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変わりゆく日常
歌種高校異端審問会
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「おはよう……」
二重と独葉と別れた後、入った教室……。
周りの視線。周りの視線。周りの視線。
「何これ?」
「うわっ!こっち見た……もう今日最悪の日だよ……」
女子どもからは軽蔑の目を向けられ、男子からは今にも殺しにきそうなほどの殺気を浴びせられる。
俺が何したって言うんだよ……。
「諸君‼︎ただいまより異端審問会を始める。裏切り者には死を!我らのアイドル、アキュムちゃんに近づき、話した重罪人には懺悔しても足りぬ罪がある!」
『裏切り者には死を!』
一人を中心にクラスのほとんどの人が俺の死を願って来た。
てかやべーよこいつら……高校生にもなって恥ずかしくないのかよ……。
「高校生だからこそだ、クソガキ!」
「心を読むなよ!」
あぁ、独葉よ、なぜ学校で俺なんか学校のドブネズミに声をかけなさったのですか?
「諸君‼︎裏切り者の罰を決める。何か思いついたものはいるか?」
『裏切り者のには死を!』
「とりあえず、切腹を命じる」
「ちょっと待てよ!とりあえず切腹ってなんだよ!」
あぁ、こいつら独葉のことになると超ウザいな……。
「か、会長!」
廊下からクラスメイトの一人が走って大声で叫んでいる。
「どうした、隊員番号1038」
メンバー多すぎるだろ……。
「志貴が妹と婚約したそうです!」
「罰を変える‼︎即刻窓から飛び降りろ、ブォゥゥゥォオオオオオケェェェエエエエ!!!」
男子からはは雄叫び、女子からは軽蔑の目、会長に至っては血の涙を流している。
「でかしたぞ!隊員番号1038」
「ありがとうございます」
「ところで、どこで聞いたんだ?」
「あいつの妹と俺の彼女が一緒……あっ……」
「諸君、裏切り者を殺せ……」
『裏切り者には死を!』
悲惨すぎる……。
でも、今のうちに逃げとくか。
俺が廊下を出るのと同じぐらいに放送がなった。
『1年4組、し、志貴君!至急職員室に来なしゃい!あ、麻野まで来てください……』
噛んだ……。
大丈夫だろうかこの先生は……。
てか、俺!?
かるちゃん先生が俺に何のようなんだ?
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
「えっとかるちゃん先生?」
俺は職員室にいたかるちゃん先生に声をかける。
「あ、来てくれましたか……」
「それで、話って言うのは……」
「ここではなんですし、場所を変えましょうか」
それなら、呼び出しの時に場所指定すればよかったのに、まぁいいか。
「それじゃあ、ついて来てキュダサい!」
なぜか放送の時から緊張して噛みまくっている。
見た目ただの小学生なだけあって、ただただ可愛い。
「ここです」
「ここは『第2神話研究部』?」
「私が顧問を務めている部活の部室です」
こんな部活があったなんて知らなかった……。
「そ、それより先生話ってなんですか?俺、何かした覚えないんですけど……」
「あっ、いや、志貴君が何かしたと言うわけではないんですよ!た、ただ……」
いきなり声が小さくなっていく。
「あ、あの!志貴君って年上は好きですか!?」
「え!?あ、あぁ、まぁ、好きですけど……俺、おじいちゃんっ子だったたし」
「そう言う意味じゃなくて、その、恋愛対象として好きですか?」
「な、何を言っているんですか!?」
ほんと、この先生は何を言っているんだ!
「せ、先生、その言い方だと先生が俺に気があるみたいな意味になってしまいますよ?」
「そう、だもん……」
ん?何だって?
「そうだもん!私、志貴君が好きなんだもん!」
…………。
……………………。
…………………………………………。
「へ?」
二重と独葉と別れた後、入った教室……。
周りの視線。周りの視線。周りの視線。
「何これ?」
「うわっ!こっち見た……もう今日最悪の日だよ……」
女子どもからは軽蔑の目を向けられ、男子からは今にも殺しにきそうなほどの殺気を浴びせられる。
俺が何したって言うんだよ……。
「諸君‼︎ただいまより異端審問会を始める。裏切り者には死を!我らのアイドル、アキュムちゃんに近づき、話した重罪人には懺悔しても足りぬ罪がある!」
『裏切り者には死を!』
一人を中心にクラスのほとんどの人が俺の死を願って来た。
てかやべーよこいつら……高校生にもなって恥ずかしくないのかよ……。
「高校生だからこそだ、クソガキ!」
「心を読むなよ!」
あぁ、独葉よ、なぜ学校で俺なんか学校のドブネズミに声をかけなさったのですか?
「諸君‼︎裏切り者の罰を決める。何か思いついたものはいるか?」
『裏切り者のには死を!』
「とりあえず、切腹を命じる」
「ちょっと待てよ!とりあえず切腹ってなんだよ!」
あぁ、こいつら独葉のことになると超ウザいな……。
「か、会長!」
廊下からクラスメイトの一人が走って大声で叫んでいる。
「どうした、隊員番号1038」
メンバー多すぎるだろ……。
「志貴が妹と婚約したそうです!」
「罰を変える‼︎即刻窓から飛び降りろ、ブォゥゥゥォオオオオオケェェェエエエエ!!!」
男子からはは雄叫び、女子からは軽蔑の目、会長に至っては血の涙を流している。
「でかしたぞ!隊員番号1038」
「ありがとうございます」
「ところで、どこで聞いたんだ?」
「あいつの妹と俺の彼女が一緒……あっ……」
「諸君、裏切り者を殺せ……」
『裏切り者には死を!』
悲惨すぎる……。
でも、今のうちに逃げとくか。
俺が廊下を出るのと同じぐらいに放送がなった。
『1年4組、し、志貴君!至急職員室に来なしゃい!あ、麻野まで来てください……』
噛んだ……。
大丈夫だろうかこの先生は……。
てか、俺!?
かるちゃん先生が俺に何のようなんだ?
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「えっとかるちゃん先生?」
俺は職員室にいたかるちゃん先生に声をかける。
「あ、来てくれましたか……」
「それで、話って言うのは……」
「ここではなんですし、場所を変えましょうか」
それなら、呼び出しの時に場所指定すればよかったのに、まぁいいか。
「それじゃあ、ついて来てキュダサい!」
なぜか放送の時から緊張して噛みまくっている。
見た目ただの小学生なだけあって、ただただ可愛い。
「ここです」
「ここは『第2神話研究部』?」
「私が顧問を務めている部活の部室です」
こんな部活があったなんて知らなかった……。
「そ、それより先生話ってなんですか?俺、何かした覚えないんですけど……」
「あっ、いや、志貴君が何かしたと言うわけではないんですよ!た、ただ……」
いきなり声が小さくなっていく。
「あ、あの!志貴君って年上は好きですか!?」
「え!?あ、あぁ、まぁ、好きですけど……俺、おじいちゃんっ子だったたし」
「そう言う意味じゃなくて、その、恋愛対象として好きですか?」
「な、何を言っているんですか!?」
ほんと、この先生は何を言っているんだ!
「せ、先生、その言い方だと先生が俺に気があるみたいな意味になってしまいますよ?」
「そう、だもん……」
ん?何だって?
「そうだもん!私、志貴君が好きなんだもん!」
…………。
……………………。
…………………………………………。
「へ?」
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