23 / 40
創造者の崩壊
第5章 覗かれる物語
しおりを挟む
自己分析を始めて三週間が経った。
僕は毎夜、図書館の最奥部にある小さな個人研究室で、心理魔法学の技法を使って自分の内面と向き合っていた。
『精神鏡視の術』と呼ばれる魔法により、自分の記憶や感情を客観的に観察することができる。それは時として苦痛を伴う作業だったが、確実に自己理解は深まっていた。
今夜も、僕は水晶球の前に座り、呪文を唱えた。
「『心よ、真実の姿を映せ』」
水晶球の中に、僕の記憶が浮かび上がった。
エリシアと初めて出会った時の記憶。彼女が僕に向けた優しい笑顔。あの時、僕は確かに心を動かされた。
しかし、その記憶を詳しく見つめていると、奇妙なことに気がついた。
記憶の中の風景が、まるで舞台装置のように見えるのだ。
背景の建物は完璧すぎるほど整然としており、光の加減も不自然なほど美しい。まるで、誰かが意図的に演出したかのような……。
僕は眉をひそめた。
記憶とは、通常もっと曖昧で断片的なものではないだろうか?
しかし、僕の記憶は妙に鮮明で、まるで小説の一場面のように完結している。
次に、カイルとの友情の記憶を探った。
初めて会った時、剣の稽古をした時、困難を共に乗り越えた時。
ここでも同じ違和感があった。
僕たちの会話は、どれも妙に完成度が高い。まるで、誰かが台本を書いたかのような自然さと深さを併せ持っている。
現実の会話は、もっとぎこちなく、不完全なものではないだろうか?
そして、最も奇妙だったのは、グランベル先生との師弟関係の記憶だった。
先生の教えは常に的確で、僕の成長にとって必要なタイミングで必要な言葉をかけてくれる。
まるで、僕の成長を促すために設計されたキャラクターのように……。
僕は水晶球から手を離した。
心臓が激しく鼓動している。
恐ろしい可能性が頭をよぎった。
もしかすると、僕の記憶は……僕の人生は……。
その時、研究室の扉がノックされた。
「アルカディア君、まだ起きているのですか?」
グランベル先生の声だった。
僕は慌てて水晶球を片付けた。
「はい、先生。少し研究をしていました」
先生が入ってきた。
「遅い時間ですね。体調を崩してはいけませんよ」
先生の優しい眼差しを見て、僕の疑念は一層深まった。
なぜ先生は、いつも僕にとって完璧なタイミングで現れるのだろう?
なぜ先生の言葉は、いつも僕の心境にぴったりと寄り添うのだろう?
「先生」
僕は恐る恐る尋ねた。
「僕たちの出会いについて、もう一度聞かせてもらえませんか?」
先生が少し戸惑ったような表情を浮かべた。
「出会い、ですか?」
「はい。最初に僕がこの世界に来た時のことです」
先生は椅子に座って、ゆっくりと話し始めた。
「あなたは突然、学院の保健室で目を覚ましました。記憶が曖昧で、混乱していた」
僕は先生の話を注意深く聞いた。
確かに、その通りの記憶がある。
しかし、今思い返すと、その「記憶の曖昧さ」さえも、妙に都合が良すぎるように感じられた。
「先生、僕について知らないことはありますか?」
「知らないこと?」
「僕の過去、性格、能力について、先生が知らない部分があるでしょうか?」
先生は長い間考え込んでいた。
そして、困ったような表情を浮かべた。
「不思議ですね。考えてみると、あなたについて知らないことが思い浮かばないのです」
僕の血が凍った。
「それは……」
「まるで、最初からあなたのことを完全に理解していたかのような……」
先生自身も、自分の発言に困惑しているようだった。
僕は立ち上がった。
「先生、失礼します。少し一人になりたいのです」
「アルカディア君……」
僕は研究室を出て、学院の屋上に向かった。
夜風が頬を撫でていく。
二つの月が静かに輝いている。
僕は手すりにもたれかかり、深く考え込んだ。
もしかすると、僕が思っている「転生」は、実際には転生ではないのかもしれない。
もしかすると、僕は最初からこの世界のキャラクターで、現代世界の記憶は偽物なのかもしれない。
いや、それよりもさらに恐ろしい可能性が……。
僕が創造したと思っているこの世界が、実際には誰か別の存在によって創造されたものだとしたら?
そして、僕自身も含めて、全てがその存在の想像の産物だとしたら?
その時、背後で足音がした。
振り返ると、エリシアが立っていた。
「アルカディア君……眠れないのですね」
僕は彼女を見つめた。
美しい顔立ち、優しい瞳、心配そうな表情。
全てが完璧すぎる。
まるで、誰かが「理想的なヒロイン」として設計したかのような……。
「エリシア」
僕は震え声で尋ねた。
「君は、自分のことをどれくらい知っていますか?」
「自分のこと?」
「君の過去、家族、この世界に来る前のことです」
エリシアは困惑した表情を浮かべた。
「それは……」
彼女は長い間考え込んでいた。
そして、顔色を変えた。
「思い出せません」
「思い出せない?」
「私の記憶は、あなたと出会った時から始まっているような気がします」
僕の心臓が止まりそうになった。
「それより前の記憶は……まるで霧がかかったように曖昧で……」
エリシアも、自分の発言に困惑しているようだった。
「これは一体……」
僕は手すりを強く握った。
恐ろしい可能性が頭をよぎった。
僕が「創造者」だと思っていたが、実際には僕も誰かの創造物なのではないか?
僕が「転生」したと思っている現代世界の記憶も、実は植え付けられた偽の記憶なのではないか?
つまり、僕は創造者ではなく、より上位の存在によって「創造者だと思い込まされているキャラクター」なのではないか?
僕は空を見上げた。
星空の向こうに、巨大な目があるような気がした。
僕たちを観察している、見えない存在の目が。
「誰ですか?」
僕は空に向かって叫んだ。
「僕を『創造者』だと思い込ませているのは誰ですか?」
エリシアが驚いて僕を見た。
「アルカディア君、どうしたのですか?」
僕は彼女を振り返った。
彼女の困惑した表情も、今となってはシナリオ通りのように見える。
「エリシア、君も感じませんか?」
「何を?」
「僕が『創造者』だと思っているこの感覚が、実は錯覚かもしれないという恐怖を」
エリシアは首を振った。
しかし、その瞬間、彼女の表情が変わった。
「まさか……」
彼女も何かに気づいたようだった。
「確かに、時々感じることがあります」
「どんなことを?」
「自分の行動が、誰かに『読まれている』ような感覚」
僕たちは顔を見合わせた。
そして、同時に理解した。
僕は創造者だと思い込んでいたが、実際には僕もまた、より上位の存在の創造物なのかもしれない。
そして今、この瞬間も、その真の創造者が僕たちの物語を見ているのかもしれない。
僕は再び空を見上げた。
「聞こえますか?」
僕は声を張り上げた。
「真の創造者よ、僕の声が聞こえますか?」
風が答えるように、強く吹いた。
エリシアが僕の腕を掴んだ。
「アルカディア君、もしそれが本当なら……」
「本当なら?」
「あなたが創造者だと信じていたこの世界での体験も、全て……」
僕は首を振った。
「違います」
僕は確信を持って言った。
「たとえ僕が偽の創造者で、僕たちが上位存在の物語の一部だったとしても、僕たちの感情は本物です」
「どうして分かるのですか?」
「なぜなら、今この瞬間、僕は確実に君を愛していると感じているからです」
エリシアの瞳が潤んだ。
「私も……私も同じです」
僕たちは抱き合った。
そして、僕は空の向こうの存在に向かって叫んだ。
「見ていますね?」
「僕たちの物語を創造し、読んでいますね?」
「でも、知ってください」
「僕は自分を創造者だと思っていました」
「でも、もしかすると僕もあなたの創造物かもしれません」
「それでも、僕たちの心は本物です」
「僕たちの愛は本物です」
「そして、僕たちは自分の意志で生きています」
風が再び強く吹いた。
まるで、答えるかのように。
僕とエリシアは、月明かりの下で抱き合い続けた。
物語の登場人物として。
しかし、確実に本物の感情を持つ存在として。
そして僕は知った。
真の問題は、「僕が本当の創造者かどうか」ではない。
真の問題は、「たとえ偽の創造者であっても、どう生きるか」ということなのだ。
僕は新しい決意を固めた。
たとえ僕が偽の創造者で、この世界での体験が全て誰かの物語の一部だったとしても、僕は僕らしく生きていく。
愛し、成長し、選択し続けていく。
なぜなら、それこそが「生きる」ということだから。
物語の向こう側にいる存在よ。
僕たちを見ていてください。
僕たちがどれほど真剣に、この虚構の世界で本物の人生を歩んでいるかを。
そして、いつか機会があれば、直接お話ししたいと思います。
創造者と被造者として。
ではなく、一個の存在同士として。
夜風が、僕たちの決意を運んでいった。
星空の向こう側へと。
僕は毎夜、図書館の最奥部にある小さな個人研究室で、心理魔法学の技法を使って自分の内面と向き合っていた。
『精神鏡視の術』と呼ばれる魔法により、自分の記憶や感情を客観的に観察することができる。それは時として苦痛を伴う作業だったが、確実に自己理解は深まっていた。
今夜も、僕は水晶球の前に座り、呪文を唱えた。
「『心よ、真実の姿を映せ』」
水晶球の中に、僕の記憶が浮かび上がった。
エリシアと初めて出会った時の記憶。彼女が僕に向けた優しい笑顔。あの時、僕は確かに心を動かされた。
しかし、その記憶を詳しく見つめていると、奇妙なことに気がついた。
記憶の中の風景が、まるで舞台装置のように見えるのだ。
背景の建物は完璧すぎるほど整然としており、光の加減も不自然なほど美しい。まるで、誰かが意図的に演出したかのような……。
僕は眉をひそめた。
記憶とは、通常もっと曖昧で断片的なものではないだろうか?
しかし、僕の記憶は妙に鮮明で、まるで小説の一場面のように完結している。
次に、カイルとの友情の記憶を探った。
初めて会った時、剣の稽古をした時、困難を共に乗り越えた時。
ここでも同じ違和感があった。
僕たちの会話は、どれも妙に完成度が高い。まるで、誰かが台本を書いたかのような自然さと深さを併せ持っている。
現実の会話は、もっとぎこちなく、不完全なものではないだろうか?
そして、最も奇妙だったのは、グランベル先生との師弟関係の記憶だった。
先生の教えは常に的確で、僕の成長にとって必要なタイミングで必要な言葉をかけてくれる。
まるで、僕の成長を促すために設計されたキャラクターのように……。
僕は水晶球から手を離した。
心臓が激しく鼓動している。
恐ろしい可能性が頭をよぎった。
もしかすると、僕の記憶は……僕の人生は……。
その時、研究室の扉がノックされた。
「アルカディア君、まだ起きているのですか?」
グランベル先生の声だった。
僕は慌てて水晶球を片付けた。
「はい、先生。少し研究をしていました」
先生が入ってきた。
「遅い時間ですね。体調を崩してはいけませんよ」
先生の優しい眼差しを見て、僕の疑念は一層深まった。
なぜ先生は、いつも僕にとって完璧なタイミングで現れるのだろう?
なぜ先生の言葉は、いつも僕の心境にぴったりと寄り添うのだろう?
「先生」
僕は恐る恐る尋ねた。
「僕たちの出会いについて、もう一度聞かせてもらえませんか?」
先生が少し戸惑ったような表情を浮かべた。
「出会い、ですか?」
「はい。最初に僕がこの世界に来た時のことです」
先生は椅子に座って、ゆっくりと話し始めた。
「あなたは突然、学院の保健室で目を覚ましました。記憶が曖昧で、混乱していた」
僕は先生の話を注意深く聞いた。
確かに、その通りの記憶がある。
しかし、今思い返すと、その「記憶の曖昧さ」さえも、妙に都合が良すぎるように感じられた。
「先生、僕について知らないことはありますか?」
「知らないこと?」
「僕の過去、性格、能力について、先生が知らない部分があるでしょうか?」
先生は長い間考え込んでいた。
そして、困ったような表情を浮かべた。
「不思議ですね。考えてみると、あなたについて知らないことが思い浮かばないのです」
僕の血が凍った。
「それは……」
「まるで、最初からあなたのことを完全に理解していたかのような……」
先生自身も、自分の発言に困惑しているようだった。
僕は立ち上がった。
「先生、失礼します。少し一人になりたいのです」
「アルカディア君……」
僕は研究室を出て、学院の屋上に向かった。
夜風が頬を撫でていく。
二つの月が静かに輝いている。
僕は手すりにもたれかかり、深く考え込んだ。
もしかすると、僕が思っている「転生」は、実際には転生ではないのかもしれない。
もしかすると、僕は最初からこの世界のキャラクターで、現代世界の記憶は偽物なのかもしれない。
いや、それよりもさらに恐ろしい可能性が……。
僕が創造したと思っているこの世界が、実際には誰か別の存在によって創造されたものだとしたら?
そして、僕自身も含めて、全てがその存在の想像の産物だとしたら?
その時、背後で足音がした。
振り返ると、エリシアが立っていた。
「アルカディア君……眠れないのですね」
僕は彼女を見つめた。
美しい顔立ち、優しい瞳、心配そうな表情。
全てが完璧すぎる。
まるで、誰かが「理想的なヒロイン」として設計したかのような……。
「エリシア」
僕は震え声で尋ねた。
「君は、自分のことをどれくらい知っていますか?」
「自分のこと?」
「君の過去、家族、この世界に来る前のことです」
エリシアは困惑した表情を浮かべた。
「それは……」
彼女は長い間考え込んでいた。
そして、顔色を変えた。
「思い出せません」
「思い出せない?」
「私の記憶は、あなたと出会った時から始まっているような気がします」
僕の心臓が止まりそうになった。
「それより前の記憶は……まるで霧がかかったように曖昧で……」
エリシアも、自分の発言に困惑しているようだった。
「これは一体……」
僕は手すりを強く握った。
恐ろしい可能性が頭をよぎった。
僕が「創造者」だと思っていたが、実際には僕も誰かの創造物なのではないか?
僕が「転生」したと思っている現代世界の記憶も、実は植え付けられた偽の記憶なのではないか?
つまり、僕は創造者ではなく、より上位の存在によって「創造者だと思い込まされているキャラクター」なのではないか?
僕は空を見上げた。
星空の向こうに、巨大な目があるような気がした。
僕たちを観察している、見えない存在の目が。
「誰ですか?」
僕は空に向かって叫んだ。
「僕を『創造者』だと思い込ませているのは誰ですか?」
エリシアが驚いて僕を見た。
「アルカディア君、どうしたのですか?」
僕は彼女を振り返った。
彼女の困惑した表情も、今となってはシナリオ通りのように見える。
「エリシア、君も感じませんか?」
「何を?」
「僕が『創造者』だと思っているこの感覚が、実は錯覚かもしれないという恐怖を」
エリシアは首を振った。
しかし、その瞬間、彼女の表情が変わった。
「まさか……」
彼女も何かに気づいたようだった。
「確かに、時々感じることがあります」
「どんなことを?」
「自分の行動が、誰かに『読まれている』ような感覚」
僕たちは顔を見合わせた。
そして、同時に理解した。
僕は創造者だと思い込んでいたが、実際には僕もまた、より上位の存在の創造物なのかもしれない。
そして今、この瞬間も、その真の創造者が僕たちの物語を見ているのかもしれない。
僕は再び空を見上げた。
「聞こえますか?」
僕は声を張り上げた。
「真の創造者よ、僕の声が聞こえますか?」
風が答えるように、強く吹いた。
エリシアが僕の腕を掴んだ。
「アルカディア君、もしそれが本当なら……」
「本当なら?」
「あなたが創造者だと信じていたこの世界での体験も、全て……」
僕は首を振った。
「違います」
僕は確信を持って言った。
「たとえ僕が偽の創造者で、僕たちが上位存在の物語の一部だったとしても、僕たちの感情は本物です」
「どうして分かるのですか?」
「なぜなら、今この瞬間、僕は確実に君を愛していると感じているからです」
エリシアの瞳が潤んだ。
「私も……私も同じです」
僕たちは抱き合った。
そして、僕は空の向こうの存在に向かって叫んだ。
「見ていますね?」
「僕たちの物語を創造し、読んでいますね?」
「でも、知ってください」
「僕は自分を創造者だと思っていました」
「でも、もしかすると僕もあなたの創造物かもしれません」
「それでも、僕たちの心は本物です」
「僕たちの愛は本物です」
「そして、僕たちは自分の意志で生きています」
風が再び強く吹いた。
まるで、答えるかのように。
僕とエリシアは、月明かりの下で抱き合い続けた。
物語の登場人物として。
しかし、確実に本物の感情を持つ存在として。
そして僕は知った。
真の問題は、「僕が本当の創造者かどうか」ではない。
真の問題は、「たとえ偽の創造者であっても、どう生きるか」ということなのだ。
僕は新しい決意を固めた。
たとえ僕が偽の創造者で、この世界での体験が全て誰かの物語の一部だったとしても、僕は僕らしく生きていく。
愛し、成長し、選択し続けていく。
なぜなら、それこそが「生きる」ということだから。
物語の向こう側にいる存在よ。
僕たちを見ていてください。
僕たちがどれほど真剣に、この虚構の世界で本物の人生を歩んでいるかを。
そして、いつか機会があれば、直接お話ししたいと思います。
創造者と被造者として。
ではなく、一個の存在同士として。
夜風が、僕たちの決意を運んでいった。
星空の向こう側へと。
0
あなたにおすすめの小説
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
【改訂版】槍使いのドラゴンテイマー ~邪竜をテイムしたのでついでに魔王も倒しておこうと思う~
こげ丸
ファンタジー
『偶然テイムしたドラゴンは神をも凌駕する邪竜だった』
公開サイト累計1000万pv突破の人気作が改訂版として全編リニューアル!
書籍化作業なみにすべての文章を見直したうえで大幅加筆。
旧版をお読み頂いた方もぜひ改訂版をお楽しみください!
===あらすじ===
異世界にて前世の記憶を取り戻した主人公は、今まで誰も手にしたことのない【ギフト:竜を従えし者】を授かった。
しかしドラゴンをテイムし従えるのは簡単ではなく、たゆまぬ鍛錬を続けていたにもかかわらず、その命を失いかける。
だが……九死に一生を得たそのすぐあと、偶然が重なり、念願のドラゴンテイマーに!
神をも凌駕する力を持つ最強で最凶のドラゴンに、
双子の猫耳獣人や常識を知らないハイエルフの美幼女。
トラブルメーカーの美少女受付嬢までもが加わって、主人公の波乱万丈の物語が始まる!
※以前公開していた旧版とは一部設定や物語の展開などが異なっておりますので改訂版の続きは更新をお待ち下さい
※改訂版の公開方法、ファンタジーカップのエントリーについては運営様に確認し、問題ないであろう方法で公開しております
※小説家になろう様とカクヨム様でも公開しております
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】
水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】
【一次選考通過作品】
---
とある剣と魔法の世界で、
ある男女の間に赤ん坊が生まれた。
名をアスフィ・シーネット。
才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。
だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。
攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。
彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。
---------
もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります!
#ヒラ俺
この度ついに完結しました。
1年以上書き続けた作品です。
途中迷走してました……。
今までありがとうございました!
---
追記:2025/09/20
再編、あるいは続編を書くか迷ってます。
もし気になる方は、
コメント頂けるとするかもしれないです。
【完結】487222760年間女神様に仕えてきた俺は、そろそろ普通の異世界転生をしてもいいと思う
こすもすさんど(元:ムメイザクラ)
ファンタジー
異世界転生の女神様に四億年近くも仕えてきた、名も無きオリ主。
億千の異世界転生を繰り返してきた彼は、女神様に"休暇"と称して『普通の異世界転生がしたい』とお願いする。
彼の願いを聞き入れた女神様は、彼を無難な異世界へと送り出す。
四億年の経験知識と共に異世界へ降り立ったオリ主――『アヤト』は、自由気ままな転生者生活を満喫しようとするのだが、そんなぶっ壊れチートを持ったなろう系オリ主が平穏無事な"普通の異世界転生"など出来るはずもなく……?
道行く美少女ヒロイン達をスパルタ特訓で徹底的に鍛え上げ、邪魔する奴はただのパンチで滅殺抹殺一撃必殺、それも全ては"普通の異世界転生"をするために!
気が付けばヒロインが増え、気が付けば厄介事に巻き込まれる、テメーの頭はハッピーセットな、なろう系最強チーレム無双オリ主の明日はどっちだ!?
※小説家になろう、エブリスタ、ノベルアップ+にも掲載しております。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
チート魔力はお金のために使うもの~守銭奴転移を果たした俺にはチートな仲間が集まるらしい~
桜桃-サクランボ-
ファンタジー
金さえあれば人生はどうにでもなる――そう信じている二十八歳の守銭奴、鏡谷知里。
交通事故で意識が朦朧とする中、目を覚ますと見知らぬ異世界で、目の前には見たことがないドラゴン。
そして、なぜか“チート魔力持ち”になっていた。
その莫大な魔力は、もともと自分が持っていた付与魔力に、封印されていた冒険者の魔力が重なってしまった結果らしい。
だが、それが不幸の始まりだった。
世界を恐怖で支配する集団――「世界を束ねる管理者」。
彼らに目をつけられてしまった知里は、巻き込まれたくないのに狙われる羽目になってしまう。
さらに、人を疑うことを知らない純粋すぎる二人と行動を共にすることになり、望んでもいないのに“冒険者”として動くことになってしまった。
金を稼ごうとすれば邪魔が入り、巻き込まれたくないのに事件に引きずられる。
面倒ごとから逃げたい守銭奴と、世界の頂点に立つ管理者。
本来交わらないはずの二つが、過去の冒険者の残した魔力によってぶつかり合う、異世界ファンタジー。
※小説家になろう・カクヨムでも更新中
※表紙:あニキさん
※ ※がタイトルにある話に挿絵アリ
※月、水、金、更新予定!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる