王家の影一族に転生した僕にはどうやら才能があるらしい。(完結)

薄明 喰

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第5章

コルダ救出


子爵に洗脳魔法を掛けて大人しくさせたところで、コルダ救出のため地下牢へ向かう。

ちなみに洗脳魔法は禁断の魔法とされており、これを使用するには国の特別な許可を得なければいけない。
許可を得ずに使用したと知れたら即刻死刑だ。

それくらい危険視されている魔法であり、闇魔法適合者がこれまで迫害を受けていた理由の一つでもある。

僕はこの任務の時のみいちいち許可を取らなくても使用することが認められているから、子爵に使おうと罰せられることはない。







子爵の寝室に連れ込まれるまでにこの屋敷にいる全ての使用人達は逃げられないよう捕縛しており、既に転移の魔法付与札を使用しアーバスノイヤー家に送っている。
被害者もいるが中に他貴族と繋がる内通者や進んで協力していた者がいるから保護ではなく捕縛。

全員を尋問をかけ、被害者はそのうち解放されるがしばらくはアーバスノイヤー家の地下牢から出ることは出来ないけれど…それは仕方ないと諦めてもらうしかない。














ギィィ


「コルダ、よく頑張ったね」


地下牢の重たい扉を開けしばらく進み、コルダが閉じ込められている牢の扉を開け、コルダを釣っている魔封じの鎖を腐敗魔法で弱めて粉砕させる。

魔封じの鎖だけど外からの魔法を弾く物じゃなくてよかった。




もうコルダが傷ついている必要はないので、ノヴァから渡されていた全回復が付与された魔法付与札をコルダに貼付けてコルダ自身に魔力を流させる。

僕がやってもいいのだけど回復魔法と僕の魔力は相性が良くないから、コルダがやるほうが効果が高まる。





「べーってして……うん。大丈夫そうだね」

「あの姿みて大丈夫って笑うって…やっぱりルナイス様もまごうことなきアーバスノイヤー家の人間だよね」


一番気にしてた舌を見せてもらって、綺麗に治っていることを確認すればそんなことを言われた。

治ってるんだからいいじゃんって思いながらコルダの言葉を無視して使用人の控室にあった綺麗なメイド服を渡すとコルダは瞬時に綺麗なメイドさんに早変わり。





「僕は他の怪しい奴の所へ行くからコルダは子爵の尋問と屋敷の捜査をお願いね。とりあえず子爵は尋問時以外は今まで通りの生活を送らせるけど、僕の支配下での動きしか出来ないから」


「御意」



さっきまでボロボロだったコルダに仕事を課すのはどうかと思ったけど、僕にあんなこと言えるくらいには元気になったようだし気にしないことにした。

コルダも当たり前って感じで胸に手を当てて礼をとっているし。








こんな捜査をあと4件もかぁっと思いながら、僕は闇の中に入り込み次の目的地へと移った。









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