘を祈ります!』
アナウンスがなくなると、すぐに異変が起こる。
街の外に上空に大量のモンスターが生成されたのだ。
モンスター出現の前触れもなく、いきなり大量に現れたことでプレイヤーに動揺が走ったが、奴らは俺たちが準備を整えるのなんて待ってくれない。炎を吐いたり、雷を落としたりと攻撃を仕掛けてくる。
「このままだと他のプレイヤーとかち合って効率よくやれないわ。まずは外に出ましょう」
「はい!」
「了解した!」
リズの指示で、俺たちは一目散に街の外へ脱出する。チラッと後ろを見ると、少ないモンスターをプレイヤー同士で取り合っていた。確かに、あれに巻き込まれていたら効率よく狩るなんて出来やしない。
出だしは遅れるが、街の外にいるモンスターを狩っていた方が良いだろう。
俺達と似たような考えのプレイヤーと一緒に街の外に出る形になったが、そういったプレイヤーは狩場を重ねるなんて非効率的なことはしないはずだ。
こうして俺達は始まりの街北部にある荒野地帯に到着した。
目の前にいるのは黒い靄に身体を覆われた不気味なモンスター達だ。
卍闇卍を感じさせるそれは、何が弱点化と言われれば光だろうと一発で判断がつくぐらいに邪悪だ。
「こいつら、どうするんだ?」
しかし、数が多い。
目の前にいるモンスターの数は数百単位でいるだろう。そこまで強いモンスタ―じゃなかったとしても、倒すのにかなり苦労しそうなほど多い。
「そりゃ、こんな闇属性のモンスターに効率的な攻撃なんて、あんたのあれしかないでしょ」
「そうですね。前も役に立ってましたし」
リズとアリスのいっているアレとは、間違いなく俺の汚点のやつだ。
進化前に獲得したスキルの中でも、ぶっちぎりで見た目がダサくなる糞スキル。
確かに闇属性のモンスターを相手にするならあのスキルは効果的なんだろうが……。
「勝ちなくないの? 今がチャンスよ」
「そうですよ。ここでスタートダッシュ決めなくてどうするんですか」
「えぇい!! 分かったよ!!」
2人が冷たい目で見てくるので、諦めてアンコウ……じゃなかったホーリーフラッシュを使うことにする。
「アリス、支援頼むぞ」
「いいですよぉ!」
アリスが俺に支援魔法をかけると、ぐんぐん身体が大きくなっていく。
前回使ったコンビネーション技だ。かなり目立つスキルなので、全プレイヤーからの笑いものになるのは必須だろう。
俺は半ばあきらめた気持ちで、ホーリーフラッシュを発動させた。
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