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#7 気障なやつ
しおりを挟む休みが終わり、またいつもの学校生活が始まった。
クロードはむかつくくらいにいつも通りだ。
リーシェはクロードを意識して上手く話せないし、思い出すと顔が赤くなってしまう。
(澄ましちゃって、むかつく)
(でも今週の私は頑張ってる!イーデン先生の課題もちゃんとやってるし)
今週が始まってもう3日経ってしまった。
(アイツはもうわすれちゃったのかな?)
(忘れたなら忘れてもらいたい。…はずなのになんだか…)
頬杖ついてぼんやり考え事してると、
「…スター……アイレスター!!」
と、イーデン先生の大きな声が聞こえた。
「ひゃい!」
(あっ噛んじゃった!)
リーシェは思わず立ち上がった。
「私の授業で考え事とはいい度胸してますね。いいでしょう。課題とは別に放課後問題集をやってもらいましょう」
イーデン先生がメガネに手を添えてキリリッと言った。
「えっ…」
(うそぉ!うぇーん!(泣))
そして放課後ーーー。
リーシェは一人残って罰の問題集を解いていた。
(5ページもある…イーデン先生鬼畜!)
と思いながら解いていると、ガラッと教室のドアが開いた。
ドアの方を見るとアレクシスだった。
「アレクシス、どうしたの?」
「忘れ物しちゃって」
と、アレクシスは教室に入ってくると自分の机を漁り、本を一冊取り出した。
そしてリーシェの方に近付くと、リーシェの前の席に座った。
「ねぇ、リーシェ。最近元気ないんじゃない?」
(アレクシス心配してくれてる?)
リーシェはペンを置いた。
「…心配してくれてありがとう。でも大丈夫だよ」と作り笑いをした。
アレクシスはじっとリーシェを見つめて、
「嘘は良くないよ。」
と言った。
「う、嘘じゃないよ。今日はお腹すいたなーって思ってたの。進路の事とかも考えなきゃだし」
(くそぅ…こいつも無駄に顔が良い)
と言い訳しながらも少し赤くなった。
するとアレクシスはリーシェの髪を一房手に取るとキスをした。
「俺で良かったら何でも聞くから。いつもの元気なリーシェが好きだよ」
「じゃあ、課題頑張って」
そう言ってアレクシスは微笑むと教室を出ていった。リーシェは暫く呆気にとられた。
(んなあぁぁぁぁ!?)
リーシェが呆気に取られてるとまた足音が聞こえてきた。
そこにはクロードがいた。アレクシスがドアを閉めずに出ていったのだ。
「クロード…」
(聞かなくてもクロードの鼻で笑ってる声が聞こえるわ)
リーシェはため息をついた。
するとクロードもリーシェの前の席に座り、
「アイツなのか?」
と聞いてきた。
(アイツ、とは?)
「本を忘れたとか口実だろ」
「口実かは分からないけど…心配してくれたのよ」
リーシェがそう答えるとクロードはリーシェの髪を一房手に取った。
「気障なやつ」
そう言ってリーシェの髪にキスをした。
「……!」
(見られてた!?)
「教えてやるから早く終わらせろ」
リーシェは真っ赤になった。
それを見てクロードはいつものように「ふっ」と笑った。
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