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第4章
無知は罪とはこれのこと
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北の地に足を踏み入れてしばらく、ノヴァの空間魔法に収納していた馬車を取り出した所で前方から数人の獣人がこちらへ向かってきているのが見えた。
僕とノヴァは馬車には乗らず彼らが近くまでくるのを待ち、ヨハネス達はすぐに何かがあれば動ける配置についた。
「貴殿等がルナイス・ウォード様とノヴァ・ウォード様で間違いないか。」
目の前まできた獣人は5人。
その中の一番体格の良い強そうな獣人がそう聞いてきた。
「はい。私がノヴァ・ウォードで、こちらがルナイス・ウォードで間違いありません。申し訳ないが貴殿等は?」
「我等は獣人領から貴殿等を迎えに行くよう遣わされた警備団の者で、私が団長のライオ・ガルガルです。」
ノヴァの問いかけにライオ・ガルガルさんは丁寧に答えると握手を求め手を差し出してきた。
その手を握ったのは僕。
え?って顔でライオ・ガルガルさんとノヴァが僕を見ているけど、僕は思ったよりも分厚くて硬い手をしている団長を見つめている。
「ライオンさんですか?」
「え…あぁ…ライオンの獣人です。」
「あの…あの本当に失礼を承知でお願いがあるのですが!ライオンの姿になってくれませんか!?」
僕の前世からの夢…願望…
ライオンをもふりたい!
獣人であれば危険を考えずに思う存分もふれる!と考えてのお願いだったのだけど…
「すみませんが獣の姿はそう易々と見せられるものではないのです。獣になれば獣性の方が強くなるうえ、服を着ていないのと同じようなもの故。」
断られてしまった。
そして、言われた言葉に僕は自分の浅はかさと欲望への忠実さに羞恥した。
ホルス様はしょっちゅうドラゴンの姿を見せてくれるから獣人のそういうところをちゃんと考えてこなかった。
「も…申し訳ありません。ぼ、僕その…知識不足でした。すみません。」
「私からも謝罪を。ルナイスは決して獣人族の方々を馬鹿にしたわけではないのです。純粋な好奇心から…申し訳ない。」
隣で被害者の一人であるノヴァにも謝らせてしまった。
無知は罪とはこのことである。
「あ、いや…悪意がないのは分かっています。ハデス家のご子息からルナイス様は好奇心旺盛で決して悪意なく獣人族にとって…その…よくないことを口にするやもしれんと聞いていたので。」
さすがテトラ君。
デリカシーを知らない彼は僕のことをよく理解し、そして僕が獣人族の方々を不快にさせてしまう可能性を考え先に動いてくれていた。
ライオ・ガルガルさんはオブラートに包んで言ってくれるが、きっとあの言葉の数倍酷い言いようであったことだろう。
「これを期に獣人族のことを知っていただければと思います。」
「しっかり学ばせてください。」
ニカッと爽やかに笑ったライオ・ガルガルさんに頭を下げて僕達は彼らの案内の元安全に北の地の獣人領へと足を踏み入れたのであった。
________
そろそろ終わりそうだなっと思っていたらまだまだ続きそうなこの物語…。
更新の頻度が遅くなってしまっている中、続けてご愛読くださる皆様には本当に感謝申し上げます。
僕とノヴァは馬車には乗らず彼らが近くまでくるのを待ち、ヨハネス達はすぐに何かがあれば動ける配置についた。
「貴殿等がルナイス・ウォード様とノヴァ・ウォード様で間違いないか。」
目の前まできた獣人は5人。
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「はい。私がノヴァ・ウォードで、こちらがルナイス・ウォードで間違いありません。申し訳ないが貴殿等は?」
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ノヴァの問いかけにライオ・ガルガルさんは丁寧に答えると握手を求め手を差し出してきた。
その手を握ったのは僕。
え?って顔でライオ・ガルガルさんとノヴァが僕を見ているけど、僕は思ったよりも分厚くて硬い手をしている団長を見つめている。
「ライオンさんですか?」
「え…あぁ…ライオンの獣人です。」
「あの…あの本当に失礼を承知でお願いがあるのですが!ライオンの姿になってくれませんか!?」
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「すみませんが獣の姿はそう易々と見せられるものではないのです。獣になれば獣性の方が強くなるうえ、服を着ていないのと同じようなもの故。」
断られてしまった。
そして、言われた言葉に僕は自分の浅はかさと欲望への忠実さに羞恥した。
ホルス様はしょっちゅうドラゴンの姿を見せてくれるから獣人のそういうところをちゃんと考えてこなかった。
「も…申し訳ありません。ぼ、僕その…知識不足でした。すみません。」
「私からも謝罪を。ルナイスは決して獣人族の方々を馬鹿にしたわけではないのです。純粋な好奇心から…申し訳ない。」
隣で被害者の一人であるノヴァにも謝らせてしまった。
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「あ、いや…悪意がないのは分かっています。ハデス家のご子息からルナイス様は好奇心旺盛で決して悪意なく獣人族にとって…その…よくないことを口にするやもしれんと聞いていたので。」
さすがテトラ君。
デリカシーを知らない彼は僕のことをよく理解し、そして僕が獣人族の方々を不快にさせてしまう可能性を考え先に動いてくれていた。
ライオ・ガルガルさんはオブラートに包んで言ってくれるが、きっとあの言葉の数倍酷い言いようであったことだろう。
「これを期に獣人族のことを知っていただければと思います。」
「しっかり学ばせてください。」
ニカッと爽やかに笑ったライオ・ガルガルさんに頭を下げて僕達は彼らの案内の元安全に北の地の獣人領へと足を踏み入れたのであった。
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そろそろ終わりそうだなっと思っていたらまだまだ続きそうなこの物語…。
更新の頻度が遅くなってしまっている中、続けてご愛読くださる皆様には本当に感謝申し上げます。
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