全部俺の思う通りにしてやる(東雲祐介×澤端隼人)

朝比奈*文字書き

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俺の思う通りにしてやる④

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【注意書き】

・本作には男女・同性を問わず成人の同意に基づく性的描写があります。
・性具使用、言葉責め、声責めなどのプレイ表現が含まれています。
・暴力的・強制的な表現はありませんが、受けキャラの心情の揺れや依存的な心理描写があります。
・登場人物はすべてフィクションであり、実在の人物や団体とは関係ありません。
・苦手な方は閲覧をお控えください。

本作品は成人向け(18歳以上推奨)の内容を含みます。
性的描写や成人同意の上での恋愛表現が含まれるため、未成年の方の閲覧はご遠慮ください。

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東雲祐介×澤端隼人

気付けば目覚ましが鳴ると同時に目が覚めた。
辺りを見回すが人の居る気配はなく、隼人は慌てて家に戻りスーツを取りに行った。

(結局帰って来なかったな…祐介のやつ…仕事場でも忙しそうだから会わなさそうだし)

スーツに着替え少しだけ荷物を詰める。

一旦祐介の家に寄ったが、やはり帰ってきていなかった。荷物を置いて会社へ向かう。

(今日、祐介に会ったらどんな顔で接したらいいんだろ…)

会社に着き営業に行く準備をしてる隼人が、ふと祐介の姿を見かけて目が止まった。
(あ…祐介だ)
祐介の姿が目に入る。話しかけようとしたが、取引先と話し込んでいるようで言葉を飲み込んだ。
(……迷惑、かもな)
営業に向かう為会社を後にした。

帰る時間になり、会社に一旦戻る。
机で祐介は片付けて居た。
祐介と呼ぼうとしたら祐介に女性社員が先に話し掛け、益々タイミングが分からなくなってきた。
(…今日……無理かな…祐介あんなに楽しそうな顔してるもんな…)
自分の机を片付け会社を後にする。
(……見るかわかんねぇけど……連絡だけ入れとか……なんか、俺が必死になってるみたい…)

『今日、帰ってくる?帰ってくるならご飯買って帰るけど…』

と、送信。
いつもの帰り道、いつもなら祐介と一緒に車で帰っているのに。
(1人居ないだけで、こんなに寂しんだな……やっぱり俺……祐介に頼りっぱなしだったんかな…)
そんな事を考えていると涙が溢れてきた。
(いつも…こんな事ないのに……最悪)
泣きたい気持ちのまま、ふらりと近くの公園へ。ベンチに腰掛けて、カバンを抱きしめる。
「はぁ…」

「お兄さん、こんな時間に何してんの?」
急に声をかけられびっくりする隼人。
「お兄さん暇?暇でしょ?」
逃げようと思って立ち上がった瞬間に男に腕を掴まれた。
「ちょ…離せよ」
「良いじゃん、どうせ暇なんだから俺らと遊ぼうよ、そこに多目的もあるし~」
ゾワッと鳥肌が立ち、腕を振り払おうにも相手の男の方が力が強く振り払えなかった。
「俺らと3Pしない?俺らバリタチなんだけどさ~お兄さんネコちゃんでしょ?」
「離せって、俺はお前らには興味無い!!大事な人が居るんだ!俺に触るな!」
カバンを振り回し男の頭に当たる。
「…ってなー」
「離せって!俺に触るな!」
振りほどこうにも振りどけず、ほんとなら今頃祐介に助けられてるんだろうな、とか頭にぐるぐる回っていた。

「おい、何やってる」
たまたま通りかかった警察だ。
思わず隼人は安心して力が抜け、座り込んでしまう。
「大丈夫かい?君」
「助かりました、ありがとうございます…」
「この辺あー言うの多いから気をつけて」
「はい」
そう言って隼人は家に帰る。ただ、気付いたら家に着いたのは祐介の家だった。
(え…何で……)
仕方なく祐介の家に上がるが、人のいる気配は無い。
「この匂い…嫌いだ……」
仕方なく祐介の家でお風呂に入る。何故か脱衣所に祐介の香水が染み込んだハンカチが落ちていた。
(ん?…)
不思議そうにハンカチを手に取るがそこまで気にしなかった。洗濯し忘れたんだろうと思ったから。ハンカチを持ち上げた瞬間祐介がいつも付けている香水のフワッと鼻を掠めた。
(……祐介)
無意識にハンカチを鼻に近づけお風呂に持って入っていた。

(なんで……この家…祐介……の匂いばっか…)
お風呂の壁に寄りかかり祐介の匂いで頭が可笑しくなりそうだ。
「はぁ…はぁっ」
自分のモノを扱くが何か物足りない。自分で後ろもやった事無いのに自然と手が伸びる。
(…確か…この辺…)
んっ…と一瞬電気が走った感覚になる。自分で何度も動かす。すると携帯が鳴った。
一瞬ビクッと心臓が止まったが、知らない番号で鳴り止まない電話に出た。

「久しぶりだな、隼人」
「……祐介…」
「今俺の家に居るんだろ?」
「え、なんで?近くに居るの?」
「居ないよ、お前反省してねぇもん」
「…したよ!…いっぱいしてる!だから、早く帰ってきて…」
「それは無理だな、今そっち居ないし」
「え」
「仕事の関係で急遽出張なんだよ……所でお前さっきから息が荒いな」
「え、いや…何で?」
「…1人でやってんだろ」
「し、してない…風呂に潜ってたから」
「ふーん、お前ってつくづく嘘下手だよな…」
思わず黙ってしまった。
「当たりか…相手してやる」
「え」
その瞬間、祐介の声色が変わる。
「お前ベッド汚すから風呂行け」
何も言わず、隼人は祐介の言う通り風呂に向かった。
「着いたか?」
「うん…」
「なんだ、その声嬉しそうな声だな」
「別に…」
「今、何してたんだ?」
「今お風呂入ってた」
「違う。どこまでした?」
「……自分で、してたら……物足らなくて…後ろも…」
恥ずかしさで自然と声が小さくなる。
「ふーん、後ろ、どうしてんだ?」
「ど、どうって…」
「説明なきゃ、分からないだろ。さっきやってた事続けながら教えて」
「ふっ…ん…」
「俺に説明無しでやってんのか?」
「い、今言うから……う、後ろに指…入れて…動かしてる」
「それで?…あ、携帯スピーカーにしろよ?」
隼人は素直に携帯をスピーカーに変えると風呂場に祐介の声が響く。
「良いところ、当たってんの?」
「…しゃ、喋るなって…」
久しぶりに祐介の声を聞いたせいか耳も脳も犯されそうな感覚になる。
「分かった」
そう言われ祐介はそれきり黙る。無言になった時間が怖かったのか、不安そうに隼人は祐介の名前を呼んだ。
「何?喋るなって言ったの隼人だろ?」
「…や、やっぱり喋ってて……無言は嫌だ」
「俺の家で、俺の匂いで欲情して…お前そんなんだったか?……そんなに俺が恋しいのか?今まで拒んでたくせに」
電話越しでも分かるようなニヤリとした口調。
「…っ!!…ち、違う……これは…たまたま……」
「自分でケツ弄って気持ちよくなってんのに?…ほら、想像してみなよ?俺が今まで隼人にヤッてきた事……どう?」
「ゔっ…あぁ」
「それ、俺の指だと思ってゆっくり奥まで」
祐介が背後から囁かれてる気分になり、1人のはずなのに恥ずかしさが増し顔が火照る。
「どう?もう一本増やして」
「ふっ…んっ」
「俺に突かれてると思って想像してよ」
「あっ…ふ、んっ」
「どういうの想像した?優しいの?激しく犯されてるの?どれ?」
隼人は興奮して息が上がってるのに、祐介は至って落ち着いている。
「隼人はさ、ケツとちんこ同時にやられるの好きだもんな?良いよ、触って、もうパンパンなんだろ?」
「無理……すぐ…イッちゃうっ」
「ダメ、自分で根元ギュッてしてみ?」
「…へ…嘘……」
「指は止めないでよ?」
電話での命令に抗えなくて、隼人は涙目になる。
「隼人…えっちな音が電話越しでも分かるね」
「…祐介…も、むり……」
「ふーん…じゃあさ、いい事教えてあげる」
電話切らず、リビング棚の1番下を開けてみと言われる。
手を洗い軽く体を吹きリビングにある棚の引き出しを開けた。
「…なにこれ…」
「隼人、物足りないんだろ?…俺のより怠るけどマシじゃね?…お風呂の壁とか床に着けて練習でもしたら?」
祐介の言う通り祐介のモノには怠るが、それでもまぁまぁ大きさがあるディルド。
「いつでもそれで相手しもらえ」
「……やだ…」
「まぁ、お前の事だから嫌だとか言いつつ使うから安心しろ…ほら、お前のイッたら寝るから早くしろ」
渋々ディルドを手に持ったまま再び風呂場に行き、床に引っ付けた。
ゴムを被せローションも垂らす。
ゆっくり腰を下ろし、ゆっくり中に入ってくる。
「んっ…ふ…」
「隼人イヤホンしてよ」
「…や、やだよ…」
「そっちの方が隼人の声聞ける」
たまたま手の届く所にワイヤレスイヤホンが置いたままだった。仕方なく隼人はイヤホンした。
「隼人聞こえる?」
今まで無い優しい口調で耳に刺さる。
「ま、待って……これ無理」
ダイレクトに隼人の耳に祐介の居心地の良い声が響く。
「隼人の息遣いまでよく聞こえるね」
「…やだ……やだ…」
「息吐いたらスっと入るから、吐いて」
息を吐いた瞬間すんな奥迄入ってしまい、体ビクッとしてしまう。
「奥まで入れたんだ」
「待って…ほんとに……無理」
息が上がり祐介の声がダイレクトに伝わり脳が蕩けそうだ。
「俺の声ほんとに好きなの?」
「あぁっ…もう、むり…っ」
腰が止まらずわけも分からず腰を振る。ローションの水音が浴槽に響く。
「…やだ…祐、介……」
「奥まで突いてやる」
「あぁっ…やだ、そこ」
「嫌じゃなくて、気持ちいいの間違いじゃないか……もっと深くできるだろ?」
「あ、あぁっ…きもち……い…もう…むり」
「イケよ」
「あぁっ!!」
白濁した液を吐き出し、ゆっくり出すとその場に果てる。
「隼人…おやすみ」
「……ん…おやすみ」
ゆっくりと落ち着いた祐介の声に目が瞑る。

(……また、流されちゃった…)

ぐったりと重たい体を持ち上げ、体を流し軽く掃除をしてベッドに行く。
ギシッとベッドに沈み布団を頭まで被る。
(このベッドも祐介の匂い…声だけじゃ…やだな……)
祐介の匂いに包まれて目を瞑り、携帯を握ったまま眠りに落ちる。

--朝。

深い眠りに落ち目が覚めたのはギリギリの時間。
「あ、やば」
慌てて会社に向かう準備をし走る。

「…はぁ、はぁ、ギリ間に合った…」
すると目の前に祐介が通りかかる。思わず、祐介っと声を掛けるが祐介は無視をした。
(…え…なんで……昨日電話…普通だったのに)
他の人には足止めてるのに…と更に不安が込上げる。
(俺ばっかり………もしかして…祐介もこんな気持ちだったのかな…)
自分の席につき、営業の準備を始める。するとどこから話声が聞こえた。

「最近社長と仲がいいって言ってた澤端さん、話してる所見てないけど、喧嘩でもしたのかな」
「聞こえるって」
「でも、私達には普通よね?」
「喧嘩じゃない?」

話が丸聞こえで隼人は逃げる様に会社を後した。
(いつもなら……祐介が…)
気付いたら頭の中は、祐介の事ばかり。ボーッとしながら歩くと自分の家ではなく祐介の家に辿り着いてる事もある。
(俺はおかしい…どうかしてる……会社は変な噂あるし…どう、接したら…どうしたら祐介と和解出来る…)

仕事を終え、とぼとぼ歩いて家に向かっていた。
(今日は自分の家に帰らないと…祐介の家には居れない)
と思っていたのに、気付けば祐介の家。
(なんで!!)
自分の家に戻ろうと祐介のマンションを出ると何故か寂しさが沸いてくる。
(……)
隼人は結局祐介の家に戻った。
(…俺、ダメだ…これじゃ…依存してるみたい……余計祐介を困らせる)
ひざ掛けを抱き抱え、ソファーを座る。
(なんか、無意識にお弁当も2個買っちゃったな…)
1個冷蔵庫に入れる。溜め息しか出なくなる。
ご飯を食べ、お風呂に入る。そして早めにベッドに行く。

(俺…ここじゃないと寝れないのかな…いや寝れる…じゃないと困る)

布団に潜り目を瞑る。
時間がどんどん過ぎていく、なのに隼人は眠れずにいた。
(寝れない…)
リビングの棚に祐介の香水が置いてある。それを手に取り寝室に軽く振った。

(…うん…祐介の匂いだ)
すんなり深い眠りに入った。

「隼人」
「…?祐介…」
「なんで家にいるの?お前呼んだ記憶ないんだけど?」
「…え…あ…ごめん、迷惑だったよね…」
「すげー迷惑」

「あ、あぁ!!……夢」
嫌な夢を見て冷や汗をかいた。キッチンへ行き水を飲み、ソファーに座る。
(…あんなのヤダ……あんなの…俺絶対耐えれない)
落ち着こうと思い祐介に電話を試みるが、怖くてボタンが押せない。
(ほんとに言われたらどうしよう……祐介から電話、掛かって来ないかな…)
暫く電話の画面と睨めっこをするが、当然掛かってくる事も無かった。
(かかってこないよな…今日機嫌悪かったのかな…それとも俺昨日何かしたかな…)

深夜に1人はきつくなって来た。自分がどうこう出来る訳でもないし、祐介の居場所も知らない。
ただ、じっと待つしか無理だった。

(このままだと…俺……どうにかなりそうだ…)

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