293 / 313
社会人
3年目【職場体験】
しおりを挟む
冬休みも終わり授業が再開した。
みんな相変わらずがんばってる。
1年前まではこんな落ち着くとは思ってなかった。
何でこんな感じになったのかはわからない。
高橋先生に怒られるのが怖いからと言うのだけが理由ではない気がする。
3学期には職場体験に行った。
それぞれ希望した先で2日間職場体験を行う。
ラーメン屋、カレー屋、ドラッグストア、コンビニ、ドッグサロン、幼稚園、小学校、魚市場、スポーツ施設など様々な所で2日間働く体験をする。
僕が気になっていたのは蓮と龍之介。
蓮は前回の事がありお父さんから「働いてお金を稼ぐ厳しさを学んでこい。」と言われていた。
龍之介は相変わらず朝起きれない。
毎日僕が電話を入れるが遅刻する事が多い。
そんな蓮はラーメン屋に行った。
龍之介はコンビニ。
僕はみんなの体験先を回りながら様子を見ていった。
1日目、龍之介は少し眠そうにコンビニで接客をしていた。
理由を聞いてみると「遅刻出来へんから寝ずにオールした。だからめっちゃ眠いねん。」と言っていた。
明日以降大丈夫なのか心配になるがどうもできない。
がんばってもらうしかない。
1日目のラーメン屋。
蓮は裏でずっと皿洗いをしていると教えてもらったが、裏にいてるため様子を見る事はできなかった。
2日目の蓮は僕が行くと注文を聞いていた。
僕が席に着くと水を運んできて注文を聞いて来た。
何となく形になっていた。
この様子だと心配なさそうで安心した。
一方2日目のコンビニ。
朝から学校に問い合わせがあり、まだ龍之介が来ていないとの事だった。
僕はすぐに龍之介の家に向かった。
何度電話しても出ないので、おそらくまだ寝ている。
インターホンを何度も鳴らすが起きている様子はない。
しばらく鳴らし続けるとやっと龍之介がインターホンに出た。
僕は玄関を開けるように伝え、玄関に入った。
「龍之介おはよう。朝電話出たのに二度寝か?」
「ごめん。今日もオールしようと思ってたのに気がついたらまた寝てた。」
「2日連続オールとか体が保たんやろ。そんな無茶な事してたらアカン。」
「うん。ただ、絶対行かないとアカンかったからがんばったんやけど。」
「がんばり方間違えてる。ちゃんと早く寝て、朝起きやんと。」
「でも起きられへんねん。」
「わからんでもないけど、習慣やで。いつも同じ時間に寝て、同じ時間に起きる。リズムができたら自然と目が覚めるで。」
「そうなんかな。」
「それはこれからやな。とりあえず早く用意して一緒にコンビニ謝りに行くで。」
「気まずいし、もう休みたい。」
「そんないい加減なことできやん。ちゃんと謝って残り時間体験さしてもらおう。一緒に謝るから。早く用意しておいで。」
龍之介は渋々立ち上がり用意を始めた。
その後は2人でコンビニまでなるべく急いで行った。
コンビニに着くとちゃんと龍之介は謝っていた。
僕からも謝罪をして、この後も体験をさせてもらえる事になった。
心配していた2人だけじゃなく、クラスの大半が楽しかったと言って体験を終えて来た。
大きなトラブルもなく職場体験も終わった。
そしていよいよ3年生。
僕はこの年も教員採用試験に落ちたので、来年度も講師としてこの学校に残る事になった。
そして、3年生の担任を打診されていた。
もちろん主任は高橋先生。
ラスト1年も平和に過ごせるといいなぁと思いながら忙しい春休みを迎えた。
みんな相変わらずがんばってる。
1年前まではこんな落ち着くとは思ってなかった。
何でこんな感じになったのかはわからない。
高橋先生に怒られるのが怖いからと言うのだけが理由ではない気がする。
3学期には職場体験に行った。
それぞれ希望した先で2日間職場体験を行う。
ラーメン屋、カレー屋、ドラッグストア、コンビニ、ドッグサロン、幼稚園、小学校、魚市場、スポーツ施設など様々な所で2日間働く体験をする。
僕が気になっていたのは蓮と龍之介。
蓮は前回の事がありお父さんから「働いてお金を稼ぐ厳しさを学んでこい。」と言われていた。
龍之介は相変わらず朝起きれない。
毎日僕が電話を入れるが遅刻する事が多い。
そんな蓮はラーメン屋に行った。
龍之介はコンビニ。
僕はみんなの体験先を回りながら様子を見ていった。
1日目、龍之介は少し眠そうにコンビニで接客をしていた。
理由を聞いてみると「遅刻出来へんから寝ずにオールした。だからめっちゃ眠いねん。」と言っていた。
明日以降大丈夫なのか心配になるがどうもできない。
がんばってもらうしかない。
1日目のラーメン屋。
蓮は裏でずっと皿洗いをしていると教えてもらったが、裏にいてるため様子を見る事はできなかった。
2日目の蓮は僕が行くと注文を聞いていた。
僕が席に着くと水を運んできて注文を聞いて来た。
何となく形になっていた。
この様子だと心配なさそうで安心した。
一方2日目のコンビニ。
朝から学校に問い合わせがあり、まだ龍之介が来ていないとの事だった。
僕はすぐに龍之介の家に向かった。
何度電話しても出ないので、おそらくまだ寝ている。
インターホンを何度も鳴らすが起きている様子はない。
しばらく鳴らし続けるとやっと龍之介がインターホンに出た。
僕は玄関を開けるように伝え、玄関に入った。
「龍之介おはよう。朝電話出たのに二度寝か?」
「ごめん。今日もオールしようと思ってたのに気がついたらまた寝てた。」
「2日連続オールとか体が保たんやろ。そんな無茶な事してたらアカン。」
「うん。ただ、絶対行かないとアカンかったからがんばったんやけど。」
「がんばり方間違えてる。ちゃんと早く寝て、朝起きやんと。」
「でも起きられへんねん。」
「わからんでもないけど、習慣やで。いつも同じ時間に寝て、同じ時間に起きる。リズムができたら自然と目が覚めるで。」
「そうなんかな。」
「それはこれからやな。とりあえず早く用意して一緒にコンビニ謝りに行くで。」
「気まずいし、もう休みたい。」
「そんないい加減なことできやん。ちゃんと謝って残り時間体験さしてもらおう。一緒に謝るから。早く用意しておいで。」
龍之介は渋々立ち上がり用意を始めた。
その後は2人でコンビニまでなるべく急いで行った。
コンビニに着くとちゃんと龍之介は謝っていた。
僕からも謝罪をして、この後も体験をさせてもらえる事になった。
心配していた2人だけじゃなく、クラスの大半が楽しかったと言って体験を終えて来た。
大きなトラブルもなく職場体験も終わった。
そしていよいよ3年生。
僕はこの年も教員採用試験に落ちたので、来年度も講師としてこの学校に残る事になった。
そして、3年生の担任を打診されていた。
もちろん主任は高橋先生。
ラスト1年も平和に過ごせるといいなぁと思いながら忙しい春休みを迎えた。
0
あなたにおすすめの小説
月弥総合病院
御月様(旧名 僕君☽☽︎)
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
診察室の午後<菜の花の丘編>その1
スピカナ
恋愛
神的イケメン医師・北原春樹と、病弱で天才的なアーティストである妻・莉子。
そして二人を愛してしまったイケメン御曹司・浅田夏輝。
「菜の花クリニック」と「サテライトセンター」を舞台に、三人の愛と日常が描かれます。
時に泣けて、時に笑える――溺愛とBL要素を含む、ほのぼの愛の物語。
多くのスタッフの人生がここで楽しく花開いていきます。
この小説は「医師の兄が溺愛する病弱な義妹を毎日診察する甘~い愛の物語」の1000話以降の続編です。
※医学描写はすべて架空です。
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる