僕と先生との物語

げんき

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社会人

4年目【クラス替え】

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いよいよ3年生。
今年は進路の事もある。
2年生の時のように大きなトラブルもあまりないと良いなと思いながら始業式を迎えた。



僕のクラスには引き続き蓮と俊哉。
それと新たに雄大が居てた。
雄大は1人で何か問題を起こすタイプではないものの、過去には警察に補導もされている。
誰かと一緒にならあまり物事を考える事なく突き進んでしまう。



遅刻の多い龍之介は高橋先生のクラスに行った。

「俺毎朝起きられへんねん。絶対毎日しばかれるやん。」と不安な様子やった。

龍之介への電話連絡は高橋先生が毎朝引き継いでくれる事になった。
そして、僕の時と同様に朝遅刻すればその度におはようビンタの約束を龍之介はさせられていた。

「毎日とか無理や。」と龍之介はごねていたが、「無理なら毎朝おはようビンタになるだけや。ちゃんと起こすから。」と強制的に決定されていた。

かわいそうだが仕方ない。
龍之介は僕に助けを求めて来たがどうにもできない。

「絶対遅刻してまう。アカンのはわかるけど、どうもできやんねん。」

「でも、起きて毎朝行くしか回避できる方法はないで。高橋先生は言い出したら最後まで絶対やるから。」

「遅刻したらその日は学校休むわ。」

「それだけは辞めといた方がいいで。ビンタされるのは嫌なんわかる。でも、それが嫌で休めばより一層怒らす事になるから。そうなったらビンタでは済まんで。」

「じゃ、俺はどうすれば良いん?」

「遅刻しやんように気をつけるしかない。それでも遅刻してしまったら素直に謝ってビンタされるしかないな。」

「1年間そんなん保たへん。」

「1年間なだけマシやけどな。もう諦めてがんばれ。」

龍之介はどうにもならないと諦めた。
そして最後には「とりあえずがんばってみるわ。」と前向きに答えていた。



美咲は高橋先生のクラスになった。
美咲は少しずつ今の生活にも慣れて来たようで、今年度も施設からこの学校に通う事になっていた。
美咲の進路が一番大変になりそうだと言う事で、今年は高橋先生が受け持つ事になった。
高橋先生は中学卒業と同時にまた美咲が望めば家に引き取ろうと考えてるみたいで、その事も念頭に入れて進路を決めていくと言っていた。



最近補導されていない一樹は平野先生のクラスへ。

勇太の弟である翼は鈴木先生のクラスになった。



まだまだ心配なところもあるが、2年生の時にはみんなそれぞれ成長してがんばってた。
これからの1年もきっと何かしらトラブルは出てくる。
でも、今の成長したみんななら大丈夫だと思えた。

こうして3年生の担任がスタートした。


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