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仲間たち《パーティー》
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「このこの! 」
体を登ってくるスライムに、持っている中華鍋で殴るも、その柔らかい液体状の体に跳ね返されてしまう。
「もうしょうがない! あれを使うしか......いやだめだ皆が近くにいないと」
「しようがねえなあ、スライム相手に何やってんだ、とおる」
と横から男の声がして
「えっ? 太陽か! 助けに来てくれたの......」
そんな希望をこめて、声の方を見ると
頭以外スライムに取り込まれている、悲しそうな顔をした少年が横たわっていた。
「ちょ! 太陽! 食べられてるよ! 」
「ダイジョブ、異世界に転生したらチート能力でハーレム作るから......」
「あきらめるな! 何とかするから! 」
抜け出そうとじたばたしてると、
ビュンと空気を切り裂く音がしたと思ったら、切られたスライムが四散し、続けて火球が飛んで、太陽の体にまとわりつくスライムを溶かした。
「君達、何遊んでるのかなあ、なんてね、だいじょうぶ?」
そう言って歩いてきたのは、1メートルほどの両刃の西洋剣を携えた、制服姿の少女と
「スライムに殺されかけるなんてバカなんじゃない?」
もう一人、大きな杖を手に持ち、先がとんがった大きなつばの帽子をかぶった、制服姿の小柄な少女だった。
「要《かなめ》さん、来名《くるな》さん、助かったよ、ほんとありがとう」
そう僕がお礼をいうと、
小柄な少女、来名は、つかつかと近寄って来て、
「あんた、本当に探索者になる気あるの?
そんな望んでこんなところにいるんじゃないって感じならやめなさい、まわりをいつか危険にさらすわ」
「現実はいつも残酷なんだから」
そう去り際に小さな声で言った。
「あと太陽、荷物なくしてんのになんで存在してるの」
と太陽にも続けて言っていた。
図星をつかれて、僕はなにも言い返せないまま落ち込んでいると、
「今日だけとはいえ、同じパーティーの仲間じゃない、気にしないで」
屈託なく笑いながら、話しかけてきたこの少女は、
要《かなめ》ゆうき 17才
このパーティーのリーダー。
中性的で美しい顔立ち、ハーフで髪型は金髪ツインテール、大きな碧眼の瞳が特徴、 優れた剣の使い手で、僕と同じく『特進クラス』から普通クラスに移った、社交的で明るい性格だが、浮世離れしてる印象。
「私達と同じ元特進クラスだから、ゆうきぐらい使えると思ったのに、とんだポンコツね」
この辛辣なことを言う少女は、
来名《くるな》真名 17才
童顔で、黒髪ショートボブ、切れ長な瞳が特徴、攻撃、回復、補助
全ての魔法を使えるという魔法のエキスパート、人とあまり関わらない為、性格はあまりわからないがとても毒舌。
「おい! 要! おまえちよっとさ! 」
そう言って歩いてくる、がっしりした体格の学生服の少年は、
牧鎚《まきづち》太陽 17才
長身で短髪、基本身体能力以外取り立てて何もない荷物持ち、性格は明るく活発、元野球特待生、ただすごいやつ。
「ごめんごめん、助けるの遅れちゃって」
要さんが謝ると、太陽は
「んなことはどうでもいい! 何で! ビキニアーマーじゃないんだ! 世界観守れよ! 」
真顔で言った瞬間、来名さんが放った炎に包まれた。
「あつあつつ! 来名ごめん! お前はスク水しか無理だもんな」
そう言って、太陽は再び炎に包まれた。
それを見て、やっぱりすごいやつだと僕は思った。
「で、このあとどうするの、ゆうき、荷物持ちが荷物失ってお荷物になってるんだけど」
「そうね、まずこの先の、階段前の大広間に行ってその後どうするか決めよう」
来名さんに聞かれ要さんは答えた。
「そうねって、すこしぐらいフォローしてくれよ」
と、太陽は嘆いた。
体を登ってくるスライムに、持っている中華鍋で殴るも、その柔らかい液体状の体に跳ね返されてしまう。
「もうしょうがない! あれを使うしか......いやだめだ皆が近くにいないと」
「しようがねえなあ、スライム相手に何やってんだ、とおる」
と横から男の声がして
「えっ? 太陽か! 助けに来てくれたの......」
そんな希望をこめて、声の方を見ると
頭以外スライムに取り込まれている、悲しそうな顔をした少年が横たわっていた。
「ちょ! 太陽! 食べられてるよ! 」
「ダイジョブ、異世界に転生したらチート能力でハーレム作るから......」
「あきらめるな! 何とかするから! 」
抜け出そうとじたばたしてると、
ビュンと空気を切り裂く音がしたと思ったら、切られたスライムが四散し、続けて火球が飛んで、太陽の体にまとわりつくスライムを溶かした。
「君達、何遊んでるのかなあ、なんてね、だいじょうぶ?」
そう言って歩いてきたのは、1メートルほどの両刃の西洋剣を携えた、制服姿の少女と
「スライムに殺されかけるなんてバカなんじゃない?」
もう一人、大きな杖を手に持ち、先がとんがった大きなつばの帽子をかぶった、制服姿の小柄な少女だった。
「要《かなめ》さん、来名《くるな》さん、助かったよ、ほんとありがとう」
そう僕がお礼をいうと、
小柄な少女、来名は、つかつかと近寄って来て、
「あんた、本当に探索者になる気あるの?
そんな望んでこんなところにいるんじゃないって感じならやめなさい、まわりをいつか危険にさらすわ」
「現実はいつも残酷なんだから」
そう去り際に小さな声で言った。
「あと太陽、荷物なくしてんのになんで存在してるの」
と太陽にも続けて言っていた。
図星をつかれて、僕はなにも言い返せないまま落ち込んでいると、
「今日だけとはいえ、同じパーティーの仲間じゃない、気にしないで」
屈託なく笑いながら、話しかけてきたこの少女は、
要《かなめ》ゆうき 17才
このパーティーのリーダー。
中性的で美しい顔立ち、ハーフで髪型は金髪ツインテール、大きな碧眼の瞳が特徴、 優れた剣の使い手で、僕と同じく『特進クラス』から普通クラスに移った、社交的で明るい性格だが、浮世離れしてる印象。
「私達と同じ元特進クラスだから、ゆうきぐらい使えると思ったのに、とんだポンコツね」
この辛辣なことを言う少女は、
来名《くるな》真名 17才
童顔で、黒髪ショートボブ、切れ長な瞳が特徴、攻撃、回復、補助
全ての魔法を使えるという魔法のエキスパート、人とあまり関わらない為、性格はあまりわからないがとても毒舌。
「おい! 要! おまえちよっとさ! 」
そう言って歩いてくる、がっしりした体格の学生服の少年は、
牧鎚《まきづち》太陽 17才
長身で短髪、基本身体能力以外取り立てて何もない荷物持ち、性格は明るく活発、元野球特待生、ただすごいやつ。
「ごめんごめん、助けるの遅れちゃって」
要さんが謝ると、太陽は
「んなことはどうでもいい! 何で! ビキニアーマーじゃないんだ! 世界観守れよ! 」
真顔で言った瞬間、来名さんが放った炎に包まれた。
「あつあつつ! 来名ごめん! お前はスク水しか無理だもんな」
そう言って、太陽は再び炎に包まれた。
それを見て、やっぱりすごいやつだと僕は思った。
「で、このあとどうするの、ゆうき、荷物持ちが荷物失ってお荷物になってるんだけど」
「そうね、まずこの先の、階段前の大広間に行ってその後どうするか決めよう」
来名さんに聞かれ要さんは答えた。
「そうねって、すこしぐらいフォローしてくれよ」
と、太陽は嘆いた。
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