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会合
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―樹と司の話し合いから七日後―
午と丑の代表と戌の州で話し合う日が来た
ようこそ、いらっしゃいました。
お二人が来てくださることを心待ちにしておりました
樹のなんとも言えない威圧感が放たれる
今日は司殿と、「卯月(うづき)家」当主「光(ひかる)」殿、未の州「未陰(みかげ)家」当主「聖(ひじり)」殿もいらっしゃっています。
と樹が有無を言わせない速さで紹介した
こちらこそ。皆様と意義のある話し合いをしたい
午の州代表「馬屋(うまや)家」当主、響(ひびき)は何やら険しい顔をしている
は、はい。私も…。皆様のお話を聞いて…慎重に決めたいと思います
丑の州代表「牛窪(うしくぼ)家」当主、豊(ゆたか)は少しうつむき加減で挨拶をした
(さあ、ここが正念場ですね…)
司がニヤリとした
では、率直にお聞かせください。
お二人は「どちらに協力するのかを」
司は始めから切り込む
…先に…確認しておきたいことがある。
響が口を開いた
なんでしょうか?
司が返す
この戦いに「外界の兵器」を使うおつもりだと…
はい。そのつもりです
樹がしっかりと返事をする
…承知した。
響は何かを決めたような目をする
(おっと…これはいけませんね)
司の目が光る
しかし、それは「戦いが起こったら」の場合です。もちろん準備はしますが。
どのみち、今後は少しずつこの国の門を開いていく必要があるのは明白でしょう。そういったものが入ってくるのも「遅いか」「早いか」になるだけです
光が続けた
それに…
とその言葉を聖が繋げる
単純な「武力」だけでは鎖国派に勝てないのは目に見えていますからね…。
それほど彼らの「兵力」は侮れない。
渡り合うためには必要でしょう。
それは…そうでしょうな
響の歯切れはまだあまり良くない
あ、あの‼︎
今まで黙っていた豊が声を上げる
もし…もし。皆様に協力して…仮に負けてしまったとしたら…。どうなるのでしょうか?
まぁ、少なくとも当主の我々はそれ相応の処罰があるでしょうね。
この国の「州」という在り方を無くさないのなら「家」が無くなることはまずない。歴史を見てもそれは揺るがないかと。この「州」という形が「燦の国」そものもですからね。「今まで」を大切にしている鎖国派がそれを大きく逸脱するような決断はしないかと思います
司はあっけらかんと答える
豊は青くなってしまった
それでも…どちらかには付いていないとまずいと思います
樹が続けた
もちろんお二人には我々に力を貸していただきたいと思っております。
ですが開国派、鎖国派。どちらにも付かずにずっと「中立」を保ち続けるのは…どちらかに付くよりも険しい道なのではないかと思います
これ以上ないほど真剣な目だ
…そうだろうな。こうなった以上「中立」でい続けることは一番危険なのかもしれない
響は呟く
「今」だけではなく「今後」も見据えてご決断するべきかと思います
樹が突きつけた
三日後、皇家の燿様と会合があるのですよね?
聖が樹に問う
ええ。その会合で決まります。「戦うか」、「我々全てが手を取り合う」のか
樹の口調に力が籠る
わ、私は…この国の、皆様と手を取り合えたら…いいなと思っております。本当に…。
豊は控えめに言う
ええ‼︎もちろん‼︎私も‼︎しかし…
光も賛同するが
こちらにもあちらにも譲れない大切な物がある…なかなか難しい未来かも…しれません…
と目を伏せてしまった
…わかった。
少しだけ。今日の夜まで考えさせていただきたい。必ず今日中に返事をすると約束しよう。
響が宣言する
その言葉を聞いた豊も
わ、私も。少し一人で整理したいと思います。必ず夜までにお返事をいたします
(そう言われてはこれ以上食い下がるのは得策ではありませんね。……二人ともに手応えがある…とはいきませんでしたか。しかし決まってしまえば仕方がありません。次の燿様との会合に目を向けるべきですね)
司は早くも「次」を見据える
午と丑の代表と戌の州で話し合う日が来た
ようこそ、いらっしゃいました。
お二人が来てくださることを心待ちにしておりました
樹のなんとも言えない威圧感が放たれる
今日は司殿と、「卯月(うづき)家」当主「光(ひかる)」殿、未の州「未陰(みかげ)家」当主「聖(ひじり)」殿もいらっしゃっています。
と樹が有無を言わせない速さで紹介した
こちらこそ。皆様と意義のある話し合いをしたい
午の州代表「馬屋(うまや)家」当主、響(ひびき)は何やら険しい顔をしている
は、はい。私も…。皆様のお話を聞いて…慎重に決めたいと思います
丑の州代表「牛窪(うしくぼ)家」当主、豊(ゆたか)は少しうつむき加減で挨拶をした
(さあ、ここが正念場ですね…)
司がニヤリとした
では、率直にお聞かせください。
お二人は「どちらに協力するのかを」
司は始めから切り込む
…先に…確認しておきたいことがある。
響が口を開いた
なんでしょうか?
司が返す
この戦いに「外界の兵器」を使うおつもりだと…
はい。そのつもりです
樹がしっかりと返事をする
…承知した。
響は何かを決めたような目をする
(おっと…これはいけませんね)
司の目が光る
しかし、それは「戦いが起こったら」の場合です。もちろん準備はしますが。
どのみち、今後は少しずつこの国の門を開いていく必要があるのは明白でしょう。そういったものが入ってくるのも「遅いか」「早いか」になるだけです
光が続けた
それに…
とその言葉を聖が繋げる
単純な「武力」だけでは鎖国派に勝てないのは目に見えていますからね…。
それほど彼らの「兵力」は侮れない。
渡り合うためには必要でしょう。
それは…そうでしょうな
響の歯切れはまだあまり良くない
あ、あの‼︎
今まで黙っていた豊が声を上げる
もし…もし。皆様に協力して…仮に負けてしまったとしたら…。どうなるのでしょうか?
まぁ、少なくとも当主の我々はそれ相応の処罰があるでしょうね。
この国の「州」という在り方を無くさないのなら「家」が無くなることはまずない。歴史を見てもそれは揺るがないかと。この「州」という形が「燦の国」そものもですからね。「今まで」を大切にしている鎖国派がそれを大きく逸脱するような決断はしないかと思います
司はあっけらかんと答える
豊は青くなってしまった
それでも…どちらかには付いていないとまずいと思います
樹が続けた
もちろんお二人には我々に力を貸していただきたいと思っております。
ですが開国派、鎖国派。どちらにも付かずにずっと「中立」を保ち続けるのは…どちらかに付くよりも険しい道なのではないかと思います
これ以上ないほど真剣な目だ
…そうだろうな。こうなった以上「中立」でい続けることは一番危険なのかもしれない
響は呟く
「今」だけではなく「今後」も見据えてご決断するべきかと思います
樹が突きつけた
三日後、皇家の燿様と会合があるのですよね?
聖が樹に問う
ええ。その会合で決まります。「戦うか」、「我々全てが手を取り合う」のか
樹の口調に力が籠る
わ、私は…この国の、皆様と手を取り合えたら…いいなと思っております。本当に…。
豊は控えめに言う
ええ‼︎もちろん‼︎私も‼︎しかし…
光も賛同するが
こちらにもあちらにも譲れない大切な物がある…なかなか難しい未来かも…しれません…
と目を伏せてしまった
…わかった。
少しだけ。今日の夜まで考えさせていただきたい。必ず今日中に返事をすると約束しよう。
響が宣言する
その言葉を聞いた豊も
わ、私も。少し一人で整理したいと思います。必ず夜までにお返事をいたします
(そう言われてはこれ以上食い下がるのは得策ではありませんね。……二人ともに手応えがある…とはいきませんでしたか。しかし決まってしまえば仕方がありません。次の燿様との会合に目を向けるべきですね)
司は早くも「次」を見据える
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