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西の地 BOSSサラトとの出会い
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トキノは自分の事を勝利の女神と言っていた。
ラウルと罵り合っている姿は、どうにも女神には程遠い気がする。
(このラウルとかいう男に何か探られる前に……この場所を離れよう)
ハルキは歩き出した。
「何をやっている、ラウル」
その声にハルキは振り返る。
さっきまで中央付近にいたサラトが、こちらに向かって歩いて来ていた。
トキノは一瞬で、少女のトキメキを胸に秘めた人物に早変わりだ。
スキスキオーラを身にまといながら、
「あっ!BOSS……ラウルさんが、窓から滑って落ちてしまったのですわ」
と答え、ラウルの方を向くと
「あのぅ、大丈夫でございますか?」
心配でたまらないという表情で声をかけた。
「………………」
眉を寄せ、呆れ顔のラウル。
ハルキの存在に、サラトが気付いた。
「誰?」
その声は、そっけない。
ハルキが答える前に、トキノがハルキの服の襟首を掴みながら引っ張り、照れた様子で答える。
「あの、あの、コレ、ミナっていうんです。えっとぉ、今日来たばかりで…」
声はとてつもなく可愛らしいが、やる事が大雑把。
その事に、本人は全く気づいていないのだろうが。
「そうか……連絡は受けていたな」
サラトは事務的に言うと、
「ラウル、遊んでいるなよ、行くぞ!」
きびすを返し、遠ざかって行った。
(あの男のどこが良いんだよ、ミズキ)
ハルキは去っていくサラトを見ていた。
「キャーァン!!サラト様と話しちゃったわぁあん」
またもや耳元で大声!
目をつぶって耐えようとしたハルキの首に、喜び中のトキノが腕を回して飛び付いた。
「あぁん、私もう、もう、ダメェ~」
サラトの去っていく窓の方にトキノが乗り出したので、危うく2人は窓の外に落ちそうになった。
(だめなのは、その行動だよ!!)
と内心、ツッコミを強く入れたハルキだった。
部屋に案内された後、ハルキはトキノと食堂へ向かう。
広い食堂の奥で、男達が夕食を食べていた。
女達は忙しそうに食べ物を運んでいる。
「ミナ、貴方も明日から忙しくなるわよ~夜の相手に選ばれる事がないから、朝も働いても大丈夫よね」
トキノはふふっと微笑んだ。
「夜の相手…」
ハルキがつぶやいた声が聞こえたようで、トキノが答えてくれた。
「そうよ~指名を受けた女は、夜にサラト様の部屋を訪れるの。でも、サラト様っていつも決まった女しか呼ばないのよね」
非常に残念そうだ。
「決まった女って誰……?好きな人が居るの?」
「どうして、私を選んでくれないのかしら?って思っていたの。そしたらサラト様ったら、つまんない女達しか選ばない事が分かったのよぅ」
トキノは嫌そうに、部屋に居る女たちを指差しながら名前を呟いている。
「私の集めた情報では5人いるわ。全員大人しい、つまんない女!」
あり得ないでしょ?と言わんばかりに、両手を広げて上に向け、首を傾げたポーズをした。可愛らしいポーズだけれど、目が怖い。
……反対意見など、言ったら何をするか分からない目をしている。
「サラト様って清楚な女が好みかな~って思ってたんだけど、それだったら私が1番に選ばれないのおかしいじゃない?」
(清楚……)
トキノはご飯を食べている時まで、ハルキの隣で喋り続けていた。
「ねえ、ミナのいた北の地でもBOSSは決まった女を夜に呼ぶの?まあ、あなたはまだ、呼ばれたことがないだろうけど」
話に夢中で、口から食べてるものが見え隠れしている……。
(清楚って言葉の使い方は、ここでは違うのか??)
「……成熟した女はここほど居ないから、好きな時に、好きな人数呼んでいた。全員BOSSの女だったし」
トキノの瞳がキラキラした。
「えっ!ぜ、全員なの?うそ、うそぉ!羨ましい」
にやにやしながら頬を染める。
全員一度に呼ぶこともあったと聞き出すと、トキノはもう興奮で倒れそうな勢いだ。
「羨ましい?」
ハルキは不思議な気分だ。
「女が男を選べないなんて、おかしいと思ったことはないのか?」
嬉しそうにしているトキノに、モヤモヤする。
「そしたら、私もサラト様に……あぁっ!」
彼女の妄想は、何処まで行ってしまったのだろう。止まらないようだ。
バターンとその場に倒れてしまった。
そして、周りにいた女達によって運ばれて行った。
困惑しながら、それを見送ったハルキ。
「ねぇ、あなた……変な事を言うのね」
声をかけてきた女は、まるで不思議なものを見るような目でハルキを見つめていた。
「男のかたが女を選ぶのは、当たり前の事なのに……」
よく顔を見ると、さっきトキノが指差した“サラト様に呼ばれる夜の相手“5人のうちの1人だった。
「……抱かれたくもない男に抱かれるのは、嫌じゃないのか?」
それは、幼なじみのミズキが言ってた言葉。
「まぁっ!なんて事……」
女は細く整えた眉を寄せて、強い口調になる。
「はしたないこと!運命を受け入れるのは、女として当たり前なのに」
そして、じっとこちらを見て、睨んでくる。
「それにあなた、まだ成熟していないじゃありませんか。こんなことでは後々困った事にならないか、心配ですわ」
女は口元に手を当てて、なんだかんだと一方的に文句を言ってくる。
自分のようにあるべきだと。
「サラト以外に抱かれたら、嫌じゃないのか!?」
ハルキは苛立っていた。
「まぁ!サラト様と言わなくてはいけませんよ?」
女は頭を軽く振る。
「前の産期では、他の男のかたに選ばれました。不満などありませんでしたよ。そういうものです!」
ガタン!
ハルキは勢いよく立ち上がると、その場を離れた。
これ以上、ここで話をしたら何を言ってしまうかわからなかったから。
(なんで、こんなに苛立っているんだ俺は。ミズキのこと聞くチャンスだったのに……)
翌日、ご飯を運ぶハルキに近づいて来たトキノは、嬉々として言った。
「ミナ~あんたって凄い!あのリイと喧嘩したんだって?」
「嬉しそうだね、トキノ……喧嘩って何?」
昨夜は、森のざわめきの代わりに、ゴーゴーと絶え間なく聞こえてくる川の音によって、睡眠不足だった。
「隠さなくたっていいわよぅ」
右手で頭を抑えながらトキノの高めの声を聞く。
「リイのやつ、サラト様に言いつけたらしいのよ?ミナが言ってた事をさぁ。嫌なやつよね~まったく」
話が見えてきた。
昨日、話をした女は、リイという名らしい。
(夜の飯の時に話をしたのに、情報が早いな)
「あぁ…そうか。夜、呼ばれた時に話をしたのか」
ふと、そんな事をつぶやいたものだから、
「嫌~そんなこと聞きたくないいいーっ!!!!」
トキノは耳を塞いで走って行ってしまった。
またもや、ミズキのことを聞きそびれてしまったハルキは遠い目をした。
「なんだこれは」
不快そうな声が聞こえ、振り返ると男が床を指差してハルキの方を見ている。
どうやら、トキノが走って行く時に持っていた皿を落として行ったらしい。
皿は割れて飛び散っていた。
「早く片付けろ!」
(なんで俺が……)
しゃがんで、渋々拾い始める。
視線を感じてチラリと見上げると、横を通るサラトが。
サラトは冷たい視線を向けると、すぐに通り過ぎて行ってしまった。
(なんだあいつ……あいつの何処がいいっていうんだよ、ミズキ)
「変わってるな、お前」
破片を拾い片付け、移動しようとしたハルキに声をかけてきたのは、昨日のラウルという男だった。
(確か、No.2の男……)
「女が男を選ぶべきだって、言ったんだって?」
微笑みながら言う。
視線が2人に集まった。
「……そうは言ってない。男が一方的に女を選ぶのは、どうかと思っているだけで」
周囲から大爆笑が起こった。
そして、次々と強い口調の声が上がる。
「何考えてやがるんだ!女のくせに」
「一人前の大人になってから言うんだな」
「誰も、お前なんて相手にしやしねえぜ」
「可愛いからって、調子に乗ってるんじゃねえぞ」
(うるさい…)
寝不足の頭のせいで、余計にイライラがつのる。
その時、声が。
「静かにしろ」
言葉の主、サラトの一言で静まり返る。
「守ってもらわなくては、生きていけないくせに、偉そうな言動をするな」
サラトの言葉に、イライラする。
(ミズキはこんな男を好きだったのか?)
「……力が強いからって、男だからって、そんなに偉いんですか?」
抑えられず、つい言い返してしまう。
「BOSSに向かって何を言ってるんだ、この女は!」
サラトの近くの男が怒鳴っている。
「ここに居たければ、その考えを改めるんだな。でなければ、出て行ってもらおう」
サラトの冷たい言葉。
ムカムカと苛立ってくるハルキ。
だけど、何も言い返せない。
ミズキを殺した奴を見つけるまでは、ここを出て行くわけにはいかない。
(女を見下すのが当たり前なのは、どこも同じなんだな)
ハルキは黙るしかなかった。
ラウルと罵り合っている姿は、どうにも女神には程遠い気がする。
(このラウルとかいう男に何か探られる前に……この場所を離れよう)
ハルキは歩き出した。
「何をやっている、ラウル」
その声にハルキは振り返る。
さっきまで中央付近にいたサラトが、こちらに向かって歩いて来ていた。
トキノは一瞬で、少女のトキメキを胸に秘めた人物に早変わりだ。
スキスキオーラを身にまといながら、
「あっ!BOSS……ラウルさんが、窓から滑って落ちてしまったのですわ」
と答え、ラウルの方を向くと
「あのぅ、大丈夫でございますか?」
心配でたまらないという表情で声をかけた。
「………………」
眉を寄せ、呆れ顔のラウル。
ハルキの存在に、サラトが気付いた。
「誰?」
その声は、そっけない。
ハルキが答える前に、トキノがハルキの服の襟首を掴みながら引っ張り、照れた様子で答える。
「あの、あの、コレ、ミナっていうんです。えっとぉ、今日来たばかりで…」
声はとてつもなく可愛らしいが、やる事が大雑把。
その事に、本人は全く気づいていないのだろうが。
「そうか……連絡は受けていたな」
サラトは事務的に言うと、
「ラウル、遊んでいるなよ、行くぞ!」
きびすを返し、遠ざかって行った。
(あの男のどこが良いんだよ、ミズキ)
ハルキは去っていくサラトを見ていた。
「キャーァン!!サラト様と話しちゃったわぁあん」
またもや耳元で大声!
目をつぶって耐えようとしたハルキの首に、喜び中のトキノが腕を回して飛び付いた。
「あぁん、私もう、もう、ダメェ~」
サラトの去っていく窓の方にトキノが乗り出したので、危うく2人は窓の外に落ちそうになった。
(だめなのは、その行動だよ!!)
と内心、ツッコミを強く入れたハルキだった。
部屋に案内された後、ハルキはトキノと食堂へ向かう。
広い食堂の奥で、男達が夕食を食べていた。
女達は忙しそうに食べ物を運んでいる。
「ミナ、貴方も明日から忙しくなるわよ~夜の相手に選ばれる事がないから、朝も働いても大丈夫よね」
トキノはふふっと微笑んだ。
「夜の相手…」
ハルキがつぶやいた声が聞こえたようで、トキノが答えてくれた。
「そうよ~指名を受けた女は、夜にサラト様の部屋を訪れるの。でも、サラト様っていつも決まった女しか呼ばないのよね」
非常に残念そうだ。
「決まった女って誰……?好きな人が居るの?」
「どうして、私を選んでくれないのかしら?って思っていたの。そしたらサラト様ったら、つまんない女達しか選ばない事が分かったのよぅ」
トキノは嫌そうに、部屋に居る女たちを指差しながら名前を呟いている。
「私の集めた情報では5人いるわ。全員大人しい、つまんない女!」
あり得ないでしょ?と言わんばかりに、両手を広げて上に向け、首を傾げたポーズをした。可愛らしいポーズだけれど、目が怖い。
……反対意見など、言ったら何をするか分からない目をしている。
「サラト様って清楚な女が好みかな~って思ってたんだけど、それだったら私が1番に選ばれないのおかしいじゃない?」
(清楚……)
トキノはご飯を食べている時まで、ハルキの隣で喋り続けていた。
「ねえ、ミナのいた北の地でもBOSSは決まった女を夜に呼ぶの?まあ、あなたはまだ、呼ばれたことがないだろうけど」
話に夢中で、口から食べてるものが見え隠れしている……。
(清楚って言葉の使い方は、ここでは違うのか??)
「……成熟した女はここほど居ないから、好きな時に、好きな人数呼んでいた。全員BOSSの女だったし」
トキノの瞳がキラキラした。
「えっ!ぜ、全員なの?うそ、うそぉ!羨ましい」
にやにやしながら頬を染める。
全員一度に呼ぶこともあったと聞き出すと、トキノはもう興奮で倒れそうな勢いだ。
「羨ましい?」
ハルキは不思議な気分だ。
「女が男を選べないなんて、おかしいと思ったことはないのか?」
嬉しそうにしているトキノに、モヤモヤする。
「そしたら、私もサラト様に……あぁっ!」
彼女の妄想は、何処まで行ってしまったのだろう。止まらないようだ。
バターンとその場に倒れてしまった。
そして、周りにいた女達によって運ばれて行った。
困惑しながら、それを見送ったハルキ。
「ねぇ、あなた……変な事を言うのね」
声をかけてきた女は、まるで不思議なものを見るような目でハルキを見つめていた。
「男のかたが女を選ぶのは、当たり前の事なのに……」
よく顔を見ると、さっきトキノが指差した“サラト様に呼ばれる夜の相手“5人のうちの1人だった。
「……抱かれたくもない男に抱かれるのは、嫌じゃないのか?」
それは、幼なじみのミズキが言ってた言葉。
「まぁっ!なんて事……」
女は細く整えた眉を寄せて、強い口調になる。
「はしたないこと!運命を受け入れるのは、女として当たり前なのに」
そして、じっとこちらを見て、睨んでくる。
「それにあなた、まだ成熟していないじゃありませんか。こんなことでは後々困った事にならないか、心配ですわ」
女は口元に手を当てて、なんだかんだと一方的に文句を言ってくる。
自分のようにあるべきだと。
「サラト以外に抱かれたら、嫌じゃないのか!?」
ハルキは苛立っていた。
「まぁ!サラト様と言わなくてはいけませんよ?」
女は頭を軽く振る。
「前の産期では、他の男のかたに選ばれました。不満などありませんでしたよ。そういうものです!」
ガタン!
ハルキは勢いよく立ち上がると、その場を離れた。
これ以上、ここで話をしたら何を言ってしまうかわからなかったから。
(なんで、こんなに苛立っているんだ俺は。ミズキのこと聞くチャンスだったのに……)
翌日、ご飯を運ぶハルキに近づいて来たトキノは、嬉々として言った。
「ミナ~あんたって凄い!あのリイと喧嘩したんだって?」
「嬉しそうだね、トキノ……喧嘩って何?」
昨夜は、森のざわめきの代わりに、ゴーゴーと絶え間なく聞こえてくる川の音によって、睡眠不足だった。
「隠さなくたっていいわよぅ」
右手で頭を抑えながらトキノの高めの声を聞く。
「リイのやつ、サラト様に言いつけたらしいのよ?ミナが言ってた事をさぁ。嫌なやつよね~まったく」
話が見えてきた。
昨日、話をした女は、リイという名らしい。
(夜の飯の時に話をしたのに、情報が早いな)
「あぁ…そうか。夜、呼ばれた時に話をしたのか」
ふと、そんな事をつぶやいたものだから、
「嫌~そんなこと聞きたくないいいーっ!!!!」
トキノは耳を塞いで走って行ってしまった。
またもや、ミズキのことを聞きそびれてしまったハルキは遠い目をした。
「なんだこれは」
不快そうな声が聞こえ、振り返ると男が床を指差してハルキの方を見ている。
どうやら、トキノが走って行く時に持っていた皿を落として行ったらしい。
皿は割れて飛び散っていた。
「早く片付けろ!」
(なんで俺が……)
しゃがんで、渋々拾い始める。
視線を感じてチラリと見上げると、横を通るサラトが。
サラトは冷たい視線を向けると、すぐに通り過ぎて行ってしまった。
(なんだあいつ……あいつの何処がいいっていうんだよ、ミズキ)
「変わってるな、お前」
破片を拾い片付け、移動しようとしたハルキに声をかけてきたのは、昨日のラウルという男だった。
(確か、No.2の男……)
「女が男を選ぶべきだって、言ったんだって?」
微笑みながら言う。
視線が2人に集まった。
「……そうは言ってない。男が一方的に女を選ぶのは、どうかと思っているだけで」
周囲から大爆笑が起こった。
そして、次々と強い口調の声が上がる。
「何考えてやがるんだ!女のくせに」
「一人前の大人になってから言うんだな」
「誰も、お前なんて相手にしやしねえぜ」
「可愛いからって、調子に乗ってるんじゃねえぞ」
(うるさい…)
寝不足の頭のせいで、余計にイライラがつのる。
その時、声が。
「静かにしろ」
言葉の主、サラトの一言で静まり返る。
「守ってもらわなくては、生きていけないくせに、偉そうな言動をするな」
サラトの言葉に、イライラする。
(ミズキはこんな男を好きだったのか?)
「……力が強いからって、男だからって、そんなに偉いんですか?」
抑えられず、つい言い返してしまう。
「BOSSに向かって何を言ってるんだ、この女は!」
サラトの近くの男が怒鳴っている。
「ここに居たければ、その考えを改めるんだな。でなければ、出て行ってもらおう」
サラトの冷たい言葉。
ムカムカと苛立ってくるハルキ。
だけど、何も言い返せない。
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