15 / 33
Day4
第3回
しおりを挟む
3
陽葵と湊の家をあとにした僕と真帆さんは、来た時と同じように、ふたり並んで海沿いの道を歩いていた。
真帆さんは吹く風にその長い髪を流しながら、小さく鼻歌なんかを口ずさんでいる。
僕はさっきから真帆さんの様子を窺いながら、何をどこから訊ねたらいいのか考えあぐねていた。
間違いなく、真帆さんは何かを知っている。
けれど、気がするばかりで確証があるわけではない。
ただ漠然と、この夏の、ここ数日の、或いは五月から始まったと言われている無気力症候群の、全てが繋がっているような気がしてならなかった。
そして、あの虹色ラムネ。
元気が出る、魔法のラムネ。
僕が飲んだ時にはそんな効果はあまり感じられない、何の変哲もない、ただのラムネのような気がしたのだけれど、確かに湊は坂の上の魔女や真帆さんからラムネを飲まされて元気を取り戻した。
いったい、あのラムネはなんなのだろうか。
真帆さん、坂の上の魔女、伯父さん、そして武田の兄ちゃん。
彼ら彼女らは、どこからあのラムネを手に入れているのだろうか。
そんなことを考えていると、
「この町で流行っている無気力症候群は、地力がどこかに流出していることが原因で起きていると思われます」
ふいに真帆さんがそう口にして、僕はしばらく返事をすることができなかった。
地力? 流出? どういうこと? なにそれ?
首を傾げる僕に、真帆さんは続ける。
「地力というのは、大地に宿る魔力のことです」
「ま、魔力?」
何言ってんだ、この人は。
僕は思わず眉間に皺を寄せる。
真帆さんは、けれどそんな僕を気にするふうもなく、
「その地力がどこかに流出してしまっている為に、大地の魔力が枯渇して、それを補うために相性の良い魔力を、つまるところ生命力を、大地が人々から吸い上げているんです。それが恐らく、無気力症候群の原因です」
「……はい?」
もはや意味不明だった。
そんな非現実的な、漫画やアニメみたいな話をされたって、信じられるはずもない。
開いた口が塞がらない、とはまさに今、この状況に違いない。
真帆さんは、地面を指さし、指先をくるくるしながら、
「けれど、吸い上げた先からその魔力すらもどんどんどこかへ流れていくものだから、結局また人から生命力を吸い上げて――その繰り返しです。人々も吸われた生命力、つまり魔力を取り戻すために、無気力ではありながらも食欲はそのままです。そして人々が食事で補給した魔力をまた大地が吸い上げて、という感じで、今この町では悪循環が起きているみたいなんです」
ふざけているんだろうか、と真帆さんの顔を覗き込んでみたのだけれど、真帆さんは大まじめにそんな話をしているらしく、眉間に皺を寄せながら、困ったような表情で、
「それだけであれば命に別状はないので、のんびり観光気分で調べていたんですけれど」
と大きくため息を吐いてから、
「ミナト君の様子を見る限り、そういうわけにもいかないみたいですね。あの様子では近い将来、どこかで最悪の事態になるかも知れません」
「……最悪って?」
「補給する分より吸い上げられる方が上回って――命を落とすことになるかも知れません」
「……」
「……」
「……」
「……」
しばしの沈黙ののち、
「本気で言ってんの?」
「はい、本気です。マジの話です」
真帆さんは、深く頷いて僕の顔をじっと見つめた。
いや、だって、急にそんな話をされたって、それこそ何をどう言えば良いのか解らない。
それに、もしその話が本当だったとして、
「真帆さんは、いったい、何者なの?」
すると真帆さんは、口元に微笑みを浮かべながら、
「私、実は魔女なんです」
「……は? 魔女?」
「はい、魔女です。魔法使いです」
真帆さんはこくりと頷いてから、
「八千代さん――坂の上の魔女さんの依頼で、ゼンマキョウから呼ばれてきました」
「ゼ、ゼンマキョウ?」
「全国魔法遣い協会。略して全魔協、ですね」
そんなの、聞いたことがない。信じられるわけもない。
「……もしその話が本当なら、何か魔法を使って見せてよ。例えば、空を飛んで見せるとか」
魔女といえば、ほうきに跨って空を飛び回る、あの姿だ。
もし本当に真帆さんが魔女だというのなら、それくらいできるはずだろう。
「それが出来たら、信じてあげてもいい」
けれど真帆さんは、小さくため息を吐いてから、
「そうしたいのは山々なんですが……今は無理なんです。私の魔力もこの地に吸われているせいで、私もろくに魔法が使えなくて。使った先から魔力が地に吸われて消えていく、みたいな感じになっちゃうんです」
例えばほら、と真帆さんは人差し指で空を指さして、
「ハルト君と初めて会ったあの日。私、実はあの時、空を飛んでいたほうきから落ちてしまったんです」
「えぇっ? 木から落ちたんじゃなくて?」
「まさか、本当に蝉取りのために木に登っていたとでも思っていましたか?」
「い、いや、そういうわけじゃないけど――」
確かにあの時も何かおかしいと思いはしたけれど、そんな、まさか、でも、魔女って、魔法って、本当に……?
「代わりに、これならどうですか?」
言って真帆さんは、僕に一歩近づいた。
目と鼻の先に真帆さんの綺麗な顔、そして鼻腔をくすぐる甘い香り。
それに混じって、ひんやりとした空気が感じられる。
さっきから気になってはいたけれど、まさか、これが。
「今の私には、自分の周囲の気温を下げる程度の魔法しか使えません。それも、この虹色ラムネを飲み続けて、私の中の魔力をある程度保持した状態でないといけません」
信じて頂けませんか? と首を傾げる真帆さんに、僕は、
「……わかったよ。まだ完全にじゃないけど、信じるよ」
「ありがとうございます」
真帆さんはにっこり微笑むと、
「とにかく、時は一刻を争うようです。何か原因があって地力がどこかへ逃げています。これをどうにかしない限り、この町で広まっている無気力症候群は止まりません。ミナト君の症状も改善はしないでしょう」
それから両掌を合わせて、
「そこでお願いです。ハルト君も、どこか怪しげなところを探してもらえませんか? この町のどこかに、魔力の“栓”になっていたと思われる何かがあったはずなんです。何かのはずみでその栓が外れてしまい、そこから魔力が大量に流れ出しているんじゃないか、と私は考えているんですが、なかなか見つからなくて。それなりに大きな町なので、私たち三人だけではどうしても限界があって……一緒に探して頂けると助かります」
「それはいいけど、私たち三人って?」
「今この町には、私を含めて三人の魔女がいるんです」
「……マジで?」
「はい、マジです。大マジです」
「…………」
ひとりは当然、真帆さんのことだろう。
もうひとりは多分、依頼をしたという坂の上の魔女――八千代さんか。
まさか、僕らが魔女魔女と呼んでいた人が本当に魔女だったとは思わなかったけれど。
それから、あともうひとりは?
「――真帆さん! やっと見つけた!」
聞き覚えのある声がして、僕も真帆さんもそちらに顔を向ける。
「あら、おはようございます。どうされました?」
笑顔で手を振る真帆さんに、その少女は駆け寄ってくると、
「怪しいところを見つけたから、真帆さんにも一緒に調べてもらおうと思って――って、あれ? テンマ?」
「え、潮見? あれ? お前も真帆さんのこと知ってんの?」
思わず目を見張る僕に、真帆さんは、
「……そうですね、ハルト君にも手伝ってもらう以上、秘密にする必要もありませんよね」
とくすりと笑んでから、
「実は、芽衣さんも魔女なんです」
思いもよらなかった言葉を、口にした。
陽葵と湊の家をあとにした僕と真帆さんは、来た時と同じように、ふたり並んで海沿いの道を歩いていた。
真帆さんは吹く風にその長い髪を流しながら、小さく鼻歌なんかを口ずさんでいる。
僕はさっきから真帆さんの様子を窺いながら、何をどこから訊ねたらいいのか考えあぐねていた。
間違いなく、真帆さんは何かを知っている。
けれど、気がするばかりで確証があるわけではない。
ただ漠然と、この夏の、ここ数日の、或いは五月から始まったと言われている無気力症候群の、全てが繋がっているような気がしてならなかった。
そして、あの虹色ラムネ。
元気が出る、魔法のラムネ。
僕が飲んだ時にはそんな効果はあまり感じられない、何の変哲もない、ただのラムネのような気がしたのだけれど、確かに湊は坂の上の魔女や真帆さんからラムネを飲まされて元気を取り戻した。
いったい、あのラムネはなんなのだろうか。
真帆さん、坂の上の魔女、伯父さん、そして武田の兄ちゃん。
彼ら彼女らは、どこからあのラムネを手に入れているのだろうか。
そんなことを考えていると、
「この町で流行っている無気力症候群は、地力がどこかに流出していることが原因で起きていると思われます」
ふいに真帆さんがそう口にして、僕はしばらく返事をすることができなかった。
地力? 流出? どういうこと? なにそれ?
首を傾げる僕に、真帆さんは続ける。
「地力というのは、大地に宿る魔力のことです」
「ま、魔力?」
何言ってんだ、この人は。
僕は思わず眉間に皺を寄せる。
真帆さんは、けれどそんな僕を気にするふうもなく、
「その地力がどこかに流出してしまっている為に、大地の魔力が枯渇して、それを補うために相性の良い魔力を、つまるところ生命力を、大地が人々から吸い上げているんです。それが恐らく、無気力症候群の原因です」
「……はい?」
もはや意味不明だった。
そんな非現実的な、漫画やアニメみたいな話をされたって、信じられるはずもない。
開いた口が塞がらない、とはまさに今、この状況に違いない。
真帆さんは、地面を指さし、指先をくるくるしながら、
「けれど、吸い上げた先からその魔力すらもどんどんどこかへ流れていくものだから、結局また人から生命力を吸い上げて――その繰り返しです。人々も吸われた生命力、つまり魔力を取り戻すために、無気力ではありながらも食欲はそのままです。そして人々が食事で補給した魔力をまた大地が吸い上げて、という感じで、今この町では悪循環が起きているみたいなんです」
ふざけているんだろうか、と真帆さんの顔を覗き込んでみたのだけれど、真帆さんは大まじめにそんな話をしているらしく、眉間に皺を寄せながら、困ったような表情で、
「それだけであれば命に別状はないので、のんびり観光気分で調べていたんですけれど」
と大きくため息を吐いてから、
「ミナト君の様子を見る限り、そういうわけにもいかないみたいですね。あの様子では近い将来、どこかで最悪の事態になるかも知れません」
「……最悪って?」
「補給する分より吸い上げられる方が上回って――命を落とすことになるかも知れません」
「……」
「……」
「……」
「……」
しばしの沈黙ののち、
「本気で言ってんの?」
「はい、本気です。マジの話です」
真帆さんは、深く頷いて僕の顔をじっと見つめた。
いや、だって、急にそんな話をされたって、それこそ何をどう言えば良いのか解らない。
それに、もしその話が本当だったとして、
「真帆さんは、いったい、何者なの?」
すると真帆さんは、口元に微笑みを浮かべながら、
「私、実は魔女なんです」
「……は? 魔女?」
「はい、魔女です。魔法使いです」
真帆さんはこくりと頷いてから、
「八千代さん――坂の上の魔女さんの依頼で、ゼンマキョウから呼ばれてきました」
「ゼ、ゼンマキョウ?」
「全国魔法遣い協会。略して全魔協、ですね」
そんなの、聞いたことがない。信じられるわけもない。
「……もしその話が本当なら、何か魔法を使って見せてよ。例えば、空を飛んで見せるとか」
魔女といえば、ほうきに跨って空を飛び回る、あの姿だ。
もし本当に真帆さんが魔女だというのなら、それくらいできるはずだろう。
「それが出来たら、信じてあげてもいい」
けれど真帆さんは、小さくため息を吐いてから、
「そうしたいのは山々なんですが……今は無理なんです。私の魔力もこの地に吸われているせいで、私もろくに魔法が使えなくて。使った先から魔力が地に吸われて消えていく、みたいな感じになっちゃうんです」
例えばほら、と真帆さんは人差し指で空を指さして、
「ハルト君と初めて会ったあの日。私、実はあの時、空を飛んでいたほうきから落ちてしまったんです」
「えぇっ? 木から落ちたんじゃなくて?」
「まさか、本当に蝉取りのために木に登っていたとでも思っていましたか?」
「い、いや、そういうわけじゃないけど――」
確かにあの時も何かおかしいと思いはしたけれど、そんな、まさか、でも、魔女って、魔法って、本当に……?
「代わりに、これならどうですか?」
言って真帆さんは、僕に一歩近づいた。
目と鼻の先に真帆さんの綺麗な顔、そして鼻腔をくすぐる甘い香り。
それに混じって、ひんやりとした空気が感じられる。
さっきから気になってはいたけれど、まさか、これが。
「今の私には、自分の周囲の気温を下げる程度の魔法しか使えません。それも、この虹色ラムネを飲み続けて、私の中の魔力をある程度保持した状態でないといけません」
信じて頂けませんか? と首を傾げる真帆さんに、僕は、
「……わかったよ。まだ完全にじゃないけど、信じるよ」
「ありがとうございます」
真帆さんはにっこり微笑むと、
「とにかく、時は一刻を争うようです。何か原因があって地力がどこかへ逃げています。これをどうにかしない限り、この町で広まっている無気力症候群は止まりません。ミナト君の症状も改善はしないでしょう」
それから両掌を合わせて、
「そこでお願いです。ハルト君も、どこか怪しげなところを探してもらえませんか? この町のどこかに、魔力の“栓”になっていたと思われる何かがあったはずなんです。何かのはずみでその栓が外れてしまい、そこから魔力が大量に流れ出しているんじゃないか、と私は考えているんですが、なかなか見つからなくて。それなりに大きな町なので、私たち三人だけではどうしても限界があって……一緒に探して頂けると助かります」
「それはいいけど、私たち三人って?」
「今この町には、私を含めて三人の魔女がいるんです」
「……マジで?」
「はい、マジです。大マジです」
「…………」
ひとりは当然、真帆さんのことだろう。
もうひとりは多分、依頼をしたという坂の上の魔女――八千代さんか。
まさか、僕らが魔女魔女と呼んでいた人が本当に魔女だったとは思わなかったけれど。
それから、あともうひとりは?
「――真帆さん! やっと見つけた!」
聞き覚えのある声がして、僕も真帆さんもそちらに顔を向ける。
「あら、おはようございます。どうされました?」
笑顔で手を振る真帆さんに、その少女は駆け寄ってくると、
「怪しいところを見つけたから、真帆さんにも一緒に調べてもらおうと思って――って、あれ? テンマ?」
「え、潮見? あれ? お前も真帆さんのこと知ってんの?」
思わず目を見張る僕に、真帆さんは、
「……そうですね、ハルト君にも手伝ってもらう以上、秘密にする必要もありませんよね」
とくすりと笑んでから、
「実は、芽衣さんも魔女なんです」
思いもよらなかった言葉を、口にした。
0
あなたにおすすめの小説
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
本物の夫は愛人に夢中なので、影武者とだけ愛し合います
こじまき
恋愛
幼い頃から許嫁だった王太子ヴァレリアンと結婚した公爵令嬢ディアーヌ。しかしヴァレリアンは身分の低い男爵令嬢に夢中で、初夜をすっぽかしてしまう。代わりに寝室にいたのは、彼そっくりの影武者…生まれたときに存在を消された双子の弟ルイだった。
※「小説家になろう」にも投稿しています
私の守護霊さん
Masa&G
キャラ文芸
大学生活を送る彩音には、誰にも言えない秘密がある。
彼女のそばには、他人には姿の見えない“守護霊さん”がずっと寄り添っていた。
これは——二人で過ごした最後の一年を描く、かけがえのない物語。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
✿ 私は夫のことが好きなのに、彼は私なんかよりずっと若くてきれいでスタイルの良い女が好きらしい
設楽理沙
ライト文芸
累計ポイント110万ポイント超えました。皆さま、ありがとうございます。❀
結婚後、2か月足らずで夫の心変わりを知ることに。
結婚前から他の女性と付き合っていたんだって。
それならそうと、ちゃんと話してくれていれば、結婚なんて
しなかった。
呆れた私はすぐに家を出て自立の道を探すことにした。
それなのに、私と別れたくないなんて信じられない
世迷言を言ってくる夫。
だめだめ、信用できないからね~。
さようなら。
*******.✿..✿.*******
◇|日比野滉星《ひびのこうせい》32才 会社員
◇ 日比野ひまり 32才
◇ 石田唯 29才 滉星の同僚
◇新堂冬也 25才 ひまりの転職先の先輩(鉄道会社)
2025.4.11 完結 25649字
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる