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鰻屋を出て、高屋が停めたタクシーでホテルに向かった。
タクシーの中で手を握られ、手を振り払うことがこんなに難しいとは思わなかった。今からこれ以上のことをしに行くのに……。
「な、なんで俺?」
タクシーはいかにもいかがわしいところへ行くように、ネオン街を走っている。昨日会ったばかりの人間とホテルに行くなんて、こんなことは初めてだった。
「僕はまず痩せた背の高い男性が好きなんです。それでいてあなたはその長い髪が、あなたの男らしくも繊細な顔だちをワイルドに引き立てているんです」
「…………」
肩まで伸ばしっぱなしにした癖毛をそんな風に表現されるとは思わなかった。
「つまり、あなたの見た目が僕のタイプ過ぎたんです」
「…………」
「恋人じゃなくていいんです。体の関係だけでいいんです」
……つまりこいつはとにかく俺とセックスがしたいんだ。今まで外見でモテたこともあったけど、こんな直球で来られるのは初めてだった。
……体だけでいいなんて。
タクシーが止まったのは、ラブホテル街だった。男二人でこんなところにいるなんて恥ずかしくて、思わず手で顔を隠した。
しかし高屋はそんな俺にかまわず、迷いのない足取りでホテルに入り、慣れた手つきで部屋のボタンを押し、フロントで鍵を受け取った。
「行きましょうか」
「…………」
高屋の後ろをついていき、二人でエレベーターに乗った。するとまた高屋に手を握られた。
「…………」
「部屋に入ったらまずは一緒にシャワーを浴びましょう」
「…………」
扉の上にある上がっていく数字を見ながら、今ならまだ逃げられると思った。いざとなればこいつを殴って逃げ出せばいい。
でも高屋の手を振り払うこともできず、頭の中から借金の数字も消せなかった。
……とりあえず今日だけ我慢しよう。そうすればアパートを追い出されずにすむんだ。
部屋に入り、服を脱いで二人で浴室に入った。シャワーを出しながら、眼鏡をはずした高屋が、俺の体を至近距離でくまなく観察した。
「……素晴らしいです。手足の長さも真っ直ぐな形も理想的です」
それとなく股間は手で隠しているが、高屋はしゃがみこみ、ふくらはぎを触った。
「何かスポーツを?」
「な、なにも」
「そうですか。ではこの体は才能ですね」
「…………」
高屋は手に泡をつけ、俺の後ろにまわり、背中を撫でた。
「この体を今から僕のものにできるんですよね?」
「…………」
「今日この体に僕とのセックスが刻まれるわけですよね?」
「…………」
高屋は喋るたびにキモさが増していくような気がした。初対面の大人しい印象からどんどんかけ離れていく。
足先まで丁寧に洗われ、最後にしゃがんだ高屋に股間を握られた。
「……そ、そこはっ!」
手を払いのけようとしたが、高屋は離さずに、ちんちんが引っ張られた。
「……いでっ!」
「今日はここは使いませんけどきれいにしましょうね」
しゃがんだ高屋に両手でちんちんを握られ、皮を剥かれ、どこか厳かな手つきで、両手で亀頭から根元まで、ついでに玉まで丁寧に洗われてしまった。
……いったいこいつは何なんだ。大企業の社員のくせに、純朴そうな見た目のくせに、なんで他人のちんちんを洗い慣れてるんだ?
セックスなど、性欲の発散でしかしたことなかった。
そんな俺には高屋のやり方は執拗で粘着質に感じた。まるで時間をめいっぱい使って楽しもうとしているみたいだ。
ローションをつけた手で骨格や筋肉を確かめるように触られ、うつ伏せになった俺の尻を何度も開いたり閉じたりされた。
「…………」
「柳田さん。僕はこの光景、一生忘れませんよ」
「…………」
嘘だろ。なんでそんな恥ずかしいことが言えるんだ。
濡れた指で尻の穴をつつかれた。
「……あ……」
自然と声が出た。我慢しろ、我慢だ。
「ここはこれから柳田さんと僕を繋げる場所ですから、大事にしましょうね」
……なんでもっとマシな言い方ができないんだ。
執拗に尻の穴を撫でられ、我慢して耐えていると、ようやく指先が入った。
「……ん……」
そんなところに何かを入れたのは初めてだった。
執拗に指でいじくられていると、無意識に尻が上がり、いつのまに四つん這いの体勢になっていた。
「……あ……あ……」
……頑張れ。我慢だ。頑張れ。
それでも指を抜かれ、仰向けにされ、高屋の勃起したちんちんが目に入った瞬間、怖気づいてしまった。
やっぱりこんなのは間違っている。いくら金に困ってるからってこんなことはしちゃだめだ。
「……や、やっぱり」
「僕の家に空き巣に入ったときってどんな気持ちでした?」
「…………」
「お金のためならなんでもしてやると思ったんじゃありません?」
「…………」
「このまま帰ったら後悔しますよ?」
高屋が俺の足を開き、足の間に入った。立てた足の太ももを持ち、尻の穴にゴムをつけたちんちんが当てられた。
「…………」
「これは犯罪じゃないから安心してください。合意の上ですし、僕は絶対に他言しませんから」
尻にちんちんが入り込む感触は、尻の穴の皮がめくれ上がるみたいだった。
今までのセックスの概念が引っくり返るような経験だった。まさか自分がちんちんをいれられる側になるなんて。
「……ゆ、ゆっくり」
尻の中にちんちんが入ってる。高屋のちんちんに尻の中が圧迫されている。圧迫しながらも、ちんちんは指で作られていた道筋より先へ進もうといる。
「……ゆっくり」
って言ってるのに、高屋は歩みを止めてくれなかった。未知の場所へちんちんが進む。すると得も言われぬ恐怖に襲われた。
「やめろっ、止まれっ」
足を動かし抵抗したが、高屋は俺の暴れる足を腕に抱え、また少しずつ歩を進めた。
「やめろって!」
肩を押さえているのに、高屋は俺の足を抱えたまま、尻に体重をかけた。
「……ぁああっ!!」
「あ、ごめんなさい。全部入っちゃいました」
「……早くっ、抜いてくれっ、早くっ」
ぎゅうぎゅうと締めつけているのは自分だと分かっていたが、高屋の肩を叩いて訴えた。
「どうしてですか? このまま自分のために僕を満足させた方が良いんじゃないですか? あなたが今できるのはそれだけでしょう?」
突然早口になった高屋に言われた。
「…………」
やっぱりいくら金に困っているからって、こんな奴と寝るなんて間違っていた。
この三年間。何をやっても上手くいかなくておかしくなっていた。今すぐこの苦しみから逃げることしか考えられなかったんだ。
ちんちんが全部入ってから後悔するなんて遅すぎる。
高屋が俺に覆い被さり、抱きしめてきた。
「…………」
本当にこれを我慢すれば金が入るんだよな? 本当に今日だけだよな?
恐る恐る高屋の背中に手を回すと、男の硬い体が密着した。
「……あっ……あっ……!」
ちんちんが抜かれるたびに声が出て、突かれるたびに内臓が引っくり返るかと思った。
「力を抜いてくれて助かります。大丈夫ですよ。時間をかければちゃんと慣れますし、気持ち良くなりますから」
「…………」
俺が気持ち良くなる必要はない。高屋さえ満足すればいいんだ。
そう思ったら、吹っ切れた気がした。
高屋の顔を掴み、キスをした。するとすぐに高屋の舌が入ってきた。
高屋の濡れた舌と絡むのは気持ち悪かったが、これも仕事だと思うことにした。俺は昨日、真っ当な生き方なんて捨てたんだから。
「んんンんんっ……」
唇と舌を合わせながら、高屋は俺の中に深く挿入したちんちんを、奥を突くように小刻みに揺らした。
圧迫感からくる苦しさは変わらなかったが、俺は高屋の口の中で高屋の舌を積極的に追い回し、何度も強く吸った。これが俺が今できる究極で極限の大サービスだ。
「……すみません」
高屋がふりほどくように首を振り、唇を離した。
「実は素人とするの初めてなんです」
「…………」
「今から柳田さんのお尻の中で絶頂するので受け止めてもらえますか?」
「…………」
言い方がキモいと思ったが、なんとか唇を動かし、笑顔を作り出すことに成功した。
「……いいよ」
「ありがとうございます」
高屋はそう言うと、目をつぶった。
……よくやった、俺。これで今日の仕事は終わりだ。家賃半年分稼いだぞ。
しかし高屋がまた目を開いた。
「さっきのキスまたしてもらってもいいです?」
「…………」
高屋が出した舌を見つめ、気持ち悪いと思いながらも、その舌先を舐めた。高屋の舌も動き、そのまま唇が合わさった。
子供じゃないんだ。キスやセックスくらいで何か変わるわけじゃない。もうどうにでもなれだ。
今まで誰ともしたことがない深いキスを何故か高屋としていた。長い時間を高屋と唇を合わせていた。すると高屋の動きが止まり、唇が離れた。
「…………」
目を開いたままの高屋と目を合わせていると、高屋の眉間に皺が寄った。地味な顔の堀が深くなり、触れ合った高屋の腹筋がひくひくと震えるのを感じた。
「……あぁ、柳田さんのお尻、すっごく気持ちが良いです。やっぱり思った通りです。ひと目見たときから柳田さんとのセックスは最高だと思っていたんです」
「…………」
「柳田さんもそう思ったでしょう? 僕たちの相性は最高ですね。またぜひこういう機会を持ちましょう。僕たちは最高のパートナーになれるはずです」
……こいつ、イきながら喋ってやがる。
なんだ、こいつ。想像の百倍キモいぞ?
目の前で男のイキ顔を見てしまったのがショックだった。本当に俺の体でイきやがったんだ、こいつは。
俺は家賃なんかのために、こいつと寝たんだ……。
タクシーの中で手を握られ、手を振り払うことがこんなに難しいとは思わなかった。今からこれ以上のことをしに行くのに……。
「な、なんで俺?」
タクシーはいかにもいかがわしいところへ行くように、ネオン街を走っている。昨日会ったばかりの人間とホテルに行くなんて、こんなことは初めてだった。
「僕はまず痩せた背の高い男性が好きなんです。それでいてあなたはその長い髪が、あなたの男らしくも繊細な顔だちをワイルドに引き立てているんです」
「…………」
肩まで伸ばしっぱなしにした癖毛をそんな風に表現されるとは思わなかった。
「つまり、あなたの見た目が僕のタイプ過ぎたんです」
「…………」
「恋人じゃなくていいんです。体の関係だけでいいんです」
……つまりこいつはとにかく俺とセックスがしたいんだ。今まで外見でモテたこともあったけど、こんな直球で来られるのは初めてだった。
……体だけでいいなんて。
タクシーが止まったのは、ラブホテル街だった。男二人でこんなところにいるなんて恥ずかしくて、思わず手で顔を隠した。
しかし高屋はそんな俺にかまわず、迷いのない足取りでホテルに入り、慣れた手つきで部屋のボタンを押し、フロントで鍵を受け取った。
「行きましょうか」
「…………」
高屋の後ろをついていき、二人でエレベーターに乗った。するとまた高屋に手を握られた。
「…………」
「部屋に入ったらまずは一緒にシャワーを浴びましょう」
「…………」
扉の上にある上がっていく数字を見ながら、今ならまだ逃げられると思った。いざとなればこいつを殴って逃げ出せばいい。
でも高屋の手を振り払うこともできず、頭の中から借金の数字も消せなかった。
……とりあえず今日だけ我慢しよう。そうすればアパートを追い出されずにすむんだ。
部屋に入り、服を脱いで二人で浴室に入った。シャワーを出しながら、眼鏡をはずした高屋が、俺の体を至近距離でくまなく観察した。
「……素晴らしいです。手足の長さも真っ直ぐな形も理想的です」
それとなく股間は手で隠しているが、高屋はしゃがみこみ、ふくらはぎを触った。
「何かスポーツを?」
「な、なにも」
「そうですか。ではこの体は才能ですね」
「…………」
高屋は手に泡をつけ、俺の後ろにまわり、背中を撫でた。
「この体を今から僕のものにできるんですよね?」
「…………」
「今日この体に僕とのセックスが刻まれるわけですよね?」
「…………」
高屋は喋るたびにキモさが増していくような気がした。初対面の大人しい印象からどんどんかけ離れていく。
足先まで丁寧に洗われ、最後にしゃがんだ高屋に股間を握られた。
「……そ、そこはっ!」
手を払いのけようとしたが、高屋は離さずに、ちんちんが引っ張られた。
「……いでっ!」
「今日はここは使いませんけどきれいにしましょうね」
しゃがんだ高屋に両手でちんちんを握られ、皮を剥かれ、どこか厳かな手つきで、両手で亀頭から根元まで、ついでに玉まで丁寧に洗われてしまった。
……いったいこいつは何なんだ。大企業の社員のくせに、純朴そうな見た目のくせに、なんで他人のちんちんを洗い慣れてるんだ?
セックスなど、性欲の発散でしかしたことなかった。
そんな俺には高屋のやり方は執拗で粘着質に感じた。まるで時間をめいっぱい使って楽しもうとしているみたいだ。
ローションをつけた手で骨格や筋肉を確かめるように触られ、うつ伏せになった俺の尻を何度も開いたり閉じたりされた。
「…………」
「柳田さん。僕はこの光景、一生忘れませんよ」
「…………」
嘘だろ。なんでそんな恥ずかしいことが言えるんだ。
濡れた指で尻の穴をつつかれた。
「……あ……」
自然と声が出た。我慢しろ、我慢だ。
「ここはこれから柳田さんと僕を繋げる場所ですから、大事にしましょうね」
……なんでもっとマシな言い方ができないんだ。
執拗に尻の穴を撫でられ、我慢して耐えていると、ようやく指先が入った。
「……ん……」
そんなところに何かを入れたのは初めてだった。
執拗に指でいじくられていると、無意識に尻が上がり、いつのまに四つん這いの体勢になっていた。
「……あ……あ……」
……頑張れ。我慢だ。頑張れ。
それでも指を抜かれ、仰向けにされ、高屋の勃起したちんちんが目に入った瞬間、怖気づいてしまった。
やっぱりこんなのは間違っている。いくら金に困ってるからってこんなことはしちゃだめだ。
「……や、やっぱり」
「僕の家に空き巣に入ったときってどんな気持ちでした?」
「…………」
「お金のためならなんでもしてやると思ったんじゃありません?」
「…………」
「このまま帰ったら後悔しますよ?」
高屋が俺の足を開き、足の間に入った。立てた足の太ももを持ち、尻の穴にゴムをつけたちんちんが当てられた。
「…………」
「これは犯罪じゃないから安心してください。合意の上ですし、僕は絶対に他言しませんから」
尻にちんちんが入り込む感触は、尻の穴の皮がめくれ上がるみたいだった。
今までのセックスの概念が引っくり返るような経験だった。まさか自分がちんちんをいれられる側になるなんて。
「……ゆ、ゆっくり」
尻の中にちんちんが入ってる。高屋のちんちんに尻の中が圧迫されている。圧迫しながらも、ちんちんは指で作られていた道筋より先へ進もうといる。
「……ゆっくり」
って言ってるのに、高屋は歩みを止めてくれなかった。未知の場所へちんちんが進む。すると得も言われぬ恐怖に襲われた。
「やめろっ、止まれっ」
足を動かし抵抗したが、高屋は俺の暴れる足を腕に抱え、また少しずつ歩を進めた。
「やめろって!」
肩を押さえているのに、高屋は俺の足を抱えたまま、尻に体重をかけた。
「……ぁああっ!!」
「あ、ごめんなさい。全部入っちゃいました」
「……早くっ、抜いてくれっ、早くっ」
ぎゅうぎゅうと締めつけているのは自分だと分かっていたが、高屋の肩を叩いて訴えた。
「どうしてですか? このまま自分のために僕を満足させた方が良いんじゃないですか? あなたが今できるのはそれだけでしょう?」
突然早口になった高屋に言われた。
「…………」
やっぱりいくら金に困っているからって、こんな奴と寝るなんて間違っていた。
この三年間。何をやっても上手くいかなくておかしくなっていた。今すぐこの苦しみから逃げることしか考えられなかったんだ。
ちんちんが全部入ってから後悔するなんて遅すぎる。
高屋が俺に覆い被さり、抱きしめてきた。
「…………」
本当にこれを我慢すれば金が入るんだよな? 本当に今日だけだよな?
恐る恐る高屋の背中に手を回すと、男の硬い体が密着した。
「……あっ……あっ……!」
ちんちんが抜かれるたびに声が出て、突かれるたびに内臓が引っくり返るかと思った。
「力を抜いてくれて助かります。大丈夫ですよ。時間をかければちゃんと慣れますし、気持ち良くなりますから」
「…………」
俺が気持ち良くなる必要はない。高屋さえ満足すればいいんだ。
そう思ったら、吹っ切れた気がした。
高屋の顔を掴み、キスをした。するとすぐに高屋の舌が入ってきた。
高屋の濡れた舌と絡むのは気持ち悪かったが、これも仕事だと思うことにした。俺は昨日、真っ当な生き方なんて捨てたんだから。
「んんンんんっ……」
唇と舌を合わせながら、高屋は俺の中に深く挿入したちんちんを、奥を突くように小刻みに揺らした。
圧迫感からくる苦しさは変わらなかったが、俺は高屋の口の中で高屋の舌を積極的に追い回し、何度も強く吸った。これが俺が今できる究極で極限の大サービスだ。
「……すみません」
高屋がふりほどくように首を振り、唇を離した。
「実は素人とするの初めてなんです」
「…………」
「今から柳田さんのお尻の中で絶頂するので受け止めてもらえますか?」
「…………」
言い方がキモいと思ったが、なんとか唇を動かし、笑顔を作り出すことに成功した。
「……いいよ」
「ありがとうございます」
高屋はそう言うと、目をつぶった。
……よくやった、俺。これで今日の仕事は終わりだ。家賃半年分稼いだぞ。
しかし高屋がまた目を開いた。
「さっきのキスまたしてもらってもいいです?」
「…………」
高屋が出した舌を見つめ、気持ち悪いと思いながらも、その舌先を舐めた。高屋の舌も動き、そのまま唇が合わさった。
子供じゃないんだ。キスやセックスくらいで何か変わるわけじゃない。もうどうにでもなれだ。
今まで誰ともしたことがない深いキスを何故か高屋としていた。長い時間を高屋と唇を合わせていた。すると高屋の動きが止まり、唇が離れた。
「…………」
目を開いたままの高屋と目を合わせていると、高屋の眉間に皺が寄った。地味な顔の堀が深くなり、触れ合った高屋の腹筋がひくひくと震えるのを感じた。
「……あぁ、柳田さんのお尻、すっごく気持ちが良いです。やっぱり思った通りです。ひと目見たときから柳田さんとのセックスは最高だと思っていたんです」
「…………」
「柳田さんもそう思ったでしょう? 僕たちの相性は最高ですね。またぜひこういう機会を持ちましょう。僕たちは最高のパートナーになれるはずです」
……こいつ、イきながら喋ってやがる。
なんだ、こいつ。想像の百倍キモいぞ?
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俺は家賃なんかのために、こいつと寝たんだ……。
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