ブラックボックス 〜禁じられし暗黒の一角〜

parip Nocturne

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第4章  破壊と再生

待ち人来ず

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 食堂を出て、街を探索する。
 あいかわらず、兵士は市民につかかっている。派手だの買すぎだの、厄介だ。旅人、冒険者に対しても同じだ。こちらに向かってくる。
 「お前達、ここで何をしている」
 偉そうに、威厳ある態度で聞いてくる。ここは歩いていても問われるみたいだ。
 「ただ、歩いているだけですが」
 「———ただ歩いているだけ、なっわけあるか。お前偵察だなー」
 「ほら…これ何て分かりますか」
 ディープシーブルの革を見せる。
 「お前…どこでこれを盗んできた」
 兵は神妙な面持ちで囁くようにいやらしく言う。
 「狩ったんですよ。冒険者ですから」
 「———買ったのか、そうかそうか、それじゃあどこの商人だ、言ってみろ」
 兵士は、商人から金をせしめたいようだ。
 「わかった…まず、ディープシーブルの知識はあるの」
 「———ああ…確かー銀等級が金等級だろう。そんなこと誰でも知っている」
 「それじゃあ、この革がどれだけ貴重かわかるよね。それを売る商人もバレずに買ってさばきたいはずだ」
 わかるよねの所で兵士は眉をピクッと動かしたが金持ちそうな商人の話を聞き上機嫌になる。
 「それじゃあ、話すけど、その商人に会うためにはある条件がある。人いるに言いふらさない、密約する所には3日居ないといけない、商品は必ず持っていかなければいけない。覚えましたか」
 「ああ、覚えた。それでどこだその場所は」
 兵は金の事でいっぱいだ。朝にでもいくだろう。
 「ああ、あと商人には護衛として魔法使いが着いている。その魔法使いは何もかも見透かす魔法と、どこからでも暗サツできる魔法を持っている。絶対守った方がいいですよ」
 アーウェンはそう言い、人がいないような通路に行く。
 (シェルマン(山)の深い森の中です)
 兵に囁く。
 (シェルマンだな…よしわかった)
 兵はそのままどこかに行ってしまう。
 「本当に良かったんですか…」
 バニラが心配そうに言う。
 「うん、いいんじゃない。これ、子供の頃よくやってたんだ。これは推理ゲーム。出題者は相手に全て真実だと思わせなくてはいけない。相手はその出題の内容にどこが嘘なのか暴かなければいけない。ちょっと、嘘を入れるのかほぼ全部嘘なのか判断するゲーム。それで大前提としてどんなことがあっても自分の身は自分で守るこれはタヒんだわって時も何とかする。他のものは手を出さないこれがルール」
 アーウェンがハニカミながら言う。街をぶらぶらして夜が近づく。あれから、兵にも止められずのんびり過ごせた。
 
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