僕と先生との物語

げんき

文字の大きさ
上 下
109 / 136
中学校

中学3年生【引退試合】

しおりを挟む
それから少しすると引退試合があった。
僕はこの3年間、いろいろとありあまりクラブに行けてなかった。

それでも顧問の井上先生は僕のことをたくさん気にかけてくれ、熱心にバスケを教えてくれた。



そして、ついに引退をかけた試合が始まった。
バスケは好きだったけど、他の人と比べてもあまり練習できてなかった。
でも、僕もそれなりに上達できた3年間だった。



引退試合当日、僕の試合を応援しにお母さんも高橋先生も金山先生も来てくれた。
もちろん練習にそんなに参加もできてなかったので、ベンチスタート。

でも、しばらくすると井上先生に交代を告げられた。
対戦相手とは力の差もあり、僕が出る時には少し点差が空きリードしていた。



僕は交代し、必死にボールを追いかけた。
粘り強くディフェンスをし、果敢にゴールに攻めた。

そして、試合に勝つことができた。



お母さんも先生たちもたくさん褒めてくれた。



それからも順調に勝ち進んだ。
試合の度にお母さんも高橋先生も金山先生も応援にきてくれた。

地区大会のベスト8まで行き、ベスト4をかけた戦いが始まった。



僕はベンチスタート。
試合は接戦。
そんな中、交代した。
負けたら終わりの引退試合。
凄い緊張した。

結果は敗退。
試合自体はやっぱり楽しくて、何とか3年間続けれた事に達成感もあり、負けたけど後悔なく終われた。



試合が終わってバスケが無くなると無性に寂しくなった。
毎日練習に行っていた訳では無かったが、いざ引退するとやる事がなくなった。

周りのチームメイトは引退するとすぐに受験に向けて勉強を始めた。



でも、僕はなかなか切り替える事ができずにいてた。

だから、僕は引退してから熱心にクラブの練習に顔を出した。



その度に先生たちは心配して声をかけてくれた。
「クラブも良いけど、勉強もがんばらんとアカン。一緒に勉強しよう。」と毎日のように話しかけてくれた。

でも、僕は部活に行き続けた。
現役の時よりも熱心に練習した。



それでも先生たちはクラブ終わりの僕を捕まえて勉強を教えてくれた。



その頃には僕は高校でもバスケを続けたいと考えるようになっていた。



しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

婚約破棄に巻き込まれた騎士はヒロインにドン引きする

恋愛 / 完結 24h.ポイント:3,132pt お気に入り:995

乗っ取られた令嬢 ~私は悪役令嬢?!~

恋愛 / 完結 24h.ポイント:1,931pt お気に入り:115

異世界もふもふ召喚士〜白虎と幼狐と共にスローライフをしながら最強になる!〜

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:901pt お気に入り:1,457

婚約者が相手をしてくれないのでハーレムを作ってみた

恋愛 / 完結 24h.ポイント:2,470pt お気に入り:30

グロビュール

歴史・時代 / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:0

処理中です...