83 / 425
第2章
ノヴァの理解力に拍手
しおりを挟む
たどり着いたのは騎士団の模擬戦闘場。
どうやらここの地下で悪鬼達を結界に封じ込めているらしい。
とーさまはまだお仕事が山盛りにあるから地上でお別れ。
ワイアットももちろんとーさまと一緒にお別れだ。
コルダはいつの間にか消えていて、馬車から降りた僕はヨハネスと一緒に戦闘場の傍にある小さな建物の小さな部屋でノヴァが来てくれるのを待つ。
僕が座る椅子には、座る前にヨハネスがハンカチを置いてくれた。
あんまし綺麗じゃないんだって。気にしないのに。
ヨハネスとお話していると扉がノックされ、ノヴァが顔を覗かせた。
「ノヴァ悪鬼達の所へ行く前に聞いてもらいたいことあるんだけど…。」
僕がそう言うとノヴァは僕が座る椅子の僕の横に座ってくれた。
すごく近距離だけど、この部屋には他に椅子が見当たらないので仕方がない。
近すぎてより目になっちゃうけど、笑わないでほしいなっと思いながら体を隣のノヴァの方へ向けてお話をする体制をとる。
「あのね、僕の推測だし、もしかしたらぁ~ってお話なんだけどね。」
とーさまも騎士さんも真剣に僕のもしかしたらぁ~話を調べてくれるって言ってくれたけど、やっぱり自信がほとんどない事だからお話を始める前に保険をかけてしまう。
もじもじする僕にノヴァはうんと頷いて、真剣に聞く姿勢。
「もしかしたら全部が全部、悪鬼じゃないんじゃないかなぁーって…。他の魔物が形を変えられてるって可能性はないかなぁ?」
「なるほど…そう思う理由は?」
僕のお話にノヴァは顎に手を当てて考えてくれている。
ノヴァの反応を見る限り、ノヴァも捉えた悪鬼達に少し違和感を感じているのかなっと思いながら問われた理由について答える為息を吸い込む。
「支配に抗おうとしている感じがした悪鬼と只苦しんでて歪な感じの悪鬼が居たなって思ったの。色々考えてて、そういえば物質を変化させる魔法があったなって思ったら…なんて言うのかな…んー……魂の形を無理やり変えられたっていうかぁ…」
「確かに過去処罰された者の中に物質変化の魔法を悪用した者がいるという記述を見たことがある。禁術だがあるにはあるな。そういった魔法が。」
どういう言葉をチョイスすれば上手く伝わるかなぁっとうんうん唸って考える僕の口からこぼれる言葉を拾ってノヴァがそう言ってくれた。
どうやら伝わってくれたみたい!ノヴァの理解力!
「聞いてもらいたい話というのは以上か?」
ノヴァに拍手を送りたい気持ちでいるとそう聞かれて、ぶんぶん首を縦に振って頷いて答える。
「うん。じゃあ悪鬼達の所へ行こう。目を覚ました悪鬼が何体かいるから確認しよう。」
そう言って立ち上がったノヴァはすっと僕に手を差し伸べる。
こういうの受けるのは本来ご令嬢なんだけどなぁっと思いながらも嫌なことではないので黙って自分の手を重ねる。
ノヴァだけじゃなく、とーさまもにぃ様もご令嬢にするようなエスコートを僕によくする。
僕ももう学園に通いだしたんだし、そろそろ控えてもらうように言った方がいいだろうか?
でも、その辺りの分別をとーさま達が分かっていない…なんてことは考えられないから、とーさま達が良しとしてやっていることならいいのかな?
僕としては人目の多い所でされると少々気恥ずかしい思いなのだけど、嫌ではないし…。
大事に思ってくれているのだなって伝わって、くすぐったいって思うけど…。
どうやらここの地下で悪鬼達を結界に封じ込めているらしい。
とーさまはまだお仕事が山盛りにあるから地上でお別れ。
ワイアットももちろんとーさまと一緒にお別れだ。
コルダはいつの間にか消えていて、馬車から降りた僕はヨハネスと一緒に戦闘場の傍にある小さな建物の小さな部屋でノヴァが来てくれるのを待つ。
僕が座る椅子には、座る前にヨハネスがハンカチを置いてくれた。
あんまし綺麗じゃないんだって。気にしないのに。
ヨハネスとお話していると扉がノックされ、ノヴァが顔を覗かせた。
「ノヴァ悪鬼達の所へ行く前に聞いてもらいたいことあるんだけど…。」
僕がそう言うとノヴァは僕が座る椅子の僕の横に座ってくれた。
すごく近距離だけど、この部屋には他に椅子が見当たらないので仕方がない。
近すぎてより目になっちゃうけど、笑わないでほしいなっと思いながら体を隣のノヴァの方へ向けてお話をする体制をとる。
「あのね、僕の推測だし、もしかしたらぁ~ってお話なんだけどね。」
とーさまも騎士さんも真剣に僕のもしかしたらぁ~話を調べてくれるって言ってくれたけど、やっぱり自信がほとんどない事だからお話を始める前に保険をかけてしまう。
もじもじする僕にノヴァはうんと頷いて、真剣に聞く姿勢。
「もしかしたら全部が全部、悪鬼じゃないんじゃないかなぁーって…。他の魔物が形を変えられてるって可能性はないかなぁ?」
「なるほど…そう思う理由は?」
僕のお話にノヴァは顎に手を当てて考えてくれている。
ノヴァの反応を見る限り、ノヴァも捉えた悪鬼達に少し違和感を感じているのかなっと思いながら問われた理由について答える為息を吸い込む。
「支配に抗おうとしている感じがした悪鬼と只苦しんでて歪な感じの悪鬼が居たなって思ったの。色々考えてて、そういえば物質を変化させる魔法があったなって思ったら…なんて言うのかな…んー……魂の形を無理やり変えられたっていうかぁ…」
「確かに過去処罰された者の中に物質変化の魔法を悪用した者がいるという記述を見たことがある。禁術だがあるにはあるな。そういった魔法が。」
どういう言葉をチョイスすれば上手く伝わるかなぁっとうんうん唸って考える僕の口からこぼれる言葉を拾ってノヴァがそう言ってくれた。
どうやら伝わってくれたみたい!ノヴァの理解力!
「聞いてもらいたい話というのは以上か?」
ノヴァに拍手を送りたい気持ちでいるとそう聞かれて、ぶんぶん首を縦に振って頷いて答える。
「うん。じゃあ悪鬼達の所へ行こう。目を覚ました悪鬼が何体かいるから確認しよう。」
そう言って立ち上がったノヴァはすっと僕に手を差し伸べる。
こういうの受けるのは本来ご令嬢なんだけどなぁっと思いながらも嫌なことではないので黙って自分の手を重ねる。
ノヴァだけじゃなく、とーさまもにぃ様もご令嬢にするようなエスコートを僕によくする。
僕ももう学園に通いだしたんだし、そろそろ控えてもらうように言った方がいいだろうか?
でも、その辺りの分別をとーさま達が分かっていない…なんてことは考えられないから、とーさま達が良しとしてやっていることならいいのかな?
僕としては人目の多い所でされると少々気恥ずかしい思いなのだけど、嫌ではないし…。
大事に思ってくれているのだなって伝わって、くすぐったいって思うけど…。
1,074
あなたにおすすめの小説
竜王の「運命の花嫁」に選ばれましたが、殺されたくないので必死に隠そうと思います! 〜平凡な私に待っていたのは、可愛い竜の子と甘い溺愛でした〜
四葉美名
恋愛
「危険です! 突然現れたそんな女など処刑して下さい!」
ある日突然、そんな怒号が飛び交う異世界に迷い込んでしまった橘莉子(たちばなりこ)。
竜王が統べるその世界では「迷い人」という、国に恩恵を与える異世界人がいたというが、莉子には全くそんな能力はなく平凡そのもの。
そのうえ莉子が現れたのは、竜王が初めて開いた「婚約者候補」を集めた夜会。しかも口に怪我をした治療として竜王にキスをされてしまい、一気に莉子は竜人女性の目の敵にされてしまう。
それでもひっそりと真面目に生きていこうと気を取り直すが、今度は竜王の子供を産む「運命の花嫁」に選ばれていた。
その「運命の花嫁」とはお腹に「竜王の子供の魂が宿る」というもので、なんと朝起きたらお腹から勝手に子供が話しかけてきた!
『ママ! 早く僕を産んでよ!』
「私に竜王様のお妃様は無理だよ!」
お腹に入ってしまった子供の魂は私をせっつくけど、「運命の花嫁」だとバレないように必死に隠さなきゃ命がない!
それでも少しずつ「お腹にいる未来の息子」にほだされ、竜王とも心を通わせていくのだが、次々と嫌がらせや命の危険が襲ってきて――!
これはちょっと不遇な育ちの平凡ヒロインが、知らなかった能力を開花させ竜王様に溺愛されるお話。
設定はゆるゆるです。他サイトでも重複投稿しています。
王子のこと大好きでした。僕が居なくてもこの国の平和、守ってくださいますよね?
人生2929回血迷った人
BL
Ωにしか見えない一途なαが婚約破棄され失恋する話。聖女となり、国を豊かにする為に一人苦しみと戦ってきた彼は性格の悪さを理由に婚約破棄を言い渡される。しかしそれは歴代最年少で聖女になった弊害で仕方のないことだった。
・五話完結予定です。
※オメガバースでαが受けっぽいです。
秘匿された第十王子は悪態をつく
なこ
BL
ユーリアス帝国には十人の王子が存在する。
第一、第二、第三と王子が産まれるたびに国は湧いたが、第五、六と続くにつれ存在感は薄れ、第十までくるとその興味関心を得られることはほとんどなくなっていた。
第十王子の姿を知る者はほとんどいない。
後宮の奥深く、ひっそりと囲われていることを知る者はほんの一握り。
秘匿された第十王子のノア。黒髪、薄紫色の瞳、いわゆる綺麗可愛(きれかわ)。
ノアの護衛ユリウス。黒みかがった茶色の短髪、寡黙で堅物。塩顔。
少しずつユリウスへ想いを募らせるノアと、頑なにそれを否定するユリウス。
ノアが秘匿される理由。
十人の妃。
ユリウスを知る渡り人のマホ。
二人が想いを通じ合わせるまでの、長い話しです。
分厚いメガネ令息の非日常
餅粉
BL
「こいつは俺の女だ。手を出したらどうなるかわかるよな」
「シノ様……素敵!」
おかしい。おかしすぎる!恥ずかしくないのか?高位貴族が平民の女学生に俺の女ってしかもお前は婚約者いるだろうが!!
その女学生の周りにはお慕いしているであろう貴族数名が立っていた。
「ジュリーが一番素敵だよ」
「そうだよ!ジュリーが一番可愛いし美人だし素敵だよ!!」
「……うん。ジュリーの方が…素敵」
ほんと何この状況、怖い!怖いすぎるぞ!あと妙にキモい
「先輩、私もおかしいと思います」
「だよな!」
これは真面目に学生生活を送ろうとする俺の日常のお話
【完結】『妹の結婚の邪魔になる』と家族に殺されかけた妖精の愛し子の令嬢は、森の奥で引きこもり魔術師と出会いました。
夏灯みかん
恋愛
メリルはアジュール王国侯爵家の長女。幼いころから妖精の声が聞こえるということで、家族から気味悪がられ、屋敷から出ずにひっそりと暮らしていた。しかし、花の妖精の異名を持つ美しい妹アネッサが王太子と婚約したことで、両親はメリルを一族の恥と思い、人知れず殺そうとした。
妖精たちの助けで屋敷を出たメリルは、時間の止まったような不思議な森の奥の一軒家で暮らす魔術師のアルヴィンと出会い、一緒に暮らすことになった。
王太子殿下のやりなおし
3333(トリささみ)
BL
ざまぁモノでよくある『婚約破棄をして落ちぶれる王太子』が断罪前に改心し、第三の道を歩むお話です。
とある時代のとある異世界。
そこに王太子と、その婚約者の公爵令嬢と、男爵令嬢がいた。
公爵令嬢は周囲から尊敬され愛される素晴らしい女性だが、王太子はたいそう愚かな男だった。
王太子は学園で男爵令嬢と知り合い、ふたりはどんどん関係を深めていき、やがては愛し合う仲になった。
そんなあるとき、男爵令嬢が自身が受けている公爵令嬢のイジメを、王太子に打ち明けた。
王太子は驚いて激怒し、学園の卒業パーティーで公爵令嬢を断罪し婚約破棄することを、男爵令嬢に約束する。
王太子は喜び、舞い上がっていた。
これで公爵令嬢との縁を断ち切って、彼女と結ばれる!
僕はやっと幸せを手に入れられるんだ!
「いいやその幸せ、間違いなく破綻するぞ。」
あの男が現れるまでは。
誰よりも愛してるあなたのために
R(アール)
BL
公爵家の3男であるフィルは体にある痣のせいで生まれたときから家族に疎まれていた…。
ある日突然そんなフィルに騎士副団長ギルとの結婚話が舞い込む。
前に一度だけ会ったことがあり、彼だけが自分に優しくしてくれた。そのためフィルは嬉しく思っていた。
だが、彼との結婚生活初日に言われてしまったのだ。
「君と結婚したのは断れなかったからだ。好きにしていろ。俺には構うな」
それでも彼から愛される日を夢見ていたが、最後には殺害されてしまう。しかし、起きたら時間が巻き戻っていた!
すれ違いBLです。
初めて話を書くので、至らない点もあるとは思いますがよろしくお願いします。
(誤字脱字や話にズレがあってもまあ初心者だからなと温かい目で見ていただけると助かります)
【新版】転生悪役モブは溺愛されんでいいので死にたくない!
煮卵
BL
ゲーム会社に勤めていた俺はゲームの世界の『婚約破棄』イベントの混乱で殺されてしまうモブに転生した。
処刑の原因となる婚約破棄を避けるべく王子に友人として接近。
なんか数ヶ月おきに繰り返される「恋人や出会いのためのお祭り」をできる限り第二皇子と過ごし、
婚約破棄の原因となる主人公と出会うきっかけを徹底的に排除する。
最近では監視をつけるまでもなくいつも一緒にいたいと言い出すようになった・・・
やんごとなき血筋のハンサムな王子様を淑女たちから遠ざけ男の俺とばかり過ごすように
仕向けるのはちょっと申し訳ない気もしたが、俺の運命のためだ。仕方あるまい。
クレバーな立ち振る舞いにより、俺の死亡フラグは完全に回避された・・・
と思ったら、婚約の儀の当日、「私には思い人がいるのです」
と言いやがる!一体誰だ!?
その日の夜、俺はゲームの告白イベントがある薔薇園に呼び出されて・・・
ーーーーーーーー
この作品は以前投稿した「転生悪役モブは溺愛されんで良いので死にたくない!」に
加筆修正を加えたものです。
リュシアンの転生前の設定や主人公二人の出会いのシーンを追加し、
あまり描けていなかったキャラクターのシーンを追加しています。
展開が少し変わっていますので新しい小説として投稿しています。
続編出ました
転生悪役令嬢は溺愛されんでいいので推しカプを見守りたい! https://www.alphapolis.co.jp/novel/687110240/826989668
ーーーー
校正・文体の調整に生成AIを利用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる