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第十九話
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おれたちは町に来ていた。
「さて、開拓なんだけど」
「クラフトね」
ウインドウからクラフトのメニューをみてみる。
「入手した材料から建物をクラフトできるけど......」
「それなら、さっそく材料を手に入れましょ」
家具店、木材店や石材店をガラス店を巡り、かなりの素材を集める。
これだけあればいいんじゃない。
おれたちは原野に戻ると、モンスターを倒しつつ。 木や草を刈っていく。
「これはかなりかかるな......」
「わたしはこういうコツコツしてくのもすきだけど、じゃあ、あれを使いましょ」
「あれか!」
おれたちはアラクネを倒したあと、奥の部屋でユニークアイテムを手に入れていた。
「【大地の宝玉】」
地面が波打つと、草や木々が一ヶ所にあつまった。
「すごい!」
「ある範囲の地面のオブジェクトを自在に移動させるアイテムだからね」
目に見える範囲の大地が整地された。
「まあMPの消費がはげしすぎるのが難点だね」
「それでも十分な広さを確保できた。 さあ建物をたてよう」
おれたちは手に入れた素材から一軒の家をたてた。 家具も配置する。
「このぐらいかな」
「そうだね。 あとはモンスターが来ないための壁の設置」
クラフトで遠く四方に石の壁を配置した。
「これで一応こもれる場所はできた」
「そうだね。 何かあってもここに逃げ込めばいいけど、なんか寂しいね」
「確かに」
周囲に遠く壁に囲まれて、一軒しかないのはひどく寂しく感じる。
「じゃあ、どうしようか?」
「素材もあるし、いくつか家をたてていこう」
おれたちは次の日、素材のあるかぎり家をたてた。 一応木なんかも移動させる。 それはもうひとつの町のようだった。
「これやりすぎじゃないかな......」
「うん。 お金があったから買いすぎた素材を全部使ったからね。 ......なんかもう町だね。 ここで二人で暮らすのもなんか...... 人でも呼ぶ」
「そうだね。 それならグオラスさんたちに話にいこうか」
グオラスさんに相談にいくことにした。
「これは......」
「信じられんな......」
二人は言葉もなく驚いている。
「さすがに二人で住むには広すぎるので、誰か呼んでもらえませんか?」
「それはかまわんが、せっかく二人で開拓したのにいいのか?」
グオラスさんがそうきいた。
「おれたちは争いに巻き込まれないなら、かまいませんよ」
「そうだね。 プレイヤーの私たちかがいても、ここに来てもいい人を募ってもらえたら」
「ふむ、このような立派な町なら人は殺到するだろう」
アルバさんはうなづいている。
「しかし、ここはもはや町だ。 君たちが町長になっては? 王も許可するだろう」
「そんな行政の仕事なんてわかりませんし...... そうだ! 砦の必要性はなくなったんですよね。 お二人がここを治めてくれませんか」
「我々がか......」
グオラスさんとアルバさんは互いの顔をみた。
「しかしな......」
「我らは懲罰中の身だ」
「でも人を集められて政治が行えるのはあなたたちだけ、なんとかお願いできませんか」
「ふむ......」
「そうだな。 ならば王に話をしに行ってもらえぬか。 我らでは答えが出せん」
「わかりました」
おれたちは王さまに会いに行った。
「なるほど...... そなたたちはそれでよいのか」
城にいって王さまにあう。 グラオスさんからの手紙を読んで王さまはそう聞いてきた。
「ええ、おれたちは安全に住めればかまいませんから」
「我らからすれば町ひとつただで手に入れたようなもの。 そなたたちがそう望むなら、あの二人に任せよう」
「ありがとうございます」
おれたちはグオラスさんとアルバさんに町長をしてもらうことにした。 この町テラリスに大勢の人があつまり賑やかになった。
それから一ヶ月、おれたちはこの町で静かに幸せに生活をしていた。
「あの二人は優秀だ。 あっというまに町の人をあつめた。 つくったときより立派になってる」
「税収を安くして、商人をあつめたんだって、すごい潤ってるらしいよ」
「うん、しかも更に外側に拡張もはじめてる」
「まあ、おれたちのことも町の人が仲良くしてくれてるし、感謝もされてるから安全ではあるね」
「このままここでゲームが終わるまで静かにまってようか」
そうアイがこちらをみつめる。
(確かに穏やかな日常だ...... このままここにいたい)
最近考えていたことがあった。
(ただ...... このままこの平穏が続くとは思えない)
「ここの人たちと親しくなっていくたびに、このままでいいのかなって思うんだ」
「......やっぱり、そうだね。 このままだとたぶん戦争がおこる。 そうなったら、ここの人たちだって安全とはいかない」
アイも目を伏せていう。
「......やはりシナリオを進めるしかないと思う」
「......やっぱりそういうんだね。 わかった」
おれたちは覚悟をきめてシナリオを進めることにした。
「さて、開拓なんだけど」
「クラフトね」
ウインドウからクラフトのメニューをみてみる。
「入手した材料から建物をクラフトできるけど......」
「それなら、さっそく材料を手に入れましょ」
家具店、木材店や石材店をガラス店を巡り、かなりの素材を集める。
これだけあればいいんじゃない。
おれたちは原野に戻ると、モンスターを倒しつつ。 木や草を刈っていく。
「これはかなりかかるな......」
「わたしはこういうコツコツしてくのもすきだけど、じゃあ、あれを使いましょ」
「あれか!」
おれたちはアラクネを倒したあと、奥の部屋でユニークアイテムを手に入れていた。
「【大地の宝玉】」
地面が波打つと、草や木々が一ヶ所にあつまった。
「すごい!」
「ある範囲の地面のオブジェクトを自在に移動させるアイテムだからね」
目に見える範囲の大地が整地された。
「まあMPの消費がはげしすぎるのが難点だね」
「それでも十分な広さを確保できた。 さあ建物をたてよう」
おれたちは手に入れた素材から一軒の家をたてた。 家具も配置する。
「このぐらいかな」
「そうだね。 あとはモンスターが来ないための壁の設置」
クラフトで遠く四方に石の壁を配置した。
「これで一応こもれる場所はできた」
「そうだね。 何かあってもここに逃げ込めばいいけど、なんか寂しいね」
「確かに」
周囲に遠く壁に囲まれて、一軒しかないのはひどく寂しく感じる。
「じゃあ、どうしようか?」
「素材もあるし、いくつか家をたてていこう」
おれたちは次の日、素材のあるかぎり家をたてた。 一応木なんかも移動させる。 それはもうひとつの町のようだった。
「これやりすぎじゃないかな......」
「うん。 お金があったから買いすぎた素材を全部使ったからね。 ......なんかもう町だね。 ここで二人で暮らすのもなんか...... 人でも呼ぶ」
「そうだね。 それならグオラスさんたちに話にいこうか」
グオラスさんに相談にいくことにした。
「これは......」
「信じられんな......」
二人は言葉もなく驚いている。
「さすがに二人で住むには広すぎるので、誰か呼んでもらえませんか?」
「それはかまわんが、せっかく二人で開拓したのにいいのか?」
グオラスさんがそうきいた。
「おれたちは争いに巻き込まれないなら、かまいませんよ」
「そうだね。 プレイヤーの私たちかがいても、ここに来てもいい人を募ってもらえたら」
「ふむ、このような立派な町なら人は殺到するだろう」
アルバさんはうなづいている。
「しかし、ここはもはや町だ。 君たちが町長になっては? 王も許可するだろう」
「そんな行政の仕事なんてわかりませんし...... そうだ! 砦の必要性はなくなったんですよね。 お二人がここを治めてくれませんか」
「我々がか......」
グオラスさんとアルバさんは互いの顔をみた。
「しかしな......」
「我らは懲罰中の身だ」
「でも人を集められて政治が行えるのはあなたたちだけ、なんとかお願いできませんか」
「ふむ......」
「そうだな。 ならば王に話をしに行ってもらえぬか。 我らでは答えが出せん」
「わかりました」
おれたちは王さまに会いに行った。
「なるほど...... そなたたちはそれでよいのか」
城にいって王さまにあう。 グラオスさんからの手紙を読んで王さまはそう聞いてきた。
「ええ、おれたちは安全に住めればかまいませんから」
「我らからすれば町ひとつただで手に入れたようなもの。 そなたたちがそう望むなら、あの二人に任せよう」
「ありがとうございます」
おれたちはグオラスさんとアルバさんに町長をしてもらうことにした。 この町テラリスに大勢の人があつまり賑やかになった。
それから一ヶ月、おれたちはこの町で静かに幸せに生活をしていた。
「あの二人は優秀だ。 あっというまに町の人をあつめた。 つくったときより立派になってる」
「税収を安くして、商人をあつめたんだって、すごい潤ってるらしいよ」
「うん、しかも更に外側に拡張もはじめてる」
「まあ、おれたちのことも町の人が仲良くしてくれてるし、感謝もされてるから安全ではあるね」
「このままここでゲームが終わるまで静かにまってようか」
そうアイがこちらをみつめる。
(確かに穏やかな日常だ...... このままここにいたい)
最近考えていたことがあった。
(ただ...... このままこの平穏が続くとは思えない)
「ここの人たちと親しくなっていくたびに、このままでいいのかなって思うんだ」
「......やっぱり、そうだね。 このままだとたぶん戦争がおこる。 そうなったら、ここの人たちだって安全とはいかない」
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「......やはりシナリオを進めるしかないと思う」
「......やっぱりそういうんだね。 わかった」
おれたちは覚悟をきめてシナリオを進めることにした。
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