全部俺の思う通りにしてやる(東雲祐介×澤端隼人)

朝比奈*文字書き

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俺の思う通りにしてやる⑧

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【注意書き・R15+】

⚠️本作品には以下の内容が含まれます⚠️
・成人向けの恋愛描写・心理描写
・感情のもつれや精神的な追い詰め(言葉の攻防、感情的な暴力的表現あり)
・暴言や強い言葉による精神的な圧迫シーン(身体的暴力は軽度)
・キャラクター間の緊張感あるやり取りやすれ違い描写
・メンタル描写が苦手な方は閲覧注意
・キャラクターは成人設定です

苦手な方はブラウザバック推奨です!

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東雲祐介×澤端隼人

誰と行ったの?と祐介の声色が変わり、車の中が一瞬で空気が変わる。

「あ…いや…結構前だよ」
「俺は誰と行ったのかと聞いてるんだけど?」
「…お、女の子」
「へぇ…まだ、隠してたんだ」
車のスピードが上がり、直ぐに家に着いた。
「ゆ、祐介…?」
無言で隼人の腕を引っ張り、家に入れドアの鍵をガチャッと閉めた。
隼人の息が怖くて上がる
「まだ、隠してることあるんじゃないんか?」
「な、無いよ!たまたま、見かけて思い出したんだ!」
「ふーん、余程楽しかったんだな」

隼人は靴が脱げないまま、後退りする。祐介は隼人は追い詰めるように1歩1歩詰め寄る。

「靴ぐらい脱げよ、床が汚れる」
隼人の靴をぬがし玄関に投げ、音が響く。その大きな音に隼人はビクッと体を震わす。
「で、でも…祐介に携帯、預けたし…俺…連絡とってないじゃん」
「は?そこじゃないよ、俺に隠してた事だろ」
「いや…ほんとに隠してるつもりはなかったんだよ…」
息が詰まるような空気感。言葉も上手く出てこない。
「ほんとなんだよ…」
捨てられるんじゃないかと言う気分と怖さが混ざりあって涙が止まらなくなる。
「全部…全部…話したのに…祐介にすぐ詰められるなんて…俺なんか要らないじゃんっ!!邪魔なだけじゃん!どこがいんだよっ、こんな俺!!!」

「…そう、じゃあ、嫌いなら今すぐ家を出たらいいよ、出たらどうなるか分かってんだろ?」

心臓が突き刺さるように痛い。

(俺は嘘付かないし、全部報告するって祐介と約束したし…携帯だって預けてんのに…好きで何がダメなんだよ…訳わかんないよ)

涙が止まらなくて、息をするのが苦しい。

「泣けばいいと思うなよ?」
「泣きたくて泣いてない…俺が一生懸命やっても拒否されるだし……俺どうしたらいいのか分からないんだよ」
「じゃあ、泣くなよ、話にならん」
そこ邪魔だから、ソファー行ってくんない?と普通のトーンで喋るが隼人は思わずビクッと体が震えた。
「聞こえてる?」
腕を掴まれ、ソファーに連れていかれる。
「い、痛い…」
思わず祐介の手を振り払った。
「は?」
「……あ…ごめん……そんなつもりじゃ」
隼人は声も手も震えた。
「俺の事呆れてんだろ」
「ち、違う……」
言葉が詰まって、祐介に近付こうとしたいのに足が動かない。
「出て行けよ、今すぐ、お前とはもう無いわ」
息が上がって過呼吸気味になり言葉が詰まる。
「(嫌だ…嫌だ…こんなじゃないのに…俺…)……無理」
「は?何言ってんの?」
「……無理……離れるなんて無理……俺…ずっと……祐介の」
「無理してんだろ、早く出ていけよ」
被せるように口を開く。
「嫌だっ!!…俺だって、俺だって祐介のそばに居たい……」
「うるせぇよ、黙れよ」
強い言葉が自分の喉から出た瞬間、祐介の胸が一瞬だけ締めつけられた。
それでも止められない。
傷つけているとわかっていても、口を閉じられなかった。

「……嫌だ、黙らない。こんなに人を好きになった事ないのに……今日だってすごく嬉しかった……いつも強引な祐介だけど、今日の祐介はすごく優しくて嬉しかった。居心地良くて、祐介の声も仕草も好きなんだ……祐介に怒られても、詰められても……離れないくらい好きなんだ……それでも祐介が出て行けって言うなら……」

「さっき黙れと言っただろ、なんで黙らないんだよ」
「……祐介黙ったら…もう捨てられそうで…それならもういっその事言った方が楽だなって思った」
涙が止まらなくなった。

「ごめん…俺、もう要らないよな」

震える足を動かし靴を履き、祐介の家を出た。
シーンとした家に時計の秒針の音だけ。

(……はぁ…また、やった)

ソファーに力が抜けたように座り、頭を抱える。

(ただただ隼人を傍に置いときたいだけなのに…あんな事言ったら誰だって逃げ出すよな……)

とある物が目に入った。


「……携帯も財布も置いてんのんかよ…どうすんだよ、あいつ」

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